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はてなキーワード: 鳥山明とは

2009-10-24

吾妻ひでおの思ひで

俺は三十歳なんだが、吾妻ひでおといえば、私の記憶小学校高学年の頃(1989年ごろ)に読んだ新井素子SF作品の挿絵を思い出す。

当時、それはすでに図書館に格納されて5年以上経った古い書物であり、新井素子の「絶句……」や共著「ひでおと素子の愛の交換日記」に挿絵を描く吾妻ひでおは、例えば萩尾望都楳図かずおと同じような「70年代という過去」の作家だった。手塚治虫藤子不二雄横山光輝ちばてつや歴史に残るような過去漫画家で、高橋留美子鳥山明ゆうきまさみ過去に1作のヒットがある実績のある漫画家で、冨樫義博青山剛昌椎名高志が気鋭の新人だと思っていた頃のことだ。ロードス島戦記リプレイはやってたけれど、テーブルトークRPGはさほど流行しておらず、カードゲームといえば「モンスターメーカー」しかなく、ライトノベルという分類はまだなく、スニーカー文庫が創刊されたかどうか、富野由悠季ガンダム小説を書いていたのが唯一アニメ小説だった頃。おれら小学生が争ってドラクエ3を遊んでいた頃の話だ。

それから二十年経って、あのころ新井素子を読んでいた俺は、「サマーウォーズ」を見てぼろぼろと泣く微妙な大人になったけれど、吾妻ひでおは相変わらず二十年前と同じようなスタンスで「けいおん!」を見ていて、俺はそれがすごく嬉しいのだった。

今回の騒動は、海のトリトンを見て育ち、イデオンとかダンバインが好きだったうちの母(幼稚園に入る前の頃に俺は毎週イデオンを見せられていたらしい。記憶してなくて本当によかった)が、俺が中学の頃にはまっていた「ぼくの地球を守って」を読んで、「なんだ。こんだけ長いのに、ただの痴話喧嘩じゃない」と言い放ったのに対する反発みたいなもんかなあと、なんとなく思う。その後母が俺に勧めてきたのは「百億の昼と千億の夜」であって、まあなんだ、昔はものを思わなかったことであるなあ。

なんか、日記を読むと「俺は吾妻ひでおは知らないけど、「けいおん!」に関するコメントは分かるぜ」とか「むかつくぜ」みたいなのばっかりなので、ちょっと気になっていた。俺よりあと十歳年上の人なら、こんなすれ違いのような世代の話としてじゃなく、吾妻ひでおの最盛期を知る人の話として語れるような気がするんだけど、その世代の人はたぶんカジュアルに「けいおん!」を見てはいないんだろうなあ。

そういう「オタクもすでに2~3世代を重ね、ファンの世代がすでに分断されているのに、作家本人はその断絶を乗り越えた場所にいる」という意味でも、吾妻ひでおの今回の発言は「すげえな、おっさんいくつだよ」と思ったわけだが、そういう「長い時間感覚」はどうしても若い人には伝わりづらく、そこが非常にはがゆく感じるので、俺はこうして増田に描いたわけだ。

2009-08-17

http://anond.hatelabo.jp/20090817223746

まあ、良い意味での進化だったら、言われない言葉ではあるわな。

けど、所詮止められない物なんだよね。

むしろ、今取りいれられる、より良いものがあるのならば、

もう劣化してしまったドラクエ”らしい”もの、は捨てても良いのかもしれない。

鳥山明とかね。

2009-07-26

http://anond.hatelabo.jp/20090726220636

悟空髪型とか正確な3D構造もってなさそうなのに違和感あんまりないな。素晴しい。

でも逆に気になったのが、ヂュアルマスター(新作)との違い。

キャラが右向きから左向きに向きが変る時とか、

3D構造が明確にわかるシーンに違和感感じたんだよね。

さっきも書いたけど、違和感

従来のアニメ絵が正確な3D構造もってなくて人間感性デフォルメしてたからだと思っていた。

ドラゴンボウールは違和感あまりカンジなかった。

鳥山明は正確な3D構造を書いていたのかな?

あるいはムービー短いから、問題を感じかなったのか。

2009-07-19

http://anond.hatelabo.jp/20090719002811

鳥山明の事かー!!

最近は知らないけど、模型雑誌(モデルグラフィックだったと思う)に作品写真を投稿してたりしてたんですよね。

2009-06-11

http://anond.hatelabo.jp/20090611100753

劣化鳥山絵のやおい漫画家ならいたけどなぁ。

鳥山明エロ書いても全然エロくないだろうから、そこでこそ同人にがんばってほしい。

http://anond.hatelabo.jp/20090611040315

要するに「鳥山明はヒマだったらドラクエエロ漫画描いてくれ」と言いたいわけだな。

2009-06-04

もちおみたいなスネオが発言力を手に入れたら

ある豆知識を紹介するブログがあって大変参考になるのでお気に入りにしてたんだが

それほどアクセスはないらしく、コメントも1記事に2,3と言ったところだった

それが大手サイトリンクがはられてアクセス爆増

管理人は驚きの記事を書いていたが、マイペースで頑張りますみたいなことが書かれていた

しかし、それからすこしして、それまで一切していなかった政治の話をし始めたり

民族宗教など、読者に対して啓蒙的記事が多くなった

確信は持てないが、アクセスの増大が、著者を変えたのではないかと思っている

僕は、前のブログが好きだったので残念な事だと思った


はなしは漫画うつるんだが

藤子F不二雄のすごさは子供にたいして漫画を描き続けたことだと聞いた事がある

あるていどの発言力を手に入れると、とたんに偉そうなことを言いたがったり

社会風刺的漫画を描きたがる漫画家が多いらしい

これは漫画に限らずで、大人という生き物はそういうものなのだそうだ

だからこそのF先生のすごさなのか

そういう意味で言うと鳥山明は凄いのかも知れないとおもった


だから、もちおですよ

ネットって怖いなと思うわけ

はてなみたいな中途半端サービスで調子に乗っちゃった

本もたくさん売れてしまった

しかもあの世界の任天堂の岩田社長糸井重里鼎談したじゃない?

メンツ見て正直もちおは場違いなやつだなと思ったの。

でもまぁ岩田社長は、はてな使ってますよとかファンでユーザーですって立場みたいだから

それもアリなのかなと思った。

でも、これでもちおは勘違いを加速したのかも知れない。

俺は発言力があるぞって

俺が言えばみんな頷いてくれるんじゃないかって


でも冷静になって、はてなみてみなよ

こんな中途半端で、きもいオタしか使わない、人気が頭打ちのサイト

海外に行ったらどうにかなるなんておもうの?

きみはピンクレディー


結局うごメモが大ヒットじゃない

灯台もとぐらしじゃない

任天堂に寄生しなよ

スネオスネオらしく生きるべきだよ


まとまり無くなにがいいたいか分からない文章ですが読んでくれてありがとう

2009-04-28

http://anond.hatelabo.jp/20090428105406

パチンコ受けていくらもらえるのか知らんけど、このテの話になると鳥山明がやたら英雄視されてなんだかなーと思う。

ロイヤリティがなんぼあっても、彼にとっちゃ鼻糞だろうし。

2009-03-05

うわぁ……

マジコンを販売するとゲーム業界が衰退するじゃん。

でも鳥山明の絵が転載されても鳥山明の絵が衰退するとかないじゃん。

で、後段の壁紙とかグラビアについての話については?

マジコン販売と鳥山明転載の決定的な違い

http://anond.hatelabo.jp/20090303184207

マジコンを販売するとゲーム業界が衰退するじゃん。

ゲームが売れなくなって予算がなくなってゲームがつまらなくなるじゃん。

ゲームクリエイターの人たちも給料少なくなって生活できなくなるじゃん。

ゲーム業界の人たちがすげえ怒ってんじゃん。

怒ってるのにいつまでもマジコンで遊んでる奴らがいるわけじゃん。

でも鳥山明の絵が転載されても鳥山明の絵が衰退するとかないじゃん。

まあ薄給新人漫画家とかならまだしも鳥山明ならべつにそんなことないじゃん。

それに鳥山明って絵が転載されても怒って無いじゃん。

怒ってたらまあ転載やめろってみんな言うんだけど怒ってないじゃん。

だとすると別によくねって感じになるじゃん。

マジコン販売と鳥山明の絵を転載することを同じだって言ってる人はなんかおかしいじゃん。

2009-03-03

マジコン画像スレニコニコ動画はてブ

とりあえず画像OFFでの閲覧を推奨しますけれども。

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://anchor18.blog77.fc2.com/blog-entry-195.html はてブの反応がマジコンの話題と全然違う。鳥山明さんのイラストを1円も払わずに見て喜んでる人たちと、マジコンに怒っている人たちは重なっていないのでしょうが、マジコンに怒った人は、こっちにも怒るのが道理。

結局、何なのかというと、自分も(時々)やってることは、規制されたくないんだな。自分が絶対にやらないことなら、ガンガン規制しろ、っていう。身勝手なんだよ。Googleストリートビューオプトアウト方式に文句をいっている人は、「事前に著作者の許可を取れ」と、ここでもいうべきなんじゃないの。

鳥山明さんの画集はいま、品切れになっています。新刊で買いたくても買えないのかもしれない。でも、画集再販されたらアップロードをやめるとは、とても思えない。

ともかく、そりゃもちろん、何でもかんでも言及する暇は誰にもないが、ブクマが100ついたら4人や5人くらいは怒っていいんじゃないのか。現状は、私の感覚では、あまりにもアンバランス

まあ、イラストとかだと、まだマシなんだけど(稀に怒る人がいる)、風景女性写真はホントひどい。数百人もブクマして、誰一人、著作権とかいわないの。一体どこの誰がボランティア世界中を飛び回って素晴らしい写真を撮影してくれるのでしょうか。(もしボランティアでも著作者名くらい表示すべき)

Tumblrリブログする人々への反発を読んだときも、同じようなことを考えていました。今般のマジコンの話題を見るに、はてブ民は「仲間」だけでなく、ゲームソフト開発会社の権利にも敏感な様子。

でもカメラマン著作権や、モデル芸能人肖像権には相変らず無頓着なんですね。2chまとめブログなどの画像まとめ記事に多くのブクマが集まっていたりするけれども、隠し撮りっぽい画像に対する「盗撮許せない」の声はあっても、カメラマン著作権モデル肖像権を問題視する意見は全く見かけない。

一体どこの誰がスタジオ衣装を用意して、メイクして、照明を当てて、写真を撮影していると思っているのか。カメラマンモデルも、無料勝手にばら撒かれたくて写真製作したわけがない。

AV女優人権はないとか嘯いたという犯人たちには怒りの声が上がったのに、金目当てで脱いだ女優画像なんか無料で流しても心は痛まない、みたいな発言にはロクに反論がなされない。空気読め、みたいなね。程度の差はあれ、後者だって十分ひどいのに。まあ、かくいう私も初めて書いたわけだけど。

単に優先順位の問題なのだと信じたいところですが、しかし優先順位というならね、世間の9割方の人間ダメといってるマジコンより、過半数の人間著作権を想起すらしない風景写真系の画像まとめスレ(+デスクトップの背景用画像まとめスレ)とかの方が、よっぽど危機的なんじゃないかと私は思う。

インターネット無料エロ画像が放流されてるのを探したことがある」とか、何の後ろめたさも感じさせずに話す連中が世の中には多すぎると思いません? 本当にみんな胸を張ってマジコンユーザーを嘲笑できるのか。ジャンルが違うだけで、実態は同等の犯罪者なんじゃないの。

権利者が削除要請しないからいけない、権利に胡坐をかく権利者は権利を剥奪されるのだ……あー、はいはい。それはそうかもしれませんが、実際に削除要請をしたら大勢が堂々と反発してみせたというのがニコニコ動画で起きたこと。許せない、とか、もうDVD買わない、みたいな脅迫とか。

権利者は、単にもう絶望してるんだと思う。だったら市場から退出しろ、っていうなら、マジコンユーザーを客と認識していないスクエニは許せない、みたいな意見と何が違うのか。

2009-03-02

http://anond.hatelabo.jp/20090301034255

ミクロ意味で十分。

というか、それは本当にミクロなのか?

君のミクロ認識はどれほど現実に即しているか?

なにより、自身がそもそもミクロ存在なので、ミクロ意味で十分ではないか。

私が火星に降り立つ事はないだろう。月ですら、成層圏を越えることすらないだろう。

それどころか、地球上で行った事のある範囲など、極々わずかだ。

ガガーリンですらどれほどの土地を見たのだろうか。そして、陸地より海中の方が広大だ。

得た知識も乏しい。物理の最新理論など知らない。増田の全記事すら把握していない。

しかし、ニュートン相対性理論を知らずして死んだ。コペルニクスビッグバンを知らずして死んだ。

彼らは無意味であったろうか。

シェイクスピアドラゴンボールを知らずに死んだ。

シェイクスピアは君にとって無意味だろうか。鳥山明は君にとって無意味だろうか。

近藤淳也は?有村悠は?君の友人は?君の母は?

君の意味は君だけで決まるのだろうか。

君にとって意味ある人々は、宇宙人類全体とどれほど関係あるだろうか。

君は君の手の届く範囲で意味を見つければよいのではないか。

君は君の手の届く範囲のことをどれほど知っている?

君の周りには君の知らない仕事や君の知らない人生や君の知らない事に意味見出している人々がいるのではないのか?

一年前、サブプライムローンを知っていたか?

十年前、Webの何を知っていたか?

手の届く範囲が狭すぎるから無意味と感じる前に、手の内をよく見てみよう。

君の手の内がすべて無意味かどうか。君の知らないところに意味がないか。

近くにこそ意味が隠れていないか。

少なくともあなたの文章を何千人もの人が読み、何百人もの人が考え、何十人の人が言葉を残した。

彼らにとってあなたは全くの無意味だろうか。あなたにとって全くの無意味だろうか。

有意と無意の境は何処だろうか。

まんがを読んだ昨日の時間無意味だっただろうか。

この文を書いている今の時間無意味だろうか。

ただ単に、それに比べてより意味のある、より意味のない事があったかもしれないだけではないだろうか。

しかし、それは結局誰にも分からないだろう。

なぜなら、昨日まんがを読まなかった自分も、今これを書いていない自分もいないのだから。

なんに対して無意味なのか、何に対して有意味なのか。

結局、目的や結果が欲しいのだろう。物事を関連付けなければいられない、人の性なのだろう。

人生の目的意味と結果が知りたいだけなのだろう。知っている事象同士の関係性を、知らぬ事象との関係性を、とにかく何かを知りたいのだろう。

それに意味があろうとなかろうと。

と言う私に、

「だから君って人は云々」

と机を叩きながら言ってくれる可愛い子がいないかな。

2008-12-07

実写版「ドラゴンボール製作総指揮

 何かと話題の絶えないハリウッド実写版ドラゴンボール

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1190464.html

「やはり原作者チェックは不可欠だと思い知らされた一幕」

「こんなんじゃ鳥山先生がかわいそうだよ」

「これは酷い 原作レイプ

「なんでアメリカ人って原作無視してるとしか思えない映画作りするの?」

とか。

 しかし、ちょっと待ってほしい。

http://ro69.jp/blog/cut.html?2008/12/04

 製作総指揮のクレジットには、鳥山明大先生のお名前が!

だということです。


さすが鳥山明大先生!おれたちにできない事を平然とやってのけるッ

そこにシビれる!あこがれるゥ!

2008-08-18

http://anond.hatelabo.jp/20080817105113

転載が問題なのは、転載したものが自分が描いたと言う場合が多いこと。

鳥山明の描いた絵をコピーしてきて、自分の絵だといっている同人があったら、それは問題外だが、そんなやつはいない。

でも、二次創作の作品は、コピーしたり転載して、それを自分のコンテンツかのように振舞う奴が多い。

元増田は、意図的に論点をずらしてるよな。

2008-08-14

http://anond.hatelabo.jp/20080814153214

鳥山明自身そう思ってんだって。作中で書いてるし、非ドラゴンボールヒーローキャラとして「ミスターサタン」を活躍させている。

サヨの電波馬鹿にしてるつもりで、逆にウヨがフルボッコってのは、今回の例示にはふさわしいかもな。

(追記)

http://anond.hatelabo.jp/20080814155256

あ、うん、そういう意味では右翼左翼の話じゃねえのかもね。「ネットウヨ」に多いタイプの話の進め方だとは思ったけど、ちゃんとした右翼からすりゃこんなのと一緒にすんなってなもんだよな。ごめん。

2008-08-03

http://anond.hatelabo.jp/20080803163509

プロってもピンからキリまでいるだろうよ。

そりゃあ尾田栄一郎鳥山明ジュビロみたいなのは同人作家とは一線を画すけど、

電撃とかコンプとかまんがタイムきらら作家なんて、同人と大してかわらねーだろ。

同人含めた漫画なんて手前の好き嫌いで評価しちゃっていいと思いますー

http://anond.hatelabo.jp/20080803154123

元増田だよ。同人誌価値云々は人それぞれだろうしいいんだけど、

元ネタを素材扱いなのはいくらなんでも失礼じゃね?そこだけ気になった。

あと俺が一番言いたいのは↓だけね。

二次創作品に鳥山明尾田栄一郎ジュビロが描く様な作品は生まれない”

同人の話

原作への愛を持ってエロ同人を描き、結果売れる人もいる

原作への愛を持ってエロ同人を描き、結果売れない人もいる

原作への愛なんてサラサラなくて流行に合わせて描いて儲けちゃう人もいる

原作への愛なんてサラサラなくて流行に合わせて描いて儲けようと画策するんだけどうまくいかない人もいる

そんな感じに、非エロ系も含めて十人十色意図をもった同人作家達が混在するもんだから、

二次創作自体、否定も肯定もしようがない気がする。

ただ個人的には、元ネタ>>>>>>(超えられない壁)>>>>>>二次創作なんだよなあ。

同人誌ってのはそれを許容できる、オタク系の資質を持っている人の手元にしか届かないし、読んで面白いとも思われない。

どんだけ同人作家キャラクターの魅力を原作者以上に引き出せようが、元ネタ存在依存している事は覆しようが無いわけだから。二次創作品に鳥山明尾田栄一郎ジュビロが描く様な作品は生まれないしね。

2008-07-24

ミリオタ非オタ彼女(ry元増田によるまとぬ

アニオタが非オタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10本

ミリオタが非オタの彼女にミリタリ世界を軽く紹介するための10両

から。

まずは誤記のお詫び。以前のエントリ中で、T-34生産台数が25000台以上と記載されておりましたが、これはT-34全体の数字ではありません。

実際は、全ての型式を合計すると、T-34は60000から65000両余りが生産された、とするのが一般的です。(・・・だよね?)(※)

(※)内訳を細かく見ていくと、T-34-76(T-34の初期生産型。まあ、旧ザクみたいなもんだと思いねえ)の生産台数が1944年までに35,467両、T-34-85が1946年までに25,899両。したがって、(1946年までに)少なくとも合計61,366両以上が旧ソ連国内で生産された、というのがより正しい数字になります(回収・再生車両の数がどう扱われているか、までは未確認なので、この数字もちょっと留保が必要なんですが)。また、T-34戦後いくつかの東側諸国でもライセンス生産されたため、実際の数はさらに多くなります。出来ればそれらも合計した正しい数字を示したいところなのですが、そこまで出来る知識は自分には欠けているので・・・。戦車オタクでなければ、まあ上述した60000から65000両、という理解をしておけば無難なのではないかと思います。(余談ながら、上記の生産数の数値については、グランドパワー誌04年12月号「ソ連軍戦車T-34(3)」を参考にしました。)

(以上ここまで、7/27追記)

それにしても、こんなにモテるなら、増田じゃなくて自分のダイアリ作って書けば良かったなあ。何も書いてないし。

要は勇気が無かった。今は反省している。

元増田っぽく必死に全レスしようとして死んだ。

抜けてる人が居たら、うっかり米軍機に誤爆されたようなものだと思って諦めてください。

id:kanose 絶対ありえなさそうなのが面白さをアップ/言われてみると英仏伊がない。チーフテンなんか戦車らしい戦車で好きだが

絶対ありえなさそうと言われましたが、この変な彼女は、まだ日本にいるのです…たぶん(願望)

一応チャーチル(英戦車)使おうかなあと思ったのですが、そこでメルカバを使ってしまったので。

戦車の偏屈具合は好きなんですが、うまいことあてはめられませんでした。

id:levele 全然わかんねえw

id:oldriver 彼女からしてみればアニメ戦車も等しく遠い

id:dasaitama_osamu なるほどこうして見ると元ネタの「味わい深さ」がよく分かる。

id:raf00 軍オタに変換してみると、元増田のトバしっぷりがさらに明確になるな。最初から最後まで全くついていけません!

id:Arasi T-72しか知らなかった。

id:abc1cba 増田, 軍事 全部知らないw

id:iwadon わははww これを読んで逆に元ネタのあれ加減を再確認するという。

id:Lobotomy わかんねーよwwwww/細かすぎて伝わらないものまねにおけるくじらの「○○スターシリーズ」を彷彿とさせる

id:y_nagata neta これはいいテンプレwww

それを口にした瞬間失格だとお考えください(挨拶

・・・まあ、実際にこれ全部分かる女がいたら確実に何かのトラップだと思います。分かっていても騙されに行きたくはなりますが。

多分、アニオタの場合、上げたネタを全部分かる人が現実に居そうな辺りが勘違いを生んでしまうんでしょうね。漫画アニメネタカジュアル化したせいで、自分も会話中でその手のネタを使い回す傾向がありますし。軍ヲタとしてアニヲタが羨ましい反面、勘違いしなくていいのは幸せなのか、と複雑な気持ちになります。ネタにしておいて卑怯な言い草ですが、そういう意味では元増田にひどく共感してしまう部分があります。

id:mindblinds >これを見た彼女は「レオパルトIIだよね」と

id:udy "たぶんこれを見た彼女は「レオパルトIIだよね」と言ってくれるかもしれないが" ねーよw

元増田の「ルパンIII世だよね」はまだ普通にありそうだもんね・・・ネタとしては古典の部類ですが、90式といえば「レオIIのパクリ」と言われた時代が懐かしいです。

id:geemoku360 >「終わらない戦争を毎日生き延びる」的な感覚アメ公には共通してあるのかなということを感じていて、だからこそ映画フルメタルジャケット』の最後はミッキーマウスマーチ以外ではあり得なかったとも思う

ビューティフルドリーマーの文章改変は「これは無理だろう」と思ったのですが思いついたら案外あっさりいけました。

イラクが米兵にとっての「終わらない日常」と思うと、何だか急にやりきれなくなります。「責任とってね」byイラク国民という感じでしょうか。

id:gamil これはひどいw 戦車の話に入る前にもっと軽く1クッション必要

それは妖怪モトマスダの罠です(http://d.hatena.ne.jp/shibata616/20080723/1216801815参照)。

何クッションはさんでも無理なもんは無理だよ!

id:o_mega こういう無茶ぶり、好きだせ

id:cnkt なにを書いてあるのかまるでわからない。惚れそうw

結婚してくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

id:rs6000moe 一式中戦車ってwwwなあwwwwwww

ネタとしてはどうだったかしら、と思わなくもないです(※)。日本戦車嫌いの宮崎駿アニメ日本戦車を割り当てる嫌がらせジョーク的な部分が大きかったんですが、そんなこと、普通分かるわけないですよね。常識的に考えて。

※一式中戦車チヘは九七式中戦車チハと混同されて扱われることも多い(両車の主砲は同一)。なお、実戦には参加していないとの説が有力。04年資料で確認したので、情報アップデートされてる可能性はあるけど。あとは比較対象がIII号戦車な辺りで色々察してもらいたい。パーシングとかマジ無理だから。

id:brainparasite 改変ネタがついにこんな極北まできてしまった…

極北って言わんでください…。

id:bunoum ミリがありすぎw

id:thomyou あまりに無茶すぎて思わずはてブしたじゃないの…w

id:kaionji 前提がありえないw

id:nakajo彼女の設定」がなんだか面白い。

id:hogshead戦車知識はいわゆる「アニメメカ」的なものを除けば、陸上自衛隊戦車程度は見ている」すでに立派なミリオタです、ありg(ry

弱音を吐いてはいけません。必勝の信念を持って女に食いつくことが大事だと辻参謀帝国陸軍を代表するリア充マッチョ主義者)も申しておられます。

わが精鋭なるヲタ精神(汚染)力の向かうところ、なんの恐れるところあろう。

id:fuldagap この増田、実は戦車マニアじゃない軍事マニアなんじゃないかなーと、英仏伊戦車がないことを考えて思う。あるいはそこも含めてネタなのかなー

当方、WTM流行後に本格的に染まった戦車オタクです。もっと早くからその筋一本でやってきた人間と比較すると知識面での劣等は否めません。というか上のレベルが凄すぎて、とてもついていけない。GPを見てうっかり火器弾薬技術ハンドブックに手を出し、そのまま本棚の肥やしにするぐらいのミーハーキモオタ具合と思っていただければ。

とはいえ、実際にある程度ミーハー臭さ、俄か具合をネタとして考えている部分もあります。英戦車好きはもう少し自分の立ち位置を客観視していそう(英戦車好きは皆、変態紳士だと思っています)なので避けました。仏はネタにしにくいのです。現用のルクレール無難な評判しか聞きませんし、WWIIでは敗戦までが早く、扱いがマイナーです。ソミュアS35とか、鳥山明漫画に出てきそうなフォルムで好きなんですけどね(実に愛くるしいデザインなので、知らない人には是非見てもらいたい…)。それでも中東戦争辺りでは仏戦車が頑張っていたような気もするのですが、そこまで来るともう誰も付いて来ないんじゃないかと思って。伊はアリエテ入れようかなと思ったんですが、手元に手頃な資料が無く、安直にヘタリアムードを広めるのも無責任で嫌だなと思って辞めました。あまりよく知らない人でも喜びそう、という意味ではイタリアネタは良いんですが、それをやると悪い意味でより媚びた雰囲気になりそうなので(まあ、チハT-72の時点で何をか言わんや、という感じですが)。

id:aliliput メwwwルwwwカwバwwwww / アニメもミリもヲタきもいです(> <)

「軍オタのキモヲタ力は530000です。ですが、もちろんフルパワーで彼女と戦う気はありませんからご心配なく。」(CV:中尾隆聖

マジレスすると最近軍ヲタアニヲタ兼ねてるので、軍ヲタのがキモいと思います…死のう。

id:carrion-crow 「やっぱり戦車は歩兵直協のためのものだよね」ワロタメルカバ格好いいよメルカバ

メルカバ開発当初のプランに歩兵直協のコンセプトが影響したかはやや疑わしいので、この辺戦車オタとしては微妙に悩みました。

イスラエル機甲部隊の戦い方は、ドイツ軍流の運動戦に倣ったものですから。

id:umeten やっちゃったZE!!w

これから増田界のミリタリーマスターヤマトを目指します。



id:whirl 素直に面白い/地雷の項で戦車じゃなくて本当に地雷を出したのかと思ってググったらちゃんと戦車だった

これは懺悔なんですが、当初その項目は韓国K-1戦車でした。ネタ的に嫌韓っぽく見えてしまい、それがレイシズム的視点から喜ばれたら嫌だなあ、と思ったので、うpした後すぐ削除して投稿しなおしています。もし目にされた方がおりましたら、増田の不見識を嘲笑ってください。無意識のうちに差別的な価値観に汚染されていたように感じ、反省しています。ダメ!絶対!民族差別

MCS自体は革新システム戦車単体で評価するのは難しい)なのですが、革新システムは大ゴケすることも多いので、今後の推移を生暖かく見守りたいところです。

id:sichimin 増田, 軍事 是非とも写真付きで見てみたい。

id:tricksterchaos 増田, military 写真付けて

普通wikipedia画像が見られます(一部コンセプト図だけど)。

とりあえず参考までにリンクを。たまには戦車もいいもんですよ。騙されたと思って騙されて下さい。

T-34 - Wikipedia      

VI号戦車 - Wikipedia

V号戦車 - Wikipedia

九七式中戦車 - Wikipedia  

90式戦車 - Wikipedia     

メルカバ - Wikipedia   

一式中戦車 - Wikipedia

M1エイブラムス - Wikipedia       

T-72 - Wikipedia

なんかMCSがうまくリンクせんなあ。

Mounted Combat Systemでググればトップにwikipediaの項目が来ます。

おまけ

ソミュア S35 - Wikipedia

萌えます。wikipedia画像はラウンデルクローバーが付いてますね。実車だと、スペードハートマークが描かれた車両もあり、何だかファンシーです(なんか銀英伝思い出す)。さすがフランス車。まあ、S-35に限らず仏戦車はお洒落です。現用のルクレールも非常にエレガントなデザインで、グランダルメの本気がどういう方向性なのか、そこはかとなく伝わって参ります。仏車に限らず、各国のタンケッテとか眺めてると中々キュートですよ。そのまま通勤に使いたいような愛らしさに溢れています。兵器だけど。

赤軍好きの自分は、仏車のような洒脱さにあまり縁がないんですが、それでもZIS-30やハリコフ・トラクター自走砲辺りは妙にダサい間の抜け具合で、見ていて心が癒されます。ほのぼのするよ!(史実にある血みどろのあれやこれやはしばし忘れよう)

id:shiroica 次は軍用機でよろしく。

id:ezil 何故戦車オンリーなんだwwww

軍用機は手に余ります。こういうネタは文脈が分かってないと面白くないものだと思いますが、その文脈が読めるほど航空機には強くないので。WWIIだと独軍赤軍機が若干分かるかなというぐらい。(ウェストランドワイバーンとか、素人目にもアレっぽい奴をネタにして遊びたい願望はありますが。ターボプロップ雷撃機ってセンスがもう完全にSF世界だし、どこの第三スチラドゥかと思った。さすが英国は空でも一味違う。ライトニングとかも。)

戦車を選んだのは、結局その辺のコンテキストがそれなりに理解できるから、という事情が背景にあるのです。タイトルが「ミリタリー」と広い割に戦車しか扱って無いのはそれが理由になります(主語が広い割に、偏った対象しかリストに挙げない、というオタの悪い癖をネタにした面も無論あるのですが)。

id:mokkei1978 普通に面白いよ。趣味語りを聞くのは楽しい

あなた、迂闊に恋人料理を褒めて死ぬタイプの人ですね?「ここからが本当の地獄だ・・・」と堀川りょうも言っています。早く正気に戻るんだ。

id:harutabe >「戦車オタとしてはこの二つは“車”としていいと思うんだけど、/負けた

客観的に考えると、あんな整備で死ぬような戦車ろくなもんじゃねえだろ、と思いますが、軍ヲタ的には手が掛かるほど可愛い子になったりしますから・・・。

実にアホっぽいんですけど、正直そういうフィルタを通して車ヲタを見るようになってから、彼らを馬鹿にしたりとか出来なくなりました。

わかるよお!お前らのその気持ち!という。

id:emihal 今度カミさんに試してみようっと

・・・無茶しやがって(遠い目)

id:furukatsu まず戦車ってのがミーハーすぎ。あと、とりあえずHEMETTは神

わあい、furukatsu先生モテたよ!まず戦車というのは確かにミーハーだったかもしらんです。

「非陸自彼女陸自文書実務を軽く紹介するための10の原則」とかやったら多分もっとブクマは少なかった悪寒・・・。

一度やってみたいですけどね。でも、多分プロには敵いませんので・・・。

戦車じゃなくてボードウォーSLG十本というのも面白いかも。

ウクライナ44とかドイツ装甲軍団とかアジアンフリートとかそういう俄か臭いのしか出せませんけど。

あと激闘・マンシュタイン軍集団

id:KampfGr_Zbv 軍事 チョイスがミーハー的なのもあわせてのネタ

どちらとも取れる書き方をしています・・・というのは冗談ですが、読む人が誰も付いて来ないと寂しいというのもあり、なるべく分かりやすそうなところから狙いました。まあ、どの戦車普通に好きです。最近軍ヲタの後ろの取り合い(ドッグファイトでもやりたいんでしょうか)といいますか、ベタの上を行こうとするマインドがちょっと辛くて、普通ミーハーな姿勢に戻りたいなあ、という願望も若干入っていると思います。余談ですが、ミリタリ関連のブクマで参考にする方々からブクマもらえると嬉しいですね。ささやかな喜びという奴ですが。

id:y_arim ↑↓ガチミリオタと隠れミリオタと野次馬の野営地

みんな仲良く喧嘩しな。そういう方向で。まさかこれがy_arim氏にモテるとは思わなかったので、素直に嬉しいです。

ネタの一部にプチ酷使っぽい雰囲気を使ったので、その辺不快感を煽らなかったかが気になるところではあります。

id:mike_n mike_n まずM1だろと思ったわたしはガチヲタ

M1は定番ですからね。自分とほぼ同い年というところに色々な意味で感慨を感じます。

(今思い当たったんですが、コンバット・カーの方じゃないですよね?為念)

id:helpline彼女戦車布教するのではなく 相互のコミュニケーションの入口として」とか、言うに事欠いて感がいい。

半分はネタで、半分はマジで。もちろん3秒でマジは諦めましたが。お互いの全てを理解しなくちゃイケナイ、という義務感みたいな発想て、恋の墓場入り口ですよ。

id:yajicco M4シャーマンバリエーション豊富さについて語られていないことに絶望

彼女がそれを最後まで聞いていてくれるのかが心配でなりません。まあ、M4は自分も大好きなので取り上げられなかったのはちと残念ですが。

赤軍シャーマン米軍シャーマンで東西からドイツ挟み撃ちとか、何かのギャグとしか思えない生産量ですよねえ。


ブクマコメ全てに目を通して改めて実感したけれども、

本題である「軍ヲタの話に付き合ってくれる女子」なんてやっぱネタにしかならんよね・・・。

分かってはいたけど、改めて実感するとちょっと自虐的に笑う他ない。

仮にブクマコメで肯定的評価を下す女性が居たとしても、それは軍ヲタトーク自体を評価しているのでなく、

この場のネタ感覚ライヴ感覚を評価しているのだろうから。

そこのニュアンスを上手に受け取れないと、元増田的な反応を返されることになってしまうのだと思う。

リアルにおいて、自分が元増田と差のあるコミュニケーションが実現できていると思えないので、

そういう意味ではとても悲しい。彼は鏡に映し出されたもう一人の自分だから。

まあそんなことより、彼女が持てるような人生をまず送りたいですがががが。

2008-06-21

ある1982-83年生まれが語る半生

半生というには人生短く見積もりすぎか。しかし「四半生」なんて単語もないだろうからこのタイトルで行こう。

基本的にはとてもparticularな話ではあるんだけど、この世代がみな避けられなかった共通体験的なものも入っているはずだから、そこは誰かのなんかの役に立つかもと期待して筆を進める。

幼稚園時代、声が大きかったという理由で劇の主役に抜擢され、市民会館のホールで大声で叫んでたことが真っ先に思い出される。

(親から言わせると元気さだけがとりえで役者としては・・・だったらしい)

家から歩いて3分のその幼稚園仏教系だったので、春になるとお釈迦様の誕生日を盛大に祝ったりしてたが、そもそも「お釈迦様」が誰なのかその頃はわからなかったし、ほとんど毎日あった正座がつらかった。

年長の最後の頃に、天皇が死んだということで園児全員を集めて黙祷だかなんだかやっていたけれど、その意味もあまりわからなかった。

小学校に入ると、学区の端だったので、40分近く歩くことになり、慣れるのに苦労した。そもそも通学路が遠回りのルートだったので、よく「通学路破り(つうやぶと呼んでいた)」をしたものだった。

その小学校クラス替えが2年ごとだった。最初の2年間一緒のクラスだったSは問題児で、いつも喧嘩を仕掛け、何度か巻き込まれたし、ある時には彫刻刀を向けてきたりもした。漏れ聞くところによると彼の家庭状況は悲惨だったらしい。ただ担任の女性教師は毎回教室全体に響き渡るような声で彼を叱りつけていた。ある時彼女が「これがストレス発散の方法なの」と漏らしたとき、小学生ありがちな先生への絶対的な信仰を打ち捨てるに至った。結局彼は3年の途中でいなくなり、その後の消息は知らない。

ドラクエ4は初めてリアルタイムの発売日に買えたドラクエで、喜びのあまりお腹が痛くなって、市民病院に担ぎ込まれるほどだった。

だけどやってみると「3のがおもしろかったかな」とか思った。

3,4年の頃の記憶はあまりない。そもそもその頃年子の妹ができて、母の代わりに家事やらなにやらを手伝わなければならず、てんてこ舞いだったことくらいしか覚えていない。

小学校最終学年、それも年が明けてから。夜中に大きい地震があった。部屋に飾っていたガンプラが何体か自殺した。当初は兵庫県淡路地震とか呼ばれていた気がする。朝テレビ家族注視していたが、「箪笥が倒れてきて老人が怪我をした」とか微笑ましい(と言っては不謹慎か)レベルの被害しか聞こえてこなかったので、それほどひどくなかったのだと安心していた。しかし時間が経つに連れて死者数は増え、瓦礫の映像や崩れた高速道路映像を見るにつけ、その深刻さに目を覆うしかなかった。

そして卒業式の頃に、地下鉄サリン事件が起こる。鳥山明の似顔絵みたいな人たちがたくさんいるのを見て、逆になんだか現実味を感じなかった。

でもって中学。またも学区の端だったが、今度はさらに遠くて、多分4kmくらいあったと思う。だけど中学は念願のチャリ通で、ヘルメットが蒸れる以外は快適だった。

クラブ活動上下関係はかなり理不尽で、しかもスポーツが苦手なほうだったから、かなり耐えがたかった。夏暑いし。3年間で褒められたのが「お前はパスうまい」だけっていうのも今思えばどうかと思う。「○○君ってやさしいよねー」くらいの意味だろう。

中3のとき、サカキバラ事件。犯人中年の男だとか医師じゃないか(殺害方法から)とか、南京錠の謎だとか、収拾が付かない方向へ向かっていた。

だけど声明文の「SHOOL KILL」のスペルを見て父は「仮にも医学部へ行った奴がこんなミスはしないだろう。中学生高校生じゃないか」と言ったが、まさか自分と同学年とは思わなかった。同じ年にてるくはのる事件というのもあったんだけど、こちらは警察のヘマで犯人浪人生)に自殺されてしまったので今では誰も知らない。当時は暗号解読とかで話題になったんだけどね。

政治の話は前に新聞スクラップの話とか書いたので割愛する。

高校は学区トップ校へ。加藤君と一緒ですねー。まあでも国際科に落ちてスライド普通科に通ったから屈折してると言えば屈折してるんだけど。

そういえばこの高校最近やたら進学実績伸ばしてて、進路指導のN先生はホクホク顔だと思うんだけど、驚いたことに今年のT大合格者十数名全員が国際科だった。

なんつーか、重点的に資源配分してるのかねー。あからさまなのは嫌なんだけど。

最初のテストで下から少し数えたらたどりつく順位をとって、ショックだった。しかも成績上位者を張り出すとかどんな嫌がらせ

そう言えば毎回1位をとっていたY君は地元の帝大に行ったんだけど、進路指導的には痛恨事だっただろうなあと思う。(だけどそのエピソードに自分の受験校をちゃんと自己決定できるリベラルさが凝縮されてると思う。2番手校以下は結構介入が激しかったらしい)

懲りずに運動部に入るけど、かわいがってくれた先輩がいなくなったら居づらくなって辞めた。友達に誘われて別の部に入るけど、マネージャーが××だったのと手が小さくてボールがつかめないのを気に病んで辞めた。やることないので生徒会長立候補したけど落選した。

しかし帰宅部ではあまりにもアレすぎるので友人たちと会合を何回か開いてそれを同好会に昇格させた。

会長から一人では手が足りないと請われたので予算委員長代理として予算折衝やイベントの運営に当たった。

次の期で会長になったけどやりたいことはあまりできなかった。むしろ黒幕のときのほうが好き放題できた気がする。

豊川主婦殺人とかネオむぎ茶とかみんな同学年だった。「キレる17歳」と連日言われて、ナイフ事件とかが全国各地で多発してた。

大学受験したけど結局一つも受からなかった。仕方がないので代ゼミに通った。

代ゼミではほとんど友達ができず、言葉をしゃべるのも忘れそうになった。おまけに衛星授業で黒板端の文字見えないし。

唯一できた友達がS価高校出身の子。

「やっぱりS価高校の人って全員S価信じてるの?」

「いや、そういうわけじゃないよ」

どんな会話だ。

そういえば代ゼミ私立中高に通っていた小学校時代の友人に再会したが、彼の言うことが支離滅裂で面白かった。

「俺は株でもうけて大金持ちになるんだ」

「じゃあなんで医学部行くんだよ」

「元手を稼ぐためだよ」

とか、

東京屈指のターミナル駅にある国立大学に行くつもりだ」

「そんな大学あったっけ?」

医科歯科大だよ」

「(お前絶対御茶ノ水行ったことないだろ・・・)」

テレビ見てたらビル飛行機が突っ込んで、「世界は核の炎に包まれた」ってなるのかと心配した。

で、再度の受験。なんかセンター試験でいい点が取れてしまってセンター利用でおもしろいくらい合格が出た。

話したこともないのにルックスだけでぼんぼこ告白されるようなそんな感じ。

「中身見なくて大丈夫なんですか?」と皮肉の一つも言いたくなる。

続く・・かも。(でもその世代の雰囲気は伝わるでしょ)

インスピレーション元:

http://anond.hatelabo.jp/20080620191355

2008-05-06

「爆発音がした」まとめ 上

2009.05.08 長すぎて1つの記事では全てを表示できないようなので、2分割しました。

「爆発音がした」まとめ 下 - http://anond.hatelabo.jp/20090508095607

小説

「後ろで大きな爆発音がした。俺は驚いて振り返った。」

ケータイ小説

「ドカーン!俺は振り返った。」

ライトノベル

「背後から強烈な爆発音がしたので、俺はまためんどうなことになったなぁ、とかそういや昼飯も食っていないなぁとか色々な思いを巡らせつつも振り返ることにしたのである。」

作家

石田衣良

「ふー、びっくりした」

サイレントマジョリティーを考慮に入れて振り返るかどうか決めさせていただきます

宇能鴻一郎

「あたしの後ろで、大きな音がしたんです。あたし、もう、ビックリしちゃって、振り向いた。」

「あたし,ムッチリとした女子高生なんですけど,後ろですっごく大きくて背筋がぞっとしちゃうような爆発音が(以下略

大江健三郎

「後ろから大きな爆発音が聞こえた。女の膣がこすれるような音だった。こいつは、勃起させる!」

神林長平

「爆発したのかしらん」

背後で爆発音。ラテル、即座に対衝撃姿勢。ラジェンドラが衝撃回避の機動を取る。ショートΩドライブでは間に合わない。衝撃回避機動と同時に無照準でCDSバラージ。目標は沈黙。

アプロ、舌なめずり。「うまそうな爆弾キャンディ

「振り返るんじゃない」

「なぜだ」

「君は何かを感じたようだが、わたしは違う。わたしにとっては、今のところ、何も起こってはいない」

「ばかな。確かに後ろで爆発が──」

「その目で見たわけではないだろう。背後の風景とは、非連続的なものだ。振り向くよりも先に何らかの方法で破壊痕を見せつける、などの欺瞞工作も考えられる」

「おれ一人の視覚や聴覚を騙すことに意味があるとは、思えない」

「可能性はある、ということだ。それに君一人とも限らん。君かわたし、あるいは両方とも、この状態に陥っているんだ。人為的なものではないかも知れない」

「空間が、おれの、あんたの、認識を撹乱しているというのか」

「もっと単純に、病気の一種かもな」

「あんたはもっと真面目に自分の病気を疑うべきだ」

「健康な人間にしても、自分の感覚しか信じていないものさ。みな異なる主観に生きているんだ。認識のずれなどは、どこにでもある」

「フムン」

「問題は、今回のそれが些か極端ということだ。空間の例えはよかったな。このままずれが進めば、我々は互いの姿を見失うかも知れん。だから、振り返るな。この先に集中しろ」

菊地秀行

「轟音がアルタ前に響いた。続いて爆風が彼の白衣を撫でた。

だが、轟音や爆風ですら、彼の前では礼節を弁えて静寂を保っているかのように見えた。

それが彼――メフィストなのだから。

彼は振り返らなかった。その背中を、月が照らしていた。」

ダニエル・キイス

どーかついでがあったらアルジャーノンのおはかに爆発をそなえてやてください。

kiki

「アタシ     


爆発?     


しない訳ないじゃん     


みたいな」

北方謙三

「不意に、背後から、爆音が轟いた。俺はまだ、死んでいない。足を懸命に、動かした。天地が、ひっくり返った。何も、聞こえなくなった。」

「後ろ。爆発。振り返った。風。」

「後ろで、大きな、爆発音が、した。

振り返る。

刃が、せまって、いた。皮膚が、粟立つ」

「音。振り返る。爆発。今ではそう、思い定めている。

そんなことより、童貞ども、ソープに行け。」

京極夏彦

「凄まじい音とともに地面が揺れる。

――爆発、ですか?

私が問うと、彼は白湯とさして変わらぬ出涸らしをすすり、

――だから何だと言うのか。

と答えた。

――何だ、と言うが、あの爆発が君に何の関わりがあるのかね。

――危険じゃないのか?

言いながら私は、その問いに彼がどう答えるかを予測していた。

予測していながらそれを問う。あまりにも愚かだ。

――危険などと言うが、あんな爆発などなくても、危険などは市井のそこらに転がっている。

――不発弾など何処に埋もれているか知れたものではない。

――車に轢かれる事も、誰かに刺される事もあるかも知れない。

――体の何処かが遣い物にならなくなる事だってある。

――特に君のような不摂生は、危険の塊ではないか。

りん、と、何処かで風鈴の音がした。」

「爆發音がしたので、中禅寺は逃げた方が良いと云った。」

スティーブン・キング

そのとき背後でとてつもない音がした。いや、単に音がしたなどという生易しいものではなかった。それは西海岸に住む者なら誰もが「いつか来るでかいやつ」と恐れるあの巨大地震がついに来たのかと思わせるほどの圧倒的な音量で炸裂した。そして音そのものがまるでコミックブックに出てくる大げさな擬音の書き文字のような存在感を持って背中にぶち当たり、打ちのめし、気がつけば私は埃っぽい床に額をこすりつけたまま伸びていたのだった。

一体どのくらい気を失っていたのだろうか。世界を覆いつくす大惨事の予感から最早どうとでもなれという諦めに囚われかけた刹那、しばらく前に買出しに出たまま戻らない妻と幼い娘の顔が私の心をよぎった。その顔は、娘を抱いた妻がポンコツのビュイックに乗り込む直前、あなたは疲れているんだから家で休んでいなさいと言って譲らなかったときの -そのときの妻の顔は眩いばかりの春の陽光に金色に縁取られてまるで世界中のあらゆるものを祝福しているかのように見えた -どこかいたずらっぽい小娘めいた笑顔だった。

私はまだくらくらする頭を抱えながらゆっくりと立ち上がり、何事もなかったかのように静まり返った部屋の中央で馬鹿のように突っ立ったまましばらく考えた。そしてようやく先ほど背後から聞こえた凄まじい音の正体が、自分のひり出した屁に過ぎないことに思い至った。

アーサー・C・クラーク

「高名だが年配の科学者が爆発であると言った場合、その主張はほぼ間違いない。また不発であると言った場合には、その主張はまず間違っている。」

J・D・サリンジャー (野崎孝)

「後ろからインチキ臭い爆発音が聞こえたんだよ。僕は振り返ろうとしたんだけど、そんなことをしたら僕はげえげえ吐いてしまうよ。爆発音の十中八、九は反吐が出るようなカスなんだぜ、本当に。」

椎名誠

ドアのでどん、と大きな音がした気がした。しかし先ほどのやりとりの疲れで休息に酒がまわっていたおれはまあいいや、どうだって…と思うだけで、さっさとベッドにもぐりこんだ。

テントの外でどーん、と大きな音がした。どうせ酔ったサーノが焚き火になにか放り込んだのだろう。「うるさいぞウスラバカ!」とおれはどなり、寝袋を頭からかぶった。

「つまりワタクシが背すじをただして言いたいのは、先程後ろのほうから破壊衝撃的大盛りべらんめえ的なナニモノかがどおんどおおんと音を立ててバクハツした! ということなのであります。」

志賀直哉

「背後で轟音が鳴った。自分は振り返った。」

司馬遼太郎

「(爆発--)

であった。

余談だが、日本に初めて兵器としての火薬がもたらされたのは元寇の頃である…」

高千穂遥

「きれいに終わったわね~」

「事件も全部解決したし、今度という今度は誰にも文句言わせないよね~」

「………」

「そういえばさ、発進の時、なんか紐みたいなの燃えてなかった?」

「ああ、なんかあったね。ロープじゃない?」

「あたし、聞いたことあるんだけど…。あの星って地核が爆薬でできてるじゃない」

「うん。前の大戦が終わって不要になったのを全部あそこに集めたんだよね~」

「そんな星あぶないから誰も住まないだろうと思っていたら、ならず者たちが集まってきて、そういう人目当てに商売する人もやってきていつの間にかそこそこ大きな星になっちゃったんだって。」

「ふーん。それで誰も管理してなかったんだ。連邦の人、私たち以外には1人しかいなかったもんね。あれだけ人住んでるのに。」

「でね、連邦も考えたらしいのよ。住民が住民だからよからぬことを考えかねないじゃん」

「そっか。連邦もバカじゃないからね。だから私たちみたいなスターを送り込んだんだ!」

「そうじゃなくてさ、あの星でおとなしくしているぶんにはいいけれど、ひとたび事が起こったら星ごと爆発させられるように地核の最深部につながっている導火線作ったらしいのよ。」

「ふーん…」

「…………」

「ま、まさか、その導火線に火を付けちゃったなんて都合のいい展開あるわけないよね」

「そ、そうだよね。そんな偶然あるわけないわよ…」

「ねー」

「ねー」

次の瞬間、惑星コリプトは683万3582人の住民とともに宇宙から消えた。

谷甲州

「赤外反応、新たな爆雷の爆散円、後方の輸送船団に直交します」

増田少尉がうわずった声で言った。CRTの一箇所に固まっていた輝点が徐々に分散しはじめた。輸送船団が退避行動に入ったようだ。しかし最大加速度0.1G程度の鈍足の輸送船では、これだけ近距離で爆発した爆雷の破片から逃れることは不可能だろう。

後ろで大きな爆発音がした。そう思った瞬間、増田は体が宙に浮いたような感覚を覚えた。そして次の瞬間にザックに衝撃が来た。増田の体は振り回され、雪崩に巻き込まれたと気づいたときには、不自然な体勢で凍りついた斜面を滑落していた。

筒井康隆

「あっ。爆発した。今爆発しました。

私がここであなたとこうしている間に爆発しました。爆発。

きっとこれから火がでます。げほっ。出ます。火が出ます。

さあ逃げましょう。逃げなくてはなりません。げほごほ。げほ。」

おれは彼女の手を引くと半裸のまま髪を振り乱して走った。

歩道の通行人どもが白い目をしておれたちを見た。

http://f.hatena.ne.jp/n_euler666/20080212172154

フョードルドストエフスキー (江川卓)

「そしたら、後ろで大きな爆発音がしたんですよ、ヘ!へ!」

中沢晶子

マドンナB「ねえ、この爆発……まだ温かいわ」

西村京太郎

「後ろで、大きな、爆発音が、した。十津川は、驚いて、振り返った。」

ダン・ブラウン

「事実ではない」オリベッティが言い切った。「外部の人間が爆発に近づくことは、絶対に不可能だ。」

「もし万が一、この爆発が事実で」ロシェは繰り返した。「爆発がほんとうに行われたのだとしたら、捜索のあり方も根本から見直さなければなりません。そういった爆発行為が行われたのであれば、われわれの想像よりはるかに奥まで侵入されたことになります。ホワイトゾーンだけの捜索だけでは不十分でしょう。もしそこまで深く侵入されているとなると、時間内に見つからない可能性が出てきます」

 オリベッティは冷ややかな視線を大尉にぶつけた。「大尉、今後どうするかはわたしが指示を出す」

「いいえ」カメルレンゴが急に振り返って言った。「指示を出すのはわたくしです」まっすぐにオリベッティを見つめる。

星新一

「おめでとうございますまことにけっこうなことで」

エヌ氏が振り返ると愛想笑いを浮かべた小柄な老人が立っていた。その声を聞きエヌ氏はため息をついた。

やれやれ、なんてことだ。あれほど苦労したあげく手に入れたのが、のろわれた爆弾とは」

ジェイ・マキナニー

「きみが街を歩いていると背後で爆発音がする。でもきみはすぐには振り返らない。コカインの過剰摂取でイカレてしまったきみの頭には、それが現実の音なのか幻聴なのか判断できないからだ」

宮澤賢治

その時ふたりの後ろの方でどぉと烈しい音がしました。ジョバンニが驚いて振り返ると地面の一部が空にすいこまれるように抛り出されて煙が柱のように立つのが見えました。目をこらすとその柱のようになった煙はひとつひとつが黒々とした金剛石の粒なのでした。「発破だよ、発破だよ。」カムパネルラはこおどりしました。

村上春樹

やれやれ、そして僕は爆発した。」

「後ろで大きな爆発音がした。あるいは気のせいかもしれない。とりあえず今は驚いて振り返る前に、まずパスタをゆでようと思った。」

「後ろでシュワルツシルト・アルフィエーリの文章を思わせるような繊細な爆発がした。ステンレススティールの上にあるライトスタンドとペーパー・クリップクローゼットにしまいガソリンの味がするコーヒーを飲み干し後ろを振り返った。やれやれ、と僕は思った。」

「完璧な爆発などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」

「家の周りの道を歩いていると、後ろから大きな爆発音が聞こえてきた。

僕はウォークマンから流れる『泥棒かささぎ』の序曲を口笛で吹いていた。道を歩きながら聴くにはまずうってつけの音楽だった。

爆発の音が聞こえたとき、無視しようかとも思った。散歩の歩調はリズムに乗り、クラウディオ・アバドは今まさにロンドン交響楽団をその音楽的ピークに持ちあげようとしていたのだ。しかしやはり僕は足を止め、振り返ってそちらをみた。なにか言い知れない大きなものが、漸進的に僕の方へと近づいてくるのを感じたからだ。」

村上龍

「後ろで爆発音がした、汚い猫が逃げる、乞食の老婆が嘔吐して吐瀉物が足にかかる、俺はその中のトマトを思い切り踏み潰し、振り返った。」

「その時、後ろで大きな爆発音が聞こえ、俺はハシシを吸いながら女のビラビラを手で弄くっていたのだが驚いて女をぶちながら振り向いた。」

山田悠介

「後ろからの爆発音がした。俺は驚きながら爆発音に振り返った。それは、結局爆発音だった。」

「"ドカーン"遥か後ろで不意に爆発音がした。俺は後ろを振り返った。別にどうでもよいが…」

「後ろで大きな爆発音の音が背中でした。俺はびっくりと驚いて、ランニング状態で足を止めたまま後ろが振り返った。」

夢枕漠

一瞬の光の後、ごう、という音と共に周りの空間が歪んだ。

「爆発か」

「そのようだな」

「確かめなければなるまいよ」

「うむ」

「行くか」

「行こう」

そういうことになった。

「どぉん。

爆発した。

しなやかな獣のような肉体が、振り向く。

みしり、と音を立てる体に、ふふ、と笑った。」

ライトノベル作家

浅井ラボ

閃光が夜を切り裂いた。

緋と橙と臙脂色の炎が噴きあがり、轟音と衝撃派が街角を吹きぬけた。唐突に爆発

したそれはなおも炎上を続け、焦げ臭い熱風が頬を叩く。火の粉を散らして舞踊る火柱のなか、爆発に巻き込まれた車の骨格や人間の影が揺らめいていた。

「…誰か生きていると思うか?」

「あの業火の中で生身の人間が生きていられるなら、辞書から焼死という単語が消えるな」

相棒が呟き、俺は退屈な感想を返すしかなかった。二人そろって炎の照り返しで顔を血色に染めていた。

時雨沢恵一

「エクスプロージョン。燃焼などで気体が急激に熱膨張を起こす現象で、僕のエンジン内部でも起きてる奴だよ。托鉢ってやつさ」

「……爆発?」

「そうそれ」

奈須きのこ

――鈍、という炸裂音が、私の頭を掴み、後ろへと捻じ枉げる。

「――突如、背後から爆発音が鳴り響いた。その刹那、俺はダレよりも疾く振り返る―――ッ!」

      鈍という爆音

       轟たる爆風

背後から襲い来る圧倒的な大気の奔流に体が軋みをあげる

             ケ イ

      嫌な予感がする

       リ  テハ ケ イ

逃げようとする意識とは裏腹に、身体はゆっくりと反転していく

      フリ イテハイケ イ

  振り向くまいと必死に力を入れた首まで難なく回され

      フリムイテハイケナイ

     体が反転しきった瞬間

イケナイイケナイイケナイイケナイイケナイイケナイイケナイイケナイイケナイイケ

      意識までが反転した

「―――――――――」

閃光、爆発、衝撃―――。

消える視界、音を超え無音、予測し得る破滅。

走る石塊、破裂する風。混沌と矛盾、破壊と再生。目の前にある絶望。

気付くな。忘れろ。振り向くな振り向くなふりむくなフリムクナ―――!

――――――ああ。

それでも振り向かなくてはならない。

元よりそれは、永劫不変に定められた因果なのだから―――

竜騎士07

ドカァァン!!!後ろで大きな爆発音がした…!

瞬間的に頭の中に冷たい液体が満ち…俺のまわりの風景は動作をやめ凍りつく………………

ッッ!!!!

俺は自分の置かれた状況を整理した…。

一人…だだっ広い道…後方で爆発………ッ!!

爆発物の正体は分からないが…音は遠くから聞こえていた…。

炸裂した破片の危険はないだろう。

脳内に満ちた液体が取り除かれ、時間が動き出す…………ッッ!

即座に俺は後ろを振り向く…ッ!

ろくごまるに

「俺の左耳が爆発音を聞いたと同時に俺は可能な限り素早く体を回し回し回るその合間にに黒煙を視認する大爆発じゃないか俺は振り返った」

ラノベ

「まるで手榴弾が半ダースまとめて爆発したような轟音が背後から聞こえた。俺はここが中東の紛争地域でもチェチェンの地雷原でもない、平凡で退屈な県立高校の二階にある、教室棟と特別棟をむすぶ渡り廊下であることを確認すると、どうして俺みたいな善良な一般生徒がこんな目に遭わなければいけないんだと信じてもいない神様に悪態をついた。いっそこのまま振り返らずに立ち去ってしまおうかと思ったが、そんなことをすると後でどんな目に遭うかわからないため、自らの不運を呪いながらも視線を背後に向けないわけにはいかなかった。」

漫画家

蒼樹うめ

ばーーーん (ひだまり荘爆破)

「なーんてねっ!」

青山剛昌

コナン「ペロ…これは硝酸カリ!!」

あさりよしとお

「…つまり、物質の燃焼には可燃物と酸素が必要だということです。それでは爆発、つまり急激な燃焼を起こすにはどうしたらいいでしょうか?」

「簡単よ! 後ろを振り向けばいいのよ!」

ズバゥゥウン!!

吾妻ひでお

5 月 8 日 <何かよくわからないことが起こる>

「………」

「あなた爆弾の前で何してるんですか?」

「………」

「……こうしていると……」

「……そのうち爆発するものですから……」

天野こずえ

「どっかーん」「ほへ!?」「あー燃える男が爆発しただけよ」「でっかいそれだけですね」「あー…やっぱりショックでしたんですね…」

「この素敵な爆発に逢えたのもアクアが奇跡でできているからなんですね」

「ギャース!爆発禁止!」

灯里「あわわあわわわわ、藍華ちゃんなんだかすごい音がしたよー。」

アリス「でっかい爆発です。」

荒木飛呂彦

「僕は仰天した…

普通、背後で音がすれば振り向こうとする!!

爆発音のような大きなものなら、なおのことだ!

その振り向こうとする一瞬の隙に攻撃を仕掛けるはずだった!

しかし!奴は……

逆におもいっきり駆け出した!!

SYAAYAAAAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHA!!!!!」

「背後から『爆発』だアァァァッ!これを待っていたっ!

振り返ると同時にッ!すかさず叩きこむ!」

「ドギュゥーーーゥウン」

「爆発など無駄無駄無駄無駄ァアアアアアアアア!!WRYYYYYYYYY!!」

「爆発だと!」

「バカな!”ありえない”!!」

「”爆弾”はここにあるのだ、後ろはいったいどうなっている!!!」┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”┣”

エコーズACT3! 振り返ったお前の負けだ』

あ、ありのままのことをいうぜ・・・!

背後で凄まじい爆音が聞こえて振り向いたらそこには爆破でオシャカになった戦車が無残にも大破していた・・・!

急展開過ぎる、だとか、話が見えない。とか、そんなチャチャなもんじゃ断じてねぇ…!

これは、なんだかヤバイ事になったッ…!

いしいひさいち

「ちがうそこじゃない。」

石垣ゆうき

キバヤシ「この爆発は・・・ノストラダムスの陰謀だったんだよ!」

石川賢

「ドワオ!!」

板垣恵介

「爆発音がしたら振り返る、そんなふうに考えていた時期が俺にもありました

範馬刃牙爆発ッ!範馬刃牙爆発ッ!範馬刃牙爆発ッ!範馬刃牙爆発ッ!範馬刃牙爆発ッ!範馬刃牙爆発ッ!」

氏家ト全

「もう少しで全身の毛が陰毛になるところでしたね」

マナカ「貞操帯で防いだから大丈夫。…振り返らなくても、よかった」

江口寿史

「ここは…一丁爆発の中にとびこんでゆくほうこうで!!!」

尾田栄一郎

「  ド  ン  ! 」

「立派だった!」

鴨川つばめ

「当然爆発」

トシちゃん感激ーっ!」「もういやっ!こんなせーかつ!」

ぼくトシちゃん25歳後ろで爆発が起きる男

雁屋哲花咲アキラ

海原雄山「この爆発を作ったのは誰だっ!」

山岡士郎やれやれ、この程度で爆発だなんてほんとうにあなたが振り返ったのかさえ疑わしい。

明日もう一度ここに来て下さい、これよりうまい爆発をご覧に入れますよ」

河田雄志・行徒

中二階堂「いやー、友達居ないから暇してたら丁度よく後ろが爆発したんだ。振り返ってみたんだけど危なかったぜ。眼鏡がクッションになったよ」

岸本斉史

「これほどの爆発とは…たいした奴だ」

久保帯人

「爆発…だと…?」

久米田康治

糸色望「爆発・・・・爆発ねえ・・・・。この程度で爆発ですか!世の中には、もっと恐ろしい爆発が存在するのです!

CDの爆発的売上のあとの、ブ●クオフでの買い取り値の値崩れとか!

原子炉の爆発で露見した、ずさんな運用管理とか!

火山の爆発で吹き出した粉じんで起こる、世界的冷夏とか!

とあるゲームなど129人以上に爆発増殖させたら一人しぬだけでゲームオーバーになる始末!

そう、恐ろしいのは爆発そのものでなく、二次災害のほうなのです!」

「爆発出来るだけ良いじゃないですか、17年間の漫画家生活で一度も爆発どころか燃焼すらできない漫画家もいるのです。誰かが言いました、業界の安打製造機イチローとの扱いの差はなんですか?」

糸色望「世の中にはもっと恐ろしい爆発が存在しているのです!勝手に正義漢ぶって大見得切った挙句爆発しちゃったジャーナリストとか! 新解釈を爆発させてしまった所為で一審よりも重い刑になった弁護団とか!! 国民性が爆発してしまったマラソンとか!!!この世には自分の行動の所為でさらに悪循環に陥る、そう、自縄自爆が溢れているのです!」

糸色望絶望した!爆発音がしたら振り返るという脊髄反射社会に絶望した!

クリムゾン

「くっ悔しい、こんな爆発に振り返っちゃうなんて・・・」ビクッビクッ

車田正美

BACOOOOOOM

「なっ、なにィーーーーーーーーーーーーーーー!!」

「ば、ばかなァーーーーーーーーーーーーーーー!!」

「あ、あの爆発はァーーーーーーーーーーーーーッ!?」

「ま、まさか、あの……」

~未完~

原哲夫武論尊

BACOOOOOOM

「う、うぬぅーーーーーーーーーーーーーーー!!」

「ば、ばかなァーーーーーーーーーーーーーーー!!」

「あ、あの爆発はァーーーーーーーーーーーーーッ!?」

「ま、まさか、あの……

「知っているのかレイ!?」

宮下あきら

BACOOOOOOM

「なっ、なにィーーーーーーーーーーーーーーー!!」

「ば、ばかなァーーーーーーーーーーーーーーー!!」

「あ、あの爆発はァーーーーーーーーーーーーーッ!?」

「ま、まさか、あの……」

「知っているのか雷電!?」

ゆでたまご

BACOOOOOOM

「ゲ、ゲゲィーーーーーーーーーーーーーーー!!」

「ば、ばかなァーーーーーーーーーーーーーーー!!」

「あ、あの爆発はァーーーーーーーーーーーーーッ!?」

「ま、まさか、あの……

「知っているのかロビン!?」

許斐剛

「ワシの爆発は108式まであるぞ」

「ば…爆発!?いや…あれはボールにかかる回転が生み出す驚異的なパワーが俺達に爆発の幻影(イメージ)を見せているにすぎない!!」

施川ユウキ

「後ろで爆発してたぜ」(黒い粒はバニラビーンズです)

島本和彦

「ちッ。またヒーロータイムのはじまりかよ。」

空知英秋

「おぃぃぃぃぃ!!やべぇ、やべぇよ絶対これ!後ろで爆発?あ、あれだ、多分アバレンジャーの撮影かなんかだ!そうに違いない。」

「なんか爆発したんですけどォォォ!!!」

「ああ、アレ俺の母ちゃんだから。別に爆発とかじゃないから」

「んなわけあるか!お前の母ちゃんどんだけアグレッシブだよ!!!」

高橋留美子

ちゅどーん

………

「まったくもう最近毎日爆発ばかりでいやになりますわね」

「ほんと、お洗濯物がほこりっぽくなっちゃって…」

高橋和希

「ドカァン☆」「ドン★」 「ドカァン★なぁんて!」

高橋よしひろ

「ドルガハー」熊犬の血がたぎった。

竹内元紀

「どっかーん」「爆発?」「俺のがな」「おや俺だ」「黙れ変態ども!!」 

竹本泉

「どかーん」

「ゲホゲホ、一体何やってるんですかー!」

「…いや、そこにも自爆ボタンがあったのでつい」

「変だぜ」

ゴーン

(どかーん)

「え?なに?なに?」

「ゲホッ、ゲホ。あんた、そこのボタン押したでしょ」

「えーと、えーと」

「押すなと書いてあるのにわざわざ押すのは他にいないわよ」

「あははは…(汗) なんか気になっちゃって」

「そんな理由で押すな~っ!」

「ひえ~、ごめんなさい~」

谷口ジロー久住昌之

井之頭五郎「こういうの好きだなシンプルで、爆発って男のコだよな」

冨樫義博

「作者の急病のため、今週の爆発はお休みです。」

「後方で爆発したという認識は概ね正しい。誤算があるとすれば・・・・」

戸田泰成

カズマ「俺はこの爆発に反逆するっ!!!」

鳥山明

「ち・・地球が壊れちまう!」

「この星の爆発まであと3分しかねぇ・・(3週くらい続く)」

ながいけん

「あの爆発は陰謀じゃよ!ぎゃわー」

畑健二郎

ドーン

「どうなさいました?」

「違うのだ!紅茶を入れようとしていただけなのだ!なのになぜか爆発して…」

「それよりお怪我はありませんか?」

「い、いや…。私は大丈夫だ…。」

「(このあといったい誰が片づけると思っているのかしら)」

ばらスィー

「どっかーん!」「また爆発したよ」「またですか」「まただよね…」「またか…」

平野耕太

「諸君 私は爆発が好きだ

諸君 私は爆発が好きだ

諸君 私は爆発が大好きだ

平原で 街道

塹壕で 草原で

凍土で 砂漠で

海上で 空中で

泥中で 湿原

この地上で行われる ありとあらゆる爆発行動が大好きだ」

福本伸行

「関係ねえ 爆発なんか関係ねえんだよ‥‥‥‥‥!

オレだっ‥‥!オレだっ‥‥‥!オレなんだっ‥‥‥!肝心なのはいつも‥‥!

(ざわ‥‥ざわ‥‥)」

藤子・F・不二雄

ドラえもん「爆発するなんてきみはじつにばかだな。」

ブルル…

ドラ「わーなんだなんだ!のび太のしわざだな!やめろ!おろして!キャーヒー!」

バササ ガサガサ ガツン ドッガーーン

のび「…意外にばくはつがちいさいね」

アルファベータをかぱらったら爆発した。なぜだろう?」

藤子不二雄A

喪黒福造「ドーーーン!m9」

皆川亮二

(爆発音、そして爆炎)

「な…ば、爆発だと?!」

(瓦礫が降ってくる)

「う…うぉおおおおおおおおおおおおお!!」

山上たつひこ

「お。ししおどしか。」

山止たつひこ

「すしは、うみあ。」

ゆうきまさみ

「ちょっと足りないかな?」

なりはら博士「私は爆発するモノが大好きなんだー」

「自爆は男のロマンだぞ」




「爆発音がした」まとめ 下 -> http://anond.hatelabo.jp/20090508095607

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ついかもときどきしていきます。

2007-12-26

鳥山明ドラゴンボールの中でもう少し生々しい人の優しさってものを描いていたら

今の世の中がもしかしたら少しだけ良くなっていたんじゃないか?と思うことがある。

ドラゴンボールには優しさが一切ない、と言いきったら反論が山のように来るだろうけれどそれでも優しさってものがあまりに描かれていない。

まずドラゴンボールの作中で描かれる優しさって言えばピッコロさんが悟飯を救うシーン。あれには感動した人も多いはず。

だけどあのシーンって話を盛り上げるためだけのものだよ。面白くするためだけのものだよ。

読者はストーリーの流れの中であのシーンを読んで、そして立ち止まることなく次のページに進んでいく。ピッコロやさしー!おもしれー!と思いながらページをめくる。

そこで人の機微を感じることがない。心を立ち止まらせることがない。

そこにあるのは「悪人の人助け、その結果の死」って言う予定調和しかない。

そういうものを読んだらそれはオートマティックに涙が出てくるよ。あとには残らないけれど。

次に思い浮かぶのが孫悟空がフリーザにトドメをささないそのシーン。

あれは「悟空がフリーザを見逃す→フリーザがそこで更に悟空を攻撃する」このストーリー展開のためだけ、読者をワクワクさせるためだけに描いている。

そこには思いやりの大切さや思いやりの素晴らしさなんてものが全く描かれていない。あの悟空の優しさにどれだけの読者が何かを感じるんだろう?

とにかくドラゴンボールには優しさが足りない。それ故に娯楽として圧倒的に面白い。だけどそこで鳥山明がもう少しだけ読者にやさしさを伝えようとしたら。

もう少しだけ人の心の機微を描こうとしていたら。そしたら今の世界は少しだけ優しくなったんじゃないだろうか。

2007-11-20

日本印税は低いんだろうか?

たまクリエイターでもないのに、なぜかクリエイター搾取されているという人たちがいる。例えば

http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51071216.html

http://d.hatena.ne.jp/mkomiya/20071117/p5

とか。だいたいこういう人はクリエイター搾取されていることにして著作権侵害正当化し、なおかつそうした不公正な体制を崩そうとしている正義の使者を気取っているのだと思うのだけど、こういう人によれば日本は「中間搾取」なるものがひどいらしい。だから印税について調べてみたが、やはり10%とというのは普通であるようだ。分類によっても変わるが仮にペーパーバックハードカバーで分類するなら、ペーパーバックで6-10%、ハードカバーで10%から15%。小売価格卸売価格でもかわり、小売価格だと8%から10%、卸売価格だと13%から16%らしい。卸売価格は小売価格の60%。ただしこれらは目安であって、5%という印税率になることもあるらしい。

ソースはこちら

http://www.caderbooks.com/pubfaq.html

http://www.ivanhoffman.com/royalties.html

http://www.fonerbooks.com/contract.htm

出版社搾取しているという根拠には社員が高給であることが上げられると思うのだが、幻想だろう。高給なのはごく一部中小企業では400万円から500万円。

一方、中小規模の出版社雑誌書籍制作請負編集プロダクションは、30歳で400??500万円ほど。

http://ranking1.nobody.jp/salary/tv.htmlしかも高給な講談社などであってもそのうち300万円以上は残業代

小学館集英社ともに30歳代後半で平均年収は1000万円を超える。残業の多い編集者などでは30歳で1000万円を超える人も。残業の少ない部署と比較して年収で300万円近く差がつくこともある。

同上社員が高給だから搾取しているなんて、鳥山明は儲けてるから漫画家はすべて金持ちっていてるようなものだろう。だいたい講談社とかメジャーなところは「現代」や「non・no」など主に社員が書く雑誌で稼いでいるのだろうし。以上を踏まえると10%という印税率は搾取されているとはいえない。

ただ基本的に市場が効率的である限り、中間搾取を試みる人間がいても搾取存在しない。例えば搾取代名詞である派遣業で考えてみよう。仮にAさんがいて、その労働の価値が時間当たり2,000円であったとしよう。しかしながら現在1,000円搾取されていて、1,000円しか得られていない。ここで中間搾取を試みる人間がいればAさんに時間当たり1,500円を提示し自分は時間当たり500円を中間搾取することを考え、Aさんに提示する。Aさんは1,000円から1,500円にアップするのでこの提案に乗るだろう。ここで終われば搾取存在したままだが、話はここで終わらない。ここでまたAさんから中間搾取を試みる別の人が出てくる。彼は例えばAさんから250円中間搾取することを考え、Aさんに時間当たり1750円の給与を提示する。Aさんはこの提案にのり、派遣会社をかえるだろう。こうした話はAさんが中間搾取されている間は続く。こうした話が続くと究極的には中間搾取がなくなる。中間搾取を試みる人間がいても搾取存在しない。というよりも中間搾取を試みる人間がいるからこそ搾取存在しないのである(ただその調整過程では中間搾取存在し、現在それが問題になっているといえる)。

早く違法アップロードやその他諸々を正当化するために「搾取」を持ち出す人がいなくならないかな。

2007-09-14

http://anond.hatelabo.jp/20070914185814

ちょっと補足。

あとこれはまた抽象的な話になっちゃうけど、鳥山明は空間や立体をとらえて絵にするのがうまい

彼はもともと工業デザイナーだったからパースとか立体感覚に優れているのであって、要するに訓練の賜物だよ。逆に言えば、同じアプローチをすれば誰でもあの高みに至る可能性はある。あと、鳥山明にだって苦手意識はあった。本人が語っていたところなのだが、女性を描くのが不得意だと(あれで苦手とはにわかに信じがたいが、初期のタッチを見るとなんとなくわからないでもない)。ブルマなど相当苦労したそうだ。その点ではボーボボとかこち亀の作者なんかと変わらない。

でも、鳥山風の絵を描くマンガ家ってほとんどいないでしょ。パプワ君はわざとだし。

「ほとんどいない」には語弊があって、実際は「鳥山風」で一蹴されてしまうため日の目を見ないというほうが正確。それくらい鳥山明パイを食ってしまっていると言うことだ。これは想像だが、「何を描いても劣化鳥山になってしまう」と漫画の道を諦めた若き才能日本にはゴマンというのではないだろうか。ちなみに現役商業誌連載陣でも鳥山風のキャラ世界観を使いこなしている作家ならいるよ。弐篠重太郎とか。

まあ要するに鳥山明はいま神格化されすぎているってことだ。神の道へと至る実力と運を持っていたことは全く否定する気はないけども。私は鳥山明ベタパロディと「ヒーロー的なもの」の風刺の権化だと思っているし、アメリカンなポップアート日本風に消化したビビッドな画風が神髄だと思っているので、現状は残念でならない。

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