この考え方が国をより駄目なものにしている
いわゆる自己責任論。豊かな生活を送りたければいい学校を出ていい職に就いて必死になって稼げばいい
だからいくら国が税金を上げようが物価が上がるのに反比例して給料が下がろうが
「給料が下がるようなところに就職したお前が悪い」で問題と向き合うことなく結論を急ぐ
今"自分は困っていない"から関係ないという姿勢。先天性の病気でも後天性の病気でも「病気になるような生活をしていたんだから結局自己責任だろう」と何故か自己責任という単語だけが美学かるいは壊れたロボットのように繰り返されている
自己責任論を掲げる彼らは果たして裕福な暮らしをしているのだろうか
恐らくは否である
裕福な暮らしを続けるためには、貧困の末に国の保護を受けなければ生きて行けない人を増やすわけにはいかないのだ
自分と同等に裕福にならずとも、最低限の暮らしを保証できなければ自社の社員を増やすことも出来ず、自社の商品やサービスも売れなくなる
それではいくら会社の規模を広げても数を増やしても意味がない。
消費者に最低限の暮らしが保証されないということは、消費者によって支えられている会社の存続も危ぶまれる、
今はどうにかなっていたとしても、先のことを考えるならば自己責任論ほど何も生み出さず現実逃避しているだけの根性論や机上の空想論でしかない
この世の人間がすべて給料面だけを見て仕事を決めていたら社会というものが成り立たなくなるということに気づかないのだから
ただ生活する程度には困らない暮らしの中にいるから、自分はまだ大丈夫なのに不安にさせるようなことを言う奴が許せない、
物事を悪く捉えすぎだということにしたいのだろう
これらを事実あるいは可能性の高い事象だと受け入れることによって、それらが自分の身にも降り掛かるかも知れないという不安を受け入れられない
悪い可能性を言葉にしてしまうと本当になるかも知れないから、それに別の言葉を被せてなかったことにしたいのだろう
それを口に出来ている内は実はまだぎりぎりではあっても、最悪の事態ではない
本当に最悪の事態になったときには、もうそれを語る術すら失っているのだから
自己責任論は裏を返せば「自分はまだ大丈夫」と言いたいだけに過ぎない
そんな人ばかりでは具体的な改善策も解決策も思い浮かばないのは至極当然のことである
ただ気づいて欲しいのは「今は大丈夫だから」を繰り返した先に未来はないということである
真面目に働いているから大丈夫も会社ごと倒産してしまえば通用しない
言霊信仰の末に他人の不安や危惧を火消しのように打ち消すことに必死になるなら
いずれ似たような状況に陥って同じ言葉を口にしたとき、同じように打ち消されるであろうことは言うまでもない
「努力すればなんとかなる」は
行った努力の有用性や価値を見出してくれる人や会社、社会そのものが存在している間でしか口に出せない言葉だ
2023/5/13
いまいち仕組みがよくわからんのでメモ代わりに投稿 なんというか努力すれば何とかなる努力と唱えればいつか自分は報われるみたいな魔法の言葉として使われているんだな 明らかに読...
ストライキしろとか言う奴らもそれわかってないんだよな なんで一般市民がストライキなんて言う努力をしなきゃいけないんだ? それやらなくてもなんとかするのが政治だろ
努力するのが一般人 努力できないと他責するのが、はてな〜
一般人なんて都市伝説 普通のハードルが上がりすぎて大勢が普通になれないのが今