2023-02-28

ジャニ喜多川を知らない子供たち

私はジャニーズ喜多川が亡くなってからジャニーズにハマった、新規ジャニオタだ。

以前は、嵐の個人名すらあやふやだったくらい、ジャニーズに興味がなかったにも関わらず、

今はタキニ(滝沢秀明お気に入り)のオタクをしている。

  

そんな『ジャニーさんを知らない』オタクの私が、2023年1月帝国劇場で上演されたJOHNNYS' Worldという舞台観劇した。

  

舞台の幕が上がった瞬間、私は驚愕した。

ステージ上に巨大なジャニー氏の肖像画があったからだ。

演出の一部を担当した堂本光一氏のインスタにアップされている肖像画画像を見れば、

肖像画いかに巨大かが分かるだろう。

https://www.instagram.com/p/CoZjCbzLbQq/?utm_source=ig_web_copy_link

  

私はこの肖像画を見て、間違えてカルト宗教イベントに来てしまったのかと錯覚した。

同時に、ジャニー氏については「少年性的加害をしていた人」と認識しているので、

そういう人の肖像画を見せられる事に対して、正直不快感を覚えた。

興味本位で、内容についてあまり知らないのに一般発売のチケットを取った事を後悔した。

  

このJOHNNYS' Worldという作品の大きなテーマの一つは『ジャニーさんの遺志を次世代継承すること』だ。

ジャニー氏と交流が深かったJr.ジャニー氏を知らない世代Jr.へ、ジャニーズイズムを伝える場面が多い。

劇中ではジャニー氏の言葉引用した歌も披露される。

また、昨年はジャニーズ伝説という初代ジャニーズと若き日のジャニ―氏を描いた舞台観劇したのだが、

こちらもジャニー氏の功績を称える内容になっていた。

  

ジャニー氏と交流のあるジャニーズは、デビュー組だろうとJr,だろうと、

「あの時ジャニーさんが~」と存命だった頃の思い出を楽しそうに語る。

それも、自発的に。

ジャニーズJr.の一部のメンバーYouTubeに日替わりで出演しているのだが、

ちょっとしたきっかけがあれば、聞いてもいないのに存命だった頃の笑える話や感動する話を喋るのだ。

  

JOHNNYS' Worldやジャニーズ伝説YouTube雑誌取材などで、喜々としてジャニー氏との思い出を語る彼らにとって、

ジャニ喜多川という存在は、きっと尊敬に値する人間なのだろう。

彼に見出された事を誇るジャニーズ大勢いる。

  

ただ私はジャニー氏に全く馴染みがなく、一部報道で出ていたような性加害を行った人、という印象しかない。

から、私にはジャニー氏を称えるばかりの『ジャニーズ事務所』という組織は不気味に見える。

ジャニー氏の有名な言葉で「子供大人になれるけど大人は決して子供には戻れない」という言葉があるのだが、

どうしても穿った解釈をしてしまうのも仕方ないだろう。

  

死人に口なしであり、死者を貶めるような意見を述べる事については気が引けるものの、

そういった行為があったのは事実だ。

最高裁でも事実認定がされているし、この件についてBBC番組放送される。

  

ジャニーズ事務所タレント自体は好きだけれど、

どうしても、ジャニーズという組織の全体の意識や成り立ちには嫌悪感を抱かずにはいられない。

  

しかし、私の推しは年内でグループ全員ジャニーズ事務所を退所する。

彼らはタキニと呼ばれる通り、滝沢秀明氏が見出し存在だ。

新規なので推測の域を出ないが)ジャニー氏とは殆ど交流が無かった者ばかりだろう。

少なくとも、彼らがジャニー氏との思い出を語っている場面を見た事がない。

推しが晴れて退所するので、もうジャニーズ事務所という業深き事務所所属しているタレントファンをしている自分

という罪について向き合わなくて済むのだ。

本当に良かった。

退所日についてのアナウンスは現時点ではないが、可及的速やかに退所してくれる事を願う。

  

推しが退所したからといってオタクとしての罪が何ら赦される訳ではないのに、

勝手にもそう願ってしまうのだ。

  • インパク担乙 インパク辞めたら何するの?新規じゃ知らないと思うけど元Love-tuneですらあれなのに?

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