いやああいうところにいるのが中高生とか大学生だってのはわかってるんだ。お子様が痛い発言してても、それはお子様の特権みたいなもんだからばんばんしていいしするべきとは基本的には思ってるんだけども。
……という前提があります。
匿名ラジオを好きでよく聴いているんだけど、YouTube版のコメント欄を見ると、痛いコメントが割と並んでて鳥肌が立っちゃうという話。
たとえば「#31」では女子高生がテーマになっていて、コメント欄には女子高生を名乗るコメントがある。それ自体は、まあそういうわざわざ所属を書く自己顕示って中高生はやるよなあと思っていたんだけども、「女子高生で匿ラを聴くのはセンスがいい」という旨のコメントがぶら下がっていた。これを見てすごく鳥肌が立ってしまう。
それだけでなく、どうもリスナーの一部には「匿名ラジオ(ないしオモコロも?)はインターネットの深部」という意識がありそうで、それってグロサイト表示して「Welcome to underground…」ってやつと一緒じゃん!ゼロ年代の反復!!
いまどきインターネットなんて無限コンテンツ生成機で、いわゆるダークウェブなんていかなくても謎コンテンツが死ぬほどあるのに、数時間で数万回再生されるネットラジオが「ディープなインターネット」って意識なのか?新宿で映画行くときTOHOシネマズじゃなくて武蔵野館に行くからドヤ顔してるくらいの痛さだ。でも中学生ってそういうことだもんな。再生数数百以下の動画をディグってから言ってくれ〜。
「性格が悪い」と言われる匿名ラジオはインターネットで見がちな痛い行動(Twitterの無断転載画像リプで喜んでるひとたちとか)を揶揄するのがひとつの芸風だと思うのだけど、ついに最近の回で「大声で泣いちゃった」を揶揄してて笑った。だってそれって匿ラとかオモコロchのコメント欄でも見るやつだもんな。「でかい”聲”出た」とかね。
そもそも万バズほぼ確のARuFaが発信してるコンテンツはかなり浅めのインターネットなような……?
かなり前に久川凪のなりきりアカウントがインターネットのユーモアを「オモコロ的」「ギークハウス的」「小林銅蟲的」と分類していて、なんて性格が悪いんだと震えたことがあった。オモコロはそのなかでも比較的上の層にいると思う。別に深けりゃいいってもんじゃなくて、なんとなくユーザーの「うちらはインターネットカルチャーにどっぷりです」みたいな身振りがあいたた!ってだけなんですけどね……。
オモコロchでホワイトすき焼きをやっていたとき、私が想起したのはデイリーポータルZのYouTubeチャンネルであるプープーTVで大北栄人が何年も前にやっていた「すき焼きに砂糖入れるの躊躇しな男」だった。でも勿論そんな類似への言及はほぼされておらず、悲しくなった。再生回数は何十分の1だし……。
なんか古参アピになってしまったが、でもやっぱりあの感じで「ふふん、これが””インターネット””なんだぜ」とやられるのがあいたたた!となるのだろう。
だってきっとそのひとたちは10数年前だとしたら「速読王山口」とかを見つけるひとというよりは、ドラえもんのグロアニメとか見て爆笑してる層だろうから。
ジュブナイルの痛さを指摘せずにはおけないお年頃ってのもあってだね 貴方まさにずっぽしですね
そうなのよ まあそれ言ってると無限後退していくだけなんで開き直るしかないっすわね!はっはっは