2021-10-19

ミレニアル世代女性インストールされてきたもの

私が中学生の時、放映されていたアニメエヴァンゲリオンでは、ヒロインの一人アスカ男の子に「アンタ馬鹿?」って言い放っていたし、同じクラス女子援助交際をしていた。

高校に入るとギリギリルーズソックスが残っていたし(地方だった)その頃の女子高生は最強世代だった。

だけど女子高生の制服を着ている時代人生で一番痴漢被害が多かった。

世の中のコンテンツはだめな大人の姿であふれていたし、事実援助交際をしていた女子高生にとって大人の男は金づるだっただろう。

20歳を超えた頃には、強い女たちがセックスについて明け透けに語るコンテンツが多かった。

やがて肉食男子草食男子なんて言葉が出てきて、最近の男は情けないなんて言ってる人もいただろう。

でも一方で女性向けファッション誌ではモテスタイルだの愛され女子だの。一生女の子宣言女子飲み、女子会。

そして、負け組勝ち組という言葉が出てくる。

結婚できる女と結婚できない女の違いとはとか、婚活レポ漫画流行ったり。

30歳になる前にはなんとなく結婚できるような気がしていたのに、そうはならないと気が付いた女性たちが、30までには結婚したい!となっていく。

同性代の「良物件」たちは自分たちより若い女の子や、負け組勝ち組価値観の中で必死に成果を出した女性とすでに家庭を築いている。

もしくは独身謳歌するつもりの結婚したくない男性

そりゃそうだ。ミレニアル世代女性は同年代男の子を平気で傷つけるような言葉を投げたり、売春をしていたり、

女は強くあるべきをこじらせて、競争心をさらけ出して負け組勝ち組言い出す。

それがその世代のすべての女性の姿ではないけど、男性恋愛消極的になったり付き合いが結婚に発展しなかったりする理由としては十分じゃないだろうか。

世代男性はそういう女性像もインストールしているのだから

私は負け組勝ち組価値観がどうしても受け入れられない。

だけど大概の既婚女性は、結婚大人として身を固めることで、子供を産んで母親になることこそが女の幸せ、ということを悪気なく(時に悪意もありで)押し付けてくる。

私は結婚を考えていた恋人男性と、30歳で死別した。長い時間をかけてそこから立ち直ってきた。

死別する前に私は職場が原因でうつになっていたので、それが悪化たから本当に長い時間がかかった。

外に出て人と会うこともできるようになって、何人かとデートもしてみたが、私に新しい恋愛はいらない、が出た答えだった。

死別した最後の恋人が、私は今でも大好きだから

この事情を、おいそれと人に話す訳にはいかない。内容が重たすぎる上に、この歳で結婚していない、恋人もいないとなると、かわいそうに思われてしまう。

かに悲しくてつらい経験をしたけれど、今の私は幸せ暮らしている、ということがなかなかわかってもらえない。

今の私は、子供の頃憧れた仕事をこの歳になってやることができている。

環境は大きく変わったけれど、私の価値観はあまり変わっていない。

いつでも手元にあるもの大事にして、幸せ大事に噛みしめること。

他人尊重し、自分自分マイペースに生きること。

できるだけ人を傷つけたり心配させたり悲しませたりしないこと。

私にこの価値観インストールしてくれたのは、星の王子さま宮沢賢治

メインストリームを追えない、同世代のみんなと好みがどこかずれている、人が普通にできていることが自分にはなかなかできない、そんな今までだったけれど、

おかげで人は人、自分は自分という価値観OSにしっかりインストールできたことは、随分と自分を生きやすくしてくれているのかもしれない。

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