2020-04-18

新型コロナの基礎知識

・2020年1月に中国武漢発見された。

・いまのところ人間サルには感染することがわかっている。

感染するとおよそ7日~2週間の潜伏期があるが潜伏期に他人を再感染させる能力があるため感染経路をたどりづらい。

感染経路は飛沫感染エアロゾル)および接触感染(手から目や鼻や口)。

典型的経過:軽症の場合:通常の風邪の症状がでて7日で軽快するが、その後も再感染能力が低くなるとはいえゼロになるのがいつかはわからない。比較的ダラダラと再感染能力を持ってしまう人がいる。

典型的経過:重症化する人の場合感染後7日ごろから発熱や息苦しさなどの肺炎症状が出る。+3日の感染10日後に入院を要する状態になる。一部は集中治療をうけなければ死亡することがある。症状がでる以前から症状が出ているあいだ中、ずっと再感染能力を持ったままの状態

・そのほかに、無症状者もいる。風邪を引いたなどと一切感じないまま通常の生活を送る。無症状者でもPC検査複数回陽性であったり、CTスキャンですりガラス状の影が出ることがある。PC検査が陽性のうちは咳、くしゃみ接触などで再感染能力を持つと考えられる。PC検査CTスキャン検査は大掛かりだが、抗体検査コロナの形跡をみることができる。ただ、抗体検査は、「かかったことがあるかどうか」わかるだけの検査なので、今は治っているのか、まだ感染能力があるのかは結果がでても不明となる。CTスキャンは即日結果がでる。新型コロナPC検査は結果が出るまで3~7日間かかる(まだ簡易化されていないため)。

・致死率は感染者(重症+軽症+無症状)のうちの0.6~2.0%と言われている(集中治療あり、コロナのみの場合。余病を併発したり、医療への負荷が大きすぎて医療崩壊してコロナ治療怪我治療出産の援護も全くうけられない状態になれば当然致死率はあがると考えられる)

重症化しやすタイプは老齢、基礎疾患(喘息肺炎の既往症)がある人。イタリアでは新型コロナ亡者の87%が70歳以上だったが、若く基礎疾患のない人もまれにかかる。低年齢では5才児から死亡例がある。BCG幼児のころから全員接種しているはずの日本人でも低年齢(10代)で死亡した例が1例だけではなく存在している。

・予防のためには3密(密閉、密接、密集)をさけ、手洗いやうがいを徹底する。

コロナ特におそろしい点は再感染能力が高い(再生指数が2をこえる)ことである

これはクラスターが発生すると患者数が2の累乗で増えることを意味する。これが医療崩壊を招きやすい。

患者数が増えると、当然重症者も増える。

重症者は再感染能力をもったまま医者に集まってくる。

医者は「まだ罹っていないが基礎疾患をもっていてあぶない人」を守るため、診察設備の殺菌消毒や患者同士の分離のために多大な手間暇をかけなければならなくなる。

医療資源診療時間マスクや防護服など)がすべてコロナという一つの病気にくいつくされてしまう。

医療崩壊

政府PC検査CT検査を受けられる人数があまりに少ないため、無症状者は放置して自宅で治ってからでてきてもらうつもりのようだ。そのために緊急事態宣言を4/17(金)に47都道府県に発令したが、それ以前は7都市緊急事態宣言もさほど厳密なものではなく、日本人全員が「空気読める子」であることを前提にしていた。

中国では2ヶ月半の厳しい都市封鎖でここ1ヶ月ほど新規患者ゼロにすることができている。しかしSARSやMARSなどで経験済み、訓練ずみのはずの中国でも初期に死者を大量に出してしまったおそろしい病気である

コロナウイルスのエンベロープは二重脂質であり、いわば「ちょっと丈夫なシャボン玉」のようなものである。よく水と石鹸で洗うことが一番よく効く。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん