2019-08-15

初めて妻を裏切ってしまった。

今日は妻も仕事で、俺も仕事…のはずだった。

実は、本当は俺は休みなのだ


妻に内緒仕事のふりをして出てきた。

こんなことは、はじめてだ。

妻には、本当のことを隠して出かける。

結婚して、15年。中学生の息子もいる。

こんなことは初めての体験だった。



朝、9時台に、俺は目的地に着いた。

目的地は、国道沿いにある「個室ビデオ」。

個室ビデオ

なんて、甘美な響き。

私はこれまで、個室ビデオなるものに行ったことはなかった。

齢40にして、初体験

憧れがあったのだ。

私は素直に憧れていたのだ。

聞けば、そこでは大きな音で、アダルトビデオが観れるらしいではないか

私は妻と同居を始めてからというもの、大画面でのアダルトビデオを観る機会をすっかり失ってしまった。

そして、オナホール

ジョークグッズとして、名高いアイツ。

私は、ヤツに触れたことがなかった。

私は、ずっと機会をうかがっていた。

このお盆休み中学生の息子のところには仲のよい男友達が来ていて、いつも以上に家事も増える。

何より、ゆっくり一人になれない。

そこで、こんな偽装を目論んだのだ。

そこで、思いついたのだ。

仕事のふりをして、あの、個室ビデオに行こう」

私は人として最低だ。

最低の部類に入ると思う。


では、小生の個室ビデオレポートをお伝えしよう。

まず、入店すると、色白のおじさん店員がやや威勢良く「いらっしゃませー!」と声をかけてきた。

怯む。

目を細めてみればツタヤと見まごうレイアウトの店内。

しかし、よく観るとそこは大量のAV

圧倒的物量。

たとえば、小生がアリで、これだけ大量の砂糖を与えられたら、どうなってしまうだろう。

まるで一生分のアダルトビデオが、詳細なジャンル分けをされて陳列されているようだった。

ふと、店内BGMシステムの案内が流れていることに気がつく。

それは(DVDを6枚まで選んで、受付カウンターまでお待ちください)との内容であった。

ぐるりと店内を見回す。

ああ、小生は間違っていた。

たとえるなら、Amazonで本を買うようになって、「本屋はいらない」と思ったことに似ている。

「小生にはfanzaさんがいてくれれば、DVDを買いに行く機会などは人生プラスにはならない」と思っていたのである

否。

実は本屋出会いの場だ。

書店員の方の努力によって、ステキな本と出会えるのだ。

大量の物理媒体に囲まれることで得られる体験は、やはり捨てがたいのだ。

蛇足だが、小生は、ここで、三島奈津子氏を知ることが出来た。好みの美女だ。

ストライクゾーンだった。

これだけで、本日価値はあったのだ。

そして、慌てつつも慎重に6枚をえらび、緊張の受付。よく観る定番ジャンル、あまり観ないジャンルなどをバランスよく織り交ぜようと自分なりに試みた。

また、人生初めてのジョークグッズは、触ったことのない小生でも存じ上げる「TENGA」のプレミアムという商品を選んだ。

仕事をしていることになっているため、コースはかなり長い12時間。部屋はリクライニング椅子なども選べたようだが、フラットタイプのものにした。

受付では、コンドーム2個と、大量の個包装のウェットティッシュDVDをカゴに入れられ、部屋の案内を受ける。

この辺りはカラオケボックスと同じ流れだ。

なるほど。



さて、数時間かけて、2個のコンドーム使用した、僕の感想を「結婚して、家で自由自家発電の出来ない男性陣」へ伝えよう。

僕は、抜くまでは楽しかった。

本当に楽しかった。

素晴らしい施設だと思った。

かに子育て家事仕事からも、解放されていた。

大画面で音を出しながらみるアダルトビデオの開放感。スマホでコソコソとヘッドホンで観るとき体験とは大違いだった。

しかし、そのあとは、なんだか、落ち込んでしまったんだ。

情けない。

情けない。なんて、情けないんだ。

こんなことで、僕はこんな一時的欲望に流され、妻に嘘をついた。裏切ってしまった。

妻に言えないことをつくってしまった。

本当に申し訳ない。

ジョークグッズと、利用料の4150円は今となっては高く感じる。

部屋も、なんだか汚らわしく思えてきた。

ここでは、見知らぬ男性たちが服を脱ぎ、自慰行為に励んでいたのだ。

そして、僕もその一人だ。

仲間入りだ。

しかに、開放感はあった。

代え難い体験だった。

ただ、僕はこんなことをして、妻を裏切りたかったわけじゃないんだ。


ごめんなさい。

ごめんなさい。



まだ、時間があるから抜こう。

  • いーけないんだ、いけないんだ! 悪い子増田!

  • 風俗行ったりする人よりずーーーっと無邪気で可愛いよ それに罪悪感感じちゃうところもさらにかわいい 奥さんが羨ましい

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