二次創作をしている。
今のジャンルに4年いる。
とにかくなぜかわからないけど誰もかれもが、何もかもが嫌で、悲しくて、辛くて、でもそれがなぜなのかわからなかった。
自分の問題だと思って、自尊心が低いとか、自愛ができてないとか、いろんなことを調べたり試したり本を読んだりした。
それでも原因が解決しない。
それでも、何がこんなに苦しいのかわからない。
基本的にずっと苦しい。
このくらいいっか、とか、この程度まあ我慢しようみたいなことが全部できなくなった。
だからジャンル者の些細なツイートや自分よりも評価される作品なんかが気に障って仕方がなかった。
描きたいものがたくさんあるのに、何もかもが嫌になって何もできなくなった。
ペンタブを持つと涙ダラダラあふれる。
描きたいものを思い浮かべるとめまいがして、めちゃくちゃに悲しくなって泣いてしまう。
起き上がることができないほど無気力になった。
だから当然twitterなんかには目を通せなくなって、強制的にジャンルから離れることになった。
変わったね、どうしたのって他ジャンルの友達からすごく言われる。
言ってることがまるで有害みたいじゃんっていう冗談で泣いてしまう。
どうして。なんで。わからない。つらい。元に戻りたい。
答えが出ないことはつらい。
原因がわかればまだ納得がいく。
これのせいなのか、ってわからないことはすごく怖い。
前のジャンルは最悪だった。
とても大切な友達ができたこと以外、主に人間関係が最悪だった。過激な人が多かったからだ。
最悪な人間関係の中でさらに色々最悪なことがあって(パクリとかトレスとかそういうの)へこたれてるときに今のジャンルの原作に出会って本当に救われた。
今は最悪なことが起きてないのにつらくてつらくてたまらない。
なんでなんだろう。
こんなになるまで辛いってどうしてなんだろう。
なんとなく、前のジャンルと今のジャンルで感じた自分の気持ちを比べてみた。
考え始めて数分で答えが出る。
答えは簡単だった。
今のジャンルには話が合う人が一人もいない。
対立とか、学級会とか、晒しとか、パクリとかトレスとか、なんていうか、とりたてて大きな問題がないから、全くわかってなかった。
前のジャンルはそうではなかった。
そもそも人が結構多かったので、共感できるツイートや楽しいことやうれしいことがたくさんあったのだ。
不快よりも快が多かったんだ。
描き手に好きな人はひとりもいない。
厳密に言うとたったひとり好きだった人がジャンルを代わってしまった。
好きじゃない描き手の描いているものに愛想笑いすることしかできない。
全然受け入れてもらえない。でもそれでよかった。ジャンルが好きだから。そしていい人が多かった。だから平気だった。
でも尊敬とか共感とか安心とか嬉しい、楽しい、すごい、そういうプラスの感情が、好きな人の本をのぞいて、快が一切なかった。
でも今みたいになったりしなかった。
そのころも、不快より快が勝っていた。
ずっと自分に原因がある、変わらなきゃと思っていた。
状況を打破するぞとジャンル内でたくさんの人に会っていた。
ジャンル柄なのかわからないけど、でも多分そうだと思う、何を話しかけても、誰もtwitterのようにはしゃべらない。
会社の人と話すようにしても全く会話にならない。
これまで周りが大丈夫にしてくれてただけで、自分はコミュ障だったのかなと焦った。
でもそれも友達たちや会社の人たちがすごくやさしくしてくれてるからなのかもしれない。
もしかして相手のテンポを無視してるのかな、話しづらい話題かな、それを友人や知り合いには許されているのかな、気をつけないといけないといけないといつも胃が痛かった。
というより全員から嫌われてるのかもしれない。
でもそんなことはなさそうで、誘ったら会ってくれる。Twitterで話してくれる。会うたび絶望する。何のために会ってるのかよくわからない。
人間関係、twitterでの立ち回りの仕方、これまで大丈夫だったことが全部通用しない。
全部自分のせいだと思っていた。
全部全部全部、自分のせいだと思っていた。
このジャンルの人たちと、すべてが合わないだけだったんだ。
安心してドクドク泣いた。