インターネッツで「タヒね」とか、叫んでいる人がたくさんいるけど、自然死による世代交代は穏便な解決手段です。誰かが犯罪者としてまつりあげられることもないし、血が飛び交うこともない。こころよく思っていなかった人たちも安息する。医療技術の発達前ならば致命傷だった病気から復帰する人もいるけれど、江戸時代の平均寿命より長く生きる必要があるのか、じっくりと考えたほうがいいです。みんな長生きにこだわりすぎ。人生の目標長生きとかくそくらえです。
さて、組織を延命するための制度として、定年とか転勤とか出向とかがあるます。これは自然死を人為的に発生させて、組織をリフレッシュさせている。これらのことを定期的にすると前任者の不正を発見することもできるし、仕事の引継ぎによって属人的な仕事化を防ぐこともできる。そういうことを防ぐ知恵のはず。上の重しがなくなることで組織は活性化し長続きします。
ところが、人為的な自然死による新陳代謝の活発化を阻止しようしている経営者がいる。なぜ、そんな面倒なことをして人を入れ替えるのか。その理由とそのメリットがわからないのだ。わからないことは恥ずかしいし、私欲にまみれて私を脱することができていない。
とある会社の事例を読者の皆さんとシェアしたいと思う。とても有益な情報なので拡散希望です。まず、適当な派遣会社を作る。そこへ定年したお気にの社員を入れる。そこから本体の会社へ定年した元社員を元のポジションに派遣する。これで、定年制を無力にする偽装派遣会社が完成する。派遣社員なので、給与は会社の規定による必要はない。お手盛りにできる。派遣会社は、本当の派遣事業をする必要もないので安泰です。もしあなたが就職活動中の学生であれば、この幽霊派遣システムを見つけ次第、一目散に逃げてください。なぞの幽霊派遣会社に搾取されるだけです。あなたへの分け前は確実に減ります。
最近、東京のほうで天下りの斡旋ボランティア風の団体を作っていた人が話題です。批判をかわすためには、派遣会社を作って、そこから派遣すればよかった。派遣契約ですから、勤務日数が2日/月で年間1000万円をもらっても、派遣契約ですからで終わります。役員の派遣、顧問の派遣、部長の派遣、とにかく派遣を使えば、いろいろとはかどる。これからの天下りはダミーの派遣会社経由で行われるべきです。高度な判断をする人材を派遣するわけですから日雇い派遣とは一線を画す。ノープロブレムです。
このダミーの派遣会社はとても儲かる。その代わりに経費が少な目。がっぽり法人税を取られる可能性があるので、都心にオフィスを構えて家賃で利益を飛ばしてしまうのがおすすめです。この手法が世間にあまりにも広まりすぎると、派遣の規制が厳しくなる諸刃の剣。素人にはおすすめできない。