2016-03-29

おそ松さん最終話

よくできたアニメだった

それぞれのパーツがパズルのように組み合っており

一見ラバラにみえた各話に一貫性をもたせてる

そしてそれらを破壊してる破天荒っぷり

まともに考察しようとの試みを無駄なことだとあざ笑う

そういう意味でもよくできている

おそ松さんキーポイントはトト子ちゃんにあり

ポイント11話のクリスマス

各種ショートコントの後、最終的に六つ子はトト子ちゃんの家にいってクリスマスを過ごしてくれと土下座する

トト子ちゃんは帰ってくれと土下座する

トト子ちゃんの親は毎年の風物詩だとほのぼのする

六つ子もトト子ちゃんもお互いがああだからということで

終わりなきモラトリアム期間を過ごすことを許されてると思ってるフシがある

お互いに抜け駆けするでなく本当につきあうアプローチをするでなく

その距離感安心して、安心しているからこそサザエさん空間まったりと生きている

ところが24話。Aパートの「トト子ちゃん大あわて」でトト子ちゃんが動く

結婚相手を求めて実際に石油王といいところまでいってしま

まり、トト子ちゃんが本気出してしまったわけだ

それを受けてのBパート

そう24話はつながっている

トト子ちゃんによりホレてる順に動きがあるんだよな

地下アイドルであるトト子ちゃんのマネージメントしていたチョロ松が最初就職を決め

総集編でいっしょに「まわし」をした長男が拗ねてる

次いでトド、カラ、十四と

興味深いのは最後の一松だ

彼は筋金入りのペシミストで家を出たところでなにがどうなるわけでもないし

マイナス面が多いと肌で感じている

もちろんトト子ちゃんとつきあえるわけもないと思っている

それでも今この家に残る理由がないし理由がないからこそ出なければならないと思っている

誰よりも場の空気を読んだ末に最後まで残るという手を選んだがそれ故に今出ないとダメだと

そして案の定野垂れ死に寸前にクリスマス回でちょっかいを出していたカップルに助けられる(ここもつながってる)

傍目からみたらトト子ちゃんは婚活パーティーにかよい

石油王に見初められて、破局して、傷心で語学留学だもんな

石油を掘り当てられずに骨になった六つ子にとって

危機感を煽るには余りあるアクション

今は手は届かないにしてもいつかなんとかなると漠然と思っていた存在がいきなり遠くに感じてしま

ベタだけど効果的なパターン

そしてバラバラになった末におそ松はトト子ちゃんにデートに誘われても無視してしま

この行為ポイント

そのまま最終話につながる

なんたって24話の最後には「つづく」とでてますからね。

野球をすることになり

なんのかんの決勝大会にまで上り詰めるも

負けそうになる

そこでトト子ちゃんが出てくるわけです

勝てばやらせてあげると

これで六つ子とトト子ちゃんは気がつくわけです

自分らは7Pがしたかったと

そう彼らは「いっしょ」にトト子ちゃんを相手童貞喪失たかったわけですよ

そしてトト子ちゃんも薄々は思ってたけどやっと肚を決めて

ひと肌脱いで応える覚悟をみせたわけです

ダメでしたが

六つ子は20歳すぎの青年らしく「セックスがしたい」という思いでがんばっていたわけです

ダメでしたが

からおそ松が迎えに行ったときめいめい自慰行為にふけっていたわけです

20歳すぎの青年から

そしてダメだったのはなぜかというと「つづき」があるからです

彼らはまだ童貞じゃないとダメなわけですよ

から24から普通につづいて巣立っていって童貞喪失してニート脱却して視聴者を感動させちゃダメ

チョロ松の手紙不思議な力で燃えたのはそのためですね

ということで結論、トト子ちゃんはカワイイ菩薩

などという考察を長々と書くときもちわりー

と各方面からいわれるわけです

二期が楽しみですー

まだおそ松クラスタでつながっていよー

ってほうが健全

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