2015-12-10

就職氷河期、ポンコツ学生だった私が内定を3つもらった話

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私も氷河期世代だったが運良く内定を3つ貰えた。更に私はこの人よりも恐らく愚かな学生だった。Fランクとまでは行かないが微妙偏差値私立文系で、しかサボること遊ぶことばかり考えている典型的バカ学生で真面目ですら無かった。おまけに就職活動も30社ぐらいしか受けなかった。しか幸運なことに就職浪人にならずに済んだ。

私が就職浪人にならずに済んだ理由

まず私が就職浪人にならずに済んだ理由を幾つか考えてみた。

内定3の原因1:学閥学歴フィルターがありそうなところは避けた

まずほんとうにあるかどうか知らないが、どう考えても学歴フィルターがありそうなところは避けた。よくある失敗で、ポンコツ大学生記念受験的に次々に有名企業エントリしてはESで弾かれるというのがあるが、そういうことはやらなかった。ESを書くのも労力がいるし、受かる可能性が0に近いところにエントリするのは時間無駄である。万が一、何かの間違いで書類選考を通ったとしても、筆記や1次面接で落ちる。そういう会社は既に自分よりもハイスペック学生が沢山エントリしているのだ。レベルの違う相手との戦いを避けるのは当然である

内定3の原因2:受ける会社職種で選ばなかった。

私は当時「事務職オワコン」と考えていた。当時から事務職派遣社員外注、更に中国などへのオフショアが始まっていて、はっきり言って未来があるとは思えなかった。また、父親が某電機メーカーで総務をやって、パソコンや机や蛍光灯ロットで購入して事業所に分配するなどという仕事の話を聞いて、はっきり言ってつまらなそうだと思った。

一方で学生が嫌がる営業販売IT積極的に受けた。ものを売る仕事や作る仕事はなくならないと思ったからだ。ただ文系なので作る仕事といえばITぐらいしか無かったのだが、それでも自分が作ったものが世の中に出て行くというのは非常に魅力的に感じた。

しか外食産業介護運送業は受けなかった。理由は後述する。

内定3の原因3:興味のない会社は受けなかった。

就活が始まって最初の頃は、興味のない会社業界説明会にも積極的に参加し練習代わりに面接も受けていたのだが、やはり興味のない会社説明会ほどつまらないものはなく、電車賃無駄と感じるようになり、興味のある会社だけ受けるようになった。要は「受かったら入りたい会社」だけ受けるようにした。入りたくもない会社に入っても仕事苦痛になるだけだし。

外食介護運送といえばブラック企業という言葉が一般化する前からブラック業界で有名だったが、これらも単に興味が無いから受けなかっただけである

内定3の原因4:人事と仲良くなった

内定をもらった会社は、いずれのところも人事と仲良くなった。自分入社したらもしかしたら一緒に働くかもしれない相手である。仲良くしておいたほうが得だし、逆に仲良くなれないような人が採用担当をやっている会社は何かヤバさを感じだので辞退したり、面接適当にして落ちたりした。ただ2社に辞退の連絡をする時非常に心苦しかったが、ちゃんと話をしたら応援してくれた。まともな会社採用担当オワハラなどしないのである

そして現在

営業職→WEB関連に転じ、何故か人事で採用をやっている。あれだけ事務職オワコンと思っていたのに仕事はそれなりに楽しいしか現場への未練もある。なんというか人生はままならないものである。ただそれでも「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるように努力しているつもりである

もしお祈りメールに悩んでいる学生がいたら、あまり深く悩まないで欲しい。単にミスマッチなだけで、あなた自身問題があるわけじゃないから

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