コンビニの話が出るとデイリーヤマザキの前後ぐらいで話題に出てくるイメージのポプラ。
学生の頃一年ほどバイトしてたのを思い出したのでちょっと書く。
なんでポプラを選んだかっていうと、バイト=コンビニ店員かマクド店員っていうイメージしかなかったのと、単純に実家から最寄のコンビニがポプラだったから。
働いていたのは当時本部直営だった店で、意外にも田舎の割に善戦していて全国的に見ても割と上の方な売り上げだったらしい。
デキる元ヤンみたいなイケメン社員の人がエリアマネージャやりながら店長もしてたけど、
仕事のできるアパレル業界志望のギャルバイトを副店長に指名して、ほぼ店の運営は任せてた気がする。
普通ならこのグラム数以上、大盛ならこのグラム数以上、みたいな決まりがざっくりあるだけなので、
並の時は一応大盛りの基準を超えないように加減して盛るけど、大盛りになるとリミッターが外れるので盛れるだけ盛る感じだったみたいだ。
目分量で基準のグラム数+10g圏内に盛る技術を熱心に磨いてしまって、最終的にはほぼ+8g以内におさめていたので、きっとものすごいハズレ店員だっただろうと思う。
酒やたばこを買いに来る近隣の不良未成年のグループや鳶職っぽい若者のグループに、レジにくる一人ずつ丁寧に年齢確認していたら凄まれて、
一緒にシフトに入っていたおばちゃんに「怖いから二度としないで」って後から怒られたりもした。
当時は今より年齢確認はザルなのが普通で、実質ほとんどやってなかったようだ。
バイトは廃棄になる弁当をバックヤード限定で食べさせてもらえていたけど、
ご飯に関してはご飯の容器が有料で、ご飯自体は無料という扱いだったので好きなだけ食べていいよと言われて、
当時いつもお腹をすかせていたし、家では母親が粗食傾向だったのもあって、コンビニ弁当を食べなれていない俺にとってすごいごちそうだった。
ここは夢の国か!?とか言いながら毎回弁当3個分くらいのおかず+山盛りのご飯をモリモリ食べてたら、バイトし始めてからあっという間に10%ぐらい太った。ポプラ恐るべし。
入店と同時に「マイセン!!」と叫びながらレジに来たおっさんに、どのマイルドセブンですか?と候補を並べたら「違う!違う!!」というので、
「??マイルドセブンですよね?番号教えていただいていいですか?」と聞いたら、
「何言うとんのじゃァ!セッタァ!!ボックスゥ!!!言うとるじゃろが!!こんダボァ!!」と怒鳴られるとか。
プルプル震えながらやってきたおじいちゃんにお釣りを渡した手をガシっと両手で握られて、
「アンタはこんな所にいていい人じゃない!目ェ見たらワシにはわかる!」
「アンタの目は澄みきって、こんなにも輝いておる!もっとちゃんとしたところへ行きなされ!」
「ふさわしいところへ行くと!この老いぼれに約束してくだされェェェ!!」と20分ぐらい拘束されたりとか。
そのうち、店長がエリアマネージャ業に専念するために、本部から新しい店長がやってきたけど、
電車男の俳優さんをもっと野暮ったくしたようなイメージの人で、いまいち前の店長に比べて仕事ができなかったらしく、バイトのおばちゃん達から盛大にナメられていた。
事前に翌月のシフトに入れない日の聞き取りがあったので、この日は資格試験があるのでダメですとメールで送っていたのに、その日に思いっきりシフトを入れた挙句、
「知ってるけど入れた。自分で代わりを見つけるか、試験すっとばして来い。」と据わった目で言われて、
ああ、この人、俺なら言うこと聞きそうだと思って、自分が交渉してシフト調整できないから押しつけようとしたんだな、と思って、そのあとすぐに辞めた。
その後、直営からフランチャイズに移行したらしいけど、数年後には近くにローソンが出来た影響か、ひっそりと無くなっていた。
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追記
こんな独り回顧録みたいなのが伸びてる。ありがとうございます。
思いがけず文章を褒めてもらえているのもとてもうれしいです。
関係ないけど、昔パラボラアンテナでした、に空目した