2009年09月08日の日記

2009-09-08

http://anond.hatelabo.jp/20090908013405

結婚前からセックスレスなんだから、夫はその生活を「了解された」と取るんじゃないのかなー。

結婚したらセックスするようになると思ったのだろうか。…もしそうなら見通しが甘い。

ただ御友人のような、浮気癖のある、言ってしまえば多情なタイプだとセックスレス自尊心

人一倍傷つくだろうし、辛いでしょうね。話し合っても解決の糸口が見えないなら尚更。

自分が求める愛情を一片も与えられない相手に対して、何をどうしていいのかわからなくなっている状態というか。

だからといって浮気をしてもいいわけではないけど。


どういう人と結婚するのがベストかは人によりけりとしか言いようがないけれども、最低限下の3つは必要。

自分と相手の区別を付けること(その上で、協力し合う姿勢を持つ)

■相手に対して誠実であろうと努めること

■話し合いが出来ること(共通の言語感覚を持っていること)


愛し合っていてもお互いの気持ちが全てわかる訳じゃないし、どうしてもうまくいかないことがある。

そんな時上に挙げた最低限の要素も満たせなければ、所詮他人の間柄、ひどくあっけなく間柄が壊れる。

反対に、なんとか困難を乗り越えていくと他人同士であってもいつしかお互いにとって最強の味方になっていく。


最後に、一番上の項目は友人同士でも必要なこと。

増田は気が優しいんだと思うけどあまり振り回されないようにね。

御友人の決断を尊重して、肯定も否定もせずほっとけばいいと思う。

夫婦間の問題の中でも他人が立ち入りづらい事柄だし。だらだら続けるも別れるも、好きにしたらいいし。

彼らの人生は彼らに責任取らせたら良いんだよ。

コミックギア買った

 ちまたで賛否両論、9割否定、と大変話題の雑誌コミックギア」を購入いたしました。遅きに失した感がありますが、ここでダラダラと感想を述べさせていただきます

 このマンガ雑誌の特徴は、漫画家さんだけで雑誌を作っていく、ということ。互いに互いの作品に対してあーだこーだを繰り返して、各々が漫画製作に励むというわけです。では「編集者がいないのか」というと実はそうではなく、公式ブログによると「漫画家全員で意見を出し合って出来たネームを、まとめて編集者に見せる」という形をとっているようです。なんだか詐欺にあったような気がしますね。

 まぁ、そんな作り方などどうでもよいのですよ、読者にとって。ようは、面白ければいいのです。とかく厳しいマンガ世界。あるものは巨万の富を得、またあるモノは借金まみれで放り出される。このマンガ砂漠で生き残れるのは、「面白いモノ」を描いたものだけなのです。あとのモノは砂漠にて自分のひり出しか糞を食いながら水分を補給するような人生を歩むだけなのです。

 ちょっと言い過ぎのような気もしますが、とりあえず個々の作品の感想を述べさせていただきます。べんべん。


ヒロユキ著「スーパー俺様ラブストーリー

 このマンガの凄いところは作者が頭蓋骨の奥に秘めた人類の宝物である脳味噌を一片も使った形跡がないことです。

 「一挙2話、94ページ掲載!」と表紙に銘打ってありますが、94ページも使って進んだのは起承転結の「起」くらい。四コマで言えば一コマ目です。ヒロユキ氏は自作四コママンガドージンワーク」がアニメ化されるほどの人気作家ですが、どうやら同じ手法でストーリーマンガを描こうとしているようです。画期的です。インディーズコミック(?)で活躍なさっている大橋浩之さんの作品に「音楽」というのがありますが、こちらのページ数は100ページほど。その100ページで1時間半の映画ほどのストーリーをやっておられる大橋氏に対してのこのプロの仕打ち。さすが、プロは違いますね。

 あと、これはコミックギアに載っている全ての作品に言えることで、ほかでもさんざん指摘されていることですが、見開きや1ページぶちぬきが実に多い。通常、見開きなどというものは、一つにマンガ作品に一回くらいあればいい様なもの。それをヒロユキ氏は、とにかく乱発しまくっています。しかも、絵はうまいが構図が下手なので、全体的に書きこまれているのにスカスカ感を味わってしまいます。コップ一杯分のカルピスドラム缶で薄めたような味わいが口の中に広がり、さわやかな水を飲んでいるかのような錯覚を味わってしまいます。カルピスなのに。二次元美少女ぶっかけるのに不可欠な白濁色はどこに行ったのでしょうか。

 見開きと云うのは使いどころが難しいもので、例えば現在ビッグコミックスピリッツで連載されている花沢健吾著「アイアムアヒーロー」では、見開きが異常に多用されているシーンが出現します。しかし、スカスカでないどころか、迫力と恐怖がこれでもかというくらい倍増されている。また、「ディエン・ビン・フー」などで知られる大西大介さんも大ゴマ、見開きを多用する作家さんですが、こちらもそれらが見事に活かされています。要は使い方を誤らなければ連発してもよいのですが、ヒロユキ氏のそれは、先ほども言いましたように、「連発」ではなく「乱発」です。これが銃なら大変なことで、マイケル・ムーアドキュメンタリーネタを一本提供してしまうことでしょう。実に恐ろしい結果となります。

 つまり、基本的なマンガの描き方をヒロユキ氏が一切把握していないどころか、そのことに対してなんら疑問も抱いていないのです。実に自信満々に作品を提供しておられる。ヒロユキ氏はインタビューで「自分がつまらないマンガを描くわけにはいかない」という旨の発言をしておられますが、残念ながら収録作品中、一番つまらなかったです。


じゅら著「マシンガンソウル

 ヒロユキ氏の作品をずいぶんと長く言及してしまいましたので、あとのは軽く流していきます。疲れてきましたので。

 この「マシンガンソウル」という作品はダメ傭兵が主人公で、そいつが頑張る、という内容なのですが、こちらも絵はうまいのですが構図の取り方が下手です。79ページの一コマ目などは、あまりに下手過ぎて映画デビルマン」のうんこ演技を思い出してしまいます。「おれ・・・でーもんになっちゃったよ~」とか「ぐわわぁぁ」とかいう、あれです。観ていない人はレンタルして後悔して下さい。

 物語の途中で主人公は負傷した上官と、助けるべき人質を抱えて敵陣をひたすら疾走します。その猪突猛進ぶりや凄まじく、足を撃ち抜かれても崖から飛び降りても止まりませんし、最終的には頭突きで壁を打ち砕きます。その理由が、すべて主人公が持っている「根性」。凄いですね。「元気があれば何でもできる」という某アゴプロレスラー名言を地でいくような主人公です。

 しかし、やはり「根性だけでそんなことできるわけねーじゃん」的な思いを読者に抱かせてしまう。ここはひとつ、次回にて「実は主人公には謎の力があって、それを狙って謎の組織が…」と言った感じに、謎だらけな感じにしてしまうのはどうでしょうか。そうすれば何とか連載も続けられると思いますが、その前に雑誌が終わりそうな気もするので、やはりこのままでいいような気がします。


・若林稔弥著「大魔王ザキ」

 よく作品を評価するのに「主人公にまるで共感できない」などと言った言葉をよく耳にしますが、主人公に共感できない=ダメ作品、というわけではないことを、ここに記しておきます。そもそもまるで主人公に共感できない作品など有史以来、大量に存在し、しかもそのうちの多くが評価を得ていることを考えれば、その一点でもって作品すべてを否定することなどできないはずです。映画ドーベルマン」や山本英夫さんのマンガ殺し屋1」など、どうしようもない人間ばかりでてきますが、高く評価されていることからも、そのことが判るというものでしょう。個人的な好き嫌いはともかくとして。

 この作品「大魔王ザキ」もそうした「主人公に共感できない作品」の一つとして挙げられると思います。しかし残念なのは、作者がそのことを理解していないこと。読者に対して「こいつ(主人公)に共感して下さいねぇ~」と言った感じのオーラを放っています。「どうしようもない悪党が主人公なのに、最後はそいつに同情してほろりと涙してしまう」作品として映画「マーダー・ライドショー2/デビルズリジェクト」がありますが、これは実は高い演出力がないととてもじゃないけど出来ないことなのです。作者のじゅら氏はおそらく何も判らずにその壁にぶち当たって行った。結果、何も判らないまま崩れていったようです。素直に悪党は悪党にしておくか、最初から共感を得やすいような主人公にしておいた方が無難だったと思われます。

 一つ疑問なのですが、物語ラスト。主人公の師匠は主人公を山から降ろさないようにしようと画策していたのに、なぜあっさりと降ろしてしまったのでしょう?「けがをして動けない」と言った描写もないですし(けがはしてるけど、日本の足で立っているのだから、止めることくらいは出来るはず)。どうせだったらベッドにでも縛り付けておけばよかったのではないかと思います。


・ユーゴ著「ゴーストラッシュ

 怪物退治をする潔癖症な主人公とその使い魔のお話。どうでもいいけど、なんで扉に作者の名前がないのでしょうか。名無しですか。としゆきですか。覆面座談会でコミックギアの内情を暴露ですか。ぜひやっていただきたいところです。

 ちょっとホラーな雰囲気を醸し出そうとしていますが、ものの見事に失敗しています。犬を吠えさせ、カラスを啼かせておけばアトモスフィアが形成されると思ったら大間違いなりよ、キテレツコロッケ食べたいなりよ、キテレツ。私、ボディーだけ病気なりよ、キテレツ。言いたいことが他の作品とかぶるので(コマ割りが下手、構図の取り方が下手、主人公に共感できない、それを作者が判っていない)、適当に埋めておきました。

 あ!女の子触手に襲われているのに、えっちぃ絵を描かなかったことは許せませんね!えっちぃのは嫌いか!金髪ぶってんじゃねぇ!俺は大好きなんだよ!えっちぃのも金髪もな!


友吉著「GOOD GAME」

 もう少し少ないページ数でまとめられたのではないかと思うのですが、ヒロユキ氏の作品に触れた後では、ちょうどいいような感じがしてしまいますから厄介ですね。もしかしたらヒロユキ氏は、他の作品を引き立てるためにわざとあのような作品をお描きになったのかもしれません。涙がちょちょぎれますね。嘘ですけど。


・とりねこ。著「ヒヨコ道化不思議な町と」

 タイトルから林静一さんの「アグマと息子と食えない魂」を思い出してしまいましたが、全然関係ありませんでした。

 柔らかくゆったりとした空気感を醸し出す絵柄に、ほんわかとした話。天野こずえさんの「ARIA」を想起させるような作風で、コミックギアの中では比較的読める作品に仕上がっております。「比較的」ですが。

 途中で繰り出されるトリックの謎解きが、いまいちよく分かりませんでした。私がバカなせいでしょうか。いやいやまさか、そんなはずは…


佐藤ユーキ著「デスハート

 女に振られたら死ぬ話。明らかな構成ミスが目立つ作品です。

 主人公は心臓病気を持っているらしく、女に振られるたびに激しい痛みに襲われます。主人公はそれを「失恋の痛みだ」と解釈していますが、いけませんね。異変を感じたらすぐさま病院に馳せ参じないと。手遅れで死ぬかもしれません。

 主人公は友達の女性のことを「まさか俺に気があるのでは」と童貞丸出しな妄想で突進するのですが、実は彼女にはすでに恋人がいます。そのことが序盤で明らかになるものですから、主人公がその女友達に告白して振られることを読者は分かり切っている。それで引っ張るというのは、土台無理な話です。実は作者は「序盤で明らかにした」つもりはなく、「伏線を張った」つもりだったのかもしれませんが、だとしたら伏線の張り方が下手過ぎます。しかも、その女友達彼氏は主人公の友達なのですが、その友達が最初にちょっと出ただけ。一回もアップになってないので、全然印象が薄いです。

 物語の構成の仕方がまるで分かっていない作者だったのでした。いや、コミックギアは掲載作家全員で作品のネームを回し読み、意見を出し合っているのですから、むしろコミックギア作家全員が物語の構成を分かってないといった方が正しいような気もしますが、私はとても心優しく繊細な人間なので、そのようなひどい事は言わないようにしておきます。罵詈雑言は、人の心を荒んだ物にしますからね。


桜井マコト著「アシュラ」

 いきなり盗賊の頭になった女の子の話。これも比較的読める作品だと思いますが(「比較的」、な)、これで連載はちょっと厳しいような気がします。個人的にはコミックギアの中で一番好きな作品なのですけどね。


・九品そういん著「プリンセスサマナー

 カードゲームで闘う話。最近テレビアニメを観てますと「おれのターン!」とか「場に出ているカードをすべてケツに突っ込んでターンエンド!」とかそんな叫びばかり聞きます。流行ってるみたいですね、カードゲーム

 これもその流行に乗っかった作品なのでしょうが、「負けたい」人間と「勝ちたい人間」を闘わせて、それがうまくいかない、という展開は結構面白かったです。コマの使い方も比較的順当で(「比較的」、な)、読みやすかったのもポイント高し。そういえばポイントたかしさんって、まだエロマンガ描いてるんですか?結構好きだったんですけど。

 ただ面白かった要素がこの一話で使い切られているような気がしますので、今後どうなるのか不安です。まぁ、コミックギアの今後の方が不安なのですが。


総評

 「プリンセスサマナー」と「アシュラ」と「アグマと息子と食えない魂」だけは他の雑誌に移行して、あとは全部打ち切り廃刊ザッツオール、みたいな感じです。ヒロユキさんはコミックギアのために自腹を切って仕事場を借りたそうですが、競馬で負けたと思って、大人しく四コママンガを描いておいてください。うまくいけばまたアニメになるかもしれませんしね。知りませんけど。

 しかし、ネットでの評判でシコタマダメ」を喰らったこの雑誌。それによって世間では「コミックギア=面白くない雑誌」という見方が定着してしまったような気がします。一度そういう印象が付いてしまうと、次回でよほど頑張らないと挽回は不可能。次は11月に発売だそうですが、その頃にはどうなっているのか、とても楽しみです。

 がんばれ!コミックギア!負けるな!ヒロユキ先生

http://anond.hatelabo.jp/20090908030732

彼をホモにしたてあげることで、告白しなくてもすむのであれば

彼は元増田のような自分勝手な女に煩わされずにすむ

元増田はふられた場合のリスクが減る

いいことずくめかも

http://anond.hatelabo.jp/20090907214240

ここでホモだと言われればホモ確定するんですか?

元増田の話は、●●から聞いた、●●が言ってたって本人には聞いてない。

「男のほうが好きなんですか?」なんて聞けない。

そうですよね。

自分が告白して傷つきたく無いからと言って、相手にそんなこと聞くなんて失礼ですよね。

ホモかどうかなんて、周りに聞いた所で確定できないんだし、元増田がすべきことは好きなら告白じゃないんですか?

http://anond.hatelabo.jp/20090908025058

ま、あなたもおそらく答えは分かってると思うが。

「捨てちまえそんなゴミ

二人三脚で相手の脚が遅いからこっちもあわせよう・・・とかならともかく、

おんぶに抱っこしてやる筋合いなんぞないだろ普通に

・・・とか書くと、変に「いいや!私は分かれない!」見たいに逆効果になったりするのかも知れんが。

http://anond.hatelabo.jp/20090901004356

http://blog.livedoor.jp/insidears/archives/52022018.html

こういうのを見ていると、「ゲーム機」を「政党」に置き換えても確かに違和感を感じない。

傍からはまるで二つの陣営に分かれて争っているように見えるが、実は大半がその場の時流に合わせてポジションを随時切り替えてるだけなんだな。

http://anond.hatelabo.jp/20090908011202

悪性新生物でも脳血管疾患でも心疾患でも、ついでにアルツハイマー認知症でも、疫学調査やると「緑黄色野菜リスク低下。魚介類でもリスク低下。肉食でリスク上昇」という結果ばかり出てしまうので。

ある特定のリスクは下がっても、他のリスクが上がってると思う。

動物性は悪、植物性は善

何ごともバランスでは?

これを極端にうたわれるから、元増田は金の臭いを感じるのだと思う。

嫌いになったわけではないが

*09-09-10追記しました。



今付き合ってる相手との関係に行き詰まりを感じている。

付き合いは1年半くらい。相手は異性ではない。

かといって自分たちは同性愛者でもないが、異性愛制度の枠外にいることだけ明記しておく。

ここでは相手をKと呼び、自分のことは増田三人称で記す。


Kは実家住まい増田一人暮らし。会う時はいつもKが増田宅に来る。

Kは実家が嫌いで、ある意味増田宅を避難所扱いしている。息抜きの場というか。

知り合った時からKは鬱を患っていた。現在も通院し薬を服用している。

今はまずまずの小康状態と思うが、ひどく気落ちして何も出来なくなる事が多く、

たまにバイトするくらいで定職についていないためほとんど金がない。

親も経済サポートはしてくれない。

病気は家で静養すればいいから生活費は必要ないと思っているらしい。

病院代は出してくれている。決して貧乏な家庭ではない)

増田経済的にそれほど余裕があるわけではないが、Kの鬱を承知で付き合っているし、

デート費用自分が出してもいいと思ってそうしている。

Kが来るのは週末だが、増田最近仕事シフトが変わり、週末にも仕事が入る事が多い。

Kとしては、週末には家族が家に居るので、あまり顔を会わせたくないと言う。

先週の木曜は夜勤シフトで、翌金曜の朝に一度帰宅し、昼から夕方までまた仕事をしてきた。

夜にはKが来るから、仮眠をとる間もなく夕食の準備をしてKを迎えた。

ちょっと疲れていたが、その日はわりと楽しく穏やかに過ごせた。

翌土曜は、夕方から夜まで仕事だった。Kは増田と一緒に家を出ることになっていた。

増田は前日睡眠不足だったし、夕方から仕事なので体力を温存しておこうと思い、

午後遅くまで横になっていた。

起きると、Kは漫画を読んでいた。

Kは1日3回薬を服用しているので、3食きちんと食べなければならない。

何か食べたのかと聞くと、まだ何も食べていないと言うので、

急いで食事をつくって一緒に食べた。

その後、シャワーを浴びて出てくると、Kはリビングでごろんと横になっている。

それを見てにわかに腹が立ってきた。

休日モードのKに対し、増田仕事モードだからイライラするんだろうか。

そう思ったが、モヤモヤした気持ちにフタをして、その日はKと別れた。

仕事を終えて帰宅すると、とたんに気が滅入った。

台所のシンクには汚れた食器が放置してある。洗濯もしなければならない。

Kは手ぶらで遊びに来て、出された食事を食べるだけ食べ、洗い物も片付けもせず、

増田が寝ている時には漫画を読んで過ごすだけ。

後片付けは全部増田仕事だ。

Kの部屋着を洗って干している時、増田はまるでKの愛人ではないかと思えてきた。

増田は、Kと過ごす時間をなるべく楽しくしよう、Kの負担をできるだけ少なくしよう、

不便のないようにと気を使っている。

けれどもKは、K自身がのんびり過ごす

(顔を会わせたくない家族から離れて息抜きをする)ためだけに

増田宅に来ているようで、二人で過ごす時間を大切にしようという姿勢は見られない。

Kの負担を少なくしようとすればするほど、増田の負担が増すばかり。

Kと一緒に過ごすことまで“仕事”に思えてくる。

増田にとってこの家は生活の場だ。腹が減ればメシも食うし、汗をかいたら風呂にも入る。

汚れ物は洗わなければならないし、ゴミも出るし、片付けも必要だ。

「顔を見たいだけ」とKは言うが、実際にはそんなキレイ事では済まない。

けれども、Kにとってこの家は、一種のリゾート旅行先なのだ。

嫌な現実を忘れられる避難所で、何もしなくてもメシや着替えが用意されている。

増田はKの恋人役、ツアコン役、旅館仲居やら料理人やら、

何役もこなさなくてはならないというのに。

誤解のないように書いておくが、増田は決して世話好きなタイプではないし、

自分ばかりが「あれしよう」「ここに行こう」と提案して、

主導権を握るのは好きじゃない。

Kの場合は、「どこ行く?」「何食べる?」と聞いても、

考えられないし決められなくて混乱するばかりなので、

そういう心理的負担を少なくしようと思って代理しているまでだ。

するといつの間にかKは、何でも増田に任せておけばOK、と思うようになったらしい。

増田の考える事やる事言う事全て正しいのだと、増田を絶対視するようになっていった。

だから、K自身は考えたり判断したりしなくて済むと思うようになっていった。

「それは危険だからやめてくれ。

自分は決して完璧人間ではないし、間違いもたくさん犯すし、

不安だらけだし自信なんてないのだから、当てにするな」と言ったが、

どこまで理解されているかはなはだ心もとない。

かといって、「Kはどうしたいんだ、自分の考えを言ってみろ」と詰め寄るのも、

Kにとっては辛い事なのだ。

この先どうすればいいのか迷う。

ここに書いた事をそのままKに伝えれば、

Kは増田に気を使って緊張しすぎて疲れてしまうに違いない。

かといって、今のままでは自分が潰れてしまいそうでしんどい。

嫌いになったわけではないが、Kは増田にとって大きな負担になっている。

増田はKに、「少しは家事を手伝え」と言いたいわけではない。

そう言えば、Kが素直に従うことは分かっている。

でも、増田が「やれ」と言ったから機械的に従うだけなのだ。

二人の時間をよりよく過ごすために、

自分で考えて、自分の意志で、進んで何かをするという事がない。

増田が働きかけなければ、Kはいつまでもその場でじっとしている。

それじゃまるで自分一人でいるのと変わらない。

いや、一人でいる方が負担がない分ずっとましかもしれない。

恋人って、特効薬のようなものだと思っていた。

相手を思うだけで疲れが吹き飛んで元気になったり、

嫌な事があってもまた頑張ろうと思えたりする、心の支えのようなもの。

でも、今の増田にとってKはそうではない。

会った時には少なからず嬉しい気持ちがあるが、去った後には気が滅入る。

考えれば考えるほど気が重くなる。

増田エネルギーが全てKに吸い取られているように感じるし、

何を思って増田に会いに来るのか分からないKが不気味にすら思えてくる。

鬱を承知で付き合っているなら、相手に何も求めず、

ひたすら尽くすしかないのだろうか。

増田があまりに狭量なために、こんな苦しい思いをするんだろうか。

すれ違いや不満を感じているのは増田だけであって、

Kは今の付き合いに満足しているのだと思う。

このすれ違いはKの病気のせいというより、

お互いのコミュニケーション文化が違うからなのかもしれない。

その一方で、鬱になってからのKはかなり退行していると感じる。

鬱以前のKはバリバリ頑張る優秀な人だったとKの友人から聞いているし、

付き合いが進むにつれ、Kの意思表示は少なくなっている。

家族との関係のまずさが鬱の原因の一つだとも考えられる。

実際、家族病気不安定になっているKの助けにはなっていないらしく、

Kは増田に「保護者」の役を求めている部分が大いにある。

Kがうちで漫画読んでごろごろしているのはリラックスしている証拠だろうから、

その姿を見て和めれば幸せなんだろうけど、いまはそうは思えない。

増田の気持ちをネガからポジに切り替えられる何かがあればいいのだが、

なんかもう疲れたよ。

好きな人と一緒にいれば幸せ二倍、苦労は半減と思っていたが、今は真逆だ。

幸せ半減、苦労は二倍。

そろそろ潮時なのかなあ。

長文すまん。最後まで読んでくれた人、ありがとう。

09/09/10追記



トラバレス

>「捨てちまえそんなゴミ

そう思わないこともないが、「役に立たないヤツ=ゴミ」とは思いたくない。

仕事の付き合いではないから、役に立つ/立たないの二分法では考えられない。

なんか、自分はKに利用されてるだけなんじゃないかと思う自分がいやだ。


ブクマでの病院とか薬に関するコメントについて。


今Kが通院している病院は、増田がすすめたところ。

(鬱持ちの友人が何人かいるので、相談して情報を教えてもらった)

最初の数回は付き添っていった。薬は確かに飲んでいる。

処方箋を見せてもらった事もあるし、Kの事も知っている医療系の友人から

「この薬は副作用がちょっと心配」「これは今のKには量が多すぎるのでは?」

アドバイスをもらった事もある。

K自身がどうなりたいのか(病気との付き合い方とか)、

どうしたら楽でいられるのか、何ができて何ができないのか、

できない事について増田ヘルプできる事は何かなど、

ちょっとずつでいいから言語化してみてくれ、と何度か話し合ったことはある。

あまり急かしても逆効果だろうからゆっくりでかまわないんだが、

増田が働きかけないと、これまでそういう話し合いをしてきた事をKがすっかり忘却しているので脱力する。

いつも振り出しに戻る感じ。

Kが自分の事すらろくに考えられない状況なのだという事はわかっている。

だったら引きこもって療養に専念すりゃいいだろとも思うが、

いかんせん実家の居心地が悪いため、なかなか療養にならないという事情もある。

かといって増田がKの生活や療養を全面的にサポートするわけにもいかず。

休養の名目で入院したこともあるが、むしろ悪化して退院した。

Kの鬱は二次症状だろうと思っている。病院医師もそう見立てている。

一次的なものについては、ここでは触れない(すまん)。

上記の友人たちからは、「長くかかるだろうねぇ。少なく見積もっても5年かな」と言われている。

この事はKには伝えていない。

Kに対する不満やすれ違いについては、これまで何度かKに話している。

「ちょっとずつでも変わりたい」とKは言うが、

実際には先に書いたように振り出しに戻ってばかりで埒があかない。

ケンカになったこともある。ケンカというか、増田が頭に来て一方的に怒ったりとか。

でも今回は腹を立ててKに怒る気力もない。

とりあえず、ここまで。また思うところがあったら追記するかも。

ガイジン

多分、1年~1年半前に飲み屋で知り合った?ガイジンからたびたび着信がくるようになった。

友達と一緒にいた時に声をかけてきた二人組の片割れだと思われる。

そのときは酔っぱらってテキトーな英語コミュニケーション取ってたんだろうな

話していた相手とは連絡先交換して登録したけれど、もう一人の方は多分登録しなかった

何度か着信があって、二度ほど出た。

二度目に、「だれ?分かんない」と言ったら悲しそうに切られたので、

もうかかってこないだろー と思ったら普通に着信がある。

なぜ、1年以上前にたった一度だけ話した私に電話をかける?

一体彼に何があったんだろう。それだけが気になる。

また電話に出て話すしかないのかな。

面倒だな~・・・・・・・・・

あるところにはあるのだけど

先日学内の連絡MLに院進学予定者に対する奨学金の案内がきた。

条件としては某学会に関連する研究を行うラボへの進学予定者に対し

半期12万を4回、計48万を貸与、ただし関連産業または政府大学教育研究職についた場合は免除という比較的ゆるい免除規定だ。

おそらく今まで自分が見た中で一番ゆるい免除規定で、かなりの人が免除になるのではないだろうか。


自分は先日の選挙以来学費とか奨学金とかのニュースとかに過敏に反応してしまっているのだけど

MLが回ってきた時はあるところには免除条件のゆるい奨学金があるのだなと思うと同時に

こういう奨学金が増えて欲しいと(後の子供たちのためにも)少し思った。

http://anond.hatelabo.jp/20090908013810

それは疲れている。

その仕事が終わったら少し休むんだ。

そして無理な仕事はなるべく請けないようにすることだな。

はっきり断る訓練をしたほうがいい。

たとえ、そのせいで今後一切仕事がこなくなったとしてもね。

心や体を壊してしまったらなんにもならん。

http://anond.hatelabo.jp/20070128184236

という日記を書いて約2年たちました。

2年間精神科に通ってパキシル飲んで、ここ半年は薬なしでも生活できるようになりました。

ちょっと落ち込むこともあるけど2日くらいで復活して

先生にも「それはあなた自身の力だから自信を持っていいですよ」と褒めてもらって

ついに通院もなくなりました。

お守りのつもりでメイラックス10錠だけ手元に残してます。

だけどここ二週間くらい毎晩涙が止まりません。

仕事で「ここはどうするつもりなの?」「どうしてこうなったの?」と言われただけで

喉がつまって泣きそうになってしまいます。

メールの返信を書くだけでも泣いてしまったり

打ち合わせや電話などは涙が出ないよう感情を抑えるのに必死です。

上司にはすごく良くしてもらっていて

「あなたは与えられた仕事をこなすようなタイプ人間じゃない。もっとできる仕事がある」と

今までの受け身でこなしていく作業とは一変して、

自分で考えて組み立てていく業務を任せてくれようとしています。

とても嬉しいしやりがいも感じているけど、

自分能力のなさに絶望して全部投げ出してしまいたくなります。

2年前の「何も考えないマネキンになりたい」という感情が戻ってきました。

転職に成功したので書いておく

田舎から上京して東京のとある著名な私大に在籍。その1年目にして叔父がまさか倒産。両親が保証人になってたせいで、家族全体として多額の借金を背負う。学費稼ぎのためにコンビバイトを始めるが、逆に単位を落としがちになり、その結果、育英会奨学金が止まった。生活で精一杯のため大学中退することにした。なぜか両親の逆鱗に触れ、勘当される。このとき2000年成人式を終えたばかりの春だった。

大学中退高卒扱いだ。学歴武器仕事しようと思っていたために、どうやって生きていけばいいのか目標を見失った。一人暮らしだから無職にもなれない。まずコンビニバイトをやめようと思った。

最初は新社会人の就職活動と同じような感覚マイナビをひとしきり見てたのを覚えてる。ここで給料相場観を掴み、フロムエーとかanで求人を探した。技術が身につくなら何でも良いと思っていたが、求人からIT技術者人口が相当薄いんだろうという事を感じた。その結果「IT企業で雑用ができる」「初心者歓迎」のような説明のある企業に応募することが多くなった。

IT企業ではないが「システム部門での雑用」ができる中小企業があったので応募。「残業できますんで働かせて下さい、中退した理由は色々ありますが、とにかく仕事がしたいんです」と素直に申し出たところ、賞与がないという条件付きで採用された。月給17万前後新入社員歓迎の飲み会全裸になったのが大ウケしたのが良かった。バカ田大学のバカが来たと言うような感じでバカにされながら仕事したが、それでも真面目に雑用をこなしているうちに徐々にシスアド仕事ができるようになってきた。

この会社で覚えたことは結構ある。

この結果、最終的には社内で使うサイトを構築から任されることになった。資格でもプログラム言語でもないが「仕事する人にとって使いやすいWebサイトGUI)を作る」というデザイン技術は確実に身についたと思っている。

働き始めて2年目で初級シスアド基本情報に挑戦して両方とも合格した。このとき情報シスアドも挑戦したが午前科目で不合格。これは翌年も挑戦して合格した。

コツコツ貯めたはした金で、株式にも挑戦する。ちょうど紙幣バラ撒きのパフォーマンスで有名な「あしぎん株」騒動に乗っかり、30万円の大損をする。ここで自分には儲けるセンスがないことを思い知る。しかし仕事に対するモチベーションを大きく上げることになったと思う。

この会社では色々な知識が入ってきてレベルに応じた仕事ができるいい環境だが、入社条件があるだけに、どんなに頑張っても昇給はなさそうだと考えるうちに将来が不安になった。クレジットカードショッピング枠のリボ返済がきつくなり、返済に追われるように転職を決意する。2006年

ここで参考にしたサイトは Re就活マイコミ。物は試しと色々なIT企業面接に出向くも、ほぼ全滅。採用されたとしてもマルチまがい商法に参加するような会社だったりして、入社後すぐ辞めたりした。

面接に落とされた原因は恐らく4点。

技術専門用語で語れないこと。
例えば「ワン側の設定もできる?」「経験のあるフレームワークは?」と言われても曖昧な返事ばかりしてた。仕事場で身につけたノウハウと、その内容を指し示す用語が頭の中で全然リンクしておらず、チグハグな回答しかできないのである。それを説明するために専門用語があるのだ、と思いながらとにかく用語を勉強した。
活舌が悪いこと。
自分の声をマイクで録音し再生してみた。そしたら実際恥ずかしい活舌だった。こんな努力は誰にも見られたくないと思いながらも、とにかくマイクに録音して治す作業で、苦手なサ行を治した。まだ治りきっていないけれど、自分の声を聴いて「自分の声じゃないわぁ」と言っているうちは自分の声を理解してない、そう思うように頑張った。
人相が悪いこと。
まずマユゲを整えるようにした。知り合いに会うたび「印象変わったねー、マユゲ剃ってるーwwwおっかしーwww」と屈辱を受けるも、なんとか耐えた。そして、2ヶ月に1回は美容室に行き短髪にするよう心がけた。最初は入るの出るのも恥ずかしかったが、2回目、その美容室お姉さまに「久しぶりー!伸びるの速いねー!」と可愛く言われたのが妙に嬉しくて、それ以降美容室に抵抗なく行けるようになった。あと、自分の顔はヒゲがあったほうがカッコいいらしいと言うことも分かる。第三者の意見は大事だと思った。
自分に自信がないこと。
高級デリヘルを頼んだ。即解決した。あの150分は今でも強烈に記憶に残っている。

今までやってきた仕事をどう面接で表現するのか、何が目的で働きたいのか、今から働こうとするその会社に対してどのような手段で貢献するのかを正しく話すことができれば、それだけでいいんじゃないか、と思うようになりました。その結果、会社ニーズマッチしていないことが分かれば、素直に他あたるのも大事だなぁとも思うようになりました。

上場を目指す会社に運よく入ることができ、年収が1年目350万。しかし社内システム関連業務全体における役付きの地位がまわってきて、このご時勢で入社3年目にして900万まで伸びました。そして今に至ります。

私の姉を中心とした家族の話

私の姉は精神病を患っている。詳しいことは知らない。統合失調症とか、うつ病だとか、分裂症だとか、まあそこらへんだと思う。よく分からない。ちょっと前までは多重人格のようなことを口走っていたけれど、最近は聞いていない。

症状は、荒れに荒れた中学時分の反抗期が終わったぐらいから何年も続いていて、最近は落ち居ているけれど、少し前まではかなり大変なことになっていた。

夜。何かといちゃもんをつけては外へ飛び出す。自分は要らないのだ。ゴミなのだ。存在することが誰かの迷惑になるのだと両親にぶつけて、両親は決死の思いでそうじゃないと繰り返すのだけれど、一度主張しだしたが最後、頑固な姉は過去のことを穿り出して来て、最終的に深夜に家を飛び出しいた。心配して起きて待っている両親をよそに、コンビニなどへ行って、二時三時に帰ってくることがたくさんあった。

私の姉(一概に姉といってももうひとりいるので、以降は長女とする)は、わがままな頑固者で、人とのコミュニケーション距離感覚が異常なまでに近い上に正義感が強く、するりするりと繰言を繰り返しては、結局最初に述べた理論を押し通すような人間だ。

一通りの中二病精神状態を経てからは、どうやら一定レベル精神年齢で思考を停止することを覚えたらしく、言動が幼くなり、五十歳も目前に迫っていた両親に肥満の巨体でじゃれ付いては、大変そうな表情を見つけて、居なくなった方がいいのだと言い募っていた。

まったく面倒くさい奴である。正直、私は長女のことが苦手である。一時は本気で嫌いだと思っていた。死にたいならさっさと死ねばいいと、家を出て行きたいのならばさっさと出て行けばいいと思った。まあ、その思いは、基本的なところで今も変わらないのだけれど。私も大概ひどい奴である。

さて、以下にそんな私の姉を中心とした私の家族を列ねてみる。個人的に、我が家はそれなりにどこにでもある家庭で、それなりにみんなが問題を持っている家族集団だと思っている。普遍的な家庭ってことだ。

最初は母だ。

基本的に短気な人である。長女との喧嘩でよくよく言わなくていいことを言ってしまうし、無視しあしらってしまえばいいような場面でも全力で受け答えをしてしまう。もう何度も経験して、その言い方をすればどんな結果に辿り着くのか傍目から見ても明らかなのに、同じ道筋を辿ってしまうのだ。学習能力がないと、家族からからかわれている可哀想なお茶目さんだ。

そして、寡黙なのを押し通して、最後の最後まで手を出さないよう、あるいは最後には俺しか居ないのだと構えている父。

母と長女が諍いをしているのをじっと黙ったまま見ていて、最終的に立ち上がってみるのだが諭すことに失敗する。成功例もいくつかあるように思うけれど、失敗した時は姉が飛び出た後で母を責めていたような気がする。いや、あんたにも責任はあるだろうとは度々思ったものだ。個人的に煙草の煙が大嫌いなので止めて欲しい。

祖母は、要らないところで口を挟むKYな人物だった。

聞いていてはらはらするのだ。基本的に関知しないことを潔しとしていた祖母だけれど、感極まって口を出すことがあった。それで口喧嘩になる。長女には敵うわけがないのだから、結局は無駄なのだからやめたらよかったのに。未だにバリバリと働く元気なお祖母ちゃんである。

次は次女だ。

私と同じで、基本的に部外者だったのだけれど、私に比べて彼女家族思いだった。離れていても母親メールのやりとりをしたり、いろいろ話も聞いていたんだって。更には、一度飛び出した長女の頬を張ったこともあったらしい。その後、ごめんと謝って、叩いていいよと返した次女は結構恰好いい女だと思う。うん、本当に。

そして、私である。

厨房の頃は耳を塞ぎ、高校生の頃はどうにかできるのだと、私が何とかするのだと義務感に燃えていた無謀な馬鹿である。頭の中で何度も長女とのやりとりにおける対策を考えては、両親や祖母の向かい方を小馬鹿にして、私ならこうするとシミュレーションを繰り返していた。

でも、実践では惨敗。自分が要らない人間だと言う姉との会話の中で、お前は嫌いだと言われ、更には冒頭で死ねばいいとか思っていながらも、もう飛び降りると川に身を乗り出した姉の身体を抱き止めたこともあった。一貫していない阿呆である。そして、あの時手を離していたらどうなっていたのだろうと、最近考えてみたりしている。詮無いことだけれど。

まあ、結局私は無力だったのだ。若気の至り。世間知らずもここまで来ると可愛らしく思えてくるのではないか。黒塗りの消しゴムでぐちゃぐちゃに消し去ってしまいほどに。

さて、そんな我が家には犬が一匹居るのだが、これまた可愛いのだけれどもとっても可哀想な犬となっている。以上に上げたような人物たちなので、かなり怒られてばかりなのだ。また、長女は基本的に独占欲の強い人なので、愛情の示し方が自分のモノとして支配下に入れることで成り立ってしまっている。

つまりは、尻尾を力を込めて踏んだり、皮を力一杯抓ったり、頭に思いっきり噛み付いたりすることがあるのだ。きゃんきゃんと喚く愛犬の姿は、見てみてはっきり言って気持ちのいいものでない。要らない場面で要らない命令(ご褒美も上げないのに、お手とかジャンプとかをさせる)を出すのも気分が悪くなる。

が、それでも、長女は我が家の犬を愛しているのだ。餌をやるのは自分仕事だと自負していて、先に他の誰かにやられてしまうと拗ねやがるのだ。今年、たぶん25歳ぐらいになるのに(恥ずかしいことに、私は家族全員の誕生日はおろか、正確な年齢すら把握していない)。大きな幼児が居たものである。

ただ、そんな長女だけれど、少しずつ症状が和らいできているように思える。依然として過去のことに拘り、うだうだと五月蝿いことはあるのだが、それでも入院した後は積極的にバイトに行くようになったし、ネットで知り合ったらしい友達の輪も増えたように思える。

母も、まだ気苦労は耐えないだろうが、気長に付き合っていくことを覚悟しているようである。

父は、問題は両親と長女だけの間で解決するのだと気負っているし、祖母も、最近ではあまり空気の読めない発言をすることがなくなった。

次女は、実は一度家族(主に長女に対して)に抱いている暗い感情を気の知れた人物に吐き出したことがあったそうだ。掛け替えのない家族なのに、邪魔だとか面倒くさいとか居なくなってしまえばいいのだとかひどいことを考えてしまうのだと、泣きながら吐露したのだという。

素晴らしいではないか! 私には到底できない芸当である。次女を筆頭に私は家族のことを(もちろん長女も含めて)結構尊敬していると思う。

さて、最後に一番ひどい奴だ。何だかんだ書きながらも、必ずどこかしらで家族のことを見限っている私だ。こんな詰まらん分析もどきをしてみたり、どうでもいいようなことを考えている私である。社会になど馴染めないと、すでに諦め腐っている。

しかしながら、だ。私は私のことがそれほど嫌いではない。かと言って好きでもないのだけれど、まあいいかなと思っている。だから、本心から自分のことをひどい奴だとか思って悔やんでいるわけではない。そう言う人間なのだと受け入れているのだ。

おそらく、人とのコミュニケーションの距離が近すぎたために大変な目に合った長女。

短絡的ながらも、結構いろいろ考えていて悩み苦しみながらも家族のことを思っている母。

憮然と外部から見守って、ちゃんとみんなを支えてくれている父。

できる仕事をしながら、ちゃんと家族として邪魔にならないよう居場所を作っている祖母。

遠くから人と接しながらも、根は優しくて、最近仕事に疲れきっているニコ厨の次女。

可愛い可愛いやんちゃな愛犬も忘れてはいけない。

私は彼らのことを受け入れて認めている。愛しているなんて言わないけどさ。

でも、家族ってそう言うもんだと思う。愛すことができなくても、憎たらしくて殺したくて死んでほしくなったとしても、それでも認め受け入れざるを得ないものなのだと思う。

そりゃあ、過去に何かがあったかもしれない。親にひどいことを言われたりとか、逆に子供から言われたりとか。

でも、そんなものを全部飲み込んで包んでしまうのが家族なんじゃないのだろうか。完璧な親が居ないように、完璧子供が居ないように、完璧家族だって存在しないのだから。温かいだけじゃなくて、生臭くて、汚くて、苛々して、泣きたくなって――

でも家族。だからこその家族

まあ、それでも耐えられなかったり、辛い人もいるだろうし、家族って何ぞ? って思うような孤児の方も居るかもしれないけれどもさ。

要は、家族って面倒くさいんだよ。滅茶苦茶面倒なんだよ。飽き飽きするし、嫌いになるし、憎んで、殺意を抱いたり、でもそれでも感謝することもあったり、いい意味でも悪い意味でも時々励まされるものなんだ。

だから、結局何なんですかって話になるのだけれどね。

私にも分からん。そして終わり方も分からないから、こんな中途半端で一区切りつけることにする。

うーん、これじゃあブクマは増えそうにないな。難しい。

不評だったから冒頭消しました。

ブクマ云々は冗談のつもりだったのだけれど、無意味以上に性質の悪いつかみになってしまったみたいだ。

常々、私は冗談が巧くないと自認していたけれど、ここまでひどいと楽しくなってくる。

もういやだ。チクショウめ。

企業向け製品ってJ-SOX無ければ死んでるよね。たぶん


タイトル通りのことを思う。

企業向け製品ってJ-SOX無ければ死んでるよね。たぶん。

WebOSS世界と、Windowsの閉じたネットワーク世界がくっついちゃって戸惑ってるんだろうね。クラウドなんて言い出したのもその辺の焦りが見受けられる。

だってメールクライアントなんて使ってるの社内だけでしょ?ねぇ?

一般ユーザーの大半はメール携帯電話か、GmailなどWebメール

もうね、答えでてるんじゃん。Web企業一人勝ち

クラウドがなぜ安いか、どこでも解説されてるじゃん。インフラ周りでWEB企業が最強って事でしょ。

クラウドを使いたいけど、事情があって「和製クラウド」を使うんだ。という話でしょ。

つまりIT内部統制とか大手同士の付き合いがなければ「舶来クラウド」に圧倒されてる。ってことでしょ

とあるWEB開発企業にいたんだけど、社長企業向けSaaSにこだわるのよ。

絶対変だよね。クラウドSaaSも「Web企業」が一人勝ちしてる。その事実があるのに、企業向けなんかやっても未来がないよね。

エンタープライズシステム会社がいくら焦っても遅いんじゃないかな。

Gmail使ってる世代が就職始めて、社内でそれなりの立場になる10年後考えてみたらいい。

「10年は泥のように」「無理です」

http://www.atmarkit.co.jp/news/200805/28/ipa.html

この考え方の違いは、10年後顕著に表れるだろうね。Gmail世代とメーラー世代。いまはメーラ使ってる世代が偉そうにITを土建屋みたいに言ってるけど。Gmail世代はWebAPIで従量課金とか使い放題とかインフラから切り離されて、土建みたいな事を言わなくなるんだよね。

もうWindowsアプリは売れないと思った方が良い。20年後見据えるなら諦めた方が良い。

DPJ 研究 第一週目 (2009.08.31 - 2009.09.06)

1日目(2009/08/31)

補正予算執行停止

人事が進まない

藤井「財源は気合

今回初当選の顔ぶれのアレな素性が続々と明らかに(例:元フリーター43歳)(魚 拓

イギリスから「これで日本もやっと、台湾韓国なみになったということだ」と賛美の声が届く(魚 拓

2日目(2009/09/01)

海外の識者から「民主党経済政策限界」と言われる(魚 拓

やっぱ補正予算、一部執行停止(インフル対策入ってるっぽい)(魚 拓

蓮舫補正予算15兆円全部なくしてもいいと思ってる」(緊急景気対策)(元記事

概算請求白紙化(魚 拓

鳩山寄稿が問題化(魚 拓

韓国民主党野党)が日本民主党の「政権交代」に興奮しあやかりたいとパクる元記事

3日目(2009/09/02)

鳩山監査やった人が選挙直前に亡くなっていたと話題に

鳩山「やっぱ消費税上げるわ」

福山政調会長代理「国債30兆程度は許していただきたい」

大塚最低賃金うp企業海外に逃げてもシラネ」

馬渕「高速道路渋滞したら金取るよ」

概算要求を白紙撤回した上に何も指示しないので財務省が止まる

オバマ大統領電話会談

鳩山「脱官僚は無理、脱官僚依存と言って」

藤井が円高容認発言

4日目(2009/09/03)

補正予算(未執行分)を原則全面停止

鳩嫁のアレっぷりが海外にいろいろとバレる

国民新党田中康夫代表とともに「サンダーバード隊」の創設について会談

子ども手当てと扶養控除をセットだと思われないようにしろ」と党幹部が言う

長妻「年金問題の解決は100%無理、長い目で見守ってほしい。」@テレ朝

扶養控除廃止の件でなぜか自民党本部に問い合わせの電話

「一等地にありながら家賃が安すぎる」などと批判していた議員宿舎民主党一年議員大量当選により大幅に不足

前原「我々はヤンキーゴーホームって言ってるわけじゃないんです」@クローズアップ現代

クローズアップ現代VTR出演した米の知日派政治学マイケル・グリーン氏、鳩山論文の対米関係のくだりについて

「あれも嫌だ、これも嫌だ。こんなのは戦略でも何でもなく、単なるわがまま」 と評する

鳩山小沢幹事長就任を要請 岡田は?

概算要求資料をそのまま捨てる@NW9

「所得控除廃止は参院選後の11年度にやります」

5日目(2009/09/04)

森元首相の対抗馬として名を馳せた新人田中美絵子,風俗ライターコスプレ着用で取材)の過去FRIDAY

 当時のパンチラ写真とともに暴露される

 →これに対し、「記事になっていることは承知していないので、確認する」と対応

八ツ場ダム問題に関して、石原東京都知事に「中止なら都の負担額を返還要求」と釘を刺される

謎の自称・政権移行チームが複数現れ、霞が関困惑

ロシアから「祖父のように2島返還で妥協しろ」と脅しがかかる

連立協議が纏まらない

藤井補正予算から4,5兆停止できるかも」

太陽パクパク」が全世界的に広まる(中国韓国フランスドイツイタリアイギリストルコベルギーノルウェーベトナムインドネシアギリシャルーマニアオランダスペインオーストラリアポーランドブラジルロシアカナダ

http://www.youtube.com/watch?v=XCVrEIrD1XE

鳩山、米露首脳相手に外務省無しでカミカゼ特攻する意向

馬渕「高速料金無料物流コスト10%は下がるから物価も下がる」

馬渕「新たに国債発行するお!」

Q:高速無料化は受益者負担に反していませんか? 

馬淵 A:反していません。むしろ今の方が反しています

藤末健三「(国民年金保険料を)納付していない人は0円の納付をしてきたと考えます」

やっぱり人事は小沢幹事長がやります

官房長官平野博文氏に決定→鳩山「まだ決めてません」

岡田温暖化ガス25%削減目標は国際合意が前提だから産業界は大人しく従ってろ」

小沢さんにはどんな幹事長になって欲しいですかぁ?の質問に鳩山「どんな幹事長・・普通のままで」@TBS

中国自分の国のことさえ20年間も建て直せていないのに東アジア共同体なんてふざけた事を言うな」

給油活動やっぱり1月撤退にします

ν即で「ソフトバンク政権」と言われる

韓国新聞から「日本ノムヒョン政権のようだ」と記事を書かれる

民主党マニフェストが実現できる予算編成に組み替えるように財務省に指示

技術開発支援を凍結 対象にiPS細胞研究の山中京大チームら

岡田外相かも

鳩山中国外交官に無能者の外交官への対応をされる

大塚消費税上げは次の衆院選で判断仰ぐべき」

鳩山代表中韓大使と会談し「歴史問題を見つめる政権をつくりたい」と発言。大使から「友愛外交」を称賛される

北朝鮮鳩山代表論文アメリカ批判箇所を朝鮮中央放送平壌放送で紹介

6日目(2009/09/05)

Googleトップのロゴが何故かUFO画像に変更(日本イギリスドイツオランダカナダ中国韓国オーストラリア,他)

 →UFO画像ロゴクリックすると「超常現象」の検索結果に飛ばされる

 (アメリカから「miyuki hatoyama」でググる人が急上昇→Google ウェブ検索人気度)

秘書不足で、あっさりと内規(3親等以内の親族秘書採用禁止)を緩和する方針へ

小沢幹事長誕生舞台裏日教組の親分こと輿石の影  ねえねえ岡田は?

政権の党・国会人事を小沢筆頭に一任

人事 菅直人→「国家戦略局担当相(副総理兼任) 岡田克也幹事長外務大臣 輿石参院議員会長留任

鳩山の嫁、ガーディアンによる各国首脳夫人の変人ぶりの格付けで「規格外」の烙印を押される(魚拓

 海外番組で完全に笑いもの状態→http://www.youtube.com/watch?v=BcmJ88ZETZw

 これら鳩山嫁の奇行に関する外電を、「好意的に報じた」と日本マスコミが挙って報じる

給油活動は1月撤退に決定、ソマリア海賊問題は海上保安庁主体で行うことに

鳩山代表墓参り 『原点を忘れず行動すれば、必ず理解してもらえるぞ』と(一郎氏の)声が聞こえた気がした模様

 「権力二重構造」懸念については、「『案』を小沢幹事長に任せるという事」と自らの”最終決定権”を強調

鳩山代表、「人事は最終的に2人で相談するが、まず案を幹事長に任せる。小沢氏への一任ではない」と説明

 国対委員長などの党人事と、衆院議長や各常任・特別委員長の人選は小沢氏に事実上委ねられる見通し。

 (衆院)議長候補に、渡部恒三元副議長や横路孝弘前副議長、中井洽法相名前(元記事)

福山 小沢幹事長就任に対して「党は任せて、内閣一生懸命やりたいという鳩山氏の思いの表れで、役割分担が明確だ」と指摘

中国岡田外相を歓迎 「父親のイオン名誉会長とともに中国とのなじみが深い」とアジア重視評価

韓国岡田外相に期待 「 歴史問題解決に向けた行動を取る期待は大きい」「親韓派」と評価

社民との政策協議で、北朝鮮と「2国間対話推進」方針で合意文書を明記するようごねられる

社民との連立政権協議で、政策調整機関設置しろとごねられる

藤井 エコカー減税エコポイント制度など「いい政策なら続ける」とNHK番組で発言

藤井 09年補正予算は「非常に悪い。再補正する」と発言 組み替え規模は「7兆円以上」と指摘

7日目(2009/09/06)

成立済みの予算地方から「回収」

WSJ鳩山論文まさかマジレス記事を書いちゃう

古川 「私は未だに官僚出身なんだと言われるが、官僚は6年でやめて政治家を13年やってる。

    だから、もう私は官僚出身議員ではなくて生粋の党人派議員ですよ!」と発言し、官僚から政治家への天下りを肯定か?

鳩山政権 支持率65.2%  (FNN新・報道2001

田中美絵子風俗ライター認める ※「取材や経歴、記事内容などはBUBKAの編集部が作成したもの」 だそうで

今までろくに精査もしないで想像だけで天下り批判していたことが判明(元記事)

民主新人25名 NTV[バンキシャ]出演 「マニフェストは全て頭に入っている?」質問に『Yes』と答えたのは25人中7人

鳩山「閣僚人事は内々内定くらいの話です」(魚拓

谷岡議員当選したばかりで慣れていない。」(魚拓

オバマから2度目の通告(魚拓

NHKで目玉政策が小学女児から不平等と怒られる(魚拓

社民 得体の知れない「国家戦略局」が暴走しないかと無駄な心配をする(元記事)

「一票による革命が起きている」・・・鳩山選挙期間中に綴った選挙日記 道新に提供(元記事)

鳩山 社民国民新が求める「政策調整機関」に党首クラスが出席して調整に当たることを検討する考え(元記事)

岡田 社民福島国民亀井の入閣が望ましい 「政策は政府で決める。政党拒否権は与えない」とも発言(元記事)

岡田 「ダイナミックに政権が代わる小選挙区が良い」と社民が反対する比例代表定数削減を目指す考え(元記事)

岡田 「国家戦略局に、利害関係のある経済団体代表(経団連)などが入るのは好ましくない」(元記事)

鳩山 新内閣予算無駄遣いを調査して見直す「行政刷新会議」を新設する方針(元記事)

山岡賢次国会対策委員長を続投させる方向(元記事)

執行部 「謎の政権移行チーム」に、勝手に動くなと自粛メール(元記事)


引用http://www35.atwiki.jp/minsutoumatome/pages/216.html

http://anond.hatelabo.jp/20090908015419

もしかして鳩ポッポ環境問題は完全に政治問題だっていう事実を1ミリも理解してないのかな?って疑っちゃうよな。

日本だけが二酸化炭素を減らしても意味がないの図

民主党二酸化炭素を25%減らそうと頑張るみたいですが

http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200908250003a2.jpg

↓↓↓

123 名前金持ち名無しさん貧乏名無しさん[sage] 投稿日:2009/09/08(火) 01:46:00

頑張れニッポン・・・意味無いと思うけどw

http://up4.pandoravote.net/img/panflash018472.jpg

日本だけ必死に25%減らしたって意味ねえだろw

自民党が予想した民主党になるとこうなるの的中率が凄い

901 名前名刺は切らしておりまして[sage] 投稿日:2009/09/08(火) 01:49:45 ID:jtnhzbSI

このとおりでしたね

http://triple-aaa.org/home/up/omo/src/1252338198857.jpg

http://anond.hatelabo.jp/20090908013622

何か変なナッシュ均衡にハマってるとかそんな感じじゃないかなあ。

最近、ちょっときつめのメールが来ただけで、家でひとりで泣いてしまう。

疲れているなと思う。

スケジュール的に無理があるので断った仕事を、どうしてもと言われて引き受けたからだ。

でも、この〆切終わったら本当に楽になるのかな…。

http://anond.hatelabo.jp/20090908010539

こういう不利益な均衡って、どうやって保たれているんだろう。

産業界と学術界が不仲だったら、あえて学術界と仲良くする、つまり直接提携したり学位保持者を積極採用したりする企業は(奪い合いにならないから)比較的低コスト学問の成果を入手できて得ができる。普通に考えれば、企業はどっと学位保持者を採用する方になだれ込むように思えるんだけど。

http://anond.hatelabo.jp/20090906184131

値段は現状維持で、路上禁煙なんて撤廃して、どこでもいつでも自由に吸えるようにすればいい。

タバコの消費も増えるし、巻き添えで喫煙者も増加することだろう。

無駄に新しいシステム作らなくてよい分こちらの方が効果的ではないかな。

遅れてきたマリッジブルー?のため里帰りしている友人と会って思った

1年前に関東に嫁いだ友人から

「今九州に戻ってきてるんだけど、久しぶりに会って話がしたくて」

メールが届いた。

それで、居酒屋で飲みながら話を聞いた。

ちなみにワインの持ち込みはしていないので店長には怒られていない。

そうすると

・旦那とは結婚してから一度もしてない、旦那が応じてくれない

・実は付き合ってたころから何年間もしてない

関東では山奥の僻地の社宅住まいで、どこか家の外でフラストレーションを解消させるというのもなかなかむずかしい

結婚が決まって関東に行く直前に知り合い、今も関係が続いているセフレ九州にいる

・当然セフレのことは隠しつつだが「九州を離れるのは嫌なので、毎月一回は九州に帰らせてもらう」という条件で旦那と結婚した

・そんなこともあって、実は月の半分ぐらいは九州にいる、つまりこれまでの結婚生活の約半分は旦那と離れて九州浮気してる

・旦那はたぶん気付いていない

というようなカミングアウトが続々と飛び出してきた。

いや、もともと浮気癖のある子だというのは知っていたし、小さいころから親子関係に恵まれなくて愛情に飢えてて、それがエロスのほうにいったのか過剰な恋愛体質というかセックス体質の女になったというのも知っていた。

旦那はEDとかではなく性的に淡白だというだけなのだけど、旦那のほうも小さいころ何かいろいろあったらしく、セックスを嫌うわけではないにしても年頃の男性としてはちょっと信じられないぐらいに淡白なんだそうだ。具体的にはよくわからんけど。

とにかく新婚さんらしい性的な触れ合いがほとんどなく、枯れた老夫婦のような結婚生活がつらくて仕方ない。

好きで一緒になったはずの旦那にも愛情を感じられない。

加えて昨年のリーマンショックのあおりで未だに旦那の会社では残業禁止令が出ていて、手取りが激減した。

愛もない、お金もない。

わたしは何のために故郷を捨ててこんなところまでやってきたのだろう、と彼女の中ではこうなっているわけだ。

お金はいずれ何とかなるんじゃない、という話をした。

旦那の会社はこんな九州の片田舎住まいのわたしでも知ってるような大企業だし、そこの正社員なんだから、リストラさえ免れればいずれ景気は回復するし大丈夫なのではないかと思う。

今一時的に苦しいのであれば彼女パートでもして家計を助ければいい。

それではもうひとつの問題である「愛」はどうすればいいのか、ということで、でもそれはまあ、「幸せ」と同じで、本人がそれを感じられる状態こそ、それが存在している状態なのだと思う。

だから今の二人にとって愛はあると言えばあるし、ないと言えばないという、非常に不確かでつかみにくいものなんかなあ、とか考えた。

少なくとも彼女にとってはセックスと密接に関わっていることは間違いなくて、実際最近ではそのセフレのほうに情が移ってしまっているらしく

「こっちで仕事を探して腰を据えようかと思う」

なんてことをのたまったりする(さすがに止めた)。

旦那のほうはと言うと、聞けば聞くほどわかりやすく「お母さん」を求めて結婚したのだということが彼女の話のはしばしから伝わってくるのだった。

付き合ってたころからセックスレスだったんなら、どうしてもっとよく話し合わなかったのか、とは思う。

お互いに求めるものが違うということはわかっていたはずだ。

わたしなどは、彼と付き合いながらとっかえひっかえへんな男と浮気を繰り返してはボロボロになっていく彼女が痛々しく、結婚話が持ち上がっていることを知ったときは心から「これでもう安心だ」と思った。

結婚を渋る彼女

「あなたはお嫁に行ったほうが幸せになれる女性だ」

と説得したりもした。

セックスレス彼女が悩んでいたことを知っていれば、もう少し違うことが言えたのかもしれない。

後出しはよくない。後出しだめ、ぜったい。

のだけれど、適齢期の女性として彼女の焦りはよく理解できるし、いろいろ不満はあれどとりあえずなせばなる!っていう気持ちでえいやっと結婚したのだと思う。たぶん。

旦那とちゃんと話し合いなよ、と言うのだが、当然彼女もそれは何度も試みたらしい。

しかし旦那も旦那で(旦那とも古くからの知り合いなのでなんとなくうなづける部分はあるのだが)彼女の真摯な訴えを真正面から受け止めようとせず、冗談ではぐらかしてしまうばかりらしい。

何か性的コンプレックスがあってその話題を避けたいとかいうわけではなく、あと仕事で疲れてていつも応えられなくてごめんとかそういうのでもなく、むしろ自分から笑いのネタにしたりする。

それでも男としてプライドが許さないというか、そこでプライドが傷つかない男なんているんだろうか、とわたしは思ったりもしたのだが、ああでも、あの人ならそれもありえるかなあ、と結局は思った。

要するに「こだわらない人」なのだ。

人間関係とはとにかく楽しくておもしろければよく、つらいことや苦しいことに「わざわざ」目を向けることをしない。

そしてそれを何ら悪いことだと思っていない。

そういう人なのだ。

かと言ってチャラ男でもなく、何と言えばいいのか、「飄々」ということばを体現してるような人、というか。

まあそのぶん、普段はとても話しやすく、屈託のない人だ。

彼女もそういうところはどうしても憎めないと言っている。

そんなわけで、彼女の調査によれば旦那のほうは浮気の可能性もないらしい。

どんな調査をしたのかわからないのでなんとも言えないけれど、してるんじゃないのかなあ、と内心では思った。

まあでもこの二人の場合、旦那が浮気をしてるかどうかっていうのはあんまり重大な問題じゃないようにも思える。

なんというか、話を聞きながらそれなんてシゲタカヨコだよ、とか思っていたのだが、満たされない親の愛を性的接触で満たそうとする傾向は過去のわたしにもあったもので、彼女のわけのわからん一連の行動にも個人的にとても納得できてしまうところはある。

人から正論を言われて頭ではよくよく理解できていても、どうしてもやめられないのだ。依存してるから。

ただ、いろいろあってそこから抜け出すことに成功したわたしから言わせてもらえるのであれば、一刻も早くセフレと縁を切ってほしいと思う。

そして、コミュニケーション不全に陥っている旦那との関係を全力で修復してほしい。

たぶん旦那は今の状態を特に問題視してないんだろう。

ありえねー、と思われそうだがあの旦那ならありえる。

まず旦那に危機感を持たせないといけない。

嫁を本式のメンヘルにしたくないのなら何とかしろ、お前しかいない、と言いたい。

いや今でもかなりまずいところまでいってるのはわかってるが、とにかく旦那なんとかしろ。

でも旦那の今の連絡先を知らない。

誰に聞けばいいんだ。嫁に聞けばいいのか。

ていうか今まで無理やり擁護してみたが嫁もかなりひどいもんだ。

旦那があまりに哀れだ。

わたしが男ならこんな女性を嫁にもらいたくはないだろう。

話を聞いているときはどんなオチが来るのかと思って最後までふんふんなるほど、と黙ってうなづいていたが特にオチはなかった。

後で考えてみたら、やっぱりこんな嫁はいやだと思った。

新垣結衣とか夏帆みたいな美少女でもいやだと思う。

いや、夏帆ならいいかもしれない。それはわからない。

ていうか本当はちょっとめんどくさい自分もいる。

なんでそもそもお前ら結婚したんだよ、と思う。

こんな話聞くと、ただでさえ関心薄いのがますます結婚したくなくなってくる。

しかし世の人々はことごとく結婚をすすめてくるので無視することは難しい。

なんかもうこれでもかというぐらい(主に嫁が)ダメダメ夫婦だが、よく考えてみれば、こういう話はそれほど珍しいわけでもないような。

なんとなく「あー結婚ってこんなものなのかもね」とか認識してしまっていたりするがそれは誤りなのだろうか?

それすらもよくわからなくなってきた。

結婚って本当に幸せなの?

いったい、どんな人とどんな結婚をするのが幸せなのですか?

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