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はてなキーワード: 井の中の蛙とは

2010-05-23

気恥ずかしくて、どこにも吐き出しにくい幸せ

40代。まだ現役でIT土方モバイルソーシャルゲームPHPで書いてる。

給料手取りで5ケタ。ワーキングプア自分の住んでる町の生活保護だって6ケタあるのにな。

ゲーム自体はたぶん、それなりに面白いのだと思う。いま、次々立ち上がっているソーシャルゲーム関連の投資事業とか、協業者を探しているゲームポータルとかから声がかかっているようなので。

でも自分じゃまともにやってない。面白いとも感じてはいない。

会社エライ人たち、ソーシャルゲームバブルに浮かれきってる。もちろん自分より若い。かなり。

マネタイズのためにあれやろうこれやろうとアイデアを出して、作ってるのはオレ。

会社エライ人たち、世界進出ドリームを語り始めてる。

アラフォーバブルとその後を経験しているので、こういう浮かれっぷりは警戒するクセがついてる。

ただ、ドコに進むのは決めるのはウエノヒトなので意見は言わない。

5人くらいいたプログラマはどんどん辞めた。

いま、オレ1人だけで全部書いている。

それやったらますますつまんねーじゃん、という仕様変更にも、黙々と応じる。他人が残したバグも、黙々と直す。それが仕事だから。

で。

わりと幸せ

地方だし。未だ実家だし。(というか出て行けないのだが。この給料では。)

恋愛だの結婚だのは、正直何が楽しいのかさっぱり分からないのでする気もないし。

モノがゲームなだけに、締め切りとかクライアントの顔色とかはあまり気にしない仕事なので、いざとなったらまぁいっか明日に伸ばそう、が軽く言える世界。だから、深夜残業とか休日出勤は断固固辞してる。

毎日23時には家にいられる。

土日祝日はのんびりできる。

ただ。

トーキョーで同じくソーシャルゲームバブルをざぶざぶ泳いでるゲームプロバイダエライヒトとなぜか話す機会があって。

もったいない、来ればいいのに、と言われる。一緒に作ろうとか。給料なんてワリと簡単に上がっちゃうもんダヨーとか。そんな感じの断片しか覚えてないけど。

自分は不幸なのかなあ。

基準が狂ってるだけなのかなあ。

「外」の人と会って初めてそんなことを考え始める。

井の中の蛙は、井の中にだけいてそれが幸せだと思っていただけなのかなあ。

井の外に出て行ってどんな幸せが待っているのか、全く具体的に分からないので、こうしてなんとなく書いてみる。

お金があると、なにが幸せなんだろう。

トーキョーに行くと、なにが幸せなんだろう。

それは、ちゃんと夜には家に帰れて、週末は休めるような、そんな生活を捨ててまで、取りに行くべき幸せなんだろうか。

今、自分がそれなりに幸せだと感じるのはいけないことなのかなあ。

2010-05-03

井の中の蛙タイプの人って、自分の狭い経験世界を語るよね。

反対に、狭い経験を安易に全体化するタイプ人間は、井の中の蛙タイプなのが透けて見える場合が多い。

そういう場合、本人は自分の知ってる範囲が世界の全てだと思い込んでるから、何が悪いのか分からないのがまた滑稽。

2010-04-28

宗教を毛嫌いするのは文科省日教組のせいだな

あとは宗教がらみの悪いニュースを垂れ流すマスゴミ

それを鵜呑みにしちゃう情弱がいるのもゆとり教育のせいだが

外国では宗教を信じてない奴なんていない

だから自殺率も低いし鬱病になるやつも少ない

どんな状況でも心のよりどころがあるから

日本人はその点哲学宗教も知らないやつばかりなので耐性がない

ちょっとしたことですぐ死ぬ

世界には二日や三日に一度だけ道端に落ちてるゴミカス食らって、水溜りの泥水を飲んで、霞を吸って、

なんとか必死に生き延びてる子供達がいる

一方日本では住む家があり食べ物にも困らないのに

ちょっと借金背負ったりいじめられたら死のうとする奴がいる

「ちょっとじゃねーよ!」という声がきこえてきそうだ

要するに甘え社会、耐性がない

都合のいいときだけ占いやらを崇拝しておいて

ちょっと不幸があると「神も仏もあったものじゃない」と宗教のせいにする

「信じるものは救われない」

あたりまえだろ?

人を救うのは誰もいない

ゆえに人は常に救われない

宗教を「手段」と考えてるやつが多すぎる

宗教はあくまでも「目的

自殺するなら止めはしない

死にたいなら死ねばいい

だが、他人に「死ねばいい」と忠告する奴にいいたい

そもそもそういう奴自体が「生きてない」

そんな人生あるべきではない

間違ったことをする奴がいて、そいつのことを批判してくるやる奴がいる

死ねばいいのに

確かに聞こえはいいさ

「世の中はみんな真実ををわかってくれないけど、この俺様たちはわかってる」

そんな気分にもなるんだろう

だけどそれは幻想

使い古された言葉だが、「井の中の蛙」だ

さて、何人がこの俺のレスを無視できるかな

本当に死にたいのなら

本当に死んでほしいのなら

俺を無視してみろ

2010-04-24

http://anond.hatelabo.jp/20100424204053

そうなんだ。

彼は増田に張り付いてひたすら自分の書き込みにレスがつくのを待っている。

たぶん、寂しいんだろう。

なんだけど、思考の方向性が固定化していて、ほぼあらゆるものに心を閉ざしている。

「すべての人間は汚れており、性欲で説明がつく」と考えている。

(そういうキャラを演じているのではなく、本当にそう考えているようだ)

よくあるシニカルな思考の罠にハマっている。

シニカルな思考のクセが亢進すると、どんな良心的な書き込みですら悪意に取ることができてしまう。

他人の善意を認めることができなくなっている。

世の中のすべての出来事が自分の限定的なフレームの中でしか理解できなくなる。

そうすると解釈の手間がなくて非常に楽ではあるんだけど、過剰に簡略化されてしまうので、真実の姿からはどんどん遠ざかることになる。

陰謀論者がよくハマる罠と同じ。

井の中の蛙状態なんだが、そこから救い出す方法はなにかないものか。

もしも、彼が緻密な検証を行うタイプなら、自分理屈の穴を自分発見できるんだが。

例えば、他人とリアルで長時間一つのテーマについて話し合うと考え方のフレームが一人一人ぜんぜん違うことがわかってくるのかもしれない。

「寂しさ」という感情ドライブされるのをやめないと永遠にこの地獄をさまようことになる。

2010-02-08

http://anond.hatelabo.jp/20100208180900

そういうもんか。

俺はクソみたいな地方旧帝大卒だが、確かに田舎に住んでる親戚とは全く話が噛み合わなかった気はする。

でも科学者目指すんならそんなウンコ環境に浸ってちゃ駄目だよね。井の中の蛙っていうか、次元が1つ低い世界で調子こいてるアホみたいな感じになる。

だから一刻も早くマジモンに触れるべきだし、それは日本では基本的に東大に行かないと触れられないと思う。

まぁ触れるだけなら東京にいればいいから東工大とか早稲田慶応あたりでもいいんだろうけど、そこはやっぱりねえ。東大くらいは行っとかないとね。ガチンコ勝負する機会も減るし。

2010-01-18

人生で最も無駄半年

今まで積み重ねてきた俺という人物というイメージや、土壌の空気を抜きに

単純に自分自身。過去イメージを抜きに現在イメージのみを評価してくれる事の嬉しさ。

これは何に例えられるんだろう。

ここ何年かでも、思い返してみれば何度か経験してきた事はある。

2chで「吹いたら死亡」系に必ずコピペされる文章を書いた時や

mixiを始め、初めて参加したカラオケ系のオフ会でちやほやされた事

大学新入生歓迎会で、多くの友人を得、一部の女性から好意的な感情を持たれた事等々。

下らない事かもしれないが、それぞれ初対面の私に対し、既存のイメージを抜きにして評価してくれたという共通点がある。

例えばそれが文章としての面白さだったり、歌の上手さだったり、顔や気立ての良さだったりするんだろう。

もちろん、そんないつもうまくいくばかりではない。

例えば2chなんて99%の書き込みがレスアンカーすらつかなかったし(別にレスアンカーを貰う為に書き込んでるわけではないが。)

mixiでとんでもないことをやらかした時にマイミクの人たちに総スカンされた事だってある。

大学では結局コミュニティを広げすぎた事が遠因となり、多くの人達から反感を買う事もあった。

しかし、大学という甘くだらけた生活(…という表現責任逃れの気がするが)が多くの感覚麻痺させた事は紛れも無い事実

既存のコミュニティ一定の地位を得てしまったがための弊害。コミュニティ内での批判抜きのおべっか、諂い。

決してうんざりしてたわけじゃない、むしろ気持ちの良いものだった。自分にとっては

何故かと言えば、そりゃあ書くものや企画するもの全て大同小異あれ、そのコミュニティ内でなら高評価を得続けられるためだ。

井の中の蛙だと笑われるだろうが、一時は自分が高尚な人間なのだと勘違いしてた。と、同時に怯えていた。このコミュニティから外に出た時の評価が怖くなってしまった。

俺はなんと愚かな事か、こんなことに半年も悩んでしまったのだ。

批判は自身を堕落させる負債だと、あろうことか半年も信じきってしまったのだ。

人生で最も無駄な時はいつだったかと聞かれれば

それはこの半年だと答える。「それに気付けたんだから成長じゃない!」なんてバカな。

俺は小学校の頃ですら気づいていた。

ああ、この半年間、なんと無駄な日を過ごしてきたんだろう。

2009-12-05

彼女年収の話になった

この前彼女年収の話になった。

どうやら彼女の今回のボーナスが30万くらい減るらしい。

「27歳、働いて5年目にもなるのに、年収が500万切るってなんなの!」

と不満の様子だった。

びっくりしてしまった。

あなた、今の時代、この歳で500万ももらえてるのは、全然良い方ですよ…と。

300万円台の人だってザラにいるし、地方になんて行ったら月収10万ちょっとだったりするんですよ…と。

え〜、そうなの!?と言っていたが、本当に世間の現実をあまり知らかったみたいだ…。

きっと育ちが良かったに違いない。そして周りの人も同じぐらいの人たちが多かったんだろう。

井の中の蛙…とは言うが、世間を知らないのは怖い。

友達ってだいたいレベル的に自分に似たような人が集まりますよね。まぁそれも仕方ない。

自分は、北海道田舎育ち。

就職東京に出てきたが、地元で働いている同級生の人たちの水準と、こっちでエンジニアとして働いている自分の周りの人たちの水準の違いも知っているし、

一応新聞も読んでいたりするので、世間がどういう状況で…というのも、一応知っているつもりだ。

お金価値観って大事ですよね。

幸い、お互いそこそこの年収をもらっていて自由にやっている身ではあるけど、

今の時代、今後どうなるかもわからないので、そんなに高い水準は望まず、これから彼女教育していきたいと思う。

2009-12-01

増田はてサとか書いてるやつは、はてなをやめるべきだと思うんだ

はてなは井戸であり、はてなユーザー井の中の蛙である。もちろん「井の中の蛙大海を知らず。しかし、空の高さは知っている!」的なことではなく、はてなは単なる井戸であり、はてなユーザーは単なる井の中の蛙である。しかも、その井戸は蓋で閉じられている。

確かに蛙は大海を知らない。しかし、その井戸が深いことは知っている。どのくらい深いかというと、どのくらい深いのか分からないくらい深い。

もしかしたら実際には深さは大したことなくて、既に底に行きついているのかもしれない。だが、蛙にとって問題なのは実際の深さではなく、自らが「この井戸は限りなく深い」と思っていることの方である。

この井戸は限りなく深く、ここの他に世界は存在していない。蛙はそう思っているのかもしれない。しかし、その井戸の側面には無数の穴が開いている。蛙はそのことに気づいていない。

その穴は、どこか別の場所へ通じている穴だ。その穴の先は大空の下かもしれないし、また別の井戸かもしれない。それは穴を通り抜けてからの話である。

2009-11-21

「小さな成熟」失敗の映画サタデー・ナイト・フィーバー

有名すぎて逆に見たことない映画を鑑賞してみようと思って

サタデー・ナイト・フィーバー』を手に取ってみた。

見る前の印象としてはトラボルタが頭上を指さして

ポーズを決めてるジャケットイメージが強い。

お世辞にも今から見たらカッコいいものとはいえず、

制作が77年って知るまでは「今見たらダサい」を強調したコメディだと勘違いしてた。

しかし、中身は意外なほどシリアスだ。

ディスコという場所から想起されるような「イケイケ」的な雰囲気も、

そういうシーンも一応はあるけど、全体的には薄い。

この映画に出てくる奴らは主人公も含めてみんな「地方でくすぶっている若者」だ。

あらすじは簡単に説明するとこう。

主人公のトラボルタは高校卒業後、ペンキ屋で働いている。

賃金も低く、神父になった兄貴とは違い、自分クズだと思い込んでいる。

そんな鬱憤を晴らすかのように彼は週末になると

同じクズ仲間たちと行きつけのディスコに行き踊り狂う。

踊りの上手い彼はそこでは「キング」としてちやほやされる。

そして、そこのディスコ主催ダンスコンテストで優勝することを目標にし、

仕事の合間を縫ってパートナー役の女性と練習に励む。

この映画、魅力的な人間は一切出てこない。

トラボルタの父親は仕事をクビになり、求職もせず毎日ぶらぶら。咎められると逆ギレ

母親はすぐに兄と弟(トラボルタ)を比べ、嫌味ったらしい言葉を吐く。

トラボルタが家を飛び出ても外にいる仲間はみんなドロップアウトした落ちこぼれ達だ。

ダンスコンテストトラボルタパートナーを組むヒロインも同様。

トラボルタディスコでたまたまヒロインと知り合い、パートナーになってくれと口説く。

このヒロイントラボルタが住んでいる街とは川を挟んだ向かい側に居住している。

荒れているトラボルタの地区とは違い、治安のいいハイソなところだ。

しかも、彼女ホワイトカラーでいわゆる「ギョーカイ」と繋がる仕事をしている。

このヒロインが事あるごとに自分仕事の自慢をしてきて本当にむかつく。

やれ「今日は××と食事をした」「仕事をした」だのなんだの。

有名な人間仕事することが自己実現だと思っている悲しい女だ。

はっきり言って見た目もそんなによくない。

二人は時間を合わせてダンスコンテストに向けて一緒に歩むことになる。

クソッタレ日常を送っているトラボルタの唯一のよりどころが「ダンス」だ。

この設定を読みとって、きっとこういう展開になるだろうと予想した。

困難を乗り越えてダンスコンテストで見事優勝するトラボルタたち。

生活は変わんないけど、ダンスやってりゃ毎日が楽しい

みんなも自分の表現を見つけて、それに打ち込むことでつまんない日常を乗り切ろうぜ!

目標に向かって頑張る若者が麗しく描かれ、すかっと爽快なエンディング

そんなものはこの映画にはなかった。悲しくやりきれない結末が待っている。

井の中の蛙じゃ、ボケ」とトラボルタは突きつけられる。

そして、特に明るい展望が示されることもなく映画は終わる。

「うーん、たぶん今後も上手くいかないんじゃないだろうか」

そんなざらついた舌触りを残した結末だ。

ただし、鬱映画というほど暗くもないし、踊りのシーンはカッコいい。

特に中盤のパートナー約束をすっぽかされ、トラボルタが一人で踊る場面がある。

周囲の客たちが一斉に彼に注目し、身体の動きを止め、トラボルタに見とれるのだが、

単なる演出にとどまらず、こっちにまで伝染するようなキレのある動きを見せてくれる。

そして、何よりもBGMとして使われるビージーズ楽曲がいい。

冒頭、ファッションを決めて街中を颯爽と歩くトラボルタ。重なる曲。

そして、その歌詞が「歩き方でわかるだろ? 女が夢中になる男さ」。

夢中になったのは女だけじゃなく、世界中でヒットしたこの映画

単なるオシャレ映画じゃありませんでした。面白かったです。

2009-09-05

世界に出なよ

http://anond.hatelabo.jp/20090905172618

元増田みたいなタイプ日本を出た方がいい。早晩、日本という土俵でも満足できなくなる。日本という次元で見たって、ずいぶん井の中の蛙を飼ってるよ。たとえば、

http://anond.hatelabo.jp/20090905210629

田舎であっても仕事で成功して大金持ちになった人はいくらでもいるし、敢えて好んで田舎暮らしをしている一流の芸術家もいくらでもいます。

田舎金持ちはたかが知れてる、日本金持ちもたかが知れてる、世界金持ちは、じゃどうだ。いなか暮らしをする一流の芸術家はいるが、勝負の場所はたいがい都会だ。

一生根無し草って言って脅す人もいるけど、それは生き方ひとそれぞれという問題。日本より、外国の方が居心地がいいかもしれない。日本のほうがいいかもしれない。結論はどうなるかだれにも分からないが、京都に一生住んでても根無し草人生になってる人、少なくない。どうせ根無し草なら徹底したらいいというのも、それも生き方

日本を出て、比較をして、自分人生を引き受ける。それも生き方の一つとして肯定できる。否定するのは、ただのやっかみでしかないんだよ。

2009-09-03

大会運営

634 アスリート名無しさん [sage] 2009/09/01(火) 23:37:45 ID:BFGvxHT7 Be:

そういえば西日本

会場変更で熊大が会場だった

先輩がその日まで残ってたが何あの会場

ヒドすぎる

運営は総辞職しろ

635 アスリート名無しさん [] 2009/09/02(水) 08:53:26 ID:hYJRn7G1 Be:

西日本学生の会場変更は総選挙関連で使用したんじゃないかな。

そうであれば会場が「ひどい」とか、贅沢はいってられないでしょう。

会場が確保できだけでもよかったと思うよ。

運営にたずさわった方々、お疲れ様でした。

ところで、試合結果ご存知の方いらっしゃいませんか。

644 アスリート名無しさん [sage] 2009/09/02(水) 18:26:53 ID:E0Htc1G4 Be:

潮田や池田(もそうなのかな?)のような、ああいう露出はいらない。ガッカリするだけ。

スカパーの方がいいアプローチをしている。

試合解説に舛田・中西・岩田・米倉などなどを呼んだり、

ヨネックス三洋も積極的に全国で講習会開いてるね。

こういう一般プレーヤーとトッププレイヤーたちとの接点が大事。

本当のトップの日本代表の活動を知ってる人がどれだけいる?

あの協会の読みにくい文字報告だけでいいの?

協会は映像配信を検討すべきだし、

代表合宿も全国で開催して一般公開(せめてジュニアに積極的に見せる)とかして欲しい。

そういう憧れの心がバドミントンファンを増やすんじゃないのかな。

646 アスリート名無しさん [sage] 2009/09/03(木) 00:35:57 ID:0cE0iq36 Be:

>>635

とりあえずこういう人の集まりが運営なんだということはよくわかった

オレたちは選挙があるのに頑張った

そう言いたいとしか取れない

選挙はわかっていたことなんだから事前に何らかの対策をするのが礼儀ってもんだろう

それをするだけの能力が無いのかもしれないがww

あの環境が参加費に見合うとは到底思えない

やっぱり日本バドミントンは偉い人がカスだからどうしようもない

648 アスリート名無しさん [sage] 2009/09/03(木) 00:56:46 ID:NPtc4ZAK Be:

>>646

どんだけ甘えん坊なんですかw

それだけ大きな大会を直前の40日前に突然選挙を告げられて対応しきれると思う?

「じゃあ自分がやれよ」って論法は好きじゃないんだけど、

同じ立場で大会を成功させようって気持ちが持てないなら出るな。

「俺に親切にしろ。して当然だろ。」ってその考え方は異常だよ?

日本バドミントンがどうしようもないのは、そういうマイナー特有の感覚のせいだよ。

田舎の町会議員の傲慢・横暴・井の中の蛙ぶりを見てるようだよ。


649 アスリート名無しさん [sage] 2009/09/03(木) 02:15:28 ID:0cE0iq36 Be:

>>648

こちらは金を払ってるんだから当然

金に見合う運営をしてもらう権利はある

西日本という大会だから高いのは仕方ないと思うが、あの金額に対してあの設備はない

とりあえず書き方が極端だったが今回の事は主催者の落ち度としか

元々は崇城大学体育館が予定だったものを急遽熊本大学体育館へ変更

ホテルの場所も試合会場考えて選んだのに遠くなり…

聞いた話だと崇城大学は6面とからしい

とりあえずそれだけのコートでやろうって発想がありえない

そしていきなり変更

40日前に無理とか言ってるが直前に可能らしいぞ

そして有り得ない設備で試合

応援もろくに出来ないような体育館

選挙わかってたならどうにか前もって連絡しろと

直前じゃなく40日前にわかったときから動けと

しかも直前に変えるなと

伝わらないと思うが今回の西日本大会は運営はヒドすぎた

来年はまともな人たちであることを願う

652 アスリート名無しさん [] 2009/09/03(木) 11:06:57 ID:LaPoyhm2 Be:

>>649

>こちらは金を払ってるんだから当然

金に見合う運営をしてもらう権利はある

西日本という大会だから高いのは仕方ないと思うが、

あの金額に対してあの設備はない

そうかな 自分はこの大会関係者でないので詳しくはわかりませんが。

ローカル大会経験から言わせてもらったら。

大会の参加費は団体戦2万円・個人戦単3千円・複5千円。

例えば個人戦 男子単の場合、1回戦から決勝戦まで10試合

1試合に5個のシャトルを使用(Nオフィシャル定価1個350円)計1750円

10試合 × 1750円 = 17,500円

それに、体育館の使用料金、まぁ大学体育館大学のご好意で無料としてもらえても。

県立:1時間1180円/市立1日28600円・点灯代1/2 1時間1700円・空調代1時間1万円、

他にパンフレット代・トロフィ代(新調されているようだし)、

役員にはせめて昼食とお茶ジュースぐらいは当然だろうし。

結構諸経費掛かるからね。

体育館の件、体育館の予約開始時期はそれぞれで、

1年前・半年前・3ヶ月前が一般的で今回のように40日前では

大きな体育館1日貸し切りは無理でしょう。

取り敢えず女子と同じ崇城大学体育館にしておいて、

熊本周辺の体育館を探したんだろうね。

県立・市立は使用申込みしている一般者は譲ってくれるわけはないし、

大学も各部が申請して押さえられてるし、

役員の責任でもないのに頭を下げ回っただろうね、ご苦労さまです。

653 アスリート名無しさん [] 2009/09/03(木) 12:09:03 ID:B/Wk88Wx Be:

>>652

役員にはさらにユニフォーム+交通費+宿泊代+お小遣い(笑)がでてんだよ。

食費にしちゃえば飲み会もできるらしい。

それも結構な人数。

あと体育館は空調込みで貸切価格だと思うから時間単位は結構安いんだよな

話ずれちゃうけど、俺が言いたいことはもっと安くできるってことだ。

656 アスリート名無しさん [sage] 2009/09/03(木) 14:24:49 ID:DbQj6HjX Be:

>>653

参加費は何も考えずに例年にならった値段にしてるだけ、っぽいね。

他の一般のどんな大きな大会よりも高いねw

終了後に精算して余ったら各参加者に返金すべきだね。

営利目的大会じゃないんだから。

たいていは余ったシャトルを運営側でもらっちゃうってくらいがご褒美でいいはず。

シャトル代にしても各メーカーに協賛してもらってるから安くなってるんじゃないのか?

広告看板を置くのと引き換えに。

ただ、>>649とか読むと会場が熊本大学だけみたいに聞こえるけど、複数会場使ったんでしょ?

もうちょっと正確に話して欲しい。他の人の西日本大会ブログとか見ても運営批判がないんだけど、なんでだろ。

大会場だけが特別ひどかったのか?

あと、どうしてもお金に疑問があるなら、収支報告書の要求すればいいよ。

その回答をもらう権利は間違いなくある。学生連盟に加盟してるんだから。

657 アスリート名無しさん [] 2009/09/03(木) 15:16:10 ID:LaPoyhm2 Be:

>>653

>俺が言いたいことはもっと安くできるってことだ。

すごいノウハウを持ってるんだ、学連の役員になって改革でもすれば、

みんなが喜ぶよ。

>>656

>参加費は何も考えずに例年にならった値段にしてるだけ、っぽいね。

当然 そうだろうね。毎年違う参加費の方がおかしいでしょ。

もし、余ったら剰余金として次年度に繰り越しされていると思う。

赤字がでれば前年度からの剰余金で補填。 のはず。

但し、自分は収支決算報告書を見たわけではないので、一般の話と言うことで。

ちなみに他の大会

高校選抜(昨年度)  チーム 23,000円 個人 単2,500円 複5,000円

小学生ABC大会(本年度) 一人につき 3,000円

全日本中学校大会(本年度) 一人につき 2,000円

全日本社会人大会(本年度) 一人 5,000 円  複は一組 10,000円

全日本ジュニア埼玉) 一人一種目につき 3,000円 

今回の西日本学生大会の参加費は団体戦2万円・個人戦単3千円・複5千円。

さて、高いとみるか、妥当とみるか あなた次第(1回戦敗退では高い かな)

658 アスリート名無しさん [sage] 2009/09/03(木) 15:36:50 ID:DBLsogO3 Be:

普段より会場費がかかってないはずなのに値段一緒ってことは

お前らピンハネしてんじゃねーの?だとしたらふざけんなよ?

てな話でしょ?

でも>>657の言うようにきちんと繰り越し処理をしてるかもしれない。

それならまあ文句ないでしょ。

かかった費用に応じて都度返金なんて仲間内のサークルじゃないんだから現実的にムリ。

つまり収支報告書を請求するしかないよ。

2009-07-21

井の中の蛙どころか、水溜りのめだかだな(笑)

http://anond.hatelabo.jp/20090721224541

猿、お前が粘着質なのはよく分かった。

そこまで言うなら好きにやればいい。

だが、いくら孤高を気取ってもニュースサイターやはまちちゃんさんやタケルンバ卿さんに媚びてるのは――


増田なんとか「馬鹿が! あの二人を、んな呼び方したら正体ばれるだろうがゴルァ!」


はわわ!? し、しっぱいしましたぁ~!!

え、えっと…だが、いくら孤高を気取っても、あうあうあう…は、はまちや2…さん。

らめぇ!! 僕ちん、人様を呼び捨てにするの苦手なの~


増田なんとか「バレバレのうえに、この低レベルミス! 腹でも切るか? ああん? だいたいさっきてめえまなめチャマのこと呼び捨てできてたじゃねえかよ」


うー、うー、うー!

まなめさんなら許してくれるかなーって…。

……僕ちん、悪くないもんっ

あなたが余計なツッコミしなかったら1人くらい釣れてたもん!!!

だいたい、こんな厨設定だらけの創作なんて嫌だったんでしゅ!!

僕ちん悪くないもんっ 僕ちんは責任を取らないからね!!!!


増田なんとか「せっかく気分が乗ってきたってのに、このド低脳が……! 死ねボケが」


うるちゃいうるちゃいうるちゃーい!!

僕ちん賢いもん! 馬鹿じゃないもん! ちょっと天然なだけだもん!!


増田なんとか「消えうせろ。寒くてしょうもなくてダサいうえに、中途半端とかまじ糞だわ」


はにゃーん…。(そもそもこんな茶番劇なんて恥ずかしくでしょうがないですぅ。わざわざ増田ドラマする必要ないでしゅし)




   何が釣りで何が本気なのかなんて、誰にもわからない。

     だけど、誰も私を責めることはできないはずよ。

  人は皆、本心を隠して嘘を吐き続ける悲しい生き物なのだから……。


 ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~


     じゃあ、死んで@d.hatena プレゼンツ

         連載ドラマシリーズ

       第四回『釣りバカ匿名日記


            神監督

           朝倉なんとか


            キャスト

       増田なんとか 朝倉なんとか

    殺村凶子 私もしくは僕ちん(名称未設定)

      増田たち はてなユーザーの皆さん


           その他雑用

      私もしくは僕ちん(名称未設定)


           協力・協賛

           特になし




 ※この物語フィクションです。実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

2009-07-06

うたうたいの戯言~鳥になりたい

満員電車に揺られ 会社に向かって

いつもの時間以上の 仕事をこなして

再び満員電車で 家路にむかって

結局今日も コンビニ弁当

私は鳥になりたい 満員電車にならない

痴漢冤罪におびえる毎日より

誰かの舌打ちに頭を下げるより

羽を広げて大空を飛び回り だたっぴろい平野を眺めて生きたい

私は鳥になりたい だけど翼がない

理想高く歩き 現実に躓き

疲れた心と体を 奮い立たせ続けて

電話メールのやり取りに 頭を抱えて

結局今日も 帰宅終電

私は鳥になりたい 仕事も何もない

何かに追われてすり減らしていくより

あちらこちらさんに頭を下げるより

羽を広げて大空を飛び回り 上から大地を眺めて生きたい

私は鳥になりたい だけど飛べない

私は鳥になりたい だけどなれない

焼き鳥にされるかもしれない 籠に入れられるかもしれない

なんてわがままなんでしょ 自分の考えって

結局自分は 人間でありたい

私は鳥になれない 翼も何もない

狭い檻の中で生かされるかもしれない

誰かに芸を仕込まれるかもしれない

井の中の蛙でも幸せならばそれでかまわないだろうけど

私が鳥になれたら 大空を飛びたい

私は鳥になれない 大空を飛べない

2009-06-27

増田で遭遇したありえないIT系女子

http://anond.hatelabo.jp/20090627152057

最近ブームか知らんけど、女と金とセックスにまったく興味が無い草食系男子でつ。|´・ω・)ノ

今年に入ってかなりたくさんの婚活女子さんとデートを繰り返してきたの(強引に誘われるので)ですが、

ありえないレベルの低さにヘキエキ

特に僕がIT系なのでIT系の女子中心なってしまうのですが

いやはやひどいひどい。

ありえないランキング

5 飯に関してやたらうるさい

特に多いのが雑誌女。

女性誌やタウン誌に載ってる場所しか知らない情報弱者。お前それでもIT系か?

あげくの果てに自分は大して払わないくせにクーポンケチつけられた日には(゚Д゚;

4 モテるアピール

「言い寄ってくる男がしょぼいのばっかりでー」とか(-Д-)

女の絶対数が少ないだけであって、モテてる訳じゃない。

井の中の蛙とはまさにこのこと。勘違いだから

3 マナーがひどい

たとえば、一緒に歩く時、車道側に勝手に広がって歩くとか(周り見て歩けよ)

下座に座るケンキョさが無いとか

仕事できなそう( -人-)

2 割り勘

ネットでは色々いわれてますが、おごられて当然と思ってる女は男子的にはやっぱりアウトですね

一番きついのが、上からにならないように気遣って「1000円でいいよ」って言ってるのに不満そうなやつ

お前はどうすれば満足なの?凸(゚Д゚#)

1 増田婚活の話題をする

リアルでは「きょうはたのしかったですぅまた誘って下さいねはぁと」とかやってくるくせに

帰宅したら増田で「婚活で遭遇したありえないIT系男子」とか嬉々として話してる女子

やめて~ 回りが引いてるよ~(/ω\)(マジで

やっぱり結婚相手にIT系女子は避けたいものです

おかしいのばっか

2009-05-20

http://anond.hatelabo.jp/20090520091754

リンク先のサイトで「井の中の蛙」の故事を読んだ。

日本でよく

井の中の蛙、大海を知らず」のあとに「ただ空の高さを知る」続きがあるんだ

という奴がいるが、如何に知ったかぶりなのかが解った。

さんくす。

2009-04-06

大阪府立大学入学式橋下知事が来た

本日大阪城ホールで行われた大阪府立大学入学式に、橋下徹大阪府知事が出席した。橋下知事は、「大阪府立大学に対する補助金を削減」「大阪府立大学大阪市立大学」を統合する」といった旨の発言もしており、一部の府立大関係者からは反感も買っている。そのような中での出席だ。公務多忙のため、壇上に来賓席はあるもののそこには一度も座らず、壇上に登場したのは祝辞を述べるときだけだった。以下はその祝辞の概要である。別に録音していたわけではないので細かなところはいい加減である。以下は、大まかな流れとして考えて欲しい。

――――――――――――――――――――

入学おめでとうございます。新入生の皆さんには学問に励んでいただきたいと思います。大学人材養成就職までの猶予期間を過ごすための場ではありません。そんなことを言っていられるのは僕が大学生だった時代までのことです。

僕は、私学助成障害者福祉、医療関連の予算、府公務員給与など、さまざまなものを削減してきました。大学に対しても例外ではありません。現在大阪府立大学に対しては100億円超の補助金支出しています。つまり府民の税金で君たちは通っているのです。だから、君たちはその成果を府や府民に還元しなければなりません。梅田難波で人々に尋ねれば、多くは府立大学の存在を知りません。確かに、府立大学は大きな成果をあげています。最近では、シャープトヨタ提携しました。しかしそれだけではいけません。もっと府民にそれを周知しなければなりません。君たちにはその点を覚えていて欲しい。もっと府立大学の成果を宣伝しなければなりません。井の中の蛙ではいけない、ガラスのコップの中に閉じこもっているだけではいけない、ガラスのコップを割る勢いで、新入生の皆さんには学問を頑張って欲しいと思います。

僕は府立大学を、府民の税金を使うのに値するか、厳しくチェックします。君たちはとてつもないポテンシャルを秘めている。しかしそれを発揮しきれていない。それを君たちには発揮して欲しいのです。そして、府立大学を日本一、いや世界一大学にして欲しいと思います。

2009-02-28

さよなら これからを生きる


http://anond.hatelabo.jp/20080814041810


彼女のことはすぐに見つけた。

思えば何事につけても自信のない俺にもある、数少ない得意なことの一つが、彼女を見つけることだった。

人が何かに秀でる時、理由はだいたい二つしかない。

天分か。

あるいは努力か。

この場合の俺は前者ではあり得ない。「ある一人がいつでも自然に目に入った」なんて言ったら、まるで運命の二人みたいじゃないか。


そんなわけはない。俺は後者だった。自然に目に入るなんてことはなかった。

けれど、自然と目は彼女を追っていたから、いつでも彼女を探していたから。教室でも。移動教室の間の廊下でも。遠足目的地に着いてからの自由時間でも。彼女の家にパンを買いに行っても。俺ん家の前は彼女が通うエレクトーン教室への通り道だった(でも彼女の家と教室の場所を結ぶと、この道はどう考えても遠回りになることが、俺の当時の幸せの一つだった)から、彼女の教室がある日は家の前で素振りをして待ってた。グラウンドで体育をやる時にはなかなかチームが一緒にならなくて大変だった(これがまた、本当に一緒にならない)。彼女を探すだけじゃなくて、自分のカッコいいとこも見せなきゃならないから男は辛い。

目の届くところにいるのなら、好きな人がいるのなら。近くにいる可能性があるのなら。他のものを映す余裕なんて、このただでさえちっぽけな二つの目のどこにもないだろ?


だから確信を持てた。最初は、彼女を見つけた瞬間は信じられなかったけど。でも、どんなにたくさんの人がいたって、どれだけ予想してない時だったとしても、彼女を見つけ出すことだけは外さない自信があったから、あれが彼女だと確信を持つことができた。そうでなければ、俺はその時見つけた子を彼女だとは思わず、見つからない何かを探していたかもしれない。

それでもまだ信じきれなかったのは、今までの人生で一番ブランクを空けて見た今の彼女が、俺の想像とはかけ離れてしまっていたから。


久しぶりに会った親愛なる馬鹿たちも、目にする友人たちも、その多くは五年前から、あるいは八年前から変わっていなかった。

彼女は違った。当時のままではいてくれなかった。

よく言うだろ?

変わらないか。

あるいは、失望するか。

彼女は変わっていた。

なら失望したのか。


違うよ。


きれいになってたよ。すごく。


この(その、でも、あの、でもなく、この、だ)感動は、とても俺には言い表せない。

悔しいことに、ああ、そうだ、よく最近ライトノベルなんかでヒロインを形容する時に、ハナっから「その少女は俺の語彙じゃ表現しきれないほどの美少女だった」とか描写しといて後はイラストに丸投げ、なんて物書きとしてどうかと思ってたけど。

どうしようもないくらい、きれいだった。その時俺が見た彼女を表現するのには、あまりに言葉が足りなすぎる。いいさ、この体験は俺だけのもんだ。誰にだって分けてやるもんか。それでいい。


彼女を見つけたのは式が始まる前。旧い友人と受付を終えた後、会場で空いている座席を探していた時だったから、近付く事はできた。

はずだった。

はずだった、けれど。

逡巡が生まれた。生まれてしまった。

気づくことがあった。あ、と思った。こりゃダメだ、と感じたんだ。


どうしようもなくきれいになった彼女は、どうしようもなく遠かった。

それは彼女の周りの席がもう埋まっていたからかもしれない。それは彼女に至るまでに立ちふさがるであろう人垣かもしれない。段差を上り詰めて、声をかけるだけという行為に留まることへの躊躇だったのかもしれない。それまでにずっと考えていた、話すべきだと思っていた言葉なんて、いざ本人を目の前にした時にはどれほど無力になるものかなんて、わかっていたはずなのに。

足をとどめさせたものは、なんだったんだろう。

それは彼女との純粋な距離、障害、段差、そういった、あまりにつまらなく、くだらなく、馬鹿げていた状況が積み重なっただけのものなのに。不思議と、俺の心臓だった、時間の重みをふっと軽くしてしまった。

近付こうとした。けれど、近付けなかった。はっきりとは、今でもまだわからない。


それでも。まだだ、と思った。


式次第は滞りなく進んだ。中学時代の担任からのビデオレターは、恩師らしい言葉だった。くたびれたポロシャツ姿で、だるそうに喋るのが恩師の喋り方だった。記憶と違わず、首もとの緩んだポロシャツ姿は、授業を受けたことのある元生徒達の笑いを誘った。


「『井の中の蛙、大海を知らず』という諺があります」


簡単な挨拶の後は、国語の教科担任らしく、諺をひとつ、贈ってくれた。


「あまり知られていないのですが、この諺には続きがあります。

それは、

『されど、空の青さを知る』

という続きです。

今の皆さんは、まだまだ世間を知らない。知らないことはとても多い。厳しさや、辛いことをこれから知っていくことになるでしょう。

けれど、今の皆さんは、空の青さを知っている。空の青さは、夢とか、希望のことです。

井戸の外に出ることになっても、その空の青さは忘れないでください。それは、失わないでください」


懐かしい声と調子を耳にしたせいもあるかもしれない。式の間は、くり返しくり返し思い出していたせいで、忘れようとしても記憶の根っこに刻み込まれてしまったことを、またくり返し思い出していた。中学時代のこと。

俺の中学は、まぁ、荒れてた。染め上げた髪にキャップサトシ被りにして、原色Tシャツを中に着込んだ学ランの前は当然のように全開で、下げたズボンの裾を引きずり引きずり、下げた分だけ尻を丸出しにしたファッション連中が、学年で両手足の数くらい。先生方の車はよくボコボコになっていたし、近場の店に行くと「△△中学の」という目線をこちらに配る店員が離れることはない。万引きし過ぎなんだよあいつら。盗みすぎでゲームショップが潰れたとかいう噂があったけどホントなんだろうか。俺たちの学年の階のトイレの窓ガラスは張り替えるたびに割られるので、遂に通り抜けフープになった。中で煙草を吸う連中がいたので、中が見えた方がいいということもあったのかもしれない。好意的に考えればだけど。


そんなよくある中学校廊下の突き当たりの壁に寄り掛かって、俺は友人二人としょうもないことを話していた。なんの話をしていたのかは覚えてないけど、あの頃の俺とあいつらが話すことなんて、大体守護月天パワプロの話だろ。

守護月天パワプロの話をいつも通りしていたであろう俺たちの前に、のそり、のそりと近寄ってくる三人がいた。ガラの悪い連中の幹部(笑)と、その取り巻きの三人組だった。廊下をたむろして歩くのがルーティンというか、そういうのがかっこいいらしい。構わず話している俺たち三人に、「おい」と幹部が声をかけてきた。

邪魔、どけよ」


ウチの中学が荒れ始めたのは、どうも俺の学年の一つ上くらいかららしい。三つ上の姉が「ウチの頃は全然荒れてなかったけどね」と言ってたからなんだけど。

で、俺は、その一つ上の学年のガラが悪い人たちには、まぁ、ヘコヘコしてた。小学校の時の野球部の先輩がその中にいたからってのもあるけど、タイイクカイケーなところのある俺には、年長にヘコヘコすることは身体に染み付いていたことでもあったし。

で、問題は、「増田はヘコヘコする野郎だ」と思い込んでる、タメのガラが悪いヤツら。


邪魔、どけよ」

とか声をかけてくるヤツら。こちらが座っているのは廊下の突き当たりだ。その先に道はないのだから邪魔も何もない。構わず友人二人と話を続ける。

「おい、聞こえてんのか」

仲間に直前までその威力を自慢していたローキックを俺にガッシボカと浴びせてくる。俺をサンドバッグに見立てて、膝を立てて座ってるせいで一蹴りに付き脛腿脇の3Hit! 俺がのっそり立ち上がっても蹴りは続く。

タメに頭を下げる理由はなかったし、部活をやってる人間(俺)と部活をやらずにヤニ吸ってるだけの人間(ガラの悪いタメ)の体力差はいかんともしがたかった。


関係ない部分が長くなった。何が言いたいかというと、式の後にも彼女に会うチャンスがあって、それは中学の学年全体で開かれる同窓会だった。

が、その幹事として取り仕切ってたのが、そういうガラノワルカッタ連中なんだよ。しかも中心はあの日俺がのしちまったヤツじゃねえか。ああ、顔も合わせたくない。登校するたびに上履きの紐が焼かれて短くなってたせいで蝶々結びがうまくなったとか椅子で殴られた後に机を投げ返したとかどんな黒歴史だよ。


今ひとつ行くことに踏ん切りがつかない理由はもう一つあった。

この成人式、会いたいのは彼女だけじゃなかったんだ。

この成人式で二人の友人に、そう、あの日守護月天パワプロの話をしていた二人の友人に、許されるならば、一方的にだけれどこう呼びたい――二人の親友に、会いたかった。会って、話をしたかった。

けれど、会えなかった。一人は夢のために国を離れた。もう一人は、あまりにも俺が馬鹿だったせいで、離れていった。

俺から離れていった友人に、許しを請いたかった。でも、友人は来なかった。心残りだった。来て欲しかった。許してくれなくてもいい、話す機会を与えて欲しかった。それがたとえ自己満足だと自覚していても。


友人は来なかった。残ったのは単純な選択だった。


同窓会に行くことのプラスは、彼女と話す機会を得られるかもしれないこと。

同窓会に行かないことのプラスは、あいつらと会わなくて済むこと。そしてそれが、自分への言い訳になること。


秤にかけたら簡単だった、とは、なかなかいかない。

それでも、俺は行くことができた。その時には前に書いたもののタイトル元ネタhttp://kittttttan.web.fc2.com/ez/light/died.htmも頭に浮かんではいた。それはとてもとても魅力的だった。ああ、ホント、それもいいよな……。

でも、行った。


ただ、行ってさえみれば、楽しいものだった。受付はあれらの中でも関係の薄いヤツがやっていたし、最初のルネッサンスさえ済ませてしまえば、後は気の合う連中と話をしていられた。昔から不思議と頭のおかしな……良いのが周りにいたもんだから、そいつらとこの歳になって話をしてみるとまた違った面白さがあった。


でも、意識はそこにほとんどなかった。

視界の端にちらちらと映る白。彼女はいた。来ていた。会場の中の端で見知った顔ぶれと花を咲かせていた。こちらの場所は、その反対側の端で入口とトイレにほど近いところだった。友人の肩越しに「ああ、いるなぁ」なんて思う自分をこうして思い返すと、やってることが一緒にいた頃と全く変わってない。人間、そう簡単に成長しないもんだ……。

そういうのもいいかもしれない。嫌いじゃない。だけど、ここに来たのはそうじゃない。そんなことで満足するためじゃない。

彼女が席を立ったのに合わせて、用を足すことを周りに告げ、立ち上がった。


「久しぶり」

一瞬目を一回り大きくしてから、柔らかい顔を作った――そういう感情が移り変わる過程がはっきり分かるところも好きなところの一つだった――彼女挨拶を返してくれた。

「久しぶりだね」

鈴の鳴るような……あぁ、まぁ、いいや。久しぶりに聞くことになった俺の大好きな声は、どんな音楽よりも声優よりも優しく綺麗に俺の耳に響いた。すごいな。ああ、すごいよ。好きな人って、本当にすごいよ。

それぞれの席に戻りながら、短く言葉を交わす。俺のことわかる? わかるよ。増田こそどうなの。覚えてるから声かけたんだよ。そうだよね。そうだよ。どの辺りにいたの。……ここ。ああ、馬鹿、なんで俺の席はこんなに近いんだ。そもそもこんな離れたところに座るんじゃねぇよ。いや、来た時にはここしか空いてなかったんだっけ。なんで他の皆はあんなに早く来て席を取ってるんだ。うん……違うな……俺がうだうだしてたせいか……。

二言三言のやり取りの後、それじゃ、と別れた。まぁ、最初はこんなもんか。というか、それでもう、満足しかけていた。どんだけ好きなんだよ、俺。


それから二度、彼女は席を立った。さすがにその度同時に顔を合わせていたらおかしいので、「たまたま同時に席を立った」風を装うことができたのは最初の一回だけだった。彼女が席を立った二度の機会はうまく活かせなかった。慣れたヤツなら、こういう時にもっとうまく立ち回れるんだろうな……。だらだら酒とパサパサしたサンドイッチやらサラダやらに箸を伸ばす。なのはは常識だからとしきりに薦めてくる誰でも名前を知っているような大学に行った友人の話に適当に突っ込む。おまえCLAMPに一生付いていくって言ってなかったっけか。ツバサってまだ完結してないのかな。横ではこれまた誰でも名前を知っ(ry医学部理学部がぱんつじゃないから恥ずかしくないらしいアニメ首都圏でホットだとか新房の記号論だとかに熱くなっていた。TrueTearsを今晩コメンタリーすることに決まったようだった。それはちょっと……いや、正直参加したい……。で、お前はどうなんだと問われて、いくつか好きな作品を挙げた。作品を口にだしながら、ふと思うことがあった。前々から感じていたことではあったけど。

Astral。秒速5センチグレンラガン御影作品。大好きなある作家さんの作品(本当に好きな、いや、大事なものって、決して誰かにそのことを言ったりしないものだよな)。挙げた時には言わなかったものもあるけど、そういうもの。終わってしまっている物語


俺たちが関係のないことを話していても、時間は変わらず同じ間隔で歩を進める。ただ、人にとっては同じ間隔に感じられないなんてことは科学者が証明するまでもなく当然のことだった。彼女と同じ空間にいるだけで、時間はあまりに早く過ぎすぎる。彼女がいる。視界に彼女が収まっているだけで、どんなに楽しいゲームをしている時より、どんなに面白い本を読んでいる時より、どんなに書きたかった記事を書いている時より、時計はあっという間にぐるぐると音が聞こえそうなほどに早く回る。時折視線が重なって、手を振るでもなく、合図をするでもなく、笑顔を送るでもなく、ただ、そのそれだけの一瞬の交叉がたまらなく、どうしようもなく愛おしく感じられた。

死ぬならこの時だった。紛れもなく、この時だった。男って本当に馬鹿だよな。好きな女の子が、どんなものにも代えがたいんだよ。


時間は変わらず同じ間隔で歩を進める。その会が始まって終わるまでの2時間という時間は、これまでと同じように地球が12分の1回転する間だったのだろうけど。

それだけの時間が経って。会場から、人が吐き出される。俺は入口で、彼女を待った。

彼女が出てきたのは、本当に最後の方だった。声はあっけないほど普通に出たと思う。

「なぁ、○○」

「うん」

写真撮ろう」

「うん」

俺の携帯をその場で一緒に待っていてくれた友人に託す。おい、ちゃんと撮れよ。頼むからちゃんと撮ってくれよ。それ、俺の宝物になるんだからな。一生ものになるんだからな。

隣で彼女が笑う。そのあまりに近い笑顔を見て、思いが、気持ちが溢れそうになった。なあ、○○。俺、お前に告白したよな。お前はもう忘れてるかもしれないけど。知ってるか。俺、まだお前のこと好きなんだぜ。笑っちゃうよな。馬鹿みたいだよな。告白したの小学校だぞ、小学校中学校も一緒だったのにな。それなのに今、お前の横でドキドキしてるんだよ。嬉しいよ。つらいよ。幸せだよ。胸が苦しくて苦しくてたまらないよ。笑っちゃうよな。本当に馬鹿みたいだよな。でも、それでいいんだ。いいんだよ。

彼女の肩は俺よりも低くて、俺の二の腕彼女の肩が一番近く、少しだけ触れるような間隔。お互いに近い腕で作るピースサインは中指同士がほんの少し重なるように。知らない名前香水が僅かに漂ってきてて。互いの方へと傾けられた小首は、この上ない至福で。

友人の声と一際強い光を伴って、俺の携帯に、俺の人生で最も幸せな瞬間が、永遠に切り取られた。


「ねぇ、私のでもお願い」

「あいよー」

彼女カメラを俺の友人に渡す。ごめん。嬉しかった。なんか知らんかったけど嬉しかった。それってつまり、俺の写真彼女がこれから持ってくれる、ってことだろ? いいんだよ、どんなに小さかろうとキモかろうと。嬉しいんだからさ。

なんだこれフィルム巻いてないじゃん、とフィルムを巻き始める友人を尻目に、彼女が話しかけてくる。

「ねぇ、今、何やってるの」

田舎大学生やってるよ。卒業文集に書いたこと、相変わらず学校先生目指してる」

「え? ××先生?」

「そうそう、俺大好きだったからさ」

「知ってるよ。私も好きだったし、実は今も年賀状やり取りしてるんだ」

「え、本当?」

ちょっと嫉妬。

「ほんとほんと」

聞かれたから、聞き返しただけだったけど。

「○○はさ」


「○○は、まだ、    を目指してるの?」


間があった。

「やだ、知ってたの」

「聞いたんだよ、お母さんから」

よく実家のパン屋行ってたし。

「で、どうなの」

「えっとね」「撮るよー」

気づけば、もう友人が今にもシャッターを切ろうとしていた。

「○○」

「ほら、笑顔


パシャッ。


「ありがと」「あいよー」

「○○」

その時、写真に写った彼女は、どんな顔をしていたのだろう。

フィルム彼女のもとで、今の俺にはわからない。


つまらないかもしれないけど、これが話の続き。俺のすべて。そう、これはきっと、終わってしまっていた物語

どうしようもないほど俺は彼女のことが好きで、聞きたかったことも、どんなに重ねた想いも、伝わればと思った願いも、彼女がそこに、確かにいてくれることを実感した時には、大した意味を持たなくなった。

彼女さえ、幸せに生きてくれれば、もう、それでいい。

男って、本当に馬鹿だ。そして、幸せだ。

ありがとうと言って、俺は死んだ。たぶん、死んだ。彼女自分のために生きようとした俺が死んで、すべてなくして、死んだような俺が、さよならと言って、これからを生きていく。すべてを失って、なにもかもなくしたのなら。0がたった0.1を為すだけでも十分じゃないか。それならこんな俺でも、少しでも、わずかばかりでも、彼女が生きるこの世界を綺麗にしたくて、それだけでも――十分じゃないか。ただそれだけのために生きる人間がいることを許されるぐらいには、きっと世界はまだ広い。


ひょっとしたら、俺が彼女以外の誰かを好きになることもあるのかもしれない。ないのかもしれない。自分が終わってしまったと思っていても、生きるのなら、今いる井戸よりも深い穴の中に落ちてしまうこともあるんだろう。そこから抜け出そうともがくかもしれない。それは無駄なあがきかもしれないし、あと少しのところでまた下に落ちてしまうかもしれない。這い上がったところを突き落とされるかもしれない。その穴から井戸から出てこられたとしても、また同じような暗闇に落ち込んでしまうことがあるのかもしれない。

それでも、空の青さを知った俺は、そうして穴に落ちたとしても、何度でもまた起き上がって、汚くなっても、生きていく。

それさえあるのなら。

たった一枚の写真を、胸に抱いて。


http://www.youtube.com/watch?v=2RPGcncoHC0







続きを書くつもりはなかったけれど、本文のような価値観を立たせたことと、「続き書け」と言って下さった方(id:tegi、id:yarukimedesu、id:gohki、id:chnpk、敬称略)や、文章自体に好意的な感情を向けて下さったと私が一方的にでも感じた方(id:mike_n、id:Lhankor_Mhy、id:neko73、id:hati-bit_punk、id:shAso、id:m-birdid:hotch_botch、id:napsucks、id:makeplex、id:tyru、id:mimimu8、id:ukabu、id:MarHear、id:mae-9、id:yas-toro、敬称略)がいらっしゃったので、何、一人の人間のちっぽけな物語なぞ、あってもなくてもよかろうもん、と開き直って、ちまちまと書き進めました。そうか、半年経つのか。

idコールは気楽に使ってもいい(スルーされるのが当然くらいな勢い)みたいなので、少しでも何かを気にかけてくださっていたと私が勝手に感じた方にはidコールをお送りしました。どうぞスルーしてください。でも、あなたたちがかけてくださった言葉タグで、私が嬉しく感じたことを、この場で伝えさせてください。

2009-02-08

http://anond.hatelabo.jp/20090208003230

ドクターでもないのに、新しい意見なんて言うことが出来ないなんて当たり前だろ?

学会誌とかに載らないレベルレポートは全部 練習だろ?コピペレポートは練習さぼるって事なんだよ。

大学ドクターを含め学問専門家を育成するための機関。それが、思考訓練をさぼってどうすんだ?って話し。

ようするに、大学生=訓練生。訓練生が実践できないのはあたりまえ。

それを、意見が言えるとか思うのは井の中の蛙大海を知らずか、自尊心強すぎ。

ドクターの称号を取って、初めて、見習い卒業のペーペーって世界なんだよ。学問は。ノーベル賞とか50とか60とかの世界の話しだろ?

おまえには、学問世界がどんだけ、浅い世界に見えてるんだ?

2009-01-25

http://anond.hatelabo.jp/20090125221826

子育てなめるな!

父親がいない子供の気持ちなめるな!

分かった上で責任持って最後まで挑むなら良いと思う。

でも、貴方のことをちゃんと好きになってくれて、貴方が好きになれる人を捜す努力を簡単に放棄するのも良くないと思うよ。

とりあえず、井の中の蛙大海を知らず、かどうか知るために、世界の広さは知ろうよ。

2009-01-14

私はどうしても、海外で暮らしたいのだ。

祝日月曜日成人の日。知人Aと話していたのは、私が海外で暮らしたい理由について。

私は日本にもっとコミットしたいのだ、という説明に彼は理解できない表情を見せる。

たとえば、村上春樹は一度デタッチメントコミュニケーションのあり方とか、もっと物理的に日本からも)に凄くふれたからこそ、今コミットメントに戻ってきているのだと思う。それは、(世の中の)時節とか(人間の一生における)時期とか、色んな要因があるとは思うけれど、一度おもいっきデタッチメントに触れたからこそ、だと私は思う。その触れ幅があったからこそだと。

私は、もっと日本とか、もっと言えば近しい人々、あるいは家族、にコミットしていかなければいけないと思っている。私は日本が決して嫌いではないけれど、決して好きでもない(プラスマイナス0)。あるいは、家族とは無関係基調とした関係を築いている(マイナス)。もっと、コミットしなければと頭では考えているのだ。しかし、感覚は動かない。

海外で暮らしたい」というとある種の人々にはよく言われる、

日本のすべてを知っているの?日本にはいいところがたくさんあるのに、それを知らぬ間に海外?」

の発言に対する答えとしては、「いちど離れてみないとわからないことがある、私はもっと日本のよさを発掘したいし日本を、日本にいる人を、もっと言えば近しい人々を、家族を、好きになりたいのです、だから海外に行きたいのです」だ。

そう、離れて俯瞰してみないと、別のものと比較してみないと、わかりえないことはきっと多いと思うのだ。井の中の蛙日本のよさを語る人にはなりたくない。ただの勘違いでないといいきれるのか?俯瞰図を、比較結果を、知識として知りたいのではなくて、もっと感覚的な身体的な言語として会得したいのだ。

あけて火曜日今日。知人Bと飲みに行った。そこで、再び海外で暮らしたいのはなし。

上記の説明をすると、「ぬるいなー若いなー」というような、青臭い学生でも見るような目つき。

でも、こんな話をしていると、それは凄く納得できると同意を得る。

海外に身を投じること。それは、携帯もない、メールもない、ネットは限られた場所で限られた時間のみ、活字も限られていて、言語的な問題から道行くときのインプットも少ない。日本に暮らしているときとの圧倒的な情報インプット量の差。ようするに、やることのない、無、の状態が多くなるということだ。その状態にあえて身を置くことで、考えるようになる。孤独を感じ、つまらないなーと感じ、自分を深く掘り下げていく。日本にいたときの自分を取り巻く状況を、外側から見れるようになる。必然的にそうせざるを得なくなる。その状況にあえて追い込むことで(そのときはつらかったとしても)得るもの―経験として得るもの、その状況をどう自分は対処するのか、というその過程そのもの―に意味があるのではないかということ。どんどん深まっていき、最終的にはコミットなって必要なくて一人でいいジャンとなってしまうかもしれない、そういう考えの深化。私は、それを求めて旅行ではない、長期的な海外生活をしたいのだ。

コミットではなくなるかもしれない、孤独を求めている。

それも確かに、私の本心なのだ。しかし、求めているのは結果としての孤独ではなく、そこにいたる過程。

日本にいても、感度のいい人なら、実行力のあるひとなら、あるいは意志の強い人ならできるのかもしれない。けれど私は、あえて異なる環境自分のみを投じることで、変化を掴み取るというやり方をしてきたし、これからもそういう風に生きていくだろうと思っているし、生きていくという意思もある。

あえて、自分を異質な環境へ放り込むのだ、強制力を持って自分を変えるのだ。

そういう野蛮なやり方が、私にはあっているのだと思う。

だから、私は海外に行きたい、旅行ではなく暮らしたいと思うのだ。

異なる文化に身を投じ、異なる考え方を知りたいと思うのだ。

自分孤独であることを実感し、自分孤独をきちんと見つめたいのだ。

日本からの、近しい人からの、家族からの、あるいはデタッチメントになるのかもしれない。

けれどやはり、そこを経ないといけないと思うのだ。そこを経ないと変えられない自分の中の何かわだかまりがあるのだ。小さく硬い見えないけれど違和感のあるかたまり。

それを、気にしなくても済むほどの、あるいはつまはじきにできるほどの。圧倒的な経験(異質なものへの対峙)。

そこを経ることで、生きる事が楽になるような気がするのだ。

だから、私は海外で暮らしたい。

2009-01-11

http://anond.hatelabo.jp/20090111152716

すれ違った赤の他人に、

素晴らしいな、自分は全然だな、って思う気持ちが同じなら

敗北感を感じるのも、恋愛感情(あこがれ)を感じるのも、

全部自分の中だけでクローズする妄想だよね。

同じ妄想するなら、楽しい方がいい。

プラスになるほうがいい。

ハングリー精神に富む人間なら、

敗北感を感じる事で自分プラスにできるかもしれないし。

惚れてまうやろー!って人なら、

その人に近付きたい、学びたいって気持ちでプラスになる。

井の中の蛙って言葉が大好きなんです。

井戸の外の人間から見たら、愚かで矮小存在かもしれないけど、

井戸の中から見上げた小さな空の青さは、外の人間からは想像もできないものだろうから。

外と比べたらほんのわずかな井戸の中の世界は、蛙にとって、沢山の重要意味を持つから。

空に恋してもいいと思うんだよね。

井戸の中だと知ってても。

2008-12-18

http://anond.hatelabo.jp/20081218141514

基礎知識ないなら四年間で三倍程度しか伸びないだろうな。

ふつう卒業するまでには四倍以上にはなってるものだぞ。

いいことわざを教えてあげよう。

井の中の蛙大海を知らず」

2008-11-15

美大になんか入らなければ良かった。

周りは才能ある奴ばっかで

自分が井の中の蛙だったことがわかっちゃったし

アート創作で食っていく自信なんて無くなっちゃったよ。

よく一流は一流同士で、三流は三流同士で集まるなんて言うけど、

その理由が身を持ってわかっちゃったよ。

だって一流を目の前にすると三流の俺は萎縮しちゃって

三流なくせにますます実力を出せなくなっちゃうんだよ。

三流なりに100パーセントの力を出すには三流と一緒にいなくちゃいけないんだよ。

普通に中堅私大の文学部にでも入って趣味でやりながら

ずっと井の中の蛙でいて、普通就職すればよかったよ。

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