はてなキーワード: リップサービスとは
派遣会社から「増田さんなら正社員の仕事ありますよ」「この仕事は正社員になれるチャンスがありますよ」みたいな言い方をされると非常に萎える。リップサービス程度に担いでくれるならともかく、具体的なオファーとなるとかなり面食らう。転職エージェントとしてのあんたとこの会社には興味ないし、紹介予定派遣も登録時に希望しないと告げていたはずだ。今の僕が満たされていない立場にあると勝手に決めつけ、勝手に吉報かのように話を持ってこられても困る。この世の中には望んで派遣社員という立場を選んでいる人が居ることを、本職のあなた方が理解していなくてどうすんの。
悪気は無いのだろうから大して腹は立たないけど、なぜ僕が「正社員になれずにあがいている人」に見えたのかが正直なところよくわからない。マスコミの偏った報道のせいだろうか。彼らがそう思うということは、ひょっとして大多数の派遣社員というのは「出来れば将来的には正社員になりたい」と考えているってことだろうか。そんな馬鹿な。僕のように根無し草で、いろんな地域でいろんな国でいろんな職場でいろんなことをやりたいと考えている人間もまた大勢居るはずだ。
僕の今の派遣先企業はとても居心地がよく、職場環境や僕に与えられる権限についても申し分が無い。妊娠している女性が多いのは良い会社である証拠だ。こんな会社に入社できた社員は幸せ者だと心の底から思ってる。だから僕もできれば2年ぐらいはお世話になりたい。だけど、長くて2年。きっちり心にそう決めている。前職があまりに居心地の良い職場で3年も居続けてしまったという失敗をやらかしているからだ。僕には40歳までに実現したいことがあるので、それになるためにはどうしても「今」の職場におけるスキルの蓄積が必要だし、2年後には別のスキルを身に付けるべくまた別の職場を探さなくてはいけない。これの繰り返しだ。そういうときに、派遣会社の存在は魅力的だ。20年前から言われ続けてきたポピュラーな派遣会社の使い方のはずだ。
なのに、派遣社員を勝手に格差社会の被害者かのように決め付け、派遣会社を悪の組織かのように叩いて同情してくれる人たちが確かに居るようだ。その気持ちだけで十分です。大して知りもしないのに勝手なことは言わないでください。せめて(偽装)請負業者と一般派遣会社との区別ぐらいはつけてください。
「派遣社員は安定しないから」「50歳、60歳になったらどうするの?」と聞く人にも言いたい。派遣社員だって自分の人生設計は自分でちゃんと立てています。派遣社員が安定しない身分だから正社員になれ? それ、商店街の八百屋さんや喫茶店のマスターにも言えますか?
「近所にヨーカドーが進出してきたらどうしますか?」「スターバックスが出店したらどうしますか?」なんてお節介を焼きますか?
ドラフト1位指名選手にも「プロで成功している人は一握り。怪我とかしたらおしまいですよ」と言って止めますか?
できやしまい。そんなリスクを気にしていたら商売なんて無理ですよ。勝算を持ち、成功を信じてやるしかないじゃないですか。しかも彼らは労働者としての保護が無い分、僕らよりはるかに「安定しない生活」の危機に晒される可能性が高い。みんな勝負して生きてんの。それに比べて僕は社会保険料だって税金だって全自動で納付する労働者。失業保険だってあるし、教育訓練給付制度にだってあやかれる身分だ。彼らみたいに自立して、ヒリつくほどの危機感を日々抱いているわけではないし、それなりに安心・安定した人生を過ごしています。名ばかり個人事業主や偽装請負の仕組みには加担しないよう心がけているし、やましいことはしちゃいません。放っといてくださいな。
僕だって最初から素晴らしい会社に派遣されていたわけではないし、お給金も目も当てられないような有様でした。今の額も実のところ満足しちゃいません。でも、勤怠管理をきちっとし、タイムシートの提出も遅れず、なるべく残業をしないよう心がける。1年間、こういう当たり前のことを当たり前にこなした結果の賃金交渉が失敗に終わったことは滅多にない。派遣先企業の本決算の時期を把握して賃金交渉していますか。工数管理をされない立場の人は、自分で工数管理表を作っていますか。1年間、自分がこなしてきた業務の一覧を営業に見せていますか。お客さんに評価してもらった仕事のことをちゃんと記録に残していますか。ささいなことでも、「これだけやりました」と胸を張って言えるっていうのはとても重要なこと。
派遣社員だって実績を積んでの営業活動は必要なのですよ。黙ってても時給なんて上がらないし、次の仕事をただボケーっと口を開けて待ってるだけでは食い物にされるだけです。築地で魚の取引をするのだって駆け引きの応酬だ。派遣社員だってやるときゃやりますよ。でも、あとになってから「掴まされた」と恨み事を言うのは実にくだらない。自分の目利きが悪かったのだ。そういう世界であることを認識せずに派遣会社を使っている人、多いんでしょうかね今。
最近、あろうことが当の派遣社員までもが自分のその働き方を否定したり契約先の悪口を言ってたりするようだ。何してんだお前?
いつかはどこかの会社の正社員になるために今、派遣社員として頑張っている、それはいい。だったらまず派遣社員としての自分を卑下せず、まずは自分の目の前の仕事を実直堅実にこなしていきなよ。仮にも自分が選んだ働き方でしょう。「正社員になれたら本気出す」みたいな考え方があるのだとしたら改めた方がいい。そんな人はパートであろうが正社員であろうが事業主であろうが派遣社員であろうが何やってもダメ。正社員になったとしても希望通りの部署に配属されるとは限らない。そういう人はその時も今のポジションを卑下して同じ事を言い出すに違いないのだ。
一度、竹原慎二にボコボコにされればいいと思うよ。
初めて派遣会社を利用しようとする人に、ちゃんとドラスティックでシビアな世界であることを十分に説明せず、「当社は誰でもウェルカム」としている派遣会社の姿勢にも大きな問題がきっとあるのだと思う。考え方を変えれば、昨今の派遣会社叩きの流れというのは派遣会社の自業自得だという気がしないでもない。
契約書に賃金がきっちりと明記されていてサインまでしているのに、経理感覚も無いのに派遣会社の懐事情を探って勝手な理屈をつけ、後になってからゴネるような奴は必ずいるのだ。MonsterTemporaryWorkerというやつだ(今命名した)。個人事業主や会社経営者に最も向いていないタイプがこれで、派遣社員という働き方もどちからと言えばそれらに近いのだからトラブルも起きる。
およそ派遣社員という働き方に最も向いていないタイプの人間に、ホイホイ登録を許して仕事を任せていたのではとても三者ハッピーにはなれないだろう。今の派遣会社は社会人経験の浅い人だって構わず食っちまう状況なのだから、そのあたりは少し再考するべきだ。とはいえ、就職難と呼ばれるこの時代、統計上の失業者数を増やしたくない国にとって、派遣会社の存在は都合が良いのでしょうね。当分この流れは止まらないのかな。でも、派遣会社が事業を縮小するのであれば、派遣会社叩きをしている人にとってもこれは「ネガティブキャンペーンの一歩前進」なのだし(なんせ「派遣会社は不要・諸悪の根源だ」とか言ってるようなのも居るぐらいだし)、前述のような理由を持つ僕とも利害が一致するはずだ。
ところで、派遣会社叩きとしてよく使われるセリフの代表格に「奴らは派遣社員から何十パーセントもピンハネしてボロ儲けしている」という類のものがある。あんなもん妄言もいいとこだ。マージンなんてせいぜい30%程度でしかない。これは厚生労働省の調査ではっきりしている。良心的ではないか。25%以上が経費で消えるのだから、手元に残る額なんてたかが知れてる。世の中にはその30%のマージンが丸々派遣会社の懐に入ると考えている凄い人も居るようなので、そういう輩の存在も派遣会社・派遣社員への評価を貶める要因となっているのだろう。喫茶店の400円のコーヒーが仮に原価20円だとして、だからといって380円が店の儲けになるわけではないということは誰でもわかりそうなものなのに、コトが人材ビジネスの話に及ぶと同じ思考で語れないのは何故だろう。不思議だ。
派遣会社のIR情報や決算時の資料をきちんと読んだことのある人ならわかるだろうが、日本の人材派遣会社はどこも利益率が低い。大手のテンプスタッフやスタッフサービスの利益率はせいぜい2%~5%の範囲。インテリジェンスは6%以上叩き出しているが、あそこは派遣事業以上に高い利益率が見込める転職エージェントの事業も手広くやっているので、そこに助けてもらっているだけだ。人材派遣事業部としての利益率は他社と大差ないだろう。
人材派遣会社の平均利益率を多めに見積もって、仮に5%としてあげよう。たったの5%ですよ。世の中10%以上の利益率を叩き出している大手企業はいっぱいあるのに、5%程度の人材派遣会社が暴利と言われる筋合いなんてどこにも無いはずだ。ただでさえ薄利多売構造で頑張っている中、最近「マージンを開示しろ」という声が上がっているようだ。派遣会社にしてみれば派遣社員というのは商品そのものであって、これは日本橋の電気屋で価格交渉するときに店員に仕切り価格を教えろと言っているようなもんだ。寝言は寝て言ってくれ。僕としてはマージンが派遣社員に開示されるようなことになれば非常に困る。他の多くの真面目な派遣社員の人たちだって困るはずだ。
当り前の話だが、マージンを開示してしまえば、派遣社員側が案件を選ぶにあたって派遣会社を天秤にかけることになるだろう。そうなると「アデコさんは30%と言っていますよ。パソナさんはなぜ35%なんですか」といった交渉が当たり前になってくる。最終的には派遣会社間の価格競争に陥り、どの業者もマージンは似たり寄ったりになることは明白。これはつまり、派遣会社が事業で他社との差別化を図ることが難しくなることを意味する。
派遣会社によってサービスに対する「お金のかけどころ」は結構違う。提供している福利厚生の種類も、質も、社員さんのフットワークも違う。フジスタッフなどは給与明細やタイムシートなどが電子化されていて魅力的だし、未だにそれらに着手していないインテリジェンスは残念だけれども、僕にとっての魅力的な案件はそこが一番たくさん持ってる。OSSに理解もあり、学術活動への貢献に力を入れているパソナテックもまた魅力的だ。アデコは条件はともかく、アホみたいに頻繁に案件紹介の連絡が来るので嫌いではない。
繰り返しになるが、マージンを開示することで、確かにこれらの企業は切磋琢磨するだろうが、その結果コストを切り詰めた先にあるサービスはどこの会社も似たり寄ったりになるに違いないのだ。部屋を借りるとき、仲介事業者を基準に選ぶ人はおそらくほとんど居ない。どこの業者も大差ないからだ。家賃は直接大家さんに支払うという仕組みが一般的である以上、手数料(マージン率)は明瞭だし、ここを調整することで利益を図ることが出来ないが故だと言えるはずだ。派遣会社が勝負するのは案件数だけ、そんなつまらない状況にはなって欲しくない。そうにはならないであろうという考え方があるのであれば、僕も開示制を歓迎する。
でも、僕は本来マージンなんてものは実績を積んで勝ち取っていくものだと思っているので、たとえば同じ派遣会社を利用している者同士で「Aさんはマージン20%でBさんは50%」という構図があったとしても、それはごく自然なことだと考えている。マージンを開示するとこの構図を維持するのがほぼ無理になってしまう。頑張ってユーザから高い評価を得てる人も、登録したばかりで能力も勤怠も未知数な人(世の中には無断欠勤や突然退職することの常習犯だって居る)も同じマージン率になるのであれば、僕は我慢できない。彼らが突然出社しなくなることのリスクは当然マージンに反映されるわけだが、それを僕がかぶることになるはずだからだ。こんな不公平がまかり通る公平なら要らない。
僕は派遣会社はピンハネなんてしていないと考えている。企業は派遣社員に対して5%を支払っているわけではない。「コスト削減という名のサービス」を提供してくれる派遣会社に対して支払ってくれているのだ。その5%は「本来僕がもらって当然」のお金ではない。のぼせちゃいけない。
話が逸れてしまったが、派遣会社はボッタクリ企業では無いし、派遣社員も誰しもが「被害者」ではないということを知って欲しい。
双方に対するあらぬ誤解だけならいざ知らず、勝手な同情はやめてもらいたい。迷惑だし失礼だし、そもそもうぬぼれが過ぎやしませんか。
僕は別に人材派遣会社に悪いところが無いと言っているわけではない。改善点は沢山あるはずだ。だから気分次第ではボロクソに叩くこともありますよ。
問題を解決するに当たって悪い点を指摘し、改善を促すのは当然のことだ。だけど、裏づけや客観性も無く、感情的な批判では決して物事を正しい方向へ導けない。的外れな糾弾は、派遣社員として不遇を強いられている人たちにとっては何の追い風にもならない。
僕は僕なりに足りない脳みそを使って考えた結果、人材派遣会社が50%も60%も暴利をむさぼっているという指摘は誤りであるという結論に達したし、直接雇用すれば給料が上がる、という指摘も、直接雇用に伴うコストを自分なりに算出した結果、話はそんなに単純ではないこともわかってきた。だから僕の言っていることがもし間違っていたのなら、感情的な罵詈雑言のみで終わるのではなくて、できれば「お話」を聞かせてくれませんか。新しい発見があるかもしれません。納得ができれば、僕はいつでも派遣会社否定派に宗旨変えします。
ところで、「日雇い派遣のことを無視するな」みたいなコメント頂いたんですけど、無視してませんよ全然。ネットカフェ難民の存在もきっちり認識してますよ。それでもなお、正規の派遣会社に対して巨悪ってやつを見出せないんですよね。ワンコールワーカーだとかワーキングプアとかそういった言葉は概ね非正規雇用者と呼ばれる人たちにスポットを当てた問題提起だと思っている。派遣社員が非正規雇用者のうちの何パーセントを占めているのかも調べもせずに「派遣制度さえ無くせば雇用問題も解決」というのは短絡的だ。そこんところも併せて考えていただければと思います。
僕自身はいわゆるワーキングプアとしてネットカフェを転々とするような人をこれまでの人生でお目にかかったことが無い。ブラウン管の中では沢山見かけましたけどね。でもおそらくそういう人は実在するのでしょう。「努力しても報われなかった人」「諸事情により今まで努力する機会に恵まれなかった人」の存在は確かに痛ましいことだ。ブラウン管の中で見た彼らはおそらくそういうタイプだったのだろう。
むしろ怠惰な日々を過ごしてきただけで、同情するに値しない人間が「切実な理由でネットカフェを転々としている人」への救済案に、こっそりあやかろうと企んでるケースの方が多いんじゃないかな。ワーキングプアを自称して「貧乏人は努力する機会すら与えられないのか!」と吹いているわりには、別の板では同じidで「吉宗で3万持っていかれたぜ!」みたいなことを書き込んでいるようなタイプのことだ。そんな人にとってマスコミによる格差報道はさぞかし都合が良い流れなんでしょうね。雇用問題に対して打開策を練るのは大賛成だ。だけど、自業自得で窮した人間に対して、それにたからせない仕組みが必要だ。
職業訓練校に通える立場にありながらその勧めを拒否したり、未経験から採用してくれる企業があるのに、激しい選り好みをして拒否ばかりする若い求職者というのも大勢居る。ハローワークの職員は日々こうしたモンスターも相手にすることがあるのだ。嘘だと思うなら取材してみるといい。夜勤は嫌だとかIT業界は残業が多いから嫌だとか肉体労働はしたくないだとか、要求だけは一人前で挙句の果てに「仕事が見つからない。社会が悪い」なんて言い出すようなのが居るんですよ現実に。
さて、僕も雇用問題に関してはわりかし危機感を持っているので、仕事をしたいと心から願って日々精進している若い人たちのために力になれないかなと考え中。おととい、雇用・能力開発機構にメールを出したんだけど返事が来ないんですよね。せめて月々数千円でもそこに寄付とか出来ないもんだろうかと思っているんですが、独立行政法人相手に個人が寄付をするのって難しいのかな。とりわけ高度職業能力開発促進センターの方々の一助になれば幸い。寄付する方法ご存知の方はレスください。ここを寄付の対象に選んだのは、努力できるはずなのにそれをしていない人を利するようなことはしたくないからだ。その点、職業訓練を実施している組織ならば安心だ。そういう組織を活用する人は今の自分のスキルの足らなさをしっかりと自覚して、向上心を持って努力する姿勢を見せている人たちばかりだからだ。あるいは、情報処理科のある刑務所や、Rubyの教育をしている民間刑務所でも良い。本当は自分がノーギャラでお手伝いでもしたいところなんだけど。
些少な力添えではあるけれど、根拠の無い批判を繰り返してるだけの人よりはなんぼかましだ。寄付をするのは善意というより、そんな人たちとはなるべくなら距離を置きたいからなのかもしれない。
バイトの面接してもらえなかった。そりゃ場所間違えて30分も遅れりゃしてもらえるわけない。私だってそっちの立場なら絶対しない。
次間違えなきゃいいって思っても、やっぱ私には無理なのかもって思っちゃうんだよ。今回が初めてだし。面接してもらって落ちました、ならまだしょうがないやって思えるの。だけど今回は私がいけないってわかりきってる。だからこそ自己嫌悪になる。なんか自分で自分が許せない。電話で言われた時点で場所の把握ができてなかった自分が。そのくせ言葉遣いどうしようかどきどきしてんの。空回り。
大学行こうが、短大行こうが、専門学校行こうが、最終的に将来就職するわけじゃない。そういうこと考えると、これくらいの事に対してへこんでる自分に価値なんて無いような気までしてくる。しかも店長さんにも手数かけちゃったわけでしょ、待たせちゃったわけでしょ、本当申し訳ない。すみませんでした、と頭下げてきたんだけど、多分リップサービス程度にとられたんだろうな。これ以上人に迷惑をかけるならいっそのこと今のうちに死んでおこうかな。ああ、やばい。こうなると自分の短所ばっかり並べてそうだ。切り替えないと。迷惑なら今まで散々親にかけてきたんだし。でももう疲れた。かれこれ1時間以上泣いてるわけだし、そりゃ疲れるわ。頭いてー。
「今度連れていってくださいよ」が、自分に好意を寄せていると受け取るのはあなたの主観。あるいは、あなたとその周囲だけのローカルルール。
で、自分に好意を寄せているというローカルルールと、社交辞令であるというローカルルールとが、どちらが相対的に世間で受け容れられているかというと、後者だ。だから、あなたのローカルルールは、元増田のローカルルールと対等ではなく、お互い様ではない。
それより俺が疑問に思うのは、「今度連れていってくださいよ」と「自分に好意を寄せている」との間には論理的に乖離があること。「好きでなければ連れていってくれとは言わない」という脳内補完に基づく論理のステップを経ている。
「今度連れていってくださいよ」を真に受けるのであれば、その場で飲んでいた皆で遊びに行く企画を、言われた人が行えばいいと思う。
その女性は、全く行く気がないのではなく、みんなと一緒に行くのであれば行ってもよい、その程度のリップサービスだと思うし。
社交的な人に多い気がするんだが、自分の価値基準を無自覚に他人に押しつけて、それに相手が従わないとセクハラだの迷惑だのって逆ギレする人って何なのだろう。
飲み会の会話の流れの中で「今度連れていってくださいよ」と
それを社交辞令と受け取るのはあなたの主観。あるいは、あなたとその周囲だけのローカルルール。
たとえば、「考えておきます」とか「前向きに検討します」は「期待しないでくれ」という意味だが、これは日本のローカルルールで、ときどき外国とのトラブルの種になるという話もある。
こうした文化の違いが、社交的な人とそうじゃない人の間にもある。概して、社交的な人はリップサービスが過剰気味で、社交的でない人には混乱の種となる。
あなたにとっては「連れて行ってくださいよ」というのは日常的なセリフなのかもしれないが、社交的じゃない人にとっては、本当に好意のある人間からしかこういう言葉は聞いたことがないものだということは知っておいてほしい。その人が舞い上がるのは決して非常識な勘違いではない。
私の感覚では、全く行く気がないなら「連れていってくださいよ」とは言わない。社交辞令なら「いつか行ってみたいですね」程度に答えておく。それが正しいと押し切るつもりはないが、そういう考え方の人間もいるということは知っておいてほしい。お互い様でしかない「文化の違い」によって生じた齟齬を、一方的に相手のせいにするのは筋違いだ。
理系女子とかサバサバ女とかって、大抵寧ろ女っぽいよねー
っちゅー話は結構よく出る。男でも、女でも。
その事に異論があるわけではないんだけど、ちょっと、なんつーか、違和感を感じるのは、
「てか私理系だからーとか、サバサバだからーとかいう女に限って、女の嫌な部分でまくりじゃんねw」
「サバサバとかどこがだよ、まるっきりおまえメスじゃんって女結構いてめんどくせーw」
とかいう言い方ね。
なんというんですかね、うまくいえないんですけど……
「寧ろ、女っぽいよね」というのが、単なる事実指摘ではなく、貶し言葉になってるのが、気になるのですよ。
「女らしくないからっていってるけどそんなことないよ」という単なる指摘ならまだ分かる。しかし、世に溢れる「理系女子とかサバサバ女ってむしろ女っぽいよね」という視点は、そっちでなく、
「女らしくないからっていってるけど、お前全然メス臭だしてっからw勘違いすんなw」的視線なんよね。
それを、男も女もやっているというのが気になる。
結局、身も蓋も無いいいかたをするとさ、そうした男女の中では、「男>>>>女」であって、男は「私女っぽくないよ」といって男ワールドに上ってきた女を、チェックして、女っぽいと思うところがあったら「お前女っぽいとこあるじゃんかwそれじゃまだまだだな」的な感じで追放し、女は、「何一人ぬけがけして、レベル高い世界へ入れてもらおうとしてるの?あんただって私たちと同じ所詮女なんだから、一人だけ生意気いってんじゃないわよ」的視線を投げかけてるんよねー。
そもそも、「私サバサバだから☆」と「男らしい」要素を宣言することが、アピールになると考えいている女子がいる(あるいはそう見なされている)という時点で、男>>>女という価値観がもとになってるんよね。
そもそもこうした場で言われがちな「女は陰湿で、感情的で」とか「男はソレに比べてさっぱりとしたよい友情を結ぶし、論理的なすばらしい民族だよ!」とかいう価値観自体が、うちのじいちゃん家の2階の30年開かないままのものおき並に、古臭くてカビ臭いんすけど、まあそーいうのはよく言われるかんな。
悲しいのはさー、それを男が言うのはある意味「えー、右手に見えますのは、ガチンコホモソーシャルの男衆でございまーす」とかいう話なんですがね、女も内面化しちゃってるってのが、悲しいね!言い分が悲しすぎるよ!「何アンタだけ男ワールドに入ろうとしてんの?あんたもしょせん私らと同じ女じゃんw」的視線さ……何、その、自虐ぅ!バカッ!バカッ!ちょっと、こっちきなさい。もっと自分を大事に尊重しなさい!ちょっとこら聞いてるの?ケータイばっかさわってもう!ていうかよくその爪でおぬしらケータイ触れるな。その技術力すげえよ。という話なわけよ!
女はねちっこいから!ってよくいわれるけど、その真偽もどうよって感じだけど、さらにさ、「ねちっこいのは悪か?!」というレベルにまで遡りたい。ええやんけ。ワシは女性のねちっこさ、好きやで。2ch同人板の厭味の応酬が好きやで。彼女らの厭味技術はすごいでえ。
「女の子になりたい」という男性はさ、逆に、割りと歓迎されがちなわけよ。なんだっけ?学校へいこうとか?その辺の番組でも、女装男子高校生とかやるわけだけど、女性の反応は、「えーっ。あ、でも、全然わかんない。かわいいですねぇ!」なんよね。超好意的。よくよくみるとやっぱ足が筋っぽすぎるわ、とか、いくらでも文句のつけようあんのに、「かわいいですね!」の褒め一辺倒。女装でさえそれヨ!誰も、「いや、勘違いしないでくれる?wあんたらいくらそうやって女になろうとしても、所詮オスだからwオス臭しすぎだからw」とか言わん。
それも結局、「男>>>女」認識があるからなんよねー。上の人が、下界に下りてくるのは全く問題ないわけですよー。寧ろ褒められちゃうかんね!
であるからして、「私サバサバしてるんでー」とかいう子が実際女っぽい人が多いってのは割りと同意しちゃうんだけどね、でもそれは貶す意味でなく、たんにそういうタイプやんね、という意味でいいたいしそう伝わって欲しいわけっすわー
でも「サバサバしてるんで」って男要素つけることによって自分を固めたがる女性は寧ろ差別の内面化の被害者や、畜生ッここにも……おい!後ろは大丈夫か!何人生きている!隊長、もうだめです!奴らここまで……くっ……まだだ……まだ俺たちだけでも戦ってみせる!的な感じに、失礼ながら同情をしてしまうので、寧ろ「うん……チミはとってもサバサバ子だと、ワシは思うよ!ああ、実に男らしいさ、ああ実に……」と言ってあげてしまう。無駄なリップサービス。20分500円から!
でもそういう意図がなくただたんに「いやほんとただ普通にワシ、理系女ですんで、そこんとこ四露死苦」な子も無論いっぱいおっぱいいるんよね。そういう子にもなぜか「○○ちゃんはいつも論理的で理路整然とした考え方をしてるよねーウラヤマー」とか言ってしまうのである。多分でもこういう子からしたら余計なお世話なんだけど、もう自動的にそういうリップサービス機能がワイの唇に備わってもーた。なんか女も男も(正確には一部の)女見下してるから、私だけでも女を大事にしてやりてぇんだYO、って感覚なのかもね。偽善者だよまったく、ファッキン!
ただの人間には興味ありません!自己承認がうまくできない人間、女の子として見られることに抵抗がある人間、女の子らしさに疑問を感じる人間がいたら私のところに来なさい!以上!おりゃー何もできねーけどよォー、お前らまるごと承認してやることは出来る!ひねくれた女全員来いや!感情的でバカで非論理的で嫉妬深くてねちっこくて陰湿な女子というレッテルは私が全て引き受ける!行け!今のうちに!いけ、いくんだっ!
「で、でもっ、そうしたら貴女が……!」
へへ……そういうことさ……さあいくんだ!ワシに構わずいけぇーっ!!
「は、はてな子ーッ!」
あーいいわーこういうシチュエーション。こういうのを、偽善者オナニーと名付けよう!一日一回偽善オナニーへご協力おねがいしまーす!
何歳になっても自分の子供が持てる上、自分は何もしなくていいんだから
凄すぎじゃね?最強じゃね?
例えばさ、自分は何もしなくても自分の子供が得られる代わりに、年齢制限がある、とかならまだ、あーあーまあね、一長一短あるよね人生、みたいな話じゃん。
でも両方。まさかの両方だよ。何歳でもビンビンなうちは自分の子供を持てるし、その上何もしなくていいんだよ。さ……さいきょうすぎる!一長一短どころじゃない!才色兼備みたいな贅沢な話だよ。
ちょっとさーちょっとどうなの?あまりに女に偏りすぎじゃね?苦労偏りすぎじゃね?
いやまぁさ……動物時代は流されるままに進化し続けていればよかったし、その結果こういう事になったわけですけどね。
ちょっといくらなんでも現代社会と合わないこの負担ぶり。ちょっと不平等すぎる。
その辺ダーウィンどうにかならんかったのか。ダーウィンに言ってもしょうがねーが。
じゃあ神か?でも神様といってもデンデだよ。デンデに罪はないよ。
とにかく特に苦労せずとも子孫のこせるとか恵まれ具合が凄すぎだろ、オス。しかも唯一の仕事の種付けは寧ろオスが一番大好きな作業だよ。何、オス。お前ら、何。ちょっと神とかなんか……その辺の責任者さあ。ちょっと出て来い。なんかなかったの?もうちっとなんかあったろ。もっと平等な繁殖法。魑魅魍魎の自然界に平等とか言っても意味ないけどさ。
なんかその辺考えると産むのバカらしくね?高齢出産に怯えて結婚慌てたりするのもなんかめっさバカらしい。いややんそんなん。その辺考えてたら、「ていうか、結婚も出産もしなければいいんじゃん!そもそも自分したいとか思ってないんだし!」と唯一の回答を思いついた。天才的なひらめきだよ……
そもそも、小学生の時、周りの友達に自分の凄さを誇示するため、調子こいて無理して給食の牛乳を一気のみしまくったりしたら(完全なる小五病)家でひどい下痢になってへとへとになったとき、テレビでちょうど妊婦のドキュメンタリーとかやってて、子供産むのに「ぎゃああああ!!!」って叫んでる女の人が写されてて、お母さんに「これ、下痢より痛いの?」って聞いたら「比べもんにならんわ。下痢の50倍だわ」とか言われて、もう瞬間的に「あ、無理だ」と悟ったくらい年期入ってっから。腹痛とかお前……ただでさえ痛みの中で痛さベストワンなのにそんなん耐える気はっきりいってゼロだから。子孫とかどうでもええっちゅうねん。自分の身体が一番大事やっちゅうねん。それにあれじゃん。どうせ500万年後には人類滅ぶしさ(←フューチャーイズワイルドに簡単にインスパイアされた)。
でもさそういうこと言うと、なんか、出産の幸せとか、私にとっては豚汁より価値のないものを語ってくる人が居るんだけどさ、それ絶対あれじゃん。余りに辛い妊娠出産をどうにか意味あるものにしようとした結果の自己弁護っていうかさ……そんな匂いしか感じられない。語る人が必死に「女の幸せなの!」「本当に子供を産んでほんっっっとうに幸せになれた!生んでよかった!」って、なんかそれ、私らに言ってるっていうより、自分にそう言い聞かせてない?っていう。だからそう語られれば語られるほど「ああ語らずにはいられないほどやっぱキツいんだ」としか思えん。大体さ、男の人が「女の人は出産が出来て羨ましい」とか言ってるとこ聞いたことあるか?そりゃまあ奇特な人ならいなくもないけど(それも大概は女性へのリップサービスだし)普通は「俺が産むんじゃなくてよかったー」じゃん?なんかもうそれで勝負ついてるっていうか……腹から何か出すなんてうんこで十分だよ。うんこ以上のものひねりだせんよわしゃ。必死に「これが女の幸せ」とか自分に言い聞かせてまで産みたーないで、全く。
いや、違う。分かった。おかしいのは、未だ原始的な繁殖をしている人間の方なんだ!な、なんだってー!
考えてみ。出産とか、原始的すぎるでしょ。そんなんお前、何万年前からやってたの、我々は、って話で。もうそんな古いの捨ててこ。ばっち捨ててこ。今まで私ら色々捨ててきたじゃないの。コンクリートで道作ったり空飛んだりビル建てたりしてきたじゃないの。森林は一秒の間にテニスコート云面分減ってるだのなんだの言ってるじゃないの。伐採し放題じゃないの。挙句の果てにネットなんてもんを作ってみたり世界中の皆と友達的なことまでし始めたじゃないの。そんなお前。そんなデジタルな時期にお前、出産とか妊娠ってのがもう古い。もっと言うと睡眠とか、飲食とかももう古い。原始的すぎだろ。これらはねもう、趣味にすべきだよ。趣味に。出産は趣味!クイック手続きで簡単とりつけ人工子宮で男性も女性も1ヶ月で子孫をゲッツ!みたいな感じで。スナック感覚で。
※なんか「出産は女の幸せ!」とか、欺瞞じゃん?ってとこだけに反応してる人がいるけど、別に全ての出産者にそう思ってるわけじゃないYO!書いてある通り、こういう風に妊娠出産に否定的な事を書く女が現れると、すぐさま「そんなことはない出産は女の幸せであり云々」とか「そんな事言う人ほど産むわヨ!」「本当に幸せよ!だからあなたも生むべきヨ!」とか言ってくる人に対して言ってるんだよ!(最初からそう書いたけどね!読んでないんだね!脊髄反射はダメダメ☆)
そうやって他人の価値観を潰してこようとする辺りが必死すぎてみていられないって話☆そういう人って絶対幸せじゃないって(笑)
社交辞令で言ったことを真に受けられてしつこく問いただされるとぐったりする。
まあ社交辞令を言う自分も悪いし、言う相手も間違えたんだけど。
引っ越したことを話して、話の流れで「近くに来ることあれば遊びにきてね」っていうのはまあ普通範囲のリップサービスだと思ったんだけどなあ。
近くまで来て私と連絡が取れないからって周り巻き込んで連絡しまくるとかやめてほしかった。
でも確かに「きてね」といったのは自分だからなあ。私も相手も悪気がなくて、相手は目上なだけにこっちがあやまることになる。すごくいい人なんだけど、スルーをしないんだよね。外国人ぽいのかな。怒られるの嫌だから自重しよ…
社交辞令でトラブルになるのは合コンみたいなとところか、その友人しかないので、私は普通だと思うのだけど…みんなどの程度「社交辞令」って使ってるんだろう。
http://anond.hatelabo.jp/20080427200933
俺の周りで俺より女性の見た目評価基準が緩い男はほとんどいないよ。
ちょっと待てい。だって増田基準だと、街行く人の50-60%がブスってことでしょ?なんでそれで緩いわけ?自分の周囲の男性なんて、下位3分の1くらいに入らないとブスに入れないよ。それでも相当厳しい方だよ。別に女性向けリップサービスとかじゃなくて、まじで。
大体街行く人の時点で相当マシな方にバイアスかかってると思うけど、休日の繁華街の若い人なんてある程度小奇麗な人しか歩いてないし、そっから60%がブスって、どんだけー。
たぶん増田の周囲はある程度綺麗な女性ばっかりでそういう感覚になるのも無理もないのかもしれないけど(文面からよく伝わって来る。世間的によいとされる学校出身者で、自信のある女が寄ってくる環境じゃない?そういう人らが就職する先ってのも一般・総合職ともに美人しか採らないし。丸の内OLが世の平均だと思ってるような感覚なんだろな)それが当然だと言われるとちょっとなあ。
http://anond.hatelabo.jp/20080427201011
評価が厳しいというより感覚の違いなのでは?
それだけでは説明出来ないと思った。理由は上に書いた通り。
http://anond.hatelabo.jp/20080323175904
半年前に「人月計算とExcelとスーツの世界より」を書いた増田だけど、この増田が他人に思えなかったので、半年ぶりに自分の話をしたいと思う。
半年前のエントリの内容、読んでない・読むのたるいって人のために簡単にまとめておく。
俺はCOBOLっていう昔々の言語を使って巨大な金融システムのお守りをしていた。それは誇らしい仕事(「これ読んで「転職考えろ」とか言ってるやつってアホだろ」的な意味で。これももっともな話だよね)ではあるんだろうけど、俺はやっぱりキャッチーな新技術がやりたくてたまらない。
そんなふうに増田に愚痴ったところ、なんか400以上のブクマがついた。以上がこれまでのあらすじ。
話の続きを始める。
あれほどのブクマを集めたことなど初めてだった。戸惑いながらも、日々増えていく皆のコメントを噛み締めた。
転職を勧めるコメントもついていた。うん、転職したいねいつかは。
でも、と半年前の俺は思った。そう簡単に転職できるものなのか? なにしろまだ会社に入って1年半。勿論今の会社にいても転職後に活かせるスキルがつくわけではないが、その前に個人で勉強できることもあるだろう。それからでも……っつーかそもそもスキル皆無なのに転職とか無理だろ。
だから、出来心だった。
エントリを書いてからいくらか経った頃、ホッテントリにもよく上がってくる某ブログに、プログラマ求人のお知らせが出た。
そこからはクリックひとつだ。あのエントリを短く要約してそこの会社に送りつけてみた。たいした作業ではない。転職への一歩を踏み出したという気持ちはあまりなかった。
でも当然ながら、先方からは連絡がきた。言われるまま、翌週の金曜日に会社を定時で上がってから面接に行った。いきなり社長が出てきて驚いた。
面接が始まった。キョドりながら、あのエントリの内容をまた繰り返した。
「うん。熱意は分かったけど……COBOLかー」
「そうかー、ちょっと評価しづらいなー。PHPって分かる?」
「えっと……Webのビューとかに使うスクリプト言語でしたっけ?」
「他にも色々できるんだけどね。それ使って、ちょっと今から言うようなの作ってみてよ」
帰りがけに書店でPHPの入門書を買って、言われたプログラムを週末使って作ってみた。
formに書いた内容を日付やUserAgentとともにファイルに書き込んで表示するとか、その程度の簡単なものだ。PHPでファイルの読み書きができるとすら知らなかった俺でも、土曜だけで作れた。
日曜が余ったので仕様を拡張してSNSのメッセージ機能もどきに仕立て上げたりはしたけど、この程度のアピールはちょっとでも熱意のある奴なら誰でもやるだろう。
どちらにせよ大したものじゃない。
翌週、採用の通知が届いた。
俺の転職活動は2週間で終わった。
面接のとき社長が言っていた。技術的な向上心をもって受けてくる人は珍しいらしい。
意外だった。だってホッテントリでもよく見かける会社だぞ。そんな会社がわざわざ、ブログで求人までしているんだぞ。
ブログで就職とかTwitterで就職とか、いつも華々しく話題になるあれは何だというのだ。
社長の言葉がリップサービスでなかったのは、正真正銘素人にも劣るレベルの俺が、この少数精鋭で構成される会社に、おそらく志望動機だけで、あっさりと採用されてしまったことから分かる。言っておくが大量採用ではない。求人経由での採用は俺一人だった。
現実はこんなものなのだ。
そんなこんなで、あまりに展開が早すぎて事後報告になってしまったが、転職を決めたことを会社に話した。
そんな中で、印象に残ったやりとりについて書いておきたい。
まず、他部署の人。
「勿体無い! 本当に勿体無い!」と彼は俺に詰め寄った。
「前、会社のイントラに君の作ったツールをアップしてただろ? その時からずっと、こいつと一緒に仕事できたらって思ってたのに」
技術より業務知識、巨大な金融システムを今までどおり動かし続けることを最大の目的とするこの会社では、ITを活用してプロセスを効率化しようという意欲を持つ人は多くない。
彼はそんな中で、VBやJavaの知識を蓄えて、プロセスをもっと良くしていきたいと願う人だった。だけど、
「いくら俺が呼びかけても、誰も興味を持たない。ツールを作っても使われなくて無駄に終わることもある。本当は俺も転職を選べるんなら選びたい。でも、俺の道はこれしかない」
彼は妻子持ちだった。生活のために、今の仕事を辞めるわけにはいかないのだ。
一方俺は、家庭を背負っていない今だからこそ好きな道を選べた。その俺が羨ましいと、彼は言った。
こういう環境に留まらざるをえない人がいることを、それでも戦っている人がいることを、俺は心に留めておきたい。
それから、とある同期。
彼は同期仲間の中でも飛びぬけて優秀な奴だった。
何をやらせてもまず成功する、万能型の秀才だ。元増田にイメージが被る。
技術力があり、コミュニケーション力もあり、ついでに顔もよかった。そして、この会社では珍しく、技術志向を持つ奴だった。
研修時代にも技術をやりたいと度々公言していた彼だが、こういう優秀な奴を会社が放っておくわけがない。配属先では協力会社への指示や客先とのやりとりに追われる日々が待っていた。
そんな中で彼は思っていた。この会社にいる限り、技術的なことをやることはできない。いつか転職したいと、彼も望んでいたらしい。だから、
「転職するって聞いたとき、やられたって思った」
やられた? 何故か。それは彼の迷いのせいだ。
「最初は別の仕事がやりたいと思ってたよ。でも仕事が分かってくると、これが面白く感じてくるんだ。俺がこのシステムを把握してるんだ、俺がシステムを回してるんだっていうのは充実してて、このままでもいいかなって思えてくるんだ」
万能だからこその迷い。
IT業界(SIer)の未来や、汎用的でないスキルばかり身に着けることの問題も彼はよくわかっている。でも、今の会社はビジネス的にも安定していて、当面は抜け出す意味がないというのも事実なのだ。
俺の場合、プログラミングのセンスはあっても運用やPMなんてとてもできない。偏っているから転職を決断することができた。でも彼には、金融システムのSEという仕事が適職すぎた。
半年後の今も、彼とはしばしば話をしている。
彼の答えは、まだ出ていない。
最後に、上司。
彼女は、完璧な検証や客先での要求詰めで皆の尊敬を集めるキャリアウーマンだ。
その上司が、俺が最後に出社する日、目に涙を溜めていた。
「ごめんね、雑用みたいな細かい仕事ばかり渡しちゃってたし、忙しくてあまり見てあげられてなかった。そのせいでこんなことになって。後悔してる。本当にごめんなさい」
違うんだ。そういうことじゃないんだ。あなたのせいじゃない。
俺はただ、仕事のスキルをそのまま使って、Twitterの@発言を抽出してクラスタを可視化してニヤニヤしたり、ニコニコに上がった新着ボーカロイド曲を自動処理でiPodに入れてみっくみくになりたいから転職するだけなんだ。
そんな趣旨のことを言葉を選んで伝えたけど、たぶん彼女には伝わらなかっただろうと思う。
俺や、はてなで色々言っているような技術系の奴らは、世の中では特殊な人間で、普通の人にはなかなか理解できない。
壁は厚い。そう思った。
そんな諸々の出来事を経て、俺は今、憧れのWebプログラミングの職場にいる。
Linuxのlsコマンドすら分からなかった俺には、毎日が学ぶことだらけだ。毎日終電だし、まだ休日出社はないけど、もうちょっと俺がまともに仕事できるようになったらそういう状況は確実に待っている。
だけど、すごく楽しい。仕事のために得る知識がすべて、自分の生活と地続きになっている。人生のベクトルと仕事のベクトルが噛み合ってるから、俺は成長している実感を持ててる。
だから、きっと俺はこの先ずっとこの会社で頑張れると思う。
ところで、
について一言。
Web系やりたいって半年前から言ってて、そして実際やってみたら超楽しんでる、そんな俺でもこれは同じですよ。
やっぱりはてブの[あとで読む]は日々溜まっていくし、これ全然業務とかかわりなさそうだって技術だとイマイチ乗れない。
転職決まってからの半年も同じだった。半年前、「転職するなら自分でスキルつけてから」って思って転職活動先延ばしにしていたら、たぶんいまだにApacheって何?って状態だっただろう。
だってプログラミングの他にもやりたい趣味はあるし。別の仕事やりながら勉強するには、この世界は広すぎるし孤独すぎるし何から手をつけていいのかわからない。
確かに、はてな見てて熱浮かされるだけってことは、人生かけて技術を追いかけるクレイジーなギークでないことの証左ではある。
でも、そこから情熱が継続しないからっていって、仕事として楽しめる程度に技術を追いかけていけるギークではないことは意味していない。わかりにくいな。つまり、はてな見てて熱浮かされる程度にはギークであるとは言える。だって楽しくないなら見ないじゃんそんな記事。
だから、そこをもってプログラマとしてやってけるかどうかの疑問を抱く必要はないと思った。
そういう意図で書いてるわけじゃないならいいけど。ていうか一言じゃないなこれ。
やたら長くなったけど、俺の転職の話は、大体そんな感じ。
あと、転職を通じて実感したのは、楽しい仕事をするのが一番楽しいよねってこと。
頭悪いこと言ってる気がするけど、これが俺の結論です。
学歴は観念ではなくて現実なんだけどな。ほとんどの人間はもう取り返しがつかないから、自己保存本能で、頭から消しているんだよ。そして社会もそれを許してくれる。でも、そのことによって、低学歴者は社会で勝つことはできないし、学歴がない者に相応しい社会的地位を占めているのだけれども。最低限のものだけ与えられ、面白みもない人生を送るだけだ。
高学歴の政治家や経営者が満面の笑みでブラウン管に映るのは、同年齢の男に対する当てつけ。俺らは美味しい人生を送っているのでこんな笑顔になれるんだぞみたいな。一方、学歴のない男は、憔悴した表情で愚痴を言いながら晩年をすごす。
もっともそうすると低脳たちが暴動を起こして高学歴が美味しい思いできないので、テレビやネットといったもので感情を調整しておくわけだよ。低学歴でもおまんま食ってるときは幸せだろ?みたいなリップサービスして。馬鹿だからそれで納得して暴動にいたらないわけだ。
増田で見たので読んでみたが、なんというか、すごい男目線というか、スイーツを馬鹿にするスイーツ(笑)目線というか、そこに出てくる女の事例が、男の頭の中にだけいる女像のオンパレードで、あからさまでびっくりした。メイン読者へのサービスかもしれないけど、そしてそういうのもすこしは必要かもしれないけど、寄り添い過ぎ、先回りし過ぎ。
自分には、この著者の人が、男性、とくに自分はすこしは分かってるって思ってる年配男性の頭の中をシミュレートして、こう言って欲しかったんでしょ?ってところを集めて作った文章に思えた。
これは女の台詞じゃないよね。むしろそういうのを分析してる層の台詞だ。「いい男がいない」とかは言いそうだけど、いくらなんでも「関係性が云々」「オタクに逃げた」はないだろー。女性誌の読者層とこういう分析的なもの言いが両立しないのは著者が一番よく分かってる筈。つまり、この時点で読者へのリップサービスなんだよね。
(一ヶ月に十誌以上女性誌を読んでいると)そのうち、「おかしく」なってきた。私の頭が。
そうそうそう、そうなんだよな!やっぱりなー!と読者男性に言わせるために書いてるとしか思えない。
で、結局のところ、男が本当は自分が言いたいことを、女が自発的に言ったことにして代弁してもらうコンセプトの本であると思った、URL先の文章からは。だっていかに現代の女がおかしくて男を理解していなくて、男はそのままでよくて、分かってもらって包んでもらおうって結論でしょこれ?で、そのまま書いちゃうと本人のプライドがあって読んでもらえないから、一見男にも女にも厳しいこと言ってる風の装丁にしてみた、と。
http://anond.hatelabo.jp/20071220140408
>http://anond.hatelabo.jp/20071220140408
>ニコニコって、「金もうけじゃない」って言ってたっけ?
はっきり言ってるよ。
「金儲けより、面白いもの作り」──ひろゆき氏が語るニコニコ動画 (前編)
http://ascii.jp/elem/000/000/043/43816/
ひろゆき個人としては、まあ半分本音で半分リップサービスなんだろうが、
それを分かっててひろゆきを広告塔にするニコニコの宣伝方法がいやらしいと思うわけ。
こういう地道なパフォーマンスが、見事な印象作りに一役買ってるわけで。
「僕たちは金儲けの為にニコニコをやっているんじゃなくて、面白いことをやりたくてやってるんです」
っていうのがいかにもネットの空気を読んだITゴロの言葉みたいで気持ち悪い。
そういう言葉ってネットユーザーが一番喜ぶ言葉って分かってるわけじゃん。
どこぞの社長じゃないけど「無駄って素晴らしいよね」みたいな。
ユーザーが作った曲を勝手にJASRACに登録すんのが面白いことなのかと。
今回のアホみたいなプレスリリースとか見てると、とうとう意思統一出来てない部分で
破綻が出始めてるっぽいけどな。
>http://anond.hatelabo.jp/20071220142904
>何?使命感?そういうのはいらないと思うよ。自分の立場勘違いしちゃダメだよ。
悪かったな。使命感かもな。余りにもニコニコマンセーなアホばっかりだからさ。
>http://anond.hatelabo.jp/20071220140408
>CGMはだめだ、Web2.0なんて幻想だ、なんていいながら、
>似たような幻想にユーザーをどっぷり漬からせて、もっとうまい汁をすっているのだからなあ。
ひろゆきがやるべきなのは「僕は権威側じゃないですよ。楽しいことが好きなだけですよ」っていうポーズだけでね。
ネットユーザーが期待する言葉さえ言っておけば、後はハテブとかでアホたちが持ち上げてくれるわけ。
さすがはひろゆき様!誰も言わないことをさらりと言ってのける!そこにしびれる!憧れるぅ!みたいな。
>http://anond.hatelabo.jp/20071220140408
ニコニコそのものは黒字にしないと思うね。
広告塔ひろゆきの支持率とニコニコへの期待値でひっぱりながら、
ドワンゴだかニワンゴだか知らないけど母体そのものをトータルで黒字に
しとけばいいわけで。別に株式会社ニコニコ動画じゃないわけだから。
まあ音源販売計画は失敗したみたいだけど。
だってニコニコ大儲け!ってなったらコンテンツホルダーにしても、
職人にしても誰がわざわざ無償で作品を提供する??
つまり何が言いたいかというと、「みんながニコニコになればいい」とか
嘘くさいことばかり言って、大儲けしようととしてる賢い大人たちのやり口が
気持ち悪くて仕方ないってこと。
http://d.hatena.ne.jp/takeim/20071221
ーーー
ひろゆきの反応に対してちょっとだけ追記↓
まだ引っ張る。
あれからメールを何回かやり取りしてみたけれど
最終的には全部冗談だったという事で逃げられてしまった。
こっちの気持ちを伝えた部分に関しては「何が言いたいのかサッパリわからない」という言葉付きで。
ずるいな……。
こういうケースでメルアドを着信拒否リストへ入れるのは過剰反応かい?
教えて増田のみんな。
http://anond.hatelabo.jp/20070910004208
の挙げてた曲が心情にぴったり過ぎてわらけた。
ホントみゆき様は神やでー。
http://anond.hatelabo.jp/20070910004439
みじめです。こと恋愛事においてみじめじゃないポジションだった試しが有りません。
友人はその内日の目を見ることもあると慰めてくれますけど、
これって只のリップサービスだよねきっと。
夕食を食べている時に、アパートで一緒に住んでいるインド系アメリカ人Yは言った。
『同じガイナックス制作でも、フリクリは好きなんだけど、エヴァは嫌いだよ。
1話2話は見たけど、後はすっげーつまんなくて、見るのを辞めちゃった。』
アメリカではシンジ君のような内気な少年タイプの主人公はあまり理解されないと言う。以前ネットで見つけた
"アメリカオタクが選ぶ好きなアニメキャラクターアンケート"みたいなページでシンジ君がボロクソにけなされていたのを
思い出す。Yも優柔不断なシンジ君が嫌いなんだと思った。でも、Yの次の発言は少し予想外だった。
『映画版のエヴァ(古い方)も最悪。でも、唯一、テレビ版の最後の二話は最高だった。』
え、という感じだ。おめでとう、で終わるテレビ版のラストは日本のファンには不評だった。作者自身もテレビ版の最後を上書きするように
映画版を見た。映像美がクライマックスに達するのも、哲学的な主題に一応の結論が出されるのも映画版のエヴァだ。何でテレビ版の
最後は良くて、他は駄目なんだろう。Yは続けた。
『宗教的すぎるんだよ。キリスト教のさわりだけかじったようなストーリーが受けつけないんだ』
あ、と思った。かなりEye-openingな発言だった。
キリスト教的価値観はアメリカという国の根本的なものを形成している。
宗教的自由を求めて移民してきた中産階級達が設立者となった国である。妊娠中絶の問題も
ゲイの婚姻問題もIntelligence Design(笑)も、アメリカの政治のジューシーな部分を占めるのはキリスト教(もちろんプロテスタントが主流)
が関係する政策論議だ。宗教右派からの支援に頼っている政治家だけでなく、民主党左派系の政治家達もキリスト教へのリップサービス無しには
国民多数からの支持を得られない。
そんな国である。キリスト教教育に関しては日本より何歩も先にいっている国である。
そんな国で、旧約聖書だの、リリンだの、キリスト教を土台にしたストーリーのアニメが受けるか否か。
作者はアメリカンアニメギークのポリティカルコンパスのぶれ具合を全く知らないのであるが、
まず、聖書の教えに忠実でないストーリーは保守・右派には受けないであろうことが予想される。
更に、Evangellionという題名がEvangelical(宗教右派とほぼ同意語で使われる)を連想させることから
宗教右派にあまり良い印象を持たない左派(都会のスタバでラテを飲みながらThe New York Timesを読む人たち)
にも支持を受けないに違いない。
キャラの性格云々よりも、宗教的なストーリー故に、エヴァンゲリオンはアメリカで受け入れられにくいのでは無いか、Yと話している
時にそんな仮説が浮かんだ。作者は余り覚えていないが、Yに好評だったテレビ版のラスト二話は、
More philosophical, but less religiousだったと記憶しているが、まぁ、定かではない。
そんなYは今、ファイル共有ソフトでDLしたアニメ版ひぐらし(Free Fan Sub)に夢中だ。園崎魅音と梨花ちゃまがお気に入りだそうだ。
グローバル化の波を感じずにはいられない。