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2018-10-13

小説家になるには

https://anond.hatelabo.jp/20181012144629

この手の話については業界内で共有されてる名著がいくつもあるので、それらを読んだら良いです。

まず手塚治虫マンガの描き方―似顔絵から長編まで』という本があるので読みましょう。漫画対象に書いた本ですが、小説にも重なる点が多いです。何より分かりやすい。

(ちなみに『寄生獣』の岩明均はこの本読んで漫画を描き始めたそうな)

小説プロパーで言うと三島由紀夫小説読本』の中に小説の書き方を書いた一節があります上記手塚著と重なるところが多いですが、アプローチが違うので比較して読むと得るところが多いです。

仁義なき戦い』の脚本家笠原和夫の本(確か『「仁義なき戦い調査取材録集成』かな?)の中にも脚本の書き方を書いた一節があります。やっぱり手塚著と被ってきますが、すぐ読めるのでお勧め

最近の本だと荒木飛呂彦荒木飛呂彦漫画術』という本があります。これも手塚著とかなり被りますがより詳細で良いです。

小説物語)の書き方を書いた本はこれの他にも沢山ありますが、言っていることの大筋は大して変わりません。数冊読んだ上で実践するのが一番でしょう。

2016-11-22

[]

◇ 『仁義なき戦い』の脚本家笠原和夫の本がなぜか図書館にあって、面白くて読みふけってしまった。

曰く、『仁義なき戦い』のテーマの1つは、日本戦争に負け、経済戦争にも負けたのに、またカネを巡って同じことをやっている。アホばっかりだ。ばーかばーか。ということだと。

時代は違うが内村鑑三も似たようなことを言っていて、曰く、日本戦争向きの国ではないし、文化モノマネしかできない。経済もそんな強くない。と。

じゃあどうすればいいかというと、内村は「日本の目指す道は宗教しかない」と言う。

ぜったい無理だけど、そうなったらいいなぁとは思う。


キリスト教関連のエッセイに「フォイエルバッハはいいぞ」みたいなことが書いてあったので入門書を買ってきた。

めっちゃむずかしい。なんだこれ。

入門書の筆者曰く「フォイエルバッハはその主張から無神論者だと思われがちだけど、実はそうでもないよ」とのことなのだが、完全にキリスト教徒を殺しにかかってて笑える。痛いところ突かれまくりだがそれがいい

てかマルクス思想元ネタの1つがフォイエルバッハらしく、時折マルクスっぽいことを言うのでおおっ!てなる。

これ理解出来たらキリスト教マルクス主義が頭の中できれいに整理されるんだけどなぁ。なんかもう1冊買うか。


聖書詩篇(の注釈)が意外とつまらない。

内村鑑三注釈聖書の部分によって明らかに筆のノリが違っていて、自身の実生活で慰めを得たところだと熱くなる。

具体的には、貧乏生活を慰める規定や、人を裁くことを諫める規定は熱い。熱すぎる。

その点詩篇はなんだかまったりしていて精彩を欠く。

まらずコレヘトの言葉に移ると、地上の快楽を追及するのは虚しいだけだよ、みたいな話なので熱気がすごい。おもしろい。

作者がソロモン(と言われているが実際には違う)ってのもロマンを感じる。


とりとめないが以上

2016-08-28

http://anond.hatelabo.jp/20160828121738

笠原和夫好きといっても深作欣二とタッグ組んだ作品ぐらいしか観てないけど・・・。

笠原さんが書いた本やインタビュー集は面白い

http://anond.hatelabo.jp/20160828121050

なんと増田笠原和夫好きな人が! つきあってください(ごめんなさい、嘘です)。

http://anond.hatelabo.jp/20160828120007

仙人のような奴だな。

仁義なき戦い』の脚本家笠原和夫は「日本戦争に負け、経済戦争にも負けた。この先何を目的にこの国はやっていくのか見当もつかない」と言い残して死んだ。

だが結局日本人は性懲りもなくカネのことだけを考え続けて中国にまで負けてしまった(宮崎駿がこの点をボロクソにけなしている)。

リーマンショックで少し目が覚めたのかマルクスブームなんてものが起こったりしているが、日本人は変わるのか、変わらないとすればどうなっていくのか見据えてもらいたい。

 
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