はてなキーワード: 安平町とは
人生初のボランティア活動は思った以上に実のあるものになりました。
災害ボランティアに興味があるけどやったことのない、踏み出せない人の為に
自分が行ったボランティア活動について少し書きたいと思います。
北海道胆振東部地震では特に厚真町、安平町、鵡川町の3町での被害が大きかったのですが
その中で私は安平町(あびらちょう)に約10日間行ってきました。
一番大きく報道されている厚真町と比較すると建物の倒壊こそ少ないものの
つまりそのぐちゃぐちゃになっているお宅に訪問して片付け、清掃をし
物が多い家の場合は2班、3班合同で作業にあたることもありました。
大きなタンスや机を運ぶこともあれば
どの方も気丈に振舞われておりました。
ただ、それは人前だからの行動であることは明白で本当はものすごく辛いということも感じました。
私は無かったのですが、被災者さんが今後どうすればいいのかと泣かれてしまい
災害ボランティア活動で何より素晴らしかったのは他のボランティアさんとの出会いと
自分がやらなきゃという想いが強い人が多く
前向きで行動的な方ばかりでした。
その想いが強すぎて、仕事が少ない、与えられなかったりすると不満が出るくらいでした。
活動中には自分の経験や想像を超えたことがたくさん起こりました。
初めて会う人達ばかりなのに気が付けばチームワークが完成しています。
各々が自分の出来る仕事に自ら進んでいき効率化されるからです。
前向きな気持ちがあるからなのか、必ずその人の持ち味が発揮され
チームの一員として力を発揮します。
ボランティアはプロではなく素人なので作業中のミスや失敗は正直頻発します。
しかし誰一人として文句は言いません。すぐフォローに入ります。
とにかくポジティブ。
みんなでやろうという雰囲気が醸成されていて
会社でもこんなに気持ち良く働くことができたら…と何回思ったことでしょうか。
途中から住宅清掃班のリーダーとして業務を担当させて貰いましたが
メンバーのポジティブな考え方、行動に助けられてばかりでした。
たった1日一緒に作業しただけなのに別れ際の寂しいこと寂しいこと。
本当に素晴らしい出会いの宝庫でした。
長々と語ってしまいましたが
もしこの文章を読んで災害ボランティアに興味を持ってくれた方がいたら