2023-06-16

大人趣味」の何が悪い

国立大理系中退ニート歴2年フリーター歴3年のガイである(自己紹介終わり)。現在趣味が3つある。

「それで食えるわけがない」

「くだらんことに金をかけている」

「そんなことしてないで就職しろ

フリーターという身分上、リアルネットわず冷たい風当たりは避けられないが、成人してからようやく趣味を楽しめるくらいにはなったのでここに書き残しておく。

音楽理論卓球数学をメインでやっている。

中流家庭の出で小さい頃は習い事をさせてもらっても、ガイジなので集中力はもとよりないし、先生の言っていることが分からず、時折癇癪を起こして、数年やっても初級者の域を出ないという状況だった。月謝を出してるパッパとマッマが泣くのも同情に値する、という習い事である。ちなみに趣味はさせてもらえなかった。

Twitterで若くして活躍している人たちを見ていると、ソウルジェムガンガン濁っていき、交際相手にも無能と罵られる始末である

一度そういった自分属性を忘れて趣味を始めてみた。

以下読まなくていいです。

数学

大学一年生のときに履修した位相幾何学講義面白かったので、学部生1,2年のカリキュラムに相当する教科書を3冊読んだ。今は足りない知識中古で落とした教科書で補いつつ専門書を一冊、カリキュラムに相当する本を一冊読んでいる。

卓球

小学生ときに習っていたが、フォアとバックとツッツキしか打てるようにならなかった。成人してから二万円で用具を買い揃え、経験年数不問のチームを掛け持ちして週三回ほど練習している。ガキの時より遥かに短い期間でショート、プッシュ、フリック、バックドライブができるようになった。

音楽理論

サウンドクエストハーモニー編を勉強中。聴音もどきをしている。キーボード買いたい。

総括

子供の頃に「無限可能性という名の勝手な期待」を盾に説教され、テレビでは天才キッズたちが毎日のように映り、投資をされているから「何者かになる」ことを要求されてきた。その圧力も期待ももはやない。ただの無能になった。

無限可能性」のない大人になって、シンプル物事を楽しむことができるようになった。コネもない蛇の道を歩いているから、上達する保証も低いしメシの種になる可能性はゼロである

それでも「自分で決めたからその活動をしている」という感覚は、上達や称賛よりもはるか尊いと思う。

富や名声とは無縁の人生で専ら低みの見物だが、若いうちはこの許しを存分に楽しもうと思う。

老いときどうするのか頭の隅に置きつつ、もう2年はゆっくりしたい。

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