2022-10-03

陰キャオタクが30歳超えてからジャニーズに落ちた理由を考える

 おはようございます


 ここ何日か表題のことをしばらく考えていて、自分なりに納得できた気がしたので残しておきます

 ……というのは建前で、本音は何も知ろうとしていなかったのに食わず嫌いをしていた自分の愚かさへの悔恨懺悔でもあります。あらかじめご了承ください。


 まず前提条件を軽くおさらします。

 『私』は典型的陰キャオタクです。

 学生時代からカーストの最下層に位置して、テレビゲーム視線をずらして現実から逃げて、流行りのテレビ番組忌避していた系統人間です。


 学生時代に抱いていた『ジャニーズ』に対する印象はと言うと……あろうことか敵愾心でした。

 何も知らない、ましてやファンですらない部外者人間思い込みだけで抱く印象が敵愾心と聞くと、いかに幼稚か分かる人には分かると思います

 学生時代の『私』が恐ろしく幼稚で狭量だったのは全く否定余地がありません。


 強いて言い訳をするなら、当時の『私』はカースト上位の男女問わずそれなりに過度ないじりをされていた、ということです。


 坊主憎けりゃ……のあれです。


 キャラソンを聞いて妄想して1人でニコニコしていた過去の『私』と、ジャニーズのかっこいいアイドルを見てときめいていた人達に優劣などありはしないのに。


 こんな簡単なことも気づかず、気づくチャンスもなくアイドルとは無縁の世界で生きた『私』は順調に年齢だけを重ねていきました。


 そして時は現在2022年に至りました。


 『私』は突如としてアイドルしかもよりにもよってかつて嫌悪に近い感情を抱いていたジャニーズの沼に全身突っ込むことになります

 きっかけは些細なものです。


 友人に勧められたか何となく聞いてみよう——

 友人がいつもカラオケで歌ってるから歌詞はどんなものか見てみよう——

 この程度のものだったと思います


 どうあれ『私』は生まれて初めて彼ら、ジャニーズに興味を持ち、自発的に近づいたのです。

 こちから距離を縮めようと努力し始めたら、あとは簡単に転がり落ちていくだけです。


 熾烈な競争の中で、彼らは1人でも多くの人の目に留まろうと努力していると知りました。そしてより強く光り輝こうと、勝ち抜いてやるという強い生命力のようなものを感じられたのです。

 歌に目を向けても、聞いてる人間が容易に感情移入出来るように計算され尽くしたキャッチーかつ明瞭なものばかり。


 ありがちで陳腐だと感じるときもあるかもしれないけれど、『私』は三十路の、社会の荒波で心がすり減ったちっぽけなオタク

 ありがちでも、それを嗤う反骨心はどこにも無く、むしろその陳腐さに有難みすら感じてしまいました。


 だって社会は、同僚は、誰もすり減った『私』をよく頑張ったとは労わってくれないのだから

 家族は、友人は、画面の向こうのあなたも、『私』の息苦しさの全容は分かりっこないのだから


 理想の『私』と、現実で苦しむ『私』を比較して萎えて、それでも頑張ることが出来ずに不完全燃焼だった『私』にとって、高みを目指す彼はとてもかっこいいと思いました。

 ジャニーズの歌は、頑張る姿は、こんなちっぽけで狭量な『私』すらも、許してくれているような……そんな気すらしました。


 所詮これもくだらない個人妄言です。

 真に受けず、そうなんだ〜、1へぇ〜くらいの気持ちで忘れてもらえると幸いです。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん