2020-07-28

藤田孝典風俗業全廃論について

もはやツイッター炎上芸人と化した藤田孝典風俗業界当事者との激しい論争が二週間ほど続いていて、目が離せない。セックスワーク論には詳しくないが、藤田氏の主張に対する自分感想メモ

1. 風俗業はそれ自体女性への心身のダメージが大きく、普通労働とは言えない

→これは概ね藤田氏の言う通りだと思う。風俗業は40過ぎても可能仕事ではない。風俗関係者が、風俗業の特殊性無視して「普通仕事」と強弁していることは問題風俗業に対する偏見差別についても、もちろんなくすべきという運動を強く支持するが、親戚や同級生に気軽に話せるようになるような、楽観的な未来を思い描くのは正直なところ難しいだろう。

2. 風俗業の経営現実には暴力的搾取的なものばかりで、健全経営など期待できない

当事者から散々批判されているように、これには根拠がない。藤田氏が見ている、相談支援に来る「誰の目にもわかりやすくひどい目に遭った風俗嬢」を基準にして全体を語れば、説得力が落ちるだけである。彼に限らず、貧困相談支援事業の人たちは、悪質な事例を過度の一般化する傾向がある。

3. セックスワークを「普通仕事」にしてしまうと、「生活保護の前に風俗にでも行けば」という現在存在する物言い正当化させる

→これも批判されている通り、風俗業ではなく生活保護制度の問題である不本意風俗業に従事する女性たちが多数存在するとしたら、雇用が劣悪で社会福祉が無力であるからである労働運動活動家および社会福祉士として、藤田氏は自分の無力さについて責任を感じてもいいはずだが、逆に風俗当事者乱暴に叱りつけている。これはひどすぎる。

4. 風俗業は社会に悪影響を与えるので全廃すべき

→かえって闇に潜って悪質化するとか、代替のないまま生計手段を奪って貧困問題悪化させるとか、様々な批判があるが、なかでも一番の問題は、たださえ偏見差別の目にさられている風俗嬢が藤田氏の議論を目にすれば、「私の仕事はやっぱり社会にとって無価値害悪なんだ…」と、自己否定的な感情を募らせてしま可能性が高いことである。そうした想像力のない人間に、果たして貧困者や被差別者の置かれた現実が本当に見えているのか、非常に疑問を感じる。

追記

おいおい藤田氏、まだ続けてんのかよ……。

不特定多数の人たちが普通ドン引きしている点で社会運動戦略として大失敗だし。貧困運動のお仲間たちも沈黙しているが決して賛同していないことは(Twitter藤田氏をフォローしていない河添誠氏のみ真正から批判)、一連の記事RTしていないことからも明らかでしょ。

元々どっちかというと藤田氏寄りの考え方だったのが、今回の藤田氏の一連の雑で乱暴かつ不勉強きわまりない言動で、考え方を変えることことにした。

  • セックス・シンボルや国際的な活躍を目指してるのよ! (なりましたマドンナ、蒼井そらなど) 誰もが観れるヘルシーなポルノを作ってるのよ! ポルノ女優だけど国家議員になりました!...

  • 1. 風俗業はそれ自体が女性への心身のダメージが大きく、普通の労働とは言えない →これは概ね藤田氏の言う通りだと思う。風俗業は40過ぎても可能な仕事ではない。 これってスポ...

    • スポーツ選手はスポーツで性病にならないんだよなぁ・・・

      • 職業病のうち性病だけを取り上げるのは詭弁でしょ スポーツ選手は各種身体の故障リスクを抱えてるし 他の職業でも多かれ少なかれある

        • 詭弁でもなんでもない事実だ 業務中に性病になる職業はセックスワークしかない

          • 病気になる人は業務外で勝手に病気持ちとセックスしてるだけでしょ 因果関係がない

      • でもオリンピック村じゃ避妊具を無料配布するじゃん?

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