社会復帰して一定期間経ったので、記念&もう戻ることのないように、ニートだった頃を振り返る。
20代前半の頃一年から一年半ほどニートだった(転職活動期間含む)。
仕事を辞めた理由は、人間関係と、根性がなかったからと、仕事が怖かったからと、納得いく就活ができなかったからと、メンタル的なあれだ。まあとりあえずゆとりである。
①劣等感期(6ヶ月)
働いてないこと、レールから外れたこと、自分が弱いことなどに劣等感感じまくりの時期。
本当の自分を出せるからという理由でSNSにのめり込んだり特定の人に依存したりした。
よく「劣等感から友達と疎遠になる」と言われるが、狭く深い付き合いだったのでそれはなかった。夜中まで起きて一人で泣いたり負の感情を抱え込んだり、病みついばっかりしたり、とにかくメンがヘラっていた。
じ32未遂もした。お酒に逃げたりもした。残っていた貯金は買い物やゲーム課金に消えていった。SNSや対人依存が1番キツかったが、それだけじゃ足りなかった。とにかく依存対象を増やしたり取っかえ引っ変えしたりしながら何とかメンタルを保っていた時期だ。家賃の50%以上の金額をキャラゲーに費やした月もある。
②ネトゲ期(約3ヶ月)
ネトゲ(厳密にはスマホMMOなのでソシャゲかもしれない)に猛烈にハマった時期。
ネトゲに全力。ネトゲで笑って、ネトゲのために泣いた。バイトもすぐ辞めた。対人依存やSNS依存は比較的落ち着いていた(元からその傾向があるのでゼロではなかった)。買い物依存は克服した。バイトはネトゲ課金のために始めるものの、ネトゲのために辞めてしまうのを繰り返す日々。わかりやすいゴミクズだった。
課金はあまりしなかったが、何より時間だ。現実はくそだけどネトゲの世界は素晴らしいからここが現実になればいいのにと本気で思っていた。一生このままでいいと思った。
早朝までイベント周回をしたり、攻城戦のようなものに参加してみんなで優勝のために一致団結したり……。これぞ理想郷、これぞ青春!と思った。熱かった。全てを捧げてもよかった。
ここから脱せたきっかけはギルドの人間関係。要するに人間関係についての不満のせいだ。結局そんなもんである。バーチャルも所詮リアルの延長だということを学んだ。
③バイト期
この辺りから心身ともにマシになってくる。辞めずにバイトをするようになって、クソみたいなやつらがいても耐えて耐えて働けるようになった。就活をしようと考えたのはこの期の中盤頃だ。バイトは、就活成功して正社員になったからやめた。
バイトだとまた何かあった時簡単にやめてしまう。なぜなら簡単に入れるし、簡単に辞められるからだ。数少ない友人とお金のことを気にせずに遊びたいという気持ちが引き金を引き、就活を開始する。(まあこの時は求職活動をしているので厳密に言うとニートではないが)
このままではいけないと焦ったり、働いてる人を見てすごいなと思ったり、居場所がないことに寂しさやむなしさを感じたりしていたが、なんとか乗りきった。
結局、脱せた理由は友人がいたからかもしれない。あと、無料でのめり込める対象への依存が落ち着いたから。
身も蓋もないけど、結局、親に心配かけたくない!とかじゃ脱せないと思う。心配はかけたくないけど、正直親のためには頑張れない。だからニートなんだ。
劣等感とか、金のかかる娯楽への興味とか、将来への不安とか、所属の欲求や承認欲求のためとか、つまらない毎日に嫌気がさしたとか。あまり綺麗じゃない動機の方が頑張ろうと思える。
そして欲求を感じ引き金をひいてもらうためにも、どんな形でもいいから人と関わるか没頭できる対象を作るかのどちらかを選ぶことをおすすめする。
あと、ニート期間楽しかったなー、あの時みたいに遊びたいなーと思ってたけど振り返ったらあんまりろくな思い出がなかったのでこれからも引き続き仕事頑張ります