2019-02-04

現金の見えないコスト

コンビニで働いていて、早くキャッシュレスにならないかなーと常々思っている。

現金は面倒くさくて仕方ないからだ。

キャッシュレス決済を利用すると、店が手数料負担することになり申し訳ない」みたいな意見があるけど、

いや、現金だって、みなさん気づいてないだけで、コスト掛かってるんですよ!ということを説明したい。

ここでいうコストとは、実際にお店が負担する支出のみならず、管理コスト、手間も含める。

両替手数料

まず、わかりやすいところで、お釣りの小銭や5千円札を用意するための銀行での両替手数料

支払いで現金を受け取っているんだから、お釣りに困ることはないだろうと思われるかもしれない。

しかし、給料日明けとかは、コンビニ両替機だと思っているのか、1万円札で支払う人が増える。

そうすると、5000円札が急激になくなっていく。

このように、世の中のお金の流れは均一ではないので、あるとき500円玉が、あるとき10円玉が急激になくなっていったりする。

釣りを払えないとなると、営業ストップしてしまうので、予備の小銭を用意するために銀行両替してもらう。

銀行両替はもちろんただではない。

1回数百円だけど、年間でざっと計算したら2万円ちょっと掛かっている。

夏暑かろうが、冬寒かろうが、台風が来ようが両替をしに銀行に行く。ふぁっく。


釣りををやり取りする時間・手間

現金決済で代金ピッタリで出す人はほとんどいない。

お客さんが代金より多めに出して、店員がお釣りを渡す。

現金しか支払手段がない時代なら、仕方がないことだが、

今の時代に、このやり取り、本当に必要かね?って思う。

1万円札を出す客が割と多いので、お札を出して、渡して、小銭出して、渡して。

「あーまたかー」としんどい

財布を軽くしたいと思う人が多いのか、端数の小銭を調整して、お釣りが5円になるようにしたり。

そのこだわりのせいで、客に小銭を出す時間・手間が掛かってる。

後ろに並んでいる人が待ってるし、店員も客が財布から小銭を1枚1枚出すのを眺めるのも、なかなかしんどい

お昼時が1日の中で一番客数が増える。

貴重なお昼休み時間が、自分以外のお釣りのやり取りに使われてるの気づいているか?


レジ金額が合わない

うちの店はお釣り自動で出てきたりしない原始的レジなので、

客が出した金額店員が数えて、金額レジ入力し、お釣りを渡す。

この工程ミスが発生する。

それを確かめるために、毎日5回くらい、レジの中にある現金計算上の数字のズレを確認する作業をする。

その作業時間・手間。めんどくさい。

そして、ほぼ毎日、過不足金が発生する。

原因がはっきり特定できるわけではないので、

店員としてはなんかモヤモヤするし、数千円単位で誤差が生じたときには、店員が盗んでいないかとか疑心暗鬼になって、店長にとっては大きなストレスとなる。


売上金を本部に送金するコスト

毎日、精算作業を行い、売上金を本部に送金する。

レジの精算作業とは、1日の売上を確定させる作業現金カウントし、レジの過不足金の原因を調べたり。一旦、レジを1台ストップさせるので、そのときに客の視線が厳しい。めんどくさい。

売上金を送金する前に、5000円札1000円札が翌日不足しないように、売上金に含まれるそれらを、できるだけ1万円札に両替する。

めんどくさい。実にめんどくさい。この両替ミスをしたら、レジ金額を数え直したりする。うんざり


両替要求する客

コンビニに来る人の中には、本当にコンビニ両替機と思っている人がいて、買い物もせず図々しくも両替だけを要求してくる人もいる。

両替は断るように指導されているが、そういう人に対して断ってもいい顔しないので、その対応が疲れる。

これらの問題は、キャッスレスにしたら解決できる問題で、決済手数料を払って、面倒くささ、ストレスお金解決できるなら、ある意味合理的と言えるんじゃないかな。

そういう選択肢だって全然ありでしょ。


まぁ、キャッシュレス決済って電気必要になるので、停電しても即死しないような備えが必要になるんで、そこをクリアしないといけないんですけどね。電源のバックアップとか通信とか。

  • キャッシュレスにならないのは、金融庁がメガバンク利権を守ってるからだな。 銀行が保険販売やNISA、両替手数料で細々食いつなぐようになった。 (10年前までは両替無料だっ...

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