2017-12-18

電通事件のおかげでちょっとだけ救われた話

一連の電通セクハラ事件報道を見て、ちょっとだけ救われたという話。

良い話でも何でもなく、薄汚い俺の心中晒すだけなのでそこは期待しないでほしい。

 

俺は大学ではとてもおとなしい活動をしていた。

まじめに勉強していて、サークルも真面目な輪読ゼミだったので、女を喰っただの何だのという話にとことん無縁だった。

しか就職活動では自分と全く世界の違う人たちとの交流も増えてくる。

リサーに限らず、世の男どもは女を喰い散らかして遊びほうけている、という実態を見せつけられたのはその頃だ。

就職してから電通関係の知人が増えてくるわけで、そういった連中も確かに女で遊びまくっていた。

年代の知人からは「先輩に、女を用意しろと言われるのが辛い」という愚痴も聞いた。

辛いというのは別に女に対して申し訳ないという意味ではなく、先輩が好む女を見つけてくるのが難しいというニュアンスだった。

きっとあいつは先輩の立場になってからは後輩に同じことを要求しているんだろう。

なんていうゲスどもだ、という感覚と同時に、俺には「なんてうらやましいんだ」という感覚も同時に立ち上がった。

俺はそんな良い思いをしたことがないないのに何でお前らだけ、と。

 

その頃、俺には学生時代から6年間付き合っていた彼女がいた。

しか彼女とは一度もセックスたことがなかった。彼女の方がセックスに強い嫌悪を抱いていたからだ。

俺と付き合う前に男で嫌な思いをしたかららしいが、深くは聞けなかったし、聞かれたくないようだった。

から俺はずっと童貞で、社会人になって金ができてからやっとソープ童貞卒業した。

でも電通の連中は、いや世の中の男どもは、金もわずオフィスで堂々と女を喰ってるのか、と思うと悔しかった。

かたや彼女セックスもできない俺、かたやSODの世界を実現できているあいつら、である

 

その彼女結婚してからもやっぱりセックスはさせてくれなかった。

人工授精子供ができたが、あろうことか女の子だった。

の子もいずれゲスな男に喰われてしまうのかという辛さと、そもそもこんな薄汚いことを考えている俺が父親であること自体がかわいそうという気持ちが混ざりあって、素直に喜べなかった。

大体からして、素人童貞のままパパになること自体違和感がある。

妻がもし昔レイプまではされていなかったのだとしたら処女懐胎可能だってある。

かたや中世カトリックもびっくりの禁欲生殖、かたやヤっては降ろさせる電通帝国である

この世にこんな格差があって良いのかという怨嗟が蓄積していった。 

 

そんな折、今回のニュースが飛び込んできた。

はぁちゅうの告発内容は、まぁそういうことはあるだろうな、もっと激しい事例もあるだろうな、と納得だったが、それよりも世の反応に驚いた。

みんな「こんなのありえない」というトーである

#metooタグ流行っているとはいえ、電通ほどひどいケースはあまり見かけない。

誰も彼も、電通いかに異常かというトーンで語られている。

そのことに、ちょっとだけ安堵した。

 

なーんだ、やっぱり電通普通じゃなったんだ。

SODはフィクションだったんだ。

俺の怨嗟は、金のないホームレスビル・ゲイツをうらやんでいるようなものだったんだ。

真にうらやむべきは、普通にただ毎週のように彼女と・妻とセックスができている程度の男だったんだ。

そう思えた。

 

 

娘よ、君はどうか、お父さんお母さんのような歪んだ人間観ではなくて、愛し合える人と存分に性生活を送れるようになってほしい。

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