今日は久しぶりにかなり酔った。昔に比べたらずいぶん酒に弱くなったものだ。
私は酔うと割と機嫌が良くなる方であり、そういう意味では酩酊は必ずしも嫌なものではない。
だが、家族が酒飲みでそれ故に嫌な思いをしてきたこともあり、基本的に酔っ払いは嫌いである。
そういう、主観的には酒がわりと好きだが客観的には酒飲みが嫌い、尚且つアルコール耐性は比較的高いという人間が、酔った時にどうなるか。
尚、一般的にこれが役に立つ情報かどうかは考慮していない。酔い方は人それぞれなので、何ら役に立たない可能性の方が高いと思われる。
1.真っ先に小脳がやられる
本当に小脳機能が低下しているかどうか、何かしらの医学的検査で確かめたわけではないが、体感的には運動機能がまず最初にやられる。
簡単に言えば、まっすぐ歩けなくなる。元々運動は苦手でスポーツなどの習慣もないので、運動機能が真っ先にやられるのはその辺も影響しているかもしれない。
この状態にはビール2杯くらいでなる然ダメになる。逆に、「今なら何をどれだけ食べても理性の野郎に邪魔されないぜ!」みたいな気持ちで
お腹は一杯なのに甘いものを食べが、そうなっても理性や記憶は割とちゃんと仕事をしていて、後で思い出して後悔するような行動はとらない。
ただ、足元はおぼつかなくなるので、狭い階段のある居酒屋などでは帰り道の危険性がちょっと上がる。
とはいえ、理性が運動機能の低下をちゃんと感知して、「手すりを掴め」等の指示を出してくるので、今のところ大事には至っていない。
2.次に情動が変化する
これが酩酊を歓迎する最大の、かつほぼ唯一の理由であると言える。
私は素面だと物事の負の面ばかり気にするタイプなのだが、酔っているとそれが全然気にならなくなって、とても楽しい。
普段からプラス思考の人は毎日こうなのかと思うと、正直少し羨ましくもある。
だが、気が大きくなったがゆえに、自分が意図しないところで人を傷つける可能性などには思い至らなくなり、諸刃の剣だとも感じる。
ダイエットなどもこの状態ではまるでダメになる。それどころか、「今なら何をどれだけ食べても気にならないぜ!」とドカ食いしまったりする。
理性に耳を傾けようとしても楽しさが勝ってしまう、幸せだが危険な状態である。
3.徐々に記憶障害が出てくる
具体的には、その場での暗算や他人の言葉の復唱などはまあまあできるが、次の日までそれを覚えていられなくなる。
この辺になると、(気分の高揚で饒舌になっていることもあり)自分が何をしゃべったのか次の日には覚えていなくて、割と危険である。
平素から裏表のない人ならいいのかもしれないが、自分は普段から「この相手には何をどこまで喋って良いか」というのを強く意識しているというのが、
抑制が取れたこの状態だからこそ逆に理解できる。明日になって後悔するような事態があり得るのは、この段階からである。
4.理性も怪しくなる
ここまで行ったら明確に飲みすぎである。
物事の判断が上手くできないし、もちろん割り勘の暗算などもできない。
特に細かい部分での集中力減退が著しく、Aのことを考えている間はBやCには全く気が回らない、というような状態になる。
この状態になると忘れ物も増えるし、周りへの気遣いなんか丸っきりできなくなる。有体に言って迷惑な酔っ払いである。
普段はせいぜい3くらいで「これはヤバいな」と思ってペースを落とすのだが、今日の飲み会は自分が主役だったせいもあって少々飲みすぎた。
こんな時に人目に触れる文章を書くのもどうかと思うが、何せそういう慎重さはマヒしているので、敢えて酔っている状態で増田を書いてみる。
興味本位で聞いてみたいです。