ちょっと時間たったがこの漫画の人、アプローチがダメ過ぎるんだよね。
主人公はキャリアがあることをアピールしているけど、戦略的アプローチが全然できていない。保育園リストをまとめて片っ端から見学に行くとかアホ過ぎる。この人営業だったら、商品のターゲットとか考えずにビルの1階から順に営業するタイプ。
実際『何故こんな苦労を・・・』と思いつつ、決まるのと決まらないのでは雲泥の差なので、来年以降の人がアプローチを間違えないようにメモです。
まずは役所に聞いて、近所の去年の入園できた最低点数と税額階層を確認する。聞けば絶対に教えてくれる。
夫婦の市民税額が分かればすぐに計算できるし、例えば区によってはそれもHPで公開している。
この1年でタワーマンションが複数できたり新設園が複数できたりしなければ去年と大差ないはず。
http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/hp/page000029000/hpg000028968.htm
ここでだいたいの立ち位置が分かる。例えば募集人数が少ない1歳児クラスを考えている場合、見学に行っても仕方ない園が多数あることに気付くはず。駅前にある便利で人気な園は諦めて、『貧乏人の巣が!』と悪態つきながら過ぎ去ろう。
2.認可外をとりあえず確保する
一番心臓に悪いのは『保育園が全く決まらずに仕事を退職することになるのでは・・・』という状況。認証/認可外は早いもの勝ちだったりするのでとりあえず早めに申し込んでおく。
知人は出生届出した帰りに申込をしていた。同じことを考える人多数なので、100数十人待ちと言われてビビるだろうが、それでもどうせみんな認可に決まればキャンセルするので気にしない。
去年の年収/市民税額は今さら変わらない以上、調整加点を上げるしかない。自治体が出している募集要項は死ぬほど読み込もう。
ここで大事なのは、役所にルールを確認すること。公平性を保つためだろう、役所は驚くほど細かいところまでルールを作っている。加点の可能性があるようなら必ず確認する。
・認証/認可外保育園に事前に入っておけば加点⇒何月から何月まで入れればOKか?要復職か?
・夫が単身赴任なら加点⇒単身赴任の定義とは?住民票で確認?住居あればOK?
別に電話でもいいが、ここは時間をかけてもいいところなので区役所に行くことをお勧めする。それで点数が上がることはないが、 顔を見ながら話した方が漏れなく聞けるし早い。
ここが肝なので
地域によっては需給がアンマッチになって超激戦となっている。明らかに無理な戦いは切り上げて引越を検討しよう。戦いに勝つのは大事だが、インパールを陥落させなくてもいいのだ。
例えば前述の品川区の最低点数ページを見てほしい。品川区はフルタイム勤務が1人20点なので、基本的には20*2=40点+調整加点の戦いなのだが、ところどころ0歳1歳でも40点で入れるところがある。
もちろん通勤に不便なところだったり古かったりはするのだが(40点を下回っているところは建て替え予定なので例外)、仮に駅徒歩20分のところでもその側に引っ越せればトータルの時間は変わらない。
区を跨いだ引越はどのタイミングですればいいのかって?それこそ役所にルールを確認しよう。きちんとルールが決まっている。
総括
走り出すより前にきちんと道を決めてから走り出すよう気を付けるべき。。逆に言えば周りはそういう人ばかりなので、少しでも戦略を練ればだいぶ有利に立てるはず。
こんなことを考えなくてもいい社会を求めるべく投票も行くべきだしその方向に進むべきだが、そのために自分が退職に追い込まれる必要はどこにもない。