2016-03-15

小林悠アナの「適応障害」の診断に疑義を呈する

TBS小林悠アナが、週間文春の取材で「適応診断」と心療内科にて診断されたと明かしたという記事が出た。

今日(20160315)YAHOO!トップに出たから見た人も多いだろう。

私は習慣で毎週のように「報道特集」を見ている。

彼女最後に出た時の回も見ていた。

週刊誌報道が出てからテレビに映る彼女を見る目にバイアスがかかっていなかったと言い切ることはできないが、

そんなもの記事が出て一月も経てば忘れていた。

報道特集」を見ていた中では全くもって、アナウンスしている彼女の様子に対し「この人ちょっとおかしい」などとは思わなかった。

全国放送アナウンサーで、大勢の人にその映っている姿に違和感を抱かせるようなら、すでに大きな話題になっていただろう。そうならなかったのは彼女のすごいところだろうと思う。

週刊誌に書かれて精神的に苦しいながらも、全国放送毅然アナウンスできる彼女が「適応障害」で、ローカルながらも涙を流して取り乱すお天気お姉さんはなんでもない(違ったらすみません)。

すごく違和感ある。

自分の周りの例だけど、友人が30歳でとある企業に中途入社して、入社後2ヶ月目位から月の残業が100時間を越えるような働き方を1年ちょっと続けたところで、会社に行くのがつらくなって心療内科に行ったところ同じ診断をされて会社を辞めることになった。

その人の会社への診断書(傷病手当金もらうためのやつ)の病名には一筆「適応障害」と書いてあっただけだそうだ。

だがちょうどそのころの彼と数回会ったが、全く違和感はなかった。よく話すし、きちんと笑うし。

彼曰く「医者の前でちょっと落ち込んでるように話したらこう書かれていた」という。

もうすでにそこで働き続ける選択肢自分の中になかったから、あえて抗議もしなかったという。

たとえば、

かなりのイケメンに話しかけられて、そうではない男性に対するよりも周章してしま女性は多くいるだろう。

うまく目が合わせられなかったり。

同様に、かなりの美人に対して、そうではない女性に対するよりも狼狽してしま男性も多いだろう。

こういうの文字通り「適応」に障害が発生した瞬間と言えるんじゃない。

まぁそんな短絡的な例でなくでも、極度の緊張状態が長く続いたとき、人は自分でも気づかないうちに「いつもの自分からずれてしまっているものだろう。

そんな時に、近しい人にきつくあたる例だっていっぱいあるだろう。そしてあとでひどく後悔する。

要するに「どこで線引きするの?」というのが、専門家ではない人間が抱く率直な疑問ではないだろうか。

真相はわからないが、まさこさまにも「適応障害」という情報が流れているよね。

この言葉から受ける印象というのは、どういう症状なのか理解がない人にとって見れば、相当に歪んだ印象を与える「病名」なのではないだろうか。

心療内科という医師患者一対一での密室で、その人の人生を、大げさに言えば破壊するような可能性を孕む診断を、

恣意的に下せてしまう今のこの医療体制には問題がないといえるのだろうか。

別の医師だったらそうは診断しない可能性が大いにある、かなりグレーな領域じゃないのか。

適応障害」という名称と、診断を下すプロセスの2点についてとても引っかかる思いを大いに感じる。

もっと同じような声が出ないものかとも思う。

きっとこの曖昧さ、不透明さに腑に落ちない思いをしている人が結構な数いるんじゃないかと思う。

とにかく小林悠さんがこれは終わったことと割り切って、「そんなものもうどうでもいいわ」とこれから前を見て生きていってほしいものです。

※すばらしい心療内科先生大勢いらっしゃると思いますが、そうではない方も大勢いらっしゃるのではないか、

 と専門知識のない素人邪推してつい書いてしまいました。

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