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2024-01-18

松本人志のことで草津の話を出す人間が嫌だ

草津町町長が性加害疑惑をかけられ、結局それが冤罪だったという事案があった。それを引いてきて「松本人志冤罪かもしれないから、裁判が決着するまで何も言ってはいけない」みたいなことを言う人間がいるのだが、あまりにも雑な意見だと思う。

 

かに草津の件でネットの連中がワーワー騒ぎ立て、草津町及び町長への風評加害を行ったのは論外である。一方で、あの件が問題になった時点で、少し調べれば「これは新井町議が嘘を言っているだけで、性加害などなかったのでは?」と判断することができたのも事実だ。具体的には、飯塚玲児というライターが書いていた『草津温泉 漆黒の闇5』という本、及びネットで出回っていた新井町議の「しょこたん通信」という怪文書のようなペーパーを読めば、同町議がかなりアレな人であり、証言信憑性などとても置けないことは分かったと思う。

例・しょこたん通信

https://twitter.com/barubarumi/status/1336087060763983872

また草津町に知人がいれば、少し確認を取るだけで現在真相として出回っていることくらいは把握できたはずだ。地元では新井町議サイドがヤバいであることは周知の事実で、町長改装の経緯などから彼女が訴えている被害がありえないことは知られていた(だからリコールも成立した)。草津の件で学ぶべきことがあるとしたら「裁判の結果が出るまで何も言うな」ではなく、「調べられることは調べてから判断しろ」のほうだろう。ネット二次加害をしていた人間は、ろくに調べもせずにひとつソース物事判断たから、ミスリードした。

 

一方で松本人志である。文春の報道だけでなく、松本本人や吉本興業コメント、その他たくさんの周辺情報が出ており、以下のことはほぼ確定している。

なので上記については裁判の結果を待たずして語ることはできるし、たとえ裁判で「性加害はなかった」と認定されたとしても、それはセカンドレイプにはなりえない(そもそも同意の有無を巡って裁判をするのか、よく分からんけど)。もちろん松本への名誉毀損は論外として、上記範囲内でこの事案について語ることはできるだろう。

 

ロンドンブーツ敦などが「何があったかからいから何も語れない」などと小学生みたいなことを言っているが、それを言い出すと裁判判決も、真実であろうことを「認定」するだけで、究極的には人間には過去に何があったかなど分からない。裁判の結果が絶対的に正しく、盲目的にそれに従うのだとしたら、再審が終わっていない袴田巌さんに対しても「お前は殺人者だ」「裁判でそう認定されている」という態度を取らないと矛盾することになる。

 

語りたい対象に対しては調べられるだけ調べ、自分の中で結論を出し、二次加害にならない範囲で語る。調べても判断できないことについては語らない。そういうのが成熟した態度であり、「何があったから分からいかお上に決めてもらうまで黙ろう」というのはあまりにも幼稚で極端だと思う。

2023-07-10

検察が頑張った結果起きた冤罪なら、必ずしも悪いことじゃないんじゃない?

袴田事件、村木事件について

袴田巌さんの再審検察有罪立証する方針を決定:朝日新聞デジタル

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.asahi.com/articles/ASR797DZZR78UTIL006.html


袴田さんのニュース検察を悪く言っている人がいるね。

はてな以外では、日弁連が紹介しているこちらの村木さんの事件を思い出した人もいたみたい。

郵便不正厚生労働省局長事件(村木事件

https://www.nichibenren.or.jp/activity/criminal/visualisation/falseaccusation/case1.html


でも、検察冤罪を起こしたこと自体を悪く言うのは、おかしいと思った。

袴田さんも村木さんも気の毒だろうし、弁護団の熱意も凄いと思うけど、冤罪自体検察が頑張った結果起きる冤罪もあるのではないか

いい冤罪とまでは言えないにしても、検察が世の中を良くしようとした時に起きるしょうがない冤罪

弁護士ドットコムニュースを読んで、そう思った。

問題のない冤罪について

恋愛できなくなってしまう」15歳女子高生淫行逮捕40代男性から見た「刑法改正

https://www.bengo4.com/c_1009/n_16190/


弁護士ドットコムニュースでは、性犯罪法律社会問題に詳しい専門家インタビューして、以下のような見解を載せている。

SNS出会い系サイトなどインターネットを通じてつながる犯罪が増えていて、特に未成年の関与が増えている中で、法改正必要であり、遅かったくらいだとも指摘した。

時効延長されると冤罪が増えるおそれがあるとしても、性犯罪に限らずどんな罪でも罰則規定は何らかの抑止力になるために作られていますそれに付随して冤罪も生まれるでしょうけど、それよりも作るメリットが大きいと想定されている。だから問題だとは思いません

(太字は筆者)

この弁護士ドットコム記事を読んで、なんらかの冤罪が起きても社会が正しい方向へ動くなら、問題特にないんじゃないか?と思った。

犯罪被害者という一番弱い立場の人の人権を守るために検察が頑張ったのなら、悪くない冤罪というのもあるんだと思う。

弱い人の人権侵害した真犯人を捕まえるためなら、無辜の人が冤罪かぶっても仕方ない面もある。

弁護士特に人権問題を扱っている弁護士の多くはこの考え方(最低限の冤罪受忍論)に同意してくれると思う。

この数年間では、権力者密室で起こした性暴力事件があちこちの町、事務所会社などで問題になっており、人権問題として多くの弁護士が立ち上がった。

それらの事件の多くも、検察もっと頑張ってくれたら被害の拡大を防げたと思う。

2019-07-19

anond:20190719160410

本気で死刑廃止を訴えるなら、まずやるべきことは被害者家族の救済のための法律制度重要性を訴えること。これが最優先。

免田栄さんとか袴田巌さんといった被害者の救済のために死刑廃止を支持してるんですがそれは。

民事裁判加害者を訴えて賠償金支払いを勝ち取ってもほぼ支払われることな泣き寝入りさせられている現状を踏まえ、裁判請求された金額を国が全額立て替えて、国が代行して加害者強制的請求する

その制度については死刑かい賠償金を払うべき加害者を殺してしま制度の支持者がもっと頑張るべきじゃないんですかね。

生きてる受刑者はホソボソと金を送ってくる可能性が無きにしもあらずだが執行済みの死刑からはどうやったって賠償金なんて取れないわけで。

 
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