はてなキーワード: ウホッとは
黒柳徹子は考えた。
すでに人間がいないので、チンパンジーを椅子に座らせると徹子の部屋を開いた。
さすがの黒柳徹子も徹子の部屋を常に開いていない場合、命が尽きてしまう。
チンパン「ウホホ」
徹子「あらそう、そんなことが(笑)」
徹子はとりあえず嬉しかった。
事実森が消えてチンパンたちが死ぬと、地球から徹子の部屋を開ける場所が急速になくなっていった。
食料も水も酸素もいらない。しかし徹子の部屋は開かなければ死んでしまう。
黒柳は長い時間を掛けてケープカナベラルに残った無人のシャトルを横領し、火星へと飛んだ。
そこから数十万年、黒柳の子孫である玉ねぎ一族は玉ねぎ頭を揺らしながら火星を蹂躙することになる。
徹子たちはなにかに飢えていた。
ボランティアに身を投じたい。
火星で、それも徹子しかないこの場所でボランティアなど夢また夢だ。
この飢餓的な意識は火星の岩石に向けられ、死に近くなった徹子種は岩石を守るように死んでいった。
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業種が近かったり趣味が同じだったり、特に共通点はないけどふとしたきっかけでつながったりした、見ず知らずの異性のアカウントたちからほどよくモテている。
ほのかに好意を感じる寸止めのリプライや打たれるイイネの頻度などでモテてる感を感じている。
リプライで誰かとちょっと踏み込んで親しげにすると、ほかのアカウントが(ごく遠回しに)やきもちめいたそぶりを見せたりすることもある。
もっとも、DMが来たり言い寄られるほどではないので、これらは彼らの通常のコミュニケーションの範囲かもしれず、こちらが勝手にそれを好意と勘違いしているだけかもしれない。
でもそれでもいいのだ。錯覚であってもモテてる感を感じられているから。100%錯覚だと決まったわけではないし。
へんに下心アクションを起こして公式に好意を否定されてしまうくらいなら、シュレディンガーの猫のように、可能性の重ね合わせ状態に身を置いておきたい。
なので、ちょっと意味深だったり思わせぶりなシグナルを感じても、すっとぼけて気づかないフリをしている。
たぶんそういうどっちつかずの態度でいることで取り逃がしてしまう(しまっている)恋もあるんだろうと思う。
空振りや交通事故を辞さずに、かすかな兆候をつかんでどんどんトライ&エラーできる人が実際にモテる人なんだろうなと思う。宝くじは買わないと当たらない。
でも今の俺には、リスクをともなう本物の恋よりも、リスクのないハーレム錯覚のほうが心地いいんだ、いい気分なんだよ。
一生結婚できないな俺。