はてなキーワード: 変人とは
8月に入ってすぐの事、ぼんやりいつものように某マイクロブログに常駐していたら好きな人(九州在住)が何か用事で東京に来ることを知った。
九州にはこっちから行くのはなかなかできないけど、相手が東京に行るなら逢うチャンスがある。それでそれと無く逢いたいのをアピールしたらいい感じに二人で逢おうという事になった。
舞い上がったよ、そりゃ。
故あって一度振られてるけど今でも好きな人と久しぶりにあえるのだから。
で。当日都内で本当に酷い面接と普通の面接と二件面接ハシゴした後、連絡取り合って新宿駅で相手と遭遇。
あぁ・・・お会いしとうございましたぁぁぁぁぁぁぁぁ
・・・とぶっ壊れた思考は押さえ込んで至って紳士的に接していた。
しばらく新宿駅の改札内で談笑して、さてどこかでご飯食べようかと思ったところで思わぬ邪魔が入った。二人ほど。
一人は近くにいたのでその好きな人(以下「相手」)がTwitterで召還した。もう一人はよくわかんないけど「相手」の携帯に会いに行く、とメールが来たらしい
この二人が酷かった。
一人は破滅的な変人で「相手」がなんだかあこがれている人、もう一人は事もあろうに元彼(ちょっと前に別れたばかり)
・・・・・
・・・・
・・・
私はヘタレなのでそんな二人から逃げて二人っきりなんてできなくてその二人が来るのを待ってしまった。
あぁぁぁぁぁぁ
結局その二人が来るのを駅前で待って、それからレストランで食事してさらに誰か来て五人になった。
私は終始空気状態。
破滅的な変人はその変人故に会話がおもしろいし、元彼の人はイケメンリア充故に話に加わる。もう一人は「相手」と似た境遇なので話が進んでてた。
何もなかったのは私だけ。
だから、空気扱い。
愛想笑いしているだけ。
・・・・・
・・・・
・・・
食事が終わって午後9時。
「相手」は門限があるのでその日はこれでお開きになった。
レストランを出てから殆ど「相手」と会話はなかった。ちょっとふざけあって笑いあっただけ。ほんの、ちょっとだけ。
新宿駅の改札入ってみんなはJR、私は小田急だった。だから「相手」ともここでお別れ。
また逢おう、みたいなこと言って大げさにハグする仕草したら「相手」それに乗って抱きついてきた。
ほんの、数秒間の抱擁。
柔らかくて暖かい感触。
その感触が忘れられない。
中学生か私は。
それから各駅停車で帰路についたのだけど、道中うわのそらだった。
想定外の抱擁のせいもあったけど、もう一つ原因があった。
なんで、あの時邪魔もの二人待たないで無理矢理二人だけでどこか行かなかった・・・と。
実は元彼とは会いたくなかったらしい。
なんで急に会いに行くとか言い出したのか理解できない、とか実際会って話はすれど少し「距離」をおいていた元彼が理解できないとか書いていた。
それで思った。
なんで、あの時邪魔ものから逃げ出さなかったのかって。
だって好きな人と二人きりで私も幸せ、「相手」も会いたくない人を避けられて二人で幸せだったじゃないか。
破滅的な変人ともう一人には悪いことかもしれないけどそれはさておき。
後悔していた。なぜあの時そう言い出せなかったのか。
こう言う所で出てくるよね、非モテも悪い所って。
逃げるのと、逃げないの。どっちが正解なのかは今でもわからなし、モテには強引なところは必要なのかもしれない。
で、こうやって後悔してここにこれ書いてるのも非モテがなせる技だろうね。
翌日、「相手」にメールした。
近所で大きな花火大会があったからそれに誘ったのだ。
数時間レスポンス無しの末、「先約があるから」と断られたけど。
脈無いの重々承知なのに何で誘ったんだろうな・・・。
訳がわからない。
来週の半ば「相手」は九州に帰ってしまう。
もう今回逢う機会はたぶん一回しかない。「相手」が帰る直前空港で見送るとき。
――やられた。これは何かの間違いだと信じたかった。
端的にいってしまえば、涼宮ハルヒの憂鬱の一エピソードでしかなかった「エンドレスエイト」が、日曜夕方6時半から放映されている。エンドレスエイトは既にテレビ放送という媒体においてはほぼ“独占"といってよいほどの勢いをみせていた。初めはテレビ埼玉の木曜25:30から30分間の枠だけであったが、次第に1時間、2時間と広まり、月、火、水、金と平日深夜のテレビ埼玉は全てがエンドレスエイトになった。
「ついにサザエさんさえやられたか……」
かつては俺と同じく、ハルヒ厨であった友人がつぶやいた。エンドレスエイトの躍進はそこで止まらなかった。U局を支配していったのだ。まずテレビ埼玉からだった。22:00以降のテレビ埼玉は平日休日問わず、すべてエンドレスエイトになった。次に、東京MX。千葉テレビ。この2局は最初30分枠としてしか放映してなかったが、テレビ埼玉と同じように次第に侵略されていった。そしてテレビ埼玉がエンドレス「エンドレスエイト」放映という頃には、京アニはキー局にまでその手を広げた。
意外なことに、初めに崩れたのはNHKだった。はじめは朝のニュースに挿入された1フレームでしかなかった。まるでサブリミナルのように挿入された1フレーム。30分の1秒。それが4日続いた。毎朝。毎朝。5日後、それは木曜日だった。木曜25:30、NHKでエンドレスエイトの放映が始まった。その2日後からNHKで放映される番組はすべてエンドレスエイトに変わった。エンドレスエイトが地上波放送ではじめて放映されてから、ほぼ1年がたっていた。
「長門はもう俺の嫁じゃない……昔のつつましい長門に戻ってくれ……」
俺と同じく、かつてはハルヒ厨だった友人がつぶやく。そうだ、俺たちもかつてはハルヒを愛していた。エンドレスエイトが始まるまでは。何も俺たちに限った話ではなくてアニメを愛していたオタクたち、特にハルヒオタクたちは共有の思いを抱いているだろう。NHKが倒れてからは早かった。日本テレビ、TBS、NHK教育、フジテレビ、テレビ朝日……テレビ番組は全てエンドレスエイトにすげ替えられた。NHKが倒れてから1週間と経っていなかった。しかし、エンドレスエイトと拮抗するただ一つのテレビ局があった……テレビ東京だ。
「ワカメのおぱんつが、小学生のおんなのこのおぱんつ……おぱ……おっぱい……おぱんつ」
テレビ東京は何が起きてもアニメを放映している。他局は緊急放送流しているのにテレビ東京だけは、なんて状況も数多く見たと思う。テレ東は期待を裏切らなかった。もちろんテレビ東京だってノーダメージではない。ほとんど多くの枠がエンドレスエイトに乗っ取られた。しかし、アニメ枠だけは粘った。粘りに粘った。アニメ以外の番組はなくなった。アニメ番組も減った。だが、粘った。戦った。すると呼応するようにフジテレビの、サザエさんが復活した。ちびまるこちゃんが復活した。ドラえもんが、クレヨンしんちゃんが復活した……。そして数多のテレビアニメがその息吹を吹き返した。テレビ東京が奇跡を起こしたのだ。
だが奇跡は長く続かなかった。エンドレスエイトのとってきた次の戦法は、「劇場版」だった。エンドレスエイト劇場版三部作。上映されると同時に、アニメは一息にかき消された。三部作全てが上映された後、残ったのはサザエさんだけだった。
さめざめと泣く友人の気持ちは分かる。もはや二次元のパンティーを眺める機会など無くなってしまったのだろうなという、確信にも似た思い。最後の牙城、サザエさんさえも崩されたか。俺はまさしく絶望した。そして同時に友人の異変にも気づいた。
「ぱんつ! ぱんつ! ぱんつ!」
友人はロリコンでもないし、常日ごろから「パンツを隠さないようなつつしみの無い女は嫌いだ」などとつぶやく変人だった。その彼が下着にこれほど執着するだなんて――。どうか、している。
「おぱんつうう!!!」
友人が俺の両腕を異常に強い力でつかむ。指先から赤黒く染まっていく。まずい。尋常じゃない……。エンドレスエイトは友人の善心を奪い、狂わせている――かまれた。首筋。痛みに苦悶の叫びがもれる。俺は、死ぬのか。
――バーン!
「うっ!」
銃声に友人が倒れる。
「大丈夫かい、君!」
「た、助かりました、あなたは?」
「私はテレビ東京アニメ部門のものだ。これ以上エンドレスエイトをのさぼらせるわけにはいかない」
「……というと?」
「だが、やるしかないのだ。それにわれわれには、ヤマカン様がついてる」
「尊師ヤマカン様……京都アニメーションに対抗できる数少ない人物ではありますが」
「パヤオ、庵野、冨野らがやられた以上、奴らに拮抗できる材料はあまりに少ない。だが、やるならサザエさん攻略で弱っている今だ」
「それでも勝てる見込みは多くはないでしょう……?」
「ああ。だがこれを逃せば、一生訪れないだろう。君、いい目をしてるな。一緒にくるかい?」
「ぜひ。」
あくまで「変人だからダメなんだ」とまでは言うつもりはないよ?
けど、実際に変人がいじめられたとして、彼(彼女)自身が「変で何が駄目なんだ!」
と絶叫したところで、現実はあまり変わらない。
そして、元増田は叩かれたことを気に病んでいる。
なら、「そこは変だよ」と分かっていただけた方がいいのかなと思っただけです
あと親戚間での冷やかしといっても、やっぱりデリカシーというか、
常識の範囲内での失礼さ(変な言い方だが)ってあると思うんだよな。
「色気づいたねぇ」
「モテてるんだろう?w」
とかだったら、40~50代の酔っ払った伯父なら苦笑いで済むと思うんだよ。
ただ、元増田はせいぜい20代だろう?
それが「女の価値に~」などとボソッと毒づいた様を想像してみろよ。
あんちゃんが若い子に言うのと、オッサンがねーちゃんにセクハラするのは意味が違うんだよ。
本人以外も凍りつくよそりゃ。
ああ、お前か。
コメントしようかと思ってたんだけど承認制になってたからよしてたんだった。だからいま言うよ。
まぁ、ハックルちゃんと大体論旨は同じなんだけどさ。
非常に危険な領域
http://d.hatena.ne.jp/aureliano/20090723/1248279206
読みたくないなら読まなければいいのだ。
これな。引用された時点で俺が言いたいことは分かるよな?
公開してるブログって時点でお前にそんなことを言う資格はないのだ。
ましてやはてブは一応外部サイトだ。そこで何を言おうが自由だ。
しかもお前は、はてブの存在を知っていた。
その上、好意的な理由でホッテントリになるとしたならば、
それは好ましいことだと淡い期待はしていたであろう。
甘いんだよ。
ちゃんと読んでもらえれば、冒頭の「伯父の家族エピソード」というのは話の導入部にすぎず、「僕の問い」の本質は後半に集約されることがわかってもらえるはずだ。
なのに、書いた本人としてはどうでもいい(もっと言えば無くてもよい)前半のエピソードの枝葉末節をあげつらっての批判が大半ではないか。
ぜーんぜん、分かってない。
読者はな、お前がセクハラ云々のエピソードをメインディッシュとして書いたのではないことぐらい、百も承知なんだよ。
その上で、お前が何故叩かれたのか検討してみようか。読者の「森」が何か、考えてみようか。
つまりだな、「お前が言う『僕の問い』とかいう哲学的な思索だかなんだかを語る上で、
さらりと自分がやらかしたセクハラを、さして『気持ち悪い』とも思わずに公言してしまった厚顔無恥ぶり、鈍感さ、そこに起因する気持ち悪さ」に不快感を示しているんだよ。
自覚しつつ「俺ってきめぇでしょ?ブヒブヒ」とばかりにセクハラエピソードを入れたわけじゃないんだ。
思索のネタとして使う材料としては、あまりにも気持ち悪いエピソードを平気でチョイスできた、
お前の非常識ぶりに生理的な不快感を示したんだ。分かるかしら。
いいか、そこが読者にとっての「森」なんだ。お前は気持ち悪い、と言いたがってんだ。いいな。
「お前の論点はどこにあるか」ってことなど、読者にとっては「木」なんだよ。
そこをお前は理解できていなかった。
そんで、お前を叩いた読者たちの「森」がなんであるかを理解していただいた時点で、話そう。
そう、これはハックルちゃんの言うとおりいわゆる「いじめ」だ。お前の人格そのものを否定しているんだ。
お前の考えの正否などどうでもいい。
「JKだかJCにセクハラしてビンタされた後に、したり顔してはてななんぞに思索らしきものを書き、あげくのはてに『やれやれ』などと余裕ぶってるキモヲタネット弁慶」という人間を、とりあえず叩いているんだ。
「そういうことを書くあなたの人間性の根底に女性への蔑視が隠されていて…」なぞをかます輩がいるかもしれないが、そういうイデオロギーの流布や僕の深層心理の分析は存分にやってくれ
さっきも言った通り、これは実にポイントがズレているんだ。
分析をしているやつがいたとしても、それはお前への批判の副産物だ。
いいか、「お前は『きめぇ』と数万人に思われた」。これは厳然たる事実なんだ。
そんでだ、いじめっこが弱者らしきものをいじめている場合、いつ興奮するかなんだが、
「よわっちいくせぇに虚勢は張って、でもビビってるのはバレバレ」って状況なんだ。分かるな。
ν速だのVIPだののスレのまとめブログとかを見てみることを勧める。
定期的に、彼らは「いじめ」をしている。いいかどうかは別として、している。
そんで、ターゲットは、大体「虚勢を張ってはいるが、実はビビってる」。
はてブ民はν速民と結構住民層がかぶってる気もするし、これは参考にした方がいい。
だいたいこのエピソード自体が全くのでたらめ、フィクションかもしれないではないか。
いま言ったような視点でこれを見てみろ。お前、ビビってんだろ?
いいよ。認めないでも分かるよ。それを悪いとも思わないよ。
ただ、虚勢を張ると彼らは面白がるよ。そもそも「否定はしない」とか言ってるなら、
あんなに長文で「やれやれ」などと愚痴らない方がいいよって話になる。
俺は常々こう思ってるし、子供ができたら「社会の現実」として教えようと思っているのだが、
悪いのは、いじめるやつ。
原因は、いじめられるやつ。
ショックかな?でも、リアルでいじめられてるやつの7~8割って大体変人だろ?そうなんだよ。
もちろんそれを「いじめる側の論理」として使っちゃいけない。いじめはいけない。悪いことだ。
ただ、実際に起こったら、いじめられてる側がそれを主張しても誰も聞いてくれないんだ。
そういうことなんだ。
勢いで書きました。
傷ついたかもしれない。だけど、これは分かってほしかった。
ちなみに自分はいじめるつもりはない。ただ、君にはそいつらの一人にしか見えなかったかもしれない。
だとしたら、ごめんよ、とだけ言っておく。
ハックルちゃんと言ってること結構かぶってるけど、直接君に言いたかった。
どうしても怖かったら、別垢でブログを再スタートするのもありだと思うから、
・キモいって言われないように気をつける
・言われたら「(´・ω・`)ショボーン」となりつつも気にしない、少なくともそれに対するリアクションはしない(犯罪自慢等ならともかく「キモい」程度の炎上だったらガン無視した方が実害は少ない)
・ましてや「俺が言いたいのはそこじゃねぇよ馬鹿どもが」って態度をとらない
・「キモ認定された」記事(≒はてブ界での一種のトレンド)をネタにしてまた記事を書くと、「あなたそのもの」に「キモキモブランド」がつくので注意
増田に長文書いてる時点で男女問わずイヤな奴です。
しかし、女が歓迎されないことは書く前から明らかなわけで、それなのにあえて長文を書く女は男より格上の変人と言えるかもしれません。
どっちにしてもあまり救いはないな。
ダメなヤツ(っていうのがどうヤツなのかって議論はさておき)、常識はずれなヤツ、変人、犯罪者、などなど、ハミ出しものたちを許容できない文化は、けっきょく先細りになっていくのではないだろうか。空気が読めないバカ、Think Differentな人々との関わりを否定するなら、まさに「一人で生きていこう」って結論にたどり着くのは必然。でも本当の本当に一人で生きていくことなんて、できるのだろうか。
一方で、異なるものを最大限まで認めていこうとすると、最終的には「俺はこれからお前をぶっ殺す。そんな俺を認められるのか?」ってとこまで行く。多様性に殉じて死ぬなんて、本末転倒だ。
自由な校風を書いた増田だけど、不良とかそういうことじゃあないんだ。実際偏差値65くらいないと入れない高校だったし、全身タトゥなんていなかった。
例えが悪かったな。
別の例えだと、自傷癖があって、わざと腕一本切断した変人がいたとして、それもやっぱり自由だから全然オッケーなのか。
そういうのをやめるように説得することもダメなのか、そういうことにネガティブな感情を持つこともダメなのか、そういう言葉にならない感じ。
法律で許されてるからって何でもアリなのか。そんなに法律がすごいのか、法律って何なのか。人権って何なのか。そういう感覚論なんだ。
学力があるにしては文章が冗長でまとまりがないし
一人称がおれだし、増田からのレスポンスへの反応が異常につっけんどんだし、
あなた自身が変な人なんと違うか…?
元増田です。
なんだかたくさんコメントを頂戴してしまって、少しビビっています。いろんなご意見ありがとうございます。打たれ弱いので、コメントは薄目で読んでいるのですが、反感を覚える方もいらっしゃるのは当然だと思います。明らかに誤読、というものもありましたが、わたしの書き方もすごく乱暴だったし、仕方ないかな、と思っています。
一つ念のためですが、最後の「タマ取れ」ってのは、文字通りで言っているつもりは全然ないですよ。それはわかってもらえるかな、と思って書いたのですが、ちょっとネタに走り過ぎたかもしれません。ごめんなさい。わたしは確かにSRS(いわゆる性転換)しましたが、別にそういう理由で取ったわけじゃないですし(笑)。
そりゃ、本人の意志無視して去勢したら重大な人権問題ですよ。昔アメリカで性犯罪者にほんとにやったこともあるらしいですけど、絶対許されることではありません。
ちなみに、これは余談ですけど、ホルモン的なことだけなら、重要なのはチンコではなくタマタマです。法的・生活的問題を乗り越えるにはSRSが必要だし、少なくともわたしの場合、他の選択肢は考えられませんでしたが、もちろんこれは全然別の問題です。
それから、「ホルモンがすべて」みたいにも読める書き方をしてしまったのは反省しています。それで変わる部分は結構あるし、たぶん希少なケースだと思うので、参考になったら、と思って書いただけです。普通の人は、自分の性分泌的な感じ方とか、途中でガラッと変わることってないでしょうし、そこから来る誤解やすれ違いもあるのかな、と感じることが多かったので。
わたし自身の経験としては、ホルモンとか性転換とかそういうことより、社会生活上の性別が移行したことの影響が大きかったです。「えいっ」と移行した数か月の間に、顔つきから仕草から声からすっかり変わっていたのを、友人に驚かれたことがありました(この期間には特に体はいじっていない)。体が心を変えることもあるし、心が体を変えることもある。そんなの、どこからどこまでだか、自分でも切り分けできないです。ちなみに、この点では性器どうこうより、顔とか見た目が重要です。残念なことですが、現実問題として「どう見えるか」で周囲の扱いは変わるものだし、それが本人の自意識にもフィードバックされますから。
こう書くと何だか「どっちも知ってる上から目線」みたいでイヤな感じなんですけれど、逆に言うとわたしは「普通の男」ではなかったし、今も「普通の女」ではないと思います(じゃあ「普通の男女って何だ」という大問題はあるし、みんなちょっとずつヘンだとは思いますけれど)。そういう意味では、どっちも知っているどころか、どっちもよく知らないです。
「ちんこ残ってるじゃん!」(内面的な意味で、ということでしょう)というツッコミがありましたが、ぶっちゃけ半分当たってると思います。それなりな期間男として暮らしてきたわけで、それが「変な男」だったとしても、普通の女とはどうしたって違うでしょう。確かに、わたしの心には見えないチンコが残っている(笑)。
そういう中途半端でよくわからないものを、世の中では今はGIDとか名前をつけて、昔だったら頭のおかしい人として精神病院に放り込んだり、色々したんでしょうし、はたしていったい自分が何者なのか、今もってよくわかりません。健康保険証には「女」と書いてあるし、一応見た目は普通に生活して支障のない形をしていますけど、自分でも「一体この変な生き物は何なんだ」って、今でもずっと考えています。たぶん、一生わからないと思う。こんな風に生まれて、こういう選択をして、今こういう生き方をしている、そういう全体が神様がくれたナゾナゾなんじゃないか、って感じています。
「ここからしか見えない風景」というのはある。だけれど、「ここから見えない風景」の方がずっと多い。そういう自覚はあるつもりです。
ただ、それってわたしみたいな人がちょっと極端なだけで、みんなそうなんじゃないかな。だから結局、「ここから見えない風景」は、何せ見えないんだから本当にはわかんないけれど、でもそれがあるんだってことを胸に刻むべきだと思う。そしてみんなの「ここからしか見えない風景」は、それが納得できないものとか気持ち悪いものだったとしても、なるべく尊重したい。喧嘩しても仲直りしたい。辛かったら距離をおけばいい。そうやって生きていくしかない。
わたし個人の場合で言えば、レイプゲームとかってのはできれば「見たくない風景」だけれど、そういうのが好きな人というのを否定する気は全然ないです。最初にも書いたけれど、法的規制には反対です。そしてできるだけ、その人たちにしか見えない風景というのを、汚したくないとは思っています。
それから、「公の場でおおっぴらにお話しないでほしい」みたいなことを書いて、「どこからがおおっぴらなんだ」というツッコミを頂戴していましたが、本当にそこは微妙だと思います。ただ、今回話題になるまでそういうゲームの存在すら知らなかったくらなので、少なくともそのゲームについて言えば、「おおっぴらに出過ぎている」ということもないでしょうし、それくらいでボチボチやっていくしかないんじゃないでしょうか。不快なものが全然なくなることもないでしょうし。
バリアが弱くなる、エロ表現とかがほんとしんどい、ということについて、後からちょっと思いついたのですが、たとえば死体とかのグロ画像。死体を見たからって死ぬわけじゃないけど、大抵の人はグロい画像を見たら多少しんどくなるのではないでしょうか。突き刺さる感じって、あれに似ています。イメージに対して抵抗できない。頭でわかっていても、心がもうダメージを受けちゃってる。そういう感じです。
アングラ世界でグロ画像愛好家が楽しんでいる分には良いと思いますが、電車のつり広告が全面グロ画像とかになったら、発狂しそうでしょう。「あんまりおおっぴらにやりすぎないで」というお願いは、そういう意味です。繰り返しますが、どこからが「おおっぴら」なのか、というのは簡単に線が引けないですし、議論しながらやっていくしかない。
それから、女の「慎み」について。これはなんだかお説教くさいので、反発する人も沢山いると思うのですが、女の「慎み」って、本人を守るだけじゃなくて、弱い男性が罪を犯してしまうのを防ぐ意味もある、と個人的には思っています。この考え方を押し付ける気は全然ないですけど、もう病的な痴漢中毒の人とかで、自分で悪いと思っていても止められないって人もいると思う。そう言う人は、きっと触らないでも辛いし、触ってしまっても辛いのでしょう。まわりがちょっと気を付けることで、自分も助かってその人も罪を犯さずに済むなら、一石二鳥で自分を説得しやすいです。まぁでも、これは本当に個人的な価値観で、あんまり一般受けしないだろうな、と思っています。スルーしてやってください。
最後に、似た境遇にいる方の名誉のために言っておきますが、こういう考え方が、いわゆるGIDの人に共通しているわけでは全然ないです。個人的に知っている範囲内でも、ものすごいいろんな人がいます。多少の傾向はあるでしょうが、ほんと人それぞれなので、わたし個人の体験・感じ方だということは、わかってやってください。
それにしても、「ちんこあるじゃん!」という指摘は、本当に鋭いですね。自分でも、普通の男性以上に男性的な部分があると思います。そして普通の女性以上に女性的でもある。あんまり男になりすぎると、一周回って女につき出ちゃうのかな、と思うこともあります。そんな人なんで、世間標準よりむしろ男女ステレオタイプに縛られている方でしょう。MtFなのに恋愛対象は女、という人は、正直よくわかりません(そういう方は結構います)。もちろん、それで否定しようとかいう気は全然ないし、理解できなかったり気持ち悪かったりするものを前にした時こそ度量が問われるものですから、大いに認めますが、根っこのところは普通の人以上に「同性愛嫌悪」が強いんじゃないかな、と思うことがあります。その辺は、自分の中の偏見と今でも日々闘いです。
でもこれもまた、MtFのGID共通というわけでは全然ないので、誤解しないでください。わたしはこの世界の中でも変人だと思います(笑)。
古来人間、特に男性にとって戦いとは、興奮の源であり生きることに直結する活動である。獲物を狩る、敵対部族と争う、強い戦士であることを女性に見せ付ける。闘争するための力の行使こそ、男性の活力を最も奮い立たせる活動の一つである。
現代日本においては、肉体を用いた直接戦闘を行う機会は非常に少なくなっている。しかしそれによって闘争に対する本能的喜びが消えた訳ではない。相撲、K-1のように、代理人に自己を投影して直接戦闘を楽しんだり、球技のようなスポーツという形にマイルドに加工された戦闘を行ったり観戦したりして楽しむことには大変人気がある。
戦いとは極めて強い刺激であり、興奮であり、快感である。死力を尽くしたぶつかり合いである。なぜ人はトータルでは負けると分かっているパチンコや競馬に金をつぎ込むのか。それが(少なくとも主観的には)勝負だからである。戦いの興奮を得られるからである。なぜアカギは、命を賭けた勝負こそが人生で、他の事はただの休憩だと言ったのか。なぜ佐々木小次郎は、切り合うことでしか友を作れず、殺しあうことでしか語り合えないのか。それは戦いこそが凝縮された生の煌き、生命の表現、他者との濃密なコミュニケーションだからである。
私は自分の肉体を用いる直接戦闘こそ、最も濃密な戦いの時間を楽しめると思っている。しかし、実際に肉体を用いる格闘技を自分が行う場合、非常に大きなデメリットがある。それは大怪我の可能性である。
怪我をすることによる痛みなどは特に問題ではないのだが、肉体を使う戦いでは打ち所が悪ければ失明、脳への後遺症、最悪死ぬこともありえる。また骨折程度でも、実生活への悪影響はかなり大きなものとなる。これは娯楽のために行うには大きすぎるリスクだ。
自分で戦いをしたい。しかし怪我はしたくない。このような贅沢な要求に応えるもの、それこそが擬似的な自己の分身であるキャラクターを用いて戦う、対戦格闘ゲームである。
また、肉体を用いた戦いにおいては、言うまでもなく肉体の性能が非常に大きな要素を占める。つまり、個人の努力や技術うんぬんではなく、どれだけ肉体的に優れた遺伝子を持って生まれてきたかを競うという側面が強くなる。それに比べて、ゲームでは同じキャラクターの性能はまったく同等である。幼稚園児でも、現役の横綱でも、同じボタンを押せば同じ性能の動きが可能である。よってゲームでは、肉体を用いた直接戦闘に比べて、非常に公平な条件での戦いを楽しむ事ができるようになる。
戦いにおける興奮に近い要素を持つゲームは色々ある。例えばレースゲームやシューティングゲームであっても、ぎりぎりの時間の中に多くの判断と正確な操作が要求され、そのスリルの中に自分の思い通りの結果を得られた場合の喜びもある。しかし私にとっては、そこに対戦相手である人間がいなければだめなのである。右なのか左なのか、前身なのか後退なのか、これまでに得た全ての情報と経験を統合し、一瞬のなかに最大限の思考を巡らし、全霊をもって放たれる相手の一撃をそのさらに裏をかいて紙一重で避けて反撃する。このように互いの精神を喰らい合うようなものでなければ、私の求める戦いにはならないのである。
また、単に対人ゲームであれば、例えば囲碁や将棋であっても、互いの精神の戦いであると言える。しかしこれらのゲームでは、戦いの時間密度が低いのである。これらのゲームにおいては、数分なり数十分単位の時間の中でどれだけ多くの思考を展開できるかを競うことはあっても、1秒の間にどれだけの思考を展開できるかが求められることはない。言わば、精神の持久戦なのである。持久戦には持久戦の良さがあるのだが、それは私が求めるものではない。極限まで高められた精神が一瞬のうちに交錯する緊張感、鳥肌が立つような、胃が痛くなるような、体が震えつつも熱くなり冷たくなるような、コンマ1秒でも油断したらその瞬間に全てが終わるような緊迫感の連続、そういったものが私が求める戦いの時間である。このような、「最大限に時間密度を高めた人間同士の精神の戦い」が最も良く実現されているゲーム、それが対戦格闘ゲームである。
対戦格闘ゲームは大別すると2Dと3Dに分けられる。2Dには、対戦格闘ゲームの草分けであるストリートファイターシリーズを初め、多くの人気ゲームがある。人気があるということはそれだけ対戦相手も多いということであり、それは大きなメリットである。しかし私は2Dゲームには興味は無い。なぜなら2Dは3Dに比べ、相手との駆け引き、思考の読み合い、精神のぶつかり合いといった私の求める要素が弱く、複雑な操作を素早く正確に行う能力のほうが強く要求されるからである。私が求めるのは手先の器用さの競い合いではなく、対戦相手との関わり合いである。もちろん、技術的な要素がまったくなくては困るのだが、そのバランスにおいて、3Dに比べて2Dははるかに関わり合う程度が低く、個人作業の時間が長くなり私にとっては冗長なのである。下の比較の例を見て欲しい。
レースゲームでのタイムアタック勝負<2D対戦格闘ゲーム<3D対戦格闘ゲーム<ポーカー
この4つは全て相手との競い合いになるが、勝敗を決する要素として、左のものほど個人の技術の割合が高く、右のものほど相手との駆け引きの割合が高くなっている。そしてこれらの中で、肉体を用いた直接戦闘に最も近いバランスのものが、3D対戦格闘ゲームなのである。また、視覚的にも3D対戦格闘ゲームは肉体を用いた戦闘そのものであるために、感情移入もしやすい。
3D対戦格闘ゲームを代表するものには、鉄拳とバーチャファイターという2つのシリーズがある。これらはかなり近い性質を持つのだが、私がバーチャファイターを選ぶのは次の点の比較による。
鉄拳は見た目は派手だがバランスが大雑把。バーチャファイターは見た目は地味だがバランスが緻密。
そもそもゲームというものの本質的面白さは何で決まるかと言えば、ゲームバランスがどれだけ高いレベルで取られているかによってである。もちろんグラフィックや音楽もゲームの要素ではあるのだが、それらは本質ではない。見た目は地味で音楽も無い将棋や囲碁が、なぜこれほど多くの人に遊ばれ、プロの競技になっているのか。それはそのゲームが非常に良いゲームバランスを持っているからである。ビデオゲームにおいても、名作と呼ばれるものは全てゲームバランスが非常に良く調整されている。グラフィックがどれほど美しくとも、ゲームバランスが崩壊していればそれは糞ゲーと呼ばれてしまうのである。
もちろん鉄拳もゲームバランスが悪いというわけではないので、あまりのめりこまずに遊んでいる分にはとくに気にならないかもしれない。しかし、私が求める「最大限に時間密度を高めた人間同士の精神の戦い」のためには、ゲームバランスが出来る限り高いレベルで調整されていることが求められるのである。そして実際にバーチャファイターは、鉄拳のみならず他の多くの対戦格闘ゲームと比較しても、非常に高いレベルでバランスが調整されている。キャラクター間のバランス、技同士のバランス、知識と技術と運のバランスにおいて。
こうした理由によって、バーチャファイターは私の戦いたいという欲求を安全に満たすことの出来る素晴らしいゲームなのである。
ここまで読んで自分もバーチャファイターを始めてみようと思った人のために、その方法を以下で簡単に紹介しておく。
バーチャファイターで対人戦を楽しむには、主に2つの方法がある。
A ゲームセンターへ行く
B XBOX360でのオンライン対戦
それぞれの特徴を挙げれば、
A ゲームセンター
最高レベルの相手と戦うことができる。
知り合いが増えたり、大会に参加して楽しむ事ができる。
欠点 小都市のゲームセンターではやっている人が少なく相手が居ない。
大きなゲームセンターに行く為には時間と交通費がかかるし、負けるたびに100円かかるので、初心者ほど出費がかさむ。
B XBOX360によるオンライン対戦
一度本体とソフトを購入すれば、年間4000円ほどの固定費用で遊べる。
人の多い時間帯であれば、相手に困ることは無い。
欠点 海外の相手との対戦では、通信遅延の影響がある。(国内同士ならほぼ気にならないレベル)
時間帯によっては対戦相手がいない。(平日昼間など)
これらのことを考えると、これから新たにバーチャファイターを始める人は、とりあえずXBOX360で遊んでみて、そこで十分に力をつけた後に、ゲームセンターへ行ってみるというのがいいのではないだろうか。もちろん、既にバーチャファイターで遊んでいる友人がいるのなら、その人と一緒に遊ぶのが一番いいだろう。
尚、XBOXでのオンライン対戦で遊ぶために必要なものは下の5つである。
・有線ブロードバンドの環境(無線だと通信遅延が多くなる。通信速度は問題にならず、応答速度のみが問題になるため、有線なら1.5MのADSLでも充分。)
・XBOX360本体(約3万円。HDD内臓だと、インストールしてHDDから起動できるようになる。音が静かになるのでお勧め。)http://www.amazon.co.jp/dp/B001F7AAFW/
・バーチャファイター5のソフト(約2千円。)http://www.amazon.co.jp/dp/B001JEODHM/
・Xbox Live ゴールドメンバーシップ(年間約4千円。XBOXの全てのゲーム共通でオンラインサービスを利用する権利。本体を新品で購入すると、1か月分ほど無料でついてきたかも。)http://www.amazon.co.jp/dp/B000BPJTKG/
・スティック型コントローラ(約7千円~。バーチャファイターは通常のコントローラーでも遊べるが、スティックを使わないとかなり苦しい。どうせならスティック型でやることを強く勧める。)http://www.amazon.co.jp/dp/B001E42H34/
後は以下のサイト等を参考にして、慣れていってほしい。
http://zaizen.aki.gs/syosinnsya.html VF初心者のために VF総回診
http://www7.atwiki.jp/x360info/pages/30.html XBOX360テンプレ@WIKI バーチャファイター5 LiveArena
http://fhp.jp/vf5/ 初心者向けVF5LAのススメ 初心会館
最後に、上達のために大変役立つ手段としてPS2のソフト、バーチャファイター4 エボリューションを紹介する。http://www.amazon.co.jp/dp/B00007L4XF/
バーチャファイターは4も5も基本部分は殆ど同じである。このソフトのトレーニングモードは非常に充実しているので、それをこなしていくだけで大きくレベルアップできるだろう。現在は中古で非常に安く出回っている(千円以下)ので、PS2を持っている人は試してみてはどうだろうか。
いつの日か、最高の戦いが見られることを。
1限後の休み時間だ。涼宮山は早々と教室を出て行ったが、まあ別に不思議ではあるまい。
奴だってきっと多分おそらくあるいは人間であるという可能性が無きにしも非ずだ。用足しもするだろうさ。
ここでひとつ下らない思考をするとすれば、あの体格でいわゆる個室に入ることははたして可能なのだろうかいや間違いなく入れないだろうなあ首尾よくそこに入ることができたとしてもみつしりと御筥様でにつこりと笑うどころか射抜くような眼で「ほう」だよないやむしろ勝ち気な奴のことだ「このお」かもしれないそれはかなりホラーだな誰も助けてくれなさそうで何だか酷く女が可哀想になつてしまつた。嗚呼涼宮山君、この世には不思議な事しかないんだなあ。
「おいキョン! お前どんな魔法を使ったんだ!? いや魔法じゃなくあれか、食い物か? 何を食わせた、学食で一番高いやつをおごったか?ジャンボ日替わり定食か!?」
「……何の話だ」
よくわからないがいきなりやってきてその言い草は失礼だぞ谷口。俺はアレか、有望なアスリートに向かって札束満載の財布を渡すプロレスラーか?
「いやいやいや、何の話も何も涼宮山だよ涼宮山。俺、アイツがあんなに長いこと喋ってるの始めて見るぞ? ……お前一体何をした?」
さて、なんだろう。とりあえず食べ物で釣ったわけではもちろんないし、喋ったといっても適当なことしか訊いていない気がするんだが。
「驚天動地だ……!」
お前な。
「昔っからキョンは、変な女が好きだからねー」
話に入ってきた早々、なんという酷いことを口走りやがるのかこの国木田は。
「……誤解を招くようなことを言うな!」
「オイも聞きたいでごわすなぁ~」
背後からいきなりかけられる野太い声に驚き、後ろを振り返ってみると、白い物体がそこにあった。なんだこりゃ、ぬり壁か?
「オイが話しかけてもなぁんにも答えてくれない涼宮山関が、どうしたら話すようになるのか――」
話を耳に入れつつパン・アップ。声の主は朝倉川だった。先ほどの白い壁は、制服に覆われた見事な腹だったようだ。
「――わからん」
「ふぅむ? ……でも安心したでごわす、涼宮山関、いつまでも部屋(クラス)で孤立したままでは困るでごわすからのぉ。
1人でも友達ができたのはいい事でごわすものなぁ」
「……友達ねぇ」
ちっくしょぉコノヤロウ今朝も可哀想ビームを送ってきたくせに何を言い出しやがりますかこの娘は。黒い! この娘は黒ぅ御座います!
「その調子で、涼宮山関を部屋(クラス)にとけこめるようにしてあげて欲しいでごんす。
せっかく一緒の部屋(クラス)に入ったんでごわすから、皆仲良ぅしたいもんどすこい。宜しくお頼み申す」
と、言われてもなぁ……。
「これから、何か伝えることがあったらおんしから涼宮山関に伝えてもらうことにするでごわすよ」
…………ちょ待っ!?
「待て待て待て! 俺はアイツの親方でもなんでもないぞ!!」
「お・ね・が・い☆」
ええいそんな野太い声で乙女チックに頼むなその体型で手を合わせられると最早七福神的なアレにしか見えんからさ寧ろお前もう黙れ喋るな。
つまり、朝倉川が言いたいのは、
「涼宮山と関わるなんてやっかいだから何かちょくちょく話しかけてる変人クラスメイトのあなたに押し付けちゃっていいかしら? あ、拒否権は認めないから☆」
ということだ。朝倉川の腹黒さに戦慄せざるを得ない。この歳でこれだけのしたたかさ……。臭い飯の厄介にだけはなってほしくないものである。
再び教室である。
「さっきのを見ての通り、何故かあいつはモテる。なんせツラが………」
そこで言いよどむな。事実を真摯に受け止めちまえ。
「…………あー…………ツラ“は”いいしな。見た目はともかく」
妥協点を見出しやがったコイツ。
「おまけにアレなのにスポーツ万能で、成績もどちらかといえば優秀なんだ。
ちょっとばかし変人でも、黙って立ってりゃそんなことわかんねぇし……」
「それにも、何かエピソードがあるの?」
「一時期は、ちぎっては投げちぎっては投げ、てやつだったな」
ちょっと待て。“とっかえひっかえ”なら分かるが何故に“ちぎっては投げ”なんだ。
「いわゆる『私に勝ったら付き合ってやる』理論だな。さっきのもそれ」
月刊誌でもそんなのがあったな。つきあってよ! みたいな。
「そいつぁ知らねえ。とにかく、対決方法は……まあなんとなく見当はつくだろ。
俺が知る限り、一番長く続いて30秒。最短は……さっきのだな。5秒無かっただろ、アレ」
ああ、まさに瞬殺だった。
「そんなわけで、過去にぶん投げられた男は数知れず。中には涼宮山に――」
その瞬間だ。
「ぃゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………」どぱぁん。
またかよ。
呆れつつ窓から身を乗り出し、悲痛な叫びと激しい水音が聞こえてきた方向を見ると、だな。
まあなんというか見事に――佐清がそこにいた。
あれほどベタな突っ込み方をしていることにある種の羨ましさを感じるような気がしないこともない。いや突っ込まれたくないが。
その後方、プールサイドに仁王立ちしているのはもちろんハルヒで、
大鐘音もびっくりの音量でそう叫んだのだった。
「――あの台詞を言われた奴もいたとさ」
「………………ねえ」
疑いの視線で谷口を見る。
「ぁ? ……! っ、聞いた話だってマジで! 何でか知らねえけど、勝負を申し込まれて断るということをしないんだよアイツは!」
情報を持ちすぎている、とはツッコむまい。もう面倒だ。
「だから! お前が変な気を起こす前に言っといてやる」
そう言うと谷口は、ふ、と息をつき。
「――やめとけ、マジで」
それはさっき聞いたっての。
やめとくもなにも、そんな気は無いんだがな。
マナーの悪い高齢者 : 生活・身近な話題 : 発言小町 : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2009/0422/236068.htm
はてブやY!ニュースを見てると、半年に一回は似た内容の記事が出ると思う。もっと高頻度かも。
マナーが悪いのを注意したのにキレられた
→世の中変な人が多い
→マナーが悪い人は他にもこんなのが居るよ
→世の中悪い人だらけ
って陰鬱なオチが多いと思う。
キレられたこともキレた事もないけど、
人に迷惑をかけてなければOKだと思うんだが、注意する側の人って「みんなが迷惑してる」とか
「公共のマナー」に反するとか、主語があやふやだと思う。何がしたいのか分からない。「音漏れが
うるさくて読書(考え事|会話)に集中出来ない」とか「俺の嫌いなヒップホップを耳元で鳴らすな」とか
なら「すみません」って気になるんだけど。困ってる人の代弁者のつもりなのか条件反射なのか自分
を主語せずにやんわりと言ってるのか。どちらにしてもマナーが云々って言われてもしっくりこない。
僕が見る注意って恫喝とかマナー違反だから止めなさい的な入りが多いと思います。
よく子供を叱る前に「どうしたの?」って聞きなさいって言いますが、あれです。
上記の小町のお婆さんの例だと、超腹が減っててしかも我慢すると血糖値が下がって倒れちゃう病気で
思わず我慢出来なかったのかも知れないわけで。「急いで食べてるけど大丈夫?」とかってなぜ言って
あげない。迷惑をかけてる側も意図してるわけじゃなくて迷惑かけてることに気付いてないかそれ相応
の理由があるわけで。まぁ「俺は普段我慢してるんだからお前らも」ってもあるかもしれないけど各々
自分の良心で判断してるわけで。立派だけど他人に強制するもんでもないと。
東京とか都会って1日に百万人とかの人を目にするわけですよ。電車でもホンの10分位だけど、同じ空間
にいても目も合わさないし挨拶もしないわけです。まるで空気の様に居ないかのように扱う。100歩譲って
都市生活にとってしょうがないことだとしても不自然だなぁ、考えようによってはコントだなぁって思い
ます。
そんな見知らぬ人が会話を交わす基本形が「注意」や「恫喝」なんて寂しすぎませんか。超変人で空気読
めない人だと思われるかもしれないけど、迷惑を被ってる人が居たら会話をしてみるのはどうでしょうか。
イメージとしては陽気な関西人もしくは孫悟空とか昔のアニメの主人公。実際、そういう人が居たら
超カッコイイと思うんだけど。
こういうキャラ設定一つで生活が楽しくなると思う。
清涼院流水のここが凄い
http://d.hatena.ne.jp/huyukiitoichi/20090405/1238927924
を読んだ。
ごめん、ファンが熱く語ってる以外の意味が見つからなかったよ。
自分はそこそこいろいろな本を読むほうだと思うけれども、あの人の書く文章は受け付けなかった。
文庫に落ちたのをしばらく買って読んだけど、だめだったなあ。
頭の回転のよさそうな人特有の、こんなすごいこと考え付いちゃう俺すごい、
こんなすごいことしちゃう俺すごい、的なマスターベーションのにおいがだめだった。
自分のやることをいちいち定義づけて、さぞすごいことのように見せるけれど、
実際にはすでに他の人がやっていたり、取るに足らないくだらないことだったりする。
まあ、好きな人は好きでかまわないと思うし、それについては文句はつけないけれど、
もうちょっと他の本も読んでみると、意外とするっと抜けちゃうかもよ。
けど、一部のアホな企業では、履歴書に血液型書かせて、それも考慮して人選しているらしいです。
そのうち、冗談じゃなく本気でB型差別社会が出来上がるんじゃないかと心配です。
そして、それから何十年かすると、B型差別解放運動が始まって、B型の人には今まで差別してきたことに対する賠償と、平等性の確保の意味で
うん、すごくいい世の中だ。どうせB型に生まれるんだったら、そうなってから生まれたかった。