はてなキーワード: おかまとは
『つらい。もう仕事を辞めたい』
さて、状況について説明しておく。
彼女がメインの担当、もう一人の社員(以下、A)がサブになっているらしい。
クライアントの要求がすさまじいらしく、対応に四苦八苦している。
フルタイムで働いているが休日はなく、たとえ自宅で寝ていてもクライアントからの連絡で
叩き起こされ、即座に対応しなければならないらしい。
クライアントからの連絡につかわれるのは90dBに達する呼び出し機が主なのだそうだ。
夜間や深夜の連絡頻度によっては、近隣の住民からの苦情も出る。
勿論休憩時間も悲しいかな、ゆっくり取れたためしがないのだそうだ。
取れたとしても、対応していた間に溜まった別の仕事を片付けなければならない。
それがここ数日の話ではなく、クライアントを獲得してからずっと、だそうである。
この即時対応というのは、クライアント側との契約によるらしい。
即時対応できない場合も無論あるが、それをクライアント側が受け入れてくれることも、
まれにあるらしい。それでも、即日対応が求められるそうだが。
そのような対応をしなければならないのは、契約後数年間ということだが、
無論、他社への転職や独立という方法もあるが、メイン担当がクライアントを引き連れて転職したり
要は、一旦クライアントを獲得したら何をどうやっても逃れられないというのだ。
クライアントとどのような契約を交わしたかまでは聞けなかったが、相当縛りがキツいものには変わりは無い。
仕事を放棄してクライアントからバックレるとどうなるかを彼女に聞くと、このような答えが返ってきた。
「やってやれないこともないけど、それをやると下手すると全国紙の1面を飾ってしまうかもしれないの」
・・・どうやら法的にも罪にあたるようである。世間からのバッシングも凄いらしい。
では、他の人を雇うのはどうか?その間、彼女は別の仕事をすればよいのではないか?
その問いには彼女はこう答える。
「人を雇うにもお金がかかるしね・・・ウチの会社ではまず赤字。
そもそも、その人材が見つけてもその人達からOKがでないことには始まらないわ。
赤字にどこまで耐えられるか、ということもあるけれどね」
ならば、Aさんに協力をあおぐことはできないのか?
というよりも、同じ会社の一員としてサポートするのが筋ではないのか?
サブで付いているとは言え、同じ担当ではないか。
「会社を存続させるために、Aさんは別案件を担当していて、それもそれで激務なの。
それにね、夜間の対応だって、クライアントはAさんじゃなくて私を指名するのよ」
「Aさんも、私がクライアントの全ての対応をして当たり前とおもっているんじゃないかしら」
「私の待遇について話し合おうにも、お互いの気力や時間があまりにもなさ過ぎるの」
じゃあ、報酬は?それなりにもらえるんじゃないの?
この問いには首を振り、彼女は答えなかった。
「報酬ね・・・」といって、少しだけ苦笑していた。
「公的支援もね、考えたの。だけど、そこに行き着くまでが疲れるのよ。
そんな気力も体力もないしね。このまま、私なんかいなくなっちゃえばいいのに」
+++
慢性的な睡眠不足に栄養不足、さらに休みも無いとなれば体に変調をきたしてしまう。
というかもう、きたしている。その上、報酬もあまり見込めない。
同じ会社の社員もあてにならない。どんなブラック企業だと思う?
それは、どこかの国の、どこかの地域の、どこかの家庭なのかもしれない。
毎日毎日育児と家事に追われ、常に子供に気を配ってなければならない。
夜泣きにグズグズ、そして後追い。
普通に考えたら今まで付き合ってきた男たちはみんな、やれ好きだ愛してるから証としてやらせろって言われて応じたら突然手のひらを返されてこちらの都合とか心情とかおかまいなしにセックスばかり求めるだけになるというパターンばかりで、すっかり男性不信になっている、というだけのことだと思うのだけれど。
そういう事情も推測できずに単にセックスに飽きているに違いないと思い込んで「ヤリマン」なんて表現を使っちゃう増田もその1人になる可能性は高い気がする。
そもそも男が「愛情表現の最終形がセックスだと思う」というとかちゃんちゃらおかしいわ。
出典元
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1424349721&owner_id=959758
***********以下、転載です************
1.はじめに
私がフィギュアスケートを見るようになったのは、リレハンメル五輪のシーズンのグランプリシリーズ、NHK杯からですから、
もう17年になろうとしています。その、フィギュア観戦生活の中で、私は今、これまでに味わったことのないような、暗澹たる思いで胸がいっぱいです。
バンクーバー五輪の女子シングルの競技を終えて、一夜明けた今、寝るに眠れず、このレポートを書いています。
果たしてそれにどんな意味があるのか。私にもわかりません。ただ、いちフィギュアスケートファンとして、
この現状を諦め、口をつぐむには、あまりにも今回の出来事は悲惨すぎる。少しでも多くの人に、現状を知ってほしい。
そう思って、このレポートを書くことにしました。 もちろん、主観だらけの内容になってしまうと思います。
けれども、理解していただきたいのは、そこにあるのは、フィギュアスケートに対する愛です。
誰がなんと言おうと、私はこのフィギュアスケートという競技を愛しているのだと思います。どんなにつらい思いをしても、納得できなくても。
フィギュアファンとして、浅田真央のファンとして、今回の結果がどうにも納得できないと言ったら、ほとんどの人はこう思うでしょう。
「ミスをしてしまったのだからしょうがない」「キムヨナは完璧だったのだから」。
敗者は口をつぐむのが、日本では美徳とされています。私はそれを否定するつもりは全くありません。けれどもそれは、
フェアに競技が行われた上での結果というのが大前提ではないでしょうか。中には、フェアではなかったとしても、
それすらも納得して口をつぐんでしまう人も、日本人には少なくないと思いますが・・・。
はじめに断っておきますが、私は決してキムヨナが嫌いなわけではありません。むしろ、4年前世界フィギュアで彼女の存在を認識した時は、
浅田真央という天才にライバルができ、切磋琢磨できる状況になったということを歓迎しました。
彼女たちが、これからどのように戦っていくのか、胸を躍らせたほどです。
間違えてほしくないのは、このレポートが「キムヨナ批判」ではないということです。時には、キムヨナ本人を批判するような書き方になってしまうかも
しれませんが、私にはそのような意図は全くありません。むしろ、キムヨナもある意味では被害者であるといえると思います。世界最高点をたたき出し、
金メダリストとなったキムヨナは、素晴らしい選手だ、天才だ、と思われていることでしょう。
ですが、実はフィギュアファンの目から見れば、主観を抜きにしたとしても、稀有な才能の持ち主というには、キムヨナはあまりにも凡庸すぎる。
ジャンプにしろ、ステップにしろ、スピンにしろ、スパイラルにしろ、すべての要素において、浅田真央に迫るものですらないのです。
ではなぜ、その彼女が「世界最高点」を出すに至ったのか。たゆまない努力のたまものだから、讃えるべきだという人もいるでしょう
しかし実は、その裏には様々な理由があるのです。
あの大舞台にノーミスで滑れたこと。それくらいは讃えてもいいと思われるかもしれません。しかし、です。
前置きが長くなってしまいましたが、私なりに、今回の出来事を分析してみようと思います。潔くないといわれてもかまいません。
この腐ったフィギュアスケート界をなんとかしたいと思っている人間は、たくさんいるのです。それを、少しでも多くの人に知ってもらいたいと思います。
・キムヨナがフリーで3回も使うダブルアクセルの基礎点が突如3.3→3.5点にUP。加点をつける基準が
難しい3回転と同じなので、簡単なダブルアクセルの前後には工夫ができあっさり毎度トリプルループ以上の点に
・トリプルルッツとトリプルフリップの踏みわけが厳格化され、真央が1試合3回使う得点源であり3回転で一番基礎点の高い技トリプルルッツが
不正扱いで使う度平均2,3点も減点。修正しない限り組み込めなくなる
・真央の甘かったシットスピンの認定基準も厳格化。しかし真央即座に対応し深いシットスピンに
・実はキムヨナも3回転で2番目に基礎点の高いトリプルフリップの不正があった。
ところが何故かキムヨナの不正トリプルフリップだけは見逃され続け驚異の加点
・その直後、来シーズンから今度は回転不足の厳格化を発表。更にトリプルルッツを跳べないでる浅田に、浅田の得意な3回転半を除いた
・予想通り真央のトリプルアクセルとトリプルループ、安藤のトリプルループ、特に二人ともセカンドトリプルループが怖いぐらい全く認められなくなる
・ところがキムヨナの得意なセカンドトリプルトゥループだけは決して回転不足にならず、初戦のアメリカ戦でトリプルフリップがまた見逃される。
しかしVTRではっきりトリプルフリップの不正が映ってしまい、2戦目からエラーではない「!」の注意がつくも、
・真央がトリプルサルコウを克服しルッツもなんとか矯正してくる。対照的にキムヨナはトリプルループが跳べなくなる。
真央が文句のつけようのない演技をしてグランプリファイナル優勝。するといつの間にか5種類ボーナスの話しが立ち消えに。
・五輪シーズン、8月に韓国でルール改正決定。真央の最大の得意技トリプルフリップも、蹴る足がつま先ではなくブレード全部で蹴ってるからと減点に。
ジャパンオープンで矯正しても不正扱いされ浅田の最後の砦トリプルフリップも減点、しかもいじっていびつになり質が悪化、
・2010年度初戦で真央に回転不足4連発判定。内3つは明らかに足りてるループ。五輪シーズン、彼女のループを2回転含め全て潰す意図が明確に。
キムヨナはトリプルフリップの不正は再び注意もつかなくなり、フリーではトリプルフリップを跳ばずに世界最高得点更新。
いかがでしょうか。
浅田真央は、4年もの長きにわたって、これだけの仕打ちに耐え、乗り越えてきたのです。これだけの、浅田真央に不利でキムヨナに有利なルール改正。
浅田真央が、何十年に一度の稀有な才能の持ち主でなければ、ここまで露骨なルール改正はなされなかったかもしれません。
これでもか、これでもかと浅田真央をつぶしにかかり、それでもつぶれなかった浅田真央は、本当に頑張ったし、偉いと思います。
(http://nereidedesign.jugem.jp/?eid=205 より転載)
日本の皆さんは、「浅田真央がノーミスなら当然金メダルだったはず・・・」と思っているでしょう。
違います。
浅田真央の代わりにプルシェンコが滑って、4回転ジャンプをかましても、キム・ヨナに勝つのは無理なんです。
だから浅田真央は滑る前の、気持ちの持って行き方に迷いが出たのです。
絶対勝てない、って分かってたから。
フリー種目だけを、男子と同じPCS(*女子は×1.6、男子は×2.0)で計算すると、キム・ヨナはジャンプが1回少ないにもかかわらず、
ライサチェックの得点を超えます。
FS 168.00点 [TES 78.30(加点17.40) PCS *89.70]
FS 167.37点 [TES 84.57(加点9.64) PCS 82.80]
FS 165.51点 [TES 82.71(加点7.68) PCS 82.80]
どうしてそんな差がついたの?
ジャンプは真央の方がはるかに難しいのを完全に決めたじゃないか。キム・ヨナは10位の選手と同じジャンプしかできなかったのに。
一言でいうと、審判のおまけポイント。
気分次第で10点20点の差ができる仕様になっております。
GOE女子 GOE男子
1位 ヨナ: 17.40 9.64 : ライサチェック
3位 ロシェ: 4.42 3.20 : 高橋
4位 長洲: 8.50 2.58 : ランビエール
5位 安藤: 5.30 3.80 : P・チャン
だから
「オリンピックの試合だが、全く緊張しなかった」
などと余裕をぶちかませたのです。
色々な感情がありますが、まずは浅田真央という選手を賞賛するべきでしょう。
スキージャンプよりも酷いルール変更の連続に苦しめられて、それをたった1、2年で修正してきて、「用意された王者」を脅かす所までいったのです。
4.画像比較 バンクーバー五輪SPにおける浅田真央とキムヨナそれぞれの演技
(省略)
こうやって並べて比較すると、いかにキムヨナが浅田真央に比べて体が硬く、難易度の低いポジションでしか滑れないかがわかります。
ところが、ここでの二人のポイントは、驚くべきことに、全く同じなのです。また、キムヨナはスパイラルの途中で一瞬よろけてしまいますが、
そんなこともおかまいなしに加点がついています。
5.さいごに
この四年というもの、フィギュアスケートファンが、どれほどの憤りを抱えてきたか、おそらくフィギュアを五輪でしか
見ない人には想像もつかないでしょう。けれど、ここまでのまとめで少しだけでもわかっていただけたでしょうか。
それでも・・・と思われるでしょうか。
私たちが忘れてはならないのは、浅田真央は間違いなく、世界的に見ても何十年に一度の稀有な才能の持ち主であり、
キムヨナは凡庸な選手でしかないということです。 凡庸な選手を、何年もかけてさもものすごい選手であるかのように仕立て上げた。
キムヨナの演技というのは、フィギュアをよく知らない人から見れば、パーフェクトで素晴らしいものに見えるかもしれない(点数という後押しもあり)。
しかし、フィギュアを少しでも詳しく知る人間から見れば、キムヨナの行っている演技は、五輪10位の選手ともたいして変わらない、平凡なものです。
ただ難易度の低いプログラムを、自信たっぷりに滑っているから、素人目には素晴らしく見えるだけなのです。ジャンプ以外の要素・・・
ステップ、スピン、スパイラル。すべての要素について、それは言えることです。
では、自信たっぷりに滑れる彼女の精神力を讃えるべきだといわれるかもしれません。ですが、上記にあげたように、
キムヨナは様々なものから守られている。採点基準・審判・マスコミ・・・。 バンクーバー五輪フリーにおけるキムヨナの得点はどのようなものか、
簡単に言ってしまえば、あのプログラムから、3-3のコンビネーション+3回転を一回、すっぽぬけたとしても優勝してしまえる。
そのような異常な高得点なのです。ですが、コアなファンでなければ、そんなことはわかるはずもありません。
1回や2回転んでも優勝できると分かっている選手と、世界最高の技をパーフェクトに滑っても優勝できないかもしれない選手が、
同じプレッシャーであるわけがありません。そのような、プレッシャーのない状況ですから、キムヨナがノーミスで滑れるのは、
別に驚くべきことではないのです。
フィギュアスケートは、芸術的要素を多分に含んではいますが、スポーツです。それなのに、難易度の低いプログラムをプレッシャーのない状況で
滑った選手が勝ち、異常なプレッシャーの中で、それでも大技に果敢に挑戦した選手が負ける・・・。そんなことがあって許されていいのでしょうか?
高得点が出るのはキムヨナのほうが、表現力に優れているからでは?と思われる方は、上にある画像をもう一度見ていただきたい。
明らかに、浅田真央のほうが技術だけでなく表現力にも優れていることがよくわかるでしょう。
平凡平凡と何度も書きましたが、それは浅田真央と比べたらの話であって、キムヨナに才能がないわけではありません。トップレベルであることは間違いない。
ただ、浅田真央が天才すぎただけです。浅田真央が天才すぎなければ、ここまで念入りに、キムヨナを「世界最高」に仕立て上げる必要もなかったかもしれない・・・とも思います。ある意味、キムヨナも被害者かもしれないというのは、そういうところにあります。
「仕立て上げられた世界王者」この言葉を、私はこれからもずっと忘れないでしょう。そして、浅田真央がこの四年間で何をされてきたか、
そしてそれをいかにして乗り越えてきたか。それを、私はできるだけ多くの人に伝えていきたいと思っています。冒頭にも書きましたが、
私はフィギュアスケートを愛しているからです。
浅田真央は、間違いなく、もっともっと、世界的に評価されなければいけないスケーターです。
私は、浅田真央とキムヨナが甲乙つけがたいと評価されるだけでも我慢がならないのです。
どうか、この思いが、少しでも多くの人に伝わりますように。
そして、フィギュアスケートの現状が少しでもいいから変わりますように。
今は東京に住んでいるのだが、学校を卒業するまで在日米軍基地の近く(沖縄ではない)で育った。
先日久しぶりに故郷に帰ったら、「あぁこれ、嫌だったなぁ。かなりストレスになっていたなぁ。」とまざまざと故郷に住んでいたときの気持ちを思い出した。
まず、米軍のヘリの音。断続的にずっとずっと聞こえていて、「そういえばこうだったな」と思った。故郷を離れて大分経つのでその感覚を忘れていたが、思い出してしまった。かなりストレスだったな。
あと、電車内の米兵の態度。これ、かなり嫌だった。故郷に住んでいたときはまだ若かったから、なんか怖かったし。米兵って、日本人の乗客が大人しく静かに一人につき一人分の席だけ使って乗っている車内で、3~4人分の席を一人で占領して足を広げて座って、そして数名の米兵が席のこっちとあっちに対面で座って(ボックス席とかじゃなくて普通の7人掛けの席で)大声で汚い英語でしゃべってるんだよね。車内が混んでいてもおかまいなしに。本当にこれは凄く嫌で、米兵のイメージってかなり悪い。横柄で。
だから、なんかやっぱり素朴に米軍基地を一部地域にずっと置いておくのはあんまりよくないなぁって思うよ。難しいことは分からないけど。素朴な感覚としては。
民主党には経済政策が無いではないか、という人がいます。どっこい、それは小沢一郎氏の腹の中に現前と存在するのであります。そしてその実現の暁には、小泉改革以上の徹底した構造改革と厳しい福祉の切り捨てとなることでしょう。
そのシナリオを順を追って、書いてみることにします。
かつて小泉首相は「自民党をぶっこわす」としつつ、様々な構造改革を行い、銀行の不良債権処理や、財政赤字の増加額を減少させることに一定の成果を見せました。彼の政策はこちらに列挙されています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%B3%89%E7%B4%94%E4%B8%80%E9%83%8E#.E5.86.85.E6.94.BF
しかし、医療費、生活保護費の削減などの政策は福祉切り捨ての批判を浴び、後任たちはそれら批判をかわすことができなかったばかりか、元自民党の抵抗勢力がゾンビのように蘇る結果となってしまいました。
この日本経済の低迷をなんとかするには、規制緩和と構造改革を行い、企業の投資意欲が高まるのを待ち、運良く何かのイノベーションが起きてくれるー例えば1990年代にインターネットが米軍のものから民生品になったようにーことに期待するしかありません。
構造改革路線は正しいのです。小泉改革は間違っていなかったはずなのですが、「自民党をぶっこわす」程度ではあまりに生ぬるく、後が続きませんでした。
そこで。
自民党をこわすだけでは足りない、日本全体をぶっこわす必要がある、、、しかもうるさい外野をだまらせるには、彼らをつぶしてしまうか、囲い込んでしまえばならない、それも徹底的に行わねばならぬ、、、、おそらく、これが小沢一郎氏の考えるところでありましょう。
選挙で数を確保するためには、誰がどんな机上の政策論を持っていようとおかまいなしに、取りあえず、捕獲。そう、福祉がいいの? お手当がいいの? んじゃ、子供手当でも高速道路無料化でもなんでもやりましょ。そのためには、扶養控除も配偶者控除もなくしましょうね。かわりに子供に手当がつくわけだから。無駄な公共事業は国民のみなさんの目の前でぶった切りましょう。
↓
無駄と見えるものでも削れば民間人の仕事は確実に減ります。公共事業の予算は公務員の給料と化すのではなく、末端は民間の会社に降りていくのですから。それが偏っているからみんな怒っているのだろうけど、いきなりばっさり削ったら、仕事にあぶれた人が押し出されてくることになります。建設会社が突然Web制作会社に鞍替えしないとも限りません。あなたの業種にも押し寄せてくるかもしれないのです、、、
↓
失業率上昇。税収激減。(子供手当の分が公共事業として企業に回り、それである程度儲けてくれれば法人税を納めてくれるけど、子供手当をもらった人の納める税金は増えない。むしろ、お父さんの仕事が減って、納める税金も減るかも)
↓
大変厳しい経済状況になりました。やっぱり子供手当はやめましょう(既に代わりに差し出されたものを削ってあるから、この時点で、すべてがバッサリ切られることになります。あー、スッキリ。)そもそもこんな政策をとった閣僚は誰?あなたたち、失敗しましたね。もうあなたたちの言うことは国民は信用しないので、だまっててくださいね。こんな経済状況では、経済対策が最優先ですから、組合の人たちもだまってがまんしてください。
↓
「失敗」の烙印を押された人たちは、野党に回っても大変不利なため、政権側に必死で留まろうとするでしょう。それには「黙って」従うしかありません。
かくして、かつて55年体制当時野党だった系統の「大きな政府」派をまとめて黙らせることができるのであります。官僚に関しては、財務省のみを囲い込み、取り込んでしまえばよいわけですが(残りの官庁は財務省査定に従うしかないですからね)、これは既に郵政人事でボスを押さえ、事業仕分け作業で彼らが満足する役割を与えてあるから、既に作業は終了しています。
なお、マスコミ対策としては「わたしたちは、すべてのジャーナリストに記者会見を解放します」と言いつつ、自らもネットメディアを頻繁に活用することにより、テレビ・新聞各社がネット言論との戦いを余儀なくされ、自ら構造改革に乗り出すか、自滅してつぶれていくのを待てばよいのです。
ここまで行き着けば、うるさいのを「黙らせる」作戦は完了。そして、登場するのが1993年発行の小沢一郎著「日本改造計画」なのです。
詳しくはこちら
http://www.office-onoduka.com/books/19930501.html
この本に出てくる「消費税は10%が適正」「個人は企業から自由であるべき」「企業も個人も自己責任で」「民主主義は国民の自立から」というキーワードを見ただけでも、みなさんの嫌いな「新自由主義」の臭いがプンプンしますね。しかも一端ぶっこわされた日本においてさらなる構造改革と福祉の切り捨てが行われるのですから、これは小泉改革とは比べものにならないくらい、厳しいものになることが予想されます。
そう、みんな、一端谷底に突き落とされるんですよ。そこから自力で這い上がれる者だけが生き残れるのですね。底の方で這いずり回るしかない人は、上からおこぼれが落ちてくるのを待つしかないのです。
なんか、批判めいた書き方になってしまいましたが、私は小沢計画を批判しているのではないのです。むしろ賛同、というか、これしか残された道はないのではないか、とさえ思っています。自民党が主張する「中くらいの政府」ではもう日本は立ちゆかないのではないでしょうか。
そうとわかったからには、来る「小沢改革」開始に向け、谷底につきおとされた時の防災対策を各自が準備しておかなければなりません。みなさん、頑張りましょう。このシナリオが現実化するのが先か、なんだかわからないけど、ものすごくすばらしいイノベーションが起こるのが先か、、、できれば後者になることを祈りつつ。
補足
私の文章ではなんだかわからん、という方はこちらをどうぞ
小沢一郎氏の基本的な政治スタンスは新保守主義・新自由主義である①②/森田実
http://www.asyura2.com/09/senkyo62/msg/556.html
リフレ派が主張するマネタリスト政策の失敗例はこちらのページの最後の方に記述があります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88
金融政策が一人歩きしてもだめなんですね。構造改革しないと。昭和30年代生まれ以上の年代の方なら、リフレ派の書き物を読むにつけ、反射的にこれを思い出したのではないでしょうか。お若い方が多いようなので、年寄りの、人としての責務として、一応挙げておきましょう。
C=28歳男性。Aと同い年で友達。いいヤツ。Bの先輩。
D=22歳男性。和ませキャラだが、若干笑われキャラも入っている。
E=22歳女性。
AとB:Cを介して知り合い、店で隣席になれば話しをするようになり、2回ほど2人で晩ご飯を食べに行ったことがあるという関係
ある時、DくんがEちゃんに告白してフラれた。
EちゃんはそれまでDくんに思わせぶりな態度をとっていたため、この顛末を知っている関係者は「あーあ…(可哀想…)」「相手が悪かったね」「全力でDくんをはげまそう」という反応だった。
ところが、その直後くらいから、BARの店内でちょくちょくEちゃんがBくんにしなだれかかったり、ソファー席で膝枕したり、いちゃつくようになる。しかもDくんがいてもおかまいなし。
この件を知っている一部の人はEちゃんに対して好意的な見方をしなくなったし、Eちゃんは他のコミュニティでもいわゆるサークルクラッシャー的な行動をしてて「あの子には気をつけた方がいいよ」と言われているというような噂が流れた。
しかし私が驚いたのは、Bくんが、DくんとEちゃんの間の顛末を知りつつ、Eちゃんがいちゃいちゃしてくるのを受け入れていたということ。
そこである日、Bくんと帰り道が一緒になった時に「2人はつきあってるの?」と聞いた。
そしてBくんが「友達だよー」と言うので、「せめてDくんがいるところでは控えたほうがいいんじゃない?」とつい言ってしまった(これがお節介)。
これに対してBくんは「うーん、でもEちゃんも寂しいんだよねー、きっと。僕もわかるからさー」と言った。
勝手な話だが、このひとことはBくんへの私の評価を暴落させるに十分だった。
その後、私はBくんと距離をとり、疎遠になった。
それから約1年経ったこの間、人づてに「BはA(=私)にフラれてからチャラくなった」とCさんが言ってたのを聞いた。
そういえば、Cさんは上の顛末を全然知らないからなー。
Bくんとはつきあってもいないし、Bくんに好きだ、とか、つきあって欲しい、とか、それらしきことは一度も言われたことがなかった。
しかし、よりによって私に振られたからチャラくなったとは…。
かなり心外。
その前からチャラかったじゃん!というのもあるし、もう今となっては弁解することもできない。
弁解するためには、上の事情を全部言わなければならない。
それにしても心外だ!!!
http://anond.hatelabo.jp/20090721004027 から続く
(この後、大量の@返信)
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see also http://search.twitter.com/search?q=%40bokuen
数年前の夏休み、私は青春18きっぷを使って田舎から東京まで鈍行の旅を楽しんでいた。
ムーンライト(夜行電車)は使わずに、昼の東海道線を乗り継いで、
お腹が空いたら途中下車してその辺の店に入ったりと、一人旅を満喫していた。
やたら車内をうろついていることに気がついた。
たくさんいたので、皆で座れる、空いている席を探しているのかな、
くらいに思っていた。
私は旅のお供であるiPodを聞きながら、パーカーに書いている文字を眺めたりしていた。
やがて、あることに気がついた。
彼らが普通に車内に一人でいる、若い人に次々と声をかけていることに。
うざったそうに彼らを振り払い電車から降りていく人も、何人かいた。
そんなときだった。
私は4人がけの席に座っていたのだが、向かいに、ごぎれいにお化粧をし
ワンピースを着て、ティファニーのペンダントをつけているような
可愛い女子が一人で座っていた。
そこに地味めな女性が二人やってきて、
「こんにちは♪学生さんですか?」と声をかけて空いている席に腰をおろしてきた。
※ノーメークでTシャツにチノパンという適当すぎる格好をした私の存在は無視
↑ | 進行方向 | ↑ |
---|---|---|
窓 | 私 | A |
窓 | 女子 | B |
B「どこまで行かれるんですか?」
女子「え…○○です」
女子「はぁ…」
B「私たちセイカの勉強をしているんです」
A「セイカの世界ってとっても奥が深いんですよ」
B「一緒に勉強しませんか?」
セイカって何だ。と思ったのだが女子もあっけにとられている。
Aはおもむろに小冊子を取り出し、何やら見せながら
セイカって……聖歌だ。
これは明らかに宗教の勧誘だ。そうとは言ってないけれど。
女子は明らかに迷惑そうな顔をしている。
しかしA,Bの二人はそんなことはおかまいなしにマシンガントークを繰り広げる。
ちょうど電車は終点まであと2、3駅まで近づいていた。
彼女が降りると行った駅は終点からさらに乗り継ぎが必要な駅。
そこへ例のパーカーを着た男がやってきた。
A,Bに「やってるね」みたいなことを話しかけ、
「よかったら一緒に僕たちと勉強しましょうね」などと言って
また去っていった。
やはり仲間だったか!
勧誘というのは良くない行為のような気がする。
私は恐れを知らない学生だったので、
「あの、そろそろやめてもらえませんか? 迷惑そうですよ。」
と、iPodを外してAとBに言った。
私のことを空気のように扱っていた二人は驚いた表情で私を見た。
空気がしゃべるなんて思わなかったのだろう。
しかし。
この状況、私は少し仲間はずれにされたような気がしていて
ちょっとイラッとしていたのもある。思い切り不機嫌な顔をして、向かいの
Bを睨みつけた。
しかしそんなことでたじろぐBではなかった。
私の顔を見据えると、
「私たち、キリスト教徒なんです!」
と言った。
;:゙;`(;゚;ж;゚; )ブフォッ!
思わずこんな顔になってしまった。
私は半笑いになりつつ言った。
嘘ではない。だが、キリスト教徒でもない。
聖書に書いてないと思うんですけど」
「いやがってる、なんてあなたにどうしてわかるんですか!」
気色ばむAとB。ほんと空気読めないなこの人たち。
そこへ車掌が通りがかった。
私が何かを言う前にA「大丈夫です!」
車掌は困ったような顔をして通り過ぎた。通り過ぎちゃったよ。
本人たちが大丈夫と言ってる以上、
あんまりこういうの介入できないし難しい立場だよなぁ。
私はAとBを相手にしてもしょうがない、と思った。
「私にはいやがっているように見えます。
正直、どうですか?この人たちの話って面白いですか?
もっと続きを聞きたいと思いますか?
キリスト教っていってもかなり怪しいやつですよ。
嫌ならはっきり言ったほうがいいと思いますよ」
と女子に聞いた。
女子はおろおろしながら私とA,Bのやりとりを見ていたのだが、
「迷惑……です」
と、答えた。
完全勝利。
「じゃあそういうことなので、お引き取り下さい」
「長旅の中大変ですね。でもあんまりこういうのしないほうが良いと思いますよ」
と、私は二人を席から追い出すことに成功した。
女子に感謝されたのはいうまでもない。
降りる駅を相手に教えてしまった女子には
一つ電車を遅らせる等、気をつけるように伝えた。
夏休みも近づき同じように旅をする人たちも増えると思うので書いてみた。
※追記
「私たちキリスト教徒なんです!」はたぶん相手の失言だったと思うけど
(つまり布教活動ではないと言い逃れができる)
サラリーマン相手にはいい例えだな>「男を痴漢にでっち上げて社会的に抹殺していくことを楽しむゲーム」
あとはそれこそ草食系男子牧場だっけか。速攻で炎上閉鎖に追いやられたわけだけども、アレのせいで何か実害にあった、あるいはアレに掲載されてしまうようなヤツなど特にここ界隈にはいないであろうに、あーだこーだ理由つけて瞬殺したわけだ。
理由は「個人情報が」とかとってつけていたけど、現実的に自分の身に関係のないであろうことについても、「なんかやだ」ってノリで抹殺したよな。それって陵辱系ゲームが女性全般に対してより強いそういう「なんかやだ」感を与えているのもおかまいなしに、巷に氾濫している現状にも係らず、だ。
俺の一部が硬くなって止まらなかった
俺の場合,女友達にならこのくらい平気で言う。俺の女友達なんて腐女子しかいないが,向こうもガッチュンの話や前立腺がどうのといった話を食事中でもおかまいなく振ってくる。なんというかお互いエロに対する禁忌感がすっかり鈍磨している。相手を性の対象と見ていないからな。つーかさ本当に気があったらこういうこと言えねーべや。
白濁液についてはファックとしか言えんが,上についてはむしろ元増田が欲情されてないことの証左じゃないかな。実際に勃起してなくても儀礼的にエロギャグを言うべき文脈だったので言ってみました,みたいに見える。
何個当てはまりますか?
1. 彼女の注文に少しでも疑問を示すと、すぐに不機嫌になる。
2. うまくいかないことがあると、すぐに僕のせいにする。
3. 僕が一人で外出すると、しょっちゅう携帯に電話してくる。
4. 僕が友人や両親と交際するのを嫌がる。
5. 僕の帰宅が遅くなると怒る。
6. 僕に「バカ」とか「能無し」とか言う。
7. いつも彼女の機嫌をそこねないように気を配っている。
8. 彼女に怒られるのがいやで、言うことを聞いてしまう。
10. 人前でも平気で僕の欠点を指摘する。
11. 彼女と会話がしたくても、非難されたり、無視されたりする。
12. 僕のちょっとしたしぐさにもうるさく文句を言う。
13. 彼女がいないと、なぜかホッとする。
14. 癇癪[かんしゃく]を起こすと、壁をなぐったり、物を投げたりする。
15. 彼女に平手打ちされたことがある。
16. 僕をたたいた後は、急に優しくなり、僕に謝ってくる。
17. 彼女を怒らせないために、あきらめたことがいろいろある。
不安だ。
こんな時間まで起きているからかもしれない。
悩みはたぶん自分の将来のこと。
これから就職活動。
問題は、全く自分が何したいかわからないこと。
そこそこの学歴がある(東大・京大とかじゃないけど。)けれど、
今までの人生どこで間違えたのだろうと思ってしまう。
これから何をすればいいのか、誰も教えてはくれないし、自分で見つけるしかない。
働けるだけでも十分なのだろうか?
トップランナーやプロフェッショナルなどに出ている人たちは、みんな
楽しそうに仕事をしている。
なぜなら、その仕事が「好き」だからに他ならない。
大部分の人は、自分の仕事を好きだとは思ってないだろう。もちろん。
今まで評価されてきたことを、これからも同じくらい評価してほしいと感じているのだろう。
けれど、何が好きかわからない状態で、何を選べばいいのだろうか?
「選択」して前に進むんでいるだけでも尊敬してしまう。
自分が甘やかされて育ってきたのだろうと思う。
ただ、もう「とりあえず」で選ぶのは嫌なんだ。
体も震えてくる。
周りはどんどん前に進んでいるなかで。中途半端に立ち止まっている自分に
嫌気がさして、そのグチを増田で書いている。
申し訳ありません。
(追伸)
全部読まさせていただきました。
たぶん、このようなグチを誰かに聞いて欲しかったのだと思います。
友達に話してもあまり真剣に聞いてもらえないしなという気持ちもあったかもしれません。
一晩寝て、今はだいぶ安定しています。
決めなければならないのではないかと思っています。
なぜなら、大学に入ってから例えば医者や建築家や理系の研究者になることは
難しいからです。
私は、高校時代は理数系が苦手な訳ではなかったのですが、なりたい将来を見つけられず
大学で出来るだけ自由な時間をもらって色々経験したいと思って文系を選びました。
浪人して入った大学では、常に「はやく何をしたいか見つけなければ」という強迫観念
みたいなものを持っていて、ただ単純に大学生活をエンジョイできていなかったと思います。
大学では特に建築に興味を持ったのですが、今からなるには時間とお金もないし、
何よりも今から建築を学び直す覚悟というものが僕にはありませんでした。
いいなぁというぐらいの気持ちしかありませんでした。
周りの友達は、ただ単純に企業名や知名度で就職活動をしています。
それを、否定する気は全くありません。
ただ、性格的に自分自身がネームバリューでなく、仕事内容を楽しめるかが
重要なのだろうと考えているからです。
就職活動では、人事の方が文系はどこの会社行ってもやっていることは一緒だよ。と、
おそらく、知名度高いほうがいいよということなのだとは思いますが、
よくそれで自分自身の1回しかない人生をかけられるなと思ってしうますし、
そんなもんだよという姿が輝いていないと思い失望してしまいます。
あなたはそれで本当にいいの?と思ってしまい、
それがそのまま自分に返ってきて、「あぁぁぁ。。」となってしまいます。
トラバでは、具体的な考え方などを書いてくださってありがとうございます。
「好きなこと」→「とりあえず、これだけは嫌だという仕事を排除」に、
考え方をシフトしていこうとは思っています。
父は特に何も言わないでくれているのですが、やはりそれなりに大手志向です。
父自身が大手に勤めているので、やはり大手のほうが色々いいよとは言っています。
「お前が小さいときに書いた将来の夢は『お父さん』だったんだ。
それは、ただ夢がないんじゃなくて、仕事よりも家族と過ごす時間を大切にしたい。って
お前が考えていることなんじゃないかな。」と言われました。
自分で自分に悪い所とか自分っていう現実とぶつかり合ってるだけマシ
それで不安になったり、どうにかしようとして悩んでるのは向上心があるからだろうから
怖がってないで何でもやってみれ。
ありがとうございます。
救われます。
「自分」を自分の中に探しているがために、窒息しそうになります。
村上春樹の井戸ではないですが。。。
「自分」は他人の視線の一部でもあると思うので、また色々な人に
話を聞いてもらおうと思います。
トラバできてんのかわからねぇ。
出来ています。ありがとうございます。本読みます。
本は結構好きで、特に鷲田さんとか好きです。
あと若干ハルキストです。
この不安は、自分だけではなくて誰でも通ってきたことなのだと分かっていても、
実際にレスがあるとそのことが実感できました。
まだまだ、不安はなくなりませんが、「とりあえず」頑張っていこうという気持ち
をもてるようになりました。
ありがとうございました。
──1回目は、ただひたすら圧倒されるだけだった。
「同人誌」という物の存在は知っていたけれど、その売り手と買い手がこれほど大量に集まっている場に立つのは生まれて初めてだった。カタログの見方も判らず、館内をどう移動すればいいかも判らず、どこで何が売っているかも判らず、何を買えばよいかすら判らず。
殺気だった人混みをふらふらと彷徨する中で、大好きだったラノベの絵師の同人誌を1冊と、熱気に浮かされて適当な男性向けエロ同人を幾つか買った。
──2回目は、判断を停止して買いあさるだけだった。
前回の経験から館内の移動ルートをそれなりに把握し、どこでどんな傾向の本が売られているかをカタログから把握する術も身につけた。
目当てのジャンルへとひた走り、目に付く物を片っ端から買った。そこに善し悪しの判断や、自分の好みと合致するかどうかの考慮なんて物は全くなかった。
──3回目は、相手の都合も考えず一方的に話しかけるだけだった。
ネット上で見た事のある人たちがたくさんサークル参加していると言う事に今更気づき、彼らのブースを回った。向こうがこちらを知っているかどうかなどおかまいなし、ネット上の憧れの存在が目の前にいると言うだけで興奮し、親しげに話しかけていた。
このとき、俺は初めて、「ただの売り子」でなく、人格と思考を持った存在としてサークル参加者たちを認識したのだと思う。
──4回目は、裏側から見られる事を無邪気に喜んでいるだけだった。
サイトで描いていたものがその筋では有名な某サークルの目にとまり、ゲスト原稿として参加させてもらうことになった。その縁で売り子を手伝う事になり、生まれて初めてサークル参加をした。
スムーズな入場。机と椅子が見渡す限り並ぶ空虚なホール内の風景。開場前行列の人混み。サークル参加者同士の、新刊の交換を媒介にした社交。
全てが初めて体験する物で、自分がこれまでの3回で見ていたものの裏側を垣間見ている事に、たとえようもない興奮を覚えていた。
──5回目は、ただの歯車だった。
自分では何も描かなかったけれど、前回の縁で同じサークルの売り子を手伝う事になった。壁サークルへとステップアップしたそこでの業務の苛烈さは、俺をただ金を受け取り本を差し出す機械にした。
溢れる客をさばき、大量の新刊を完売させた瞬間の達成感は素晴らしかった。だがそれと同時に、自分はただの手伝い、交換可能な歯車で、この本達は自分が居なくともきっと売れただろうという事も痛烈に感じていた。
──そして、6回目。
家のプリンターで印刷した手折りのコピー本を数十部。折った紙にマジックで書いた「新刊 ¥○○○」の文字。ドローソフトと格闘し、何とか作ったロゴ入り看板。
売り子として手伝ってもらう友人もなく、俺はただ一人自分のスペースに、それらを並べて開場を待つ。
今ここでこうしているのが、1回目の頃から決まっていた運命のように感じながら。
「ただ今より、コミックマーケット75を開催いたします……」