はてなキーワード: 野ぐそとは
透明人間について考えていたときにふと思ったんだけど、人の体内にあるうんこってその人に属する物体なんだろうか。
例えば、透明人間になる薬があったとして、その薬が人間の体を透明にする効果があったとき、服さえ脱いでしまえばたいていの場合その人って透明になって見えなくなるように思う。
その理屈からいうと、うんこってその人に属する物質、要は血肉であるってことになるわけだけど、よくよく考えてみるとうんこっ口からケツの穴まで貫いている管の途中にあるわけじゃない。
つまりは肉壁の内部にないわけで、最終的に排泄されることだし、結局うんこってその人に属するものではないってことになる気がする。
じゃあなんで透明になる薬を使うとうんこまで透明になってしまうんだろう。腸内にあるうちは、うんこはその人に属しているんだろうか?
最近は腸内フローラを他人に移植して体調やら気性やら改善する手術があるらしいけれど、そこに使われているのは便であるらしい。うんこなわけですよ。
でもって、アメリカだったかどこかの肥満体質の人から腸内フローラを移植された人が、やっぱり肥満体質になってしまったって記事を昔読んだことがあるんだけど、うんこによってその人の在り方が変わってしまうのだとしたら、やっぱりうんこって人間という存在にとって重要な構成要素の一つであり、透明になる薬を飲むこで一緒に透明になることに問題はないように感じられる。
でもでも、腸内フローラって採取しやすい対象がうんこなだけであって、そもそも腸壁自体にもたくさん付着しているんだろうから、やっぱりうんこは人間存在に付随するものじゃないようにも思える。
というか、そもそも透明になる薬の効果が難しい。肉体すべてを透明にするように作用する薬なのか、肉体の表面をのみ透明化する薬なのかによって話が違ってくる気がする。
表面をのみ透明にする薬だったら、例えば怪我とかして血が出てしまった場合どうなるのだろう。傷からあふれた血は外部からすぐさま視認されるようになるのか、それとも表面の定義が拡張されて肉体から分離した瞬間に発露してしまうものなのか。
そもそも透明になるってどういうこったよ。透明になったところで視認できなくなるわけじゃないでしょうに。透明人間って何なんだよ。
ちょっと脱線したけど、もうちょっと考えてみると、例えば透明人間がうんこそ排泄したとき、なぜだかわからないけれど自分は排泄されたうんこが時間がたてば視認されるようになると思っているんだよね。
もしそうじゃなければ透明人間による野ぐそテロが横行してしまいそうな気がするし。においと感触で存在は判明しているのに所在が確認しにくいうんこなんて恐怖でしかない。
まあうんこの話はさておき、透明人間が人工関節やらペースメーカーを体内に埋め込んでいた場合もちょっと気になるなあ。
人工関節はまだ透明になりそうだけれど、ペースメーカーは空中に浮いているのが見えてしまいそう。入れ歯や差し歯などはどうなのかなあ。骨折の治療に使用したボルトとか。
あるいは、言葉が悪いけれど、そういった不純物がない人しか透明人間にはなれないのかもしれないなあ。透明になる薬を使うにはいろいろと制約があって用法容量をを守らないとだめなんだろう。
透明人間になるのも大変だなあ。