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はてなキーワード: 綱引きとは

2009-08-17

http://anond.hatelabo.jp/20090817182554

現在選挙制度は、あなたの言う制度

47都道府県のさらに小さな地域利益を代表する国会議員綱引きして、最終的につけた落としどころのほうが、より間違いが少ない

に近い。だから、あなたの言う制度は、現在までの成功を考えると良い制度だ。しかし、問題もある。その一つが

国会議員は、日本全体の利益地元利益が相反するとき、地元利益を優先する方が選挙当選しやすい(インセンティブを持つ)。

である。これらの問題を、現在選挙制度においてなされている仮定を少々変更することで、改善できるのではないかと考えている。

現在選挙制度においてなされてる仮定とは、あなたが言う

日本全体の利益を考えている」という人間良心能力をどれだけ信用できるかだよな。

である。言い換えると、国民は、「ある立候補日本全体の利益を考え、行動してきたか?その能力があるか?」を判断するのは難しいが、「ある立候補がある狭い地域選挙区)の利益を考え、行動してきたか?その能力があるか?」を判断することができるという仮定だ。

この仮定は、国民が直接聞く、見ることを中心に情報を得ている時代は、成り立っていた。しかし、情報化社会が進んだ現代では、国民は、「ある立候補日本全体の利益を考え、行動してきたか?その能力があるか?」をある程度判断できるようになったと仮定できると考えている。そう考えば、地域に縛られない選挙制度に変えれば、上記の問題が改善することができる。だから、試してみるor議論する価値はあると思ってる。

2009-06-20

ウンコは温かいからマフラー代わりに使える

ウンコは臭いから魔除けに使える

ウンコは不味いから吐きたい時に使える

ウンコは茶色だから運動会綱引きに使える

ウンコは潰すとビチャッと鳴るからノベルゲーム殺戮シーンの効果音に使える

これでウンコ五感コンプリートした

全てのウンコ感覚コンプリートしたよ

2009-03-01

http://anond.hatelabo.jp/20090301194519

いやそういうこともないと思うが、2005年ネオリベが勝って2007年利益誘導が勝ってるわけで、どちらが政権とるにしろ、やがて不満が出て政権交代はおこるはず。与党に両方の勢力がいると55年体制化してネオリベ利益誘導綱引き与党内だけで完結して政権交代の必要性がなくなってしまう。まあ「一党優位でいいだろ」と2大政党の流れを否定するのもありだとは思うけど。

2009-02-28

JASRAC憎し痒し

JASRACが憎いのは分かるけど、今回の公取委排除命令に関しては、冷静な議論を見かけない。ネットの上では。

テレビなら効果音だとかBGMで分単位だか秒単位だかで著作権の絡む楽曲を使ってるのだから、全曲管理するコストというのは相当なものだと思うけど。そして包括契約自体でもって独占禁止法違反、というか反競争的行為とみなすと言うのは訴訟まで持っていった場合勝てないんじゃないかなあ。まず「包括契約」=使い放題が実質的に値段を下げていると言う面で見ても、それが原価割れでもなければ「不当廉売」として反競争的とは認められないのは公取委自体がわかってるはず。(「不当廉売」は告発はたくさん出るけど排除命令の数がそこまで出てないのは、原価割れ基準を達成してない、単なるイチャモンだと公取委自体が判断してるからだろう。)あと、競合他社を締め出すと言う面からは、市場の囲い込みとして攻めるつもりかもしれないけど、これも直接に(つまり金銭的利益を経ずに)競合他社との契約を禁止するものでない限りは「参入排除」とは言えない。(「実質的」ていうのは危うい。競争ってもの自体が、「実質的には」ライバルを締め出して客を取るものなわけだから。)で、そしてこの件に関しては、そもそもの全曲管理コストを考えると、それなりに包括契約コスト節約するものだし、むしろ経済厚生を高めるものとして(あとはせいぜい分配上の問題があるけど)余裕で勝てそうだと思う。(まあ審判はともかく、日本裁判官競争法も経済自体も知らないからわかんないけど。公取委排除命令で他の例としてあげているNTTとの訴訟がどうなるかによるのか知らん。音楽関連として挙げているものは、むしろ遠い例。これらは明け透けな参入排除っぽいじゃないか。というかこの補足がJASRACのお馬鹿さんにはヒントを与えないようによく出来ている。)

言ってみればJASRACの役割は(公取委排除命令の補足の図で意識されているように)、権利者と利用者を仲介するプラットフォームなわけで、それ自体が音楽利用の「市場」になってるわけだ。で、コスト面だけで考えるなら「市場」は大きいほど効率的(楽曲管理や支払いの手間が減る)なので、単純に小さく分割すればいいとは限らない。もちろんシェアが拡大するほど価格を吊り上げようとするので、それが結果的に音楽利用を減らすことにもなりうる。ここらへんの綱引きは難しくて、じゃあどういう手立てがありうるのかってのは単純に解答が出るものじゃないけど、いずれにせよJASRAC自身も確かにバカでそこらへんをきちんと理論立てて言えてない(所詮は文化庁役人が、競争法に弱い、たぶん知財専門の弁護士を頼っただけの理屈。というか日本独禁法だけ見てもあまり経済的合理性でどう守れるかは分からないだろうけど。)

ましてブロガーwは感情論ばかりで経済的な理屈独禁法自体もわかってない(というか同じ文章でJASRAC以外のものを当てはめてみれば、どれだけ独禁法を無闇に振りかざすことがあぶないかわかりそうなのに。)まあ公取委のほうは、どうせ裁判所法律バカだと思ってるんだろうし、イケイケドンドンなんだろうけど。(どうもセブンイレブンのやつにしても、ビミョウなラインなのに社会的注目浴びそうなやつを攻めてる感じがする。景表法違反とか談合とかそういうので飽き足らず。)

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090227_jasrac/

「また、以下のような主張も展開しています。しかし、どれもこれも的はずれでおかしいものばかりです。ド素人ならだませるのかもしれませんが、インターネット上では通じないでしょう。よほどJASRAC寄りの解釈をしない限り、擁護することすらできません。」

この次に続くGIGAZINEの議論が、独禁法の条文さえもなしってのはド素人が単に大声でわめていているだけにしか見えない。(まあ所詮GIGAZINE...だからこそ、「お前が言うな」と思ったんだけど。)そもそもなんでインターネット上には、競争法に関することでド素人が少ないのかが意味不明だし。(まあ実際、あれを読んでもわからなくて、ゴニョゴニョゴニョってのを読まないと何が具体的に反競争的行為として定められてるかわかんないんだけど。それくらいはわかるよなあ。ド素人でなければ。)

まあJASRAC憎し痒しで目がかすむんではなくて、これを気に少しでも法律(ってかお役人)に規律されなければならないような競争とは何かとか、公正な競争というのは具体的には何を指すのか、どうやって実現するのか、(あるいは実現する上でどんな限界があるのか)とか、もうちっと関心が高まればいいんだけど。単に公取委good jobというだけでなくて。(かくいう自分もそういう関心高まっても良さそうなところを攻めてること自体はgood jobだと思う。残念なのはアメリカでのマイクロソフトvsDOJの訴訟みたいに本格的な議論がなさそうなことで。)

2009-02-17

http://anond.hatelabo.jp/20090217003112

そうだな。当たり前の話だが、村上一人が何言ったって情勢にはなんの影響もないんだよ。

そんなことは誰だって知ってる。これは最初からガザの人々についての議論なんかじゃなかったんだ。

あくまで日本小説家を出汁にした政治綱引きに過ぎない。どっちについてる連中も、パレスチナに対して何もしてない。

2009-02-09

anond:20090209221732

全くしてないと思う。

 

いつも金ないってぼやいてる。

そもそも田舎議員給料って家族養えるだけすらもらってない。

 

合併して日が浅いせいか、地域綱引きがいまだに激しい。

 

理論を通せずに数とか力で押し切ろうとする人たちからの怪文書なんで、

家族であっても全然気にならない。

 

1/5の人にとってすごくメリット

その他は行動力次第っていうことをしようしてるから、一部の人から反発が激しい。

来年議員数減るしね。

2009-01-25

http://anond.hatelabo.jp/20090125110315

心配しなくてもいいよ。それは「無形の募金」なんだから。

そもそも「募金活動よりてめーらが働け」って意見があるけど、本当は募金活動の最大の目的はPRなんだよね。駅前で何人もが声を合わせて何かやってれば人目につくでしょ。そうやってPRして自分たちの意見を広めることと、さらになにがしかのお金を払った人が自分たちに賛成する意見を述べること、を期待してる。

普通、「盲導犬育成に賛成ですか反対ですか?」と聞かれて「反対ですよ」と答える人は少ない。だから「募金するのとしないのとどっちが?」と問われればそりゃ募金する方が正しい、という感じになるね。

でも、政治の場で「小学校を建てるか、盲導犬育成施設を建てるか」って言われたら微妙でしょ? 政治意見というのは本当はそういう微妙綱引きの渦中にあるわけ。けど、最初の問いを受けて募金した人は、そこで「当然小学校でしょ」とは言いにくくならぁね。PRというのはそんな風に力を発揮するわけさ。

ティッシュ使うのも、自転車に反射板貼るのも、PRだと思えば分かりやすいっしょ? つまり、快く募金に協力したあなたは、それらのグッズを配られたことで「さらなる無形の協力」をお願いされてるわけ。あなたがそれを使用することで、彼らが駅前に立つのの何分の一かの効果が期待できる、と。

まあそういうわけだから、それほど気に悩む必要はないよ!

2008-12-17

年末に見ようと思うテレビ番組(-24日

18日 23:15 文字放送雨上がり決死隊トーク番組アメトーーク! 「祝50歳テレ朝50周年コラボ?久本雅美ファミリー!!爆笑パンスト綱引き&ロバート秋山熟女(秘)チェック!!」

19日 23:15 文字放送爆笑問題の検索ちゃん芸人ちゃんネタ祭りスペシャル (仮題)「今年はどんな爆笑ネタが披露されるのか…!!」

20日

21日  M-1グランプリ2008 今夜ついに08年の漫才日本一が決定!!史上最多4489組の頂点優勝賞金1000万円を獲得するコンビはだれだ!?(1)ダイアン(2)笑い飯(3)モンスターエンジン(4)ナイツ(5)U字工事(6)ザ・パンチ(7)ノンスタイル(8)キングコング島田紳助松本人志上沼恵美子

22日 

23日

24日 21:00 笑っていいとも特大号 (仮題) 01:05 明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー2008 03:05 空飛ぶ!爆チュー問題クリスマスライブ2008

アメトーークネットの反応がすごいことになりそうでそういう意味楽しみ

検索ちゃんネタ祭りは素直に楽しみ

M-1キンコンの負けっぷりを見たくて楽しみ。その後の西野さんのブログ楽しみキンコンが勝ったら勝ったでそれはそれで良し。

笑っていいとも特大号は何となく。明石家サンタ→爆チューは酒を飲みながら見て途中で寝ると思う。

2008-12-16

http://anond.hatelabo.jp/20081216172532

相手が処女がいいってのは嫉妬したくないんだろうね。比べられたくないんだろうね。もう落ちてるけどさ

でも、そんなお前(処女がいいっていってるお前だよ。お前)に聞きたい。

何も知らない人と一緒に歩ける器量があるのか、それとも知らない人を引っ張れる器量があるのか

器量のない奴は処女貰ってもお互い不幸じゃないか。綱引きの元になる話なんかまさしくそうじゃないか

俺は一人身がいいな。ペアとかパーティープレイよりもソロプレイが楽だよ。

まあ、さびしいけど些細な代償って事さ。

何より誰も嫌な気分にならない。昔の自分にいってやりたいぜ。お前は机の上でせんずりこいてりゃ良かったんだ。

2008-10-07

日雇い派遣に救いはない。

日雇い派遣は、どう変わっても救われない。まずハッピーケースを提示しよう。次に、バッドケースを想定しよう。最後に、あり得そうな未来と救いの道を模索しよう。しかし、いずれにしても救いはない。(なお、日雇い派遣が禁止されない未来は現状維持のため考慮していない。現状に救いがあると考えるのであれば幸いであろう)

ハッピーケースでは、日銭を稼ぐことが出来る。直接日雇いが禁止されずにいることが福音となる。労働者データベースが作られる。データベースを管理する会社が、データを有料で提供する。有料でデータの提供を受ける労働力を必要とする会社が、労働者へと連絡する。直接日雇いが完成することで、給金への対応は各会社の良識に任される。

個人情報そのものであるデータベースの構築維持は、慣れた業界が参入するのが通例だろう。書類を揃えてお上から異議が出ず報道少なく気がつくとそこにいる会社が設立されるのが日本社会における力学である。つまりカード労働者の手に行き渡る。クレジットキャッシングの。

喜ぶべきは、日雇い派遣の柔軟な再定義である。支払日は、雇用企業の支払日でありかつクレジットの支払日であると良い。彼らは日銭を稼ぐのではなく借り、月締めの給金をもらうのではなく返すのである。企業への労働は緩衝地帯を置くことによって柔軟な対価を得ることが可能となる。しかしながら傾向から対策を練るのが常識であるならば、新たな限度額が生まれることは想像に難くなく、そして彼らは使い続ける。救いはない。

バッドケースでは、二極化する。マクロ経済学者が労働者を流動的に扱うモデルが現出する。ある作業に特化した歩合制の組織が設立される。組織は、仕事を請け負う。労働力を必要とする会社が、組織へと連絡を取る。会社間取引によって、労働力適応する。所謂モデル事務所業態を真似ることになろう。月額の支払いの運用は、取り締まりと良識と労働者の忍耐との間で綱引きが行われる事が予想できる。

組織の乱立と保護は両立しないことが過去多くあった。未来がそうでないとは楽観が過ぎる。そしてよりはっきりと、日雇い派遣過去呼ばれた労働者の遠心分離が行われる。階層はまるで義務かのようにその差を開く。救いはない。

あり得そうな未来では、それほど変わらない。明示的か否かを問わず広場に労働者は集まる。集合する労働者企業ピックアップする。どこに募集があるかの情報を提供する会社企業から金を取る。労働者無料情報を基に赴く。あるものは所属し、又あるものは所属しない。携帯電話フリーペーパーよりも早く伝達する。情報価値を持つが労働者の挙手は信用されない。あぶれる予約者にお帰りいただけるよう直接雇用形態進化するだろう。救いはない。

救いの道は、救いを期待しないことである。玩具を前にした子供に待てと言うのは躾である。事故にあった後のリハビリは気力が物を言う。しかし不幸は道を閉ざし、Vana'dielは未帰還者を生み出し続ける。あと5分早く家を出れば良いと言うのは持てる者の理屈であり、出来ないから彼らは日雇い派遣なのだ。本質的に彼らを想定顧客とし囲み続ける産業が無くならない限り、彼らは使うことを止めない。テレビコンセントを抜かなければ、見ないことは意思の力である。意思の力が彼らを窮状から回復する。漠然とした現状認識人間の美徳であるが、強烈なモチベーションが無いからこその状態であるのならば、卵と鶏の循環を終わらせるには至らない。環境が変わらず主体が変わらなければ、得られる結論もまた変わらない。環境は変容し続けるがその根本は彼らの稼ぐ日銭であり、また彼らは実にしなやかに己をフィッティングさせる。救いはない。

日雇い派遣はどう変わろうが救いはなく、よって彼らに救いはない。

…しかし「彼ら」が「日雇い派遣の彼ら」とのイコールを解消するのであれば、検証は無意味でありそこに新たな地平が開ける。

***

蛇足である。頭の中までの検閲が許可されていないのは夢想家には幸いである。

使い暇が無いか使う場所が無ければ彼らは使えない。まずこれで貯まらないことが足かせである「彼ら」が離脱する。そうでない「彼ら」も労働力の需要と供給を満たすことで社会への貢献と自らの居場所を確保する。何もない場所への貢献と、使う暇のない労働とは、いずれも国際社会からの要請によって旗を掲げることが求められる場合に有効な手だてに近似するだろう。絶対的な境遇が変わらずとも、世のものさしは常に相対的である。観測者は光景解釈することで理解する。解決策は問題が霧散することで理由を失う。緩やかな淘汰圧による必然よりもガイドレールによる先導は、目に付くだけに自由の強制と捉えられるだろう。

同権は平等を意味せず、均一な社会への夢は遠く、しかして我々はここに居てどこにも行けない。ならば実質的な勝利を目指そうと思うが、水は低きに流れる。

貧困が肥満を助長する滑稽さは、精神への脂肪で精算される。豊かさを定義できないことで自壊する幸福ならば、甘んじようではないか。

2008-02-13

http://anond.hatelabo.jp/20080212223023

文化系がどうとか腐がどうとかって話じゃない。

単に元増田とその友人の趣味が分岐しただけのことであって、

それを双方が受け入れないで自分の方だけを正当化し、

引き入れようと綱引きをするからそういうことになってるだけじゃないのか。

大体サブカル好きとBL好きが対立すると考えること自体不可解だ。

こんなことはクラシックファンとビートルズファンとの間にだって、

イスラム教徒キリスト教徒の間にだって起こりうることだし、

逆に対立せずにうまくやってる人たちだっている。

要はそれぞれのスペックの問題だ。

確かに元増田の友人のような同人がいるのは知っている。

正直あんまり好きでもない。

感覚的には元増田の方に多分近い。

ただ、一般認識している友人に対しても虚勢をはるようなまねをしているのは、

腐だからという理由だけではないように思うのだが。

はっきりいって謙虚な腐もいれば攻撃的なサブカルもいる。

うがった見方をすると、友人は就職した自分と進学した元増田の間に、

一方的な劣等感を感じていたり、

増田に見下されているように感じていたりするからではないかと思ったりもする。

せめてその「腐女子で何が悪いわけ?」って感じで周りを見下すのをやめてほしい。ほんとに。

本当に願いが↑の一点なら、その原因を腐文化にだけ求めずに、

もう少し自省があってもいいんじゃないか。

本当に大事な友人だと互いに思っているなら。

とりあえず友人の腐趣味が友人関係がうまくいかなくなった要因の一つではあれ、

それは全てではないはずだ。

そんな友人への嫌悪が自分の傲慢かもしれないと内省できるのなら、

腐女子VS文化系女子

というタイトルが既に論点のすりかえと根源的な原因からの忌避であると気づくのはたやすいのではないか。

「傲慢」という言葉には既に元増田が相手を見下していることが現れているし、

それを相手が気づいていないと思っているのなら、それこそ傲慢だと私は思う。

2008-01-09

大蔵省財務省)の実質権力をめぐって

以下では、官の頂点にある旧大蔵省をとりあげ、行政権力の根を見ます。行政権の枠を決めるのは法です。法は国会が決める。国会議員国民が、代議員制度で選ぶ。

国民主権国民権力が至高だというのは、形式論です。実体論では、国民は統治される者であり、中央官庁が統治者であると言っても過言ではなかった。

国家公務員試験第1種とは何を試験するのか

キャリア官僚を選ぶ国家公務員試験第1種(上級公務員試験)には、昨年

38,841名が受験し、合格は1,228名。32倍の狭き門です。(試験は、隋・唐時代の、官僚選抜の科挙伝統を引く感じです)

約半数くらいは東大で、国公立、私立が続きます。毎年1200??1500名くらいのキャリア官僚生産され、現在5万人が在庫されていると見ていいでしょうか。

合格者の一次試験、二次試験の順位で、省庁への順列的な割り振りが決まります。各省庁は、競い合って成績上位者の確保を運動します。なぜでしょうか? ここに官僚生産する「商品」の特殊性が関係しているのです。

官僚の作業能力商品

1回のペーパーテストの成績が、能力やその後の仕事の成果と、どう相関するか?民間企業では、ほとんど無関係というのが結論でしょう。

企業が販売するのは「商品」であって、文書作成や言語能力ではないからです。

官僚商品とは?】

官僚の作業能力、そして行政権力のもとになるのは、文書作成と法の解釈能力、及び利害の調整能力です。それ以外に、商品はない。

官僚仕事では、

(1)論理付けを含めた「言語能力」、

(2)関係者の「調整能力」が必要であり、

(3)彼らが「生産する商品は文書」である、と言っていいのです。

(1)マスコミ野党から突かれる隙のない論理で武装した文書を作って、

(2)政治的な権力者関係者関係省庁に配布し、

(3)説得的に説明し、調整するのが官僚仕事であり商品です。

【上級公務員試験と入省年次】

ペーパーテストの上位者は、言語能力に優れていることが多い。

それで、公務員試験ではペーパーテストを重視するのです。

上級公務員試験の成績順位と、入省年次がその後付きまとい、事務次官候補のエース組みが選ばれ、将来のポジションの序列を決めます。その意味での「実力主義」です。次官競争での落伍者は、天下る。

成績トップクラスの入省先は、大蔵省です。大蔵省のみは官僚の中の官僚で、特殊ポジション

言語能力の優秀さで政治家と他の省庁を説得し、切れる頭脳で他を圧倒しなければならない。

(01年1月6日から、省庁再編で財務省になり、金融部分が金融庁に切り離されました。実態はさほど変わっていない。以下ではあえて大蔵省という、伝統的名称を使います)

大蔵の実質権

なぜ、大蔵省がこの国で特殊ポジションであったか、理由があります。

(1)80兆円の省庁の予算編成、配分権を持つ。(主計局)

(2)国債の発行権を持つ。(主計局)

(3)残高414兆円の財投の配分権を持つ。(理財局)

(4)民間金融機関の認許可、指導権を持つ。(銀行・証券・保険局)

(5)税を決め、徴収する権限を持つ。(主税局・国税庁

以上5つで、国家マネーの出入りの急所、及び民間銀行マネーの急所を、押さえていたのが大蔵省です。

他の省庁は、大蔵省に対して、一段低い予算申請団体の位置です。

信じられない位の、権限の集中です。

大蔵省官僚国税庁を含めると8万人。1%の800名がキャリア官僚。どの省庁でもノンキャリアは、1%のキャリア官僚の支配下にある。画然とした、不文律身分制度がある。

公式的には三権分立で、行政は法の執行であり、法と制度を決めるのは立法(国会)です。

ところが立法の実務、つまりほとんどの「法案、予算案の作成」は、各省庁のキャリアが行い、自民党の実力者との調整で決めますから、実質権力と言えるのです。

予算委員会という場の機能】

最も重要な「予算委員会」で、予算の中味の審議が行われますか?そこで、予算が変わりますか? 決まったことを通す、形骸化した儀式です。テレビ中継を見れば分かりますね。

質疑の内容は、マスコミが取り上げた問題や、大臣首相の発言の追求です。予算配分の調整が問題になった審議は、見たことがない。国会の各委員会は根回し、調整が終った後に、野党の顔を立て、国民マスコミへに対するガス抜きの場になっている。

野党が机を叩いて、口汚く叱責し正義の味方を演じる。

首相大臣は、その罵詈雑言に耐え、言い逃れをする。

▼ここで蛇足的な逸話:民間銀行に対する恐怖型支配

ある銀行の支店に大蔵検査が入った。検査官に混じって1人、入省2??3年くらいのキャリア組みがいた。銀行にとって、大蔵検査は鬼より怖い。次長が応対した。新米キャリア官僚が、銀行業務のイロハも知らないような質問をした。

次長は「これはどこの銀行でも同じでして・・・」と説明した。キャリア官僚は、「他行のことを聞いているのではない。この処理の説明をせよ」と、怒り始めた。無知をさらしたことを恥に感じたためです。そのキャリアは、怒りで手を震わせていたという。

次長は、思わず「こわっぱ役人が・・・」と小声でつぶやいた。それが聞こえたのか、後日、銀行に、「貴行の**支店で不穏当な発言があった」と伝えられた。その次長は、数日後に銀行退職した。

これに類する逸話は、多数です。当然、公式には明らかにならない部分です。法に基づかない、恐怖権力です。大蔵省銀行支配には、恐怖権力が根にあった。

省庁にタテをつくと、他の認許可や検査、指導のどこで仕返しされるか分からない。これが、民間企業が行政へ恭順を示す理由になっている。法や税法は、字義通りの執行を行えば、企業を潰すことくらいはできるからです。生殺与奪の権がある。

私の狭い経験からも、十分に首肯できる話です。

ソースは明かせません)

銀行の3分類

銀行頭取頭取含みの役員は、大蔵省系、日銀系、独立系に分けることができます。独立系に対する大蔵検査は、厳しくなる。(現在金融庁

大蔵権限の根は、銀行破綻した時、国家国民の預金を保証することです。つまり銀行は、民間企業として実態的には独立した法人ではない。真の株主は、大蔵省でした。

民間銀行天下りを受け入れるのは、行政指導と認許可で有利な取り計らいを受けること、行政のインサイダー情報の、取得のためです。

銀行は、箸の上げ下げに至るまで監視されていた。

大蔵権力に90年代後期から陰りが見えたのは、大蔵省銀行不良債権問題の深刻さ、巨額さを見誤ったことに起因します。

1997年の第一次金融危機が起こるまで、大蔵省不良債権の寡少見積もりをしていた。対策が後手に回り、銀行の信頼と民間の信頼を同時に失ったのです。

▼しかし今後の政策の、裏の意味を「憶測」すれば

ペイオフの裏】

2003年4月から開始される「ペイオフ」も、大和銀行NY支店の米国債ディーリングの巨額損失隠し事件が表面化した1995年から、事毎に、大蔵省に反発してきた銀行への、意趣返しといった面を含んでいると感じますね。

【95年の大和銀行NY支店事件】

大蔵省(西村銀行局長)は、大和銀行に<損失隠し>を指示していたことは明らかになっています。しかし、米国SECに叩かれると、大和銀行勝手にやったと押しつけた。行政のこうした時の指示は、口頭です。

この事件を契機に、銀行大蔵省関係にヒビが入った。

大和銀行NY支店の損失隠しは、象徴的な事件でした。

【ここまで言うと、危険でしょうか・・・】

2002年4月からのペイオフの実施では弱体銀行に預金引き出しが起こり、日銀特融、または政府資金投入、合併が必要になり、再度、世論マスコミバックアップに官の権力拡大をする機会を狙っているように思えるのです。

信用金庫地銀では、すでに、預金減少が現実に起こっています。

米国銀行でも、事実上ペイオフ金融システムの混乱の害が大きいので実施していない。米国情報は、選択的に利用されます。

不良債権問題の早期解決】

小泉内閣が掲げる不良債権の処理も、銀行自己資本利益での処理では不足することは、誰が見ても分かる。

金融システミック・リスクを避ける手段は、政府資金注入になる。分かり切ったことですね。

政府資金注入は、金融庁大蔵省日銀の権益、天下り先の拡大です。国民金融資産を守るために「やむを得ず」そうせざるを得ないというふうになるのが、一番望ましい。

こうして、時代、時代の世論マスコミ論調、学説を使い、予算をつけ権益の拡大を行うのが、省庁の自己肥大の基本手法です。

以上は「憶測」です。しかし憶測しか方法はない。

誰も、言わないからです。

世の中の事象は、実は、語られないことに重要なことがある。

ペイオフの後、不良債権処理の後、銀行の支配がどうなるかを詳細に見れば、憶測が正しいかどうかわかるでしょう。観察して下さい。

キャリア官僚の最終的な狙いを判断する時は、「推理小説の手法」が、役に立ちます。

「この政策と予算で、誰が、またはどのグループが最終的なゲインを得るか」との方法です。

現在の行政で生きている4つのイデオロギーを示します。

(1)高齢化社会に必要な「福祉」→福祉予算の拡大(極めて強い)

(2)国土の「均衡」ある発展→公共投資・公的事業の拡大(弱い)

(3)不況対策→公共投資・公的事業の拡大(極めて強い)

(4)社会資本欧米に遅れている(強い)

小泉構造改革では、以下のイデオロギーが加わります。

(1)金融システミック・リスク対策

(2)77の特殊法人、26000の公益法人の順次民営化

(3)地方分権

(4)失業者のセフティ・ネット職業教育

(5)郵政三事業の、公社化から民営化

(6)年金への401K導入

(7)証券市場での直接金融制度

これで、予算が動きます。具体策の起案は、官僚が行います。その時、世論マスコミガイアツをバックアップにした新たな公的セクターの、認許可、指導のための組織ができる可能性が高い。

現在、公的セクターでも就業人口が多い50代前半の世代の、今後の行き先が問題になっているのです。

組織拡大の技術者たち

(一部:30%)キャリア官僚は、組織拡大の戦略技術者であると認識したほうがいい感じですね。

構造改革合唱に乗り、構造改革での組織拡大が想定される。

今後3年間で、77の特殊法人、及び2万6000の公益法人から選択して民営化される<骨太の方針>は決まっています。

2000年12月、森内閣閣議決定で、民間への天下りが解禁されたのはご存知ですか?今後は、大臣が許可すれば、民間企業へ公然と天下りができるようになっている。

民営化された特殊法人公益法人のトップに天下るための決定でしょう。有力議員官僚に恩を売って、利権の範囲にあった特殊法人公益法人民営化をおこなうために、官僚との綱引き政治的取引をした結果と言われていますね。

加えて、今省庁が狙っているのは、官の文書のデジタル予算です。膨大な官の文書、図面のデジタルデータ化で、30兆円が見こまれている。当然そこには、民間会社の受注活動が絡みます。週刊ポストの「覆面座談会」で、キャリア官僚自身が発言している。<電子政府>の情報化予算無駄だと言う人は、まだいない。

民間会社なら、組織利権拡大は、英雄的な行動です。

官であることが問題ですね。官が食うのは<税>ですから。

2007-10-07

全てにコツがある。コツを掴んで能力の差を埋めよ

http://anond.hatelabo.jp/20071007093510

そうそう

素人同士のスポーツで一番大事なのは、いかにそういったコツに気づき、掴むか。

100m走のオリンピック選手が記録を0.1秒縮めるのはむずかしいが、素人ならプロを真似たりコツを掴むだけで簡単に1、2秒縮まる。

南原が番組ピッチャーの真似事をしたとき、いくら自分で練習しても変わらなかったのに、プロの指導を数分受けただけで10キロ近く球速上げてた。

俺も中学綱引きで、「うちのクラスは練習でいつも最下位なんだよ」ってじーちゃんに言ったら

「みんなで綱を地面すれすれまで落として引け、綱引きなんてそれだけで勝てる」って言われて先生に相談し、「ではみんなで試してみましょう」ってことになった。

そしたら全勝。みんなびっくりで、うちのじーちゃんは神と呼ばれた。

学校スポーツなんて所詮素人の集まりなんだから、少しの違いで勝てる。

上手い奴はコツを自分で発見する能力があるだけ。わからない奴は圧倒的不利。つまり情報戦なんだ。

なぜなら、学校の授業ではなぜかそういうコツを教えてくれないことが多いから。

今は知らんけど、俺の中学サッカー授業はひたすらインサイドパスドリブルの練習しかさせてもらえなかった。

正しい蹴り方や簡単な戦術は教えてくれるけど、コツは教えてもらえなかった。

で俺は、ドリブラーをディフェンスで防いだことが一度もなかった。どうがんばっても抜かれる。

ある日、たまたまおはスタサッカー講座(小学生向け)をやってたんだけど、ディフェンスについてこう説明してた。

「ディフェンスで一番大事なのはボールを奪うことではなく、抜かれないことなんだ。

だからドリブラーと常に一定の距離を取る。相手が一歩前に出たら、自分は一歩下がれ。

そしていよいよ相手が我慢できなくなって、君を抜こうとボールを蹴りだした瞬間、ボールに向けて足をすっと出す」

頭にガツンと来た。俺はボールを奪おうと相手に突っ込んで行って、自分から先に足を出して行ってたんだ。

だから相手は俺の出す足を見て別方向に蹴りだし、簡単にかわしていくんだ。

サッカーやってる奴には超基本なのかもしれないけど、俺は中学卒業まで自力で気づくことができなかったため、圧倒的に人生を損してた。

(今はテレビでプロの試合見られるから観察力のある奴は気づくだろうけど、昔はサッカー情報なんて皆無だぜ)

学校スポーツが得意な人ってのは、そういうコツがいかに重要であるかを知ってる。

大学ではテニス部に入ったが、文化祭コンパの芸とかで俺の得意な手品包丁裁きを見せる機会があるたびに、

そのコツを聞きに来た奴がいた。他の奴はすげーとか、やり方教えてとは言いに来たけど、そいつは

やってるときの感覚とかイメージとか、どうすればよりうまく出来るかにこだわって聞いてきた。

テニス大会では無名プロ選手といい勝負しちゃうような、部内で断トツにうまい奴だったが、そういう考え方が身についているからかなと思った。

現在ネットワークSEになったけど、仕事もこれと同じだなぁとしみじみ感じる。

もしあなたが新入社員や初めてのアルバイトで、同期の連中から一気に差をつけたいと思ったら、意識してみるといいよ。

2007-09-18

ドカタ     第二章

「ふぅ、熱い熱い。たまらなく暑い。」

そう言いながら筋肉質の男は僕の隣へガッシリ座った。何故ここにわざわざ座るのだろう。他にも座れるような場所は一杯あるというのに。

そんな風に訝しがっていると、男はすぐにさらりと話しかけてきた。

「おい坊主、そのキンキンに冷えたコーラ、俺にくれないか? どうせお前じゃ飲み干せないだろう、それに俺は裸で財布なんか持ってない、わかるだろ?」と言いながら強引に僕の腕からコーラを奪い取られたようだった。

買ったばかりでまだ全然飲んでいないのに、見知らぬ男にこんな風に取られるなんて、なんてありえない光景なんだろう。こんなにずうずうしい人がまだこの世に存在したのかと腹もたった。

しかしその怒りも、男の飲みっぷりにあっけに取られてしまいすぐにどうでもよくなっていく。

この肉体美溢れる男に華奢で病弱な僕のコーラをおいしそうにゴクリゴクリと飲まれることがこんなにも嬉しい事だとは。

一人っ子の僕はこういうことになれてはいないし、病弱で学校も通えなていかったから、こういう行為に余計に嬉しさを感じた。

男は奪い取ったコーラを飲み干そうとせんとするところだったが、最後には僕のものだと気づいてくれたようで、途中でまた話しかけてきた。

「予想通り本当に冷えててうまかったな。こんなにうまいコーラ今まで飲んだことないよ。やっぱりこれ瓶のだからおいしいのかなぁ。」

極上の笑顔で彼はそう言った。

「全部飲みたかったけど、これ坊主のだもんな、ほら、ありがとよ。」とコーラを返してもらうと男は綱引きの列へ帰って行く。

男の帰っていく様を見ていると、半立ちだったチンポが見る見るうちにフル勃起していくのがわかった。

僕はそれを見て悔しくなる、僕の前ではチンポがフル勃起しないのに悔しくなる。

男は明らかにドカタ衆を見て熱くなっていた。僕には反応しなかったモノが、そこでは活き活きとしている。

あっという間の出来事だったが、今思えばこのコーラも、わざわざ隣に座ってきたのも、ただキンキンに冷えたコーラが飲みたかったから。

当然のように男は僕目当てじゃなかった。それに気づくと嬉しさもどこかに消えていった。

僕はきっかけだったコーラを飲み干す。

間接キスだ。

「でもこんなの、何の意味も無い。」

第二章-終-


ドカタ   第一章

ドカタ   第一章

ドカタが数珠繋ぎアナルチンポを捻じ込んで、よいせよいせと綱引きをしている。

夏によく見る光景、この辺りの風物である。

ぼくはそれをキンキンに冷えたコーラを飲みながら遠くから眺めていた、何百人もの男がアナルチンポを捻じ込んで、よいせよいせと綱を引いている。汗だくで、こちらまでぷんと匂いが香ってきそうなほどだ。

男たちは手ぬぐいで自分の汗をぬぐうとギューと搾る。それと同時にアナルも締め付けられたようで、こちらに声は聞こえぬがうっという声もあげたようだった。

このドカタの恍惚にも似た表情が、僕を熱くさせていた。この夏の暑さに負けんじと、病弱な僕でさえ思わせられた。

そんな風に思っていたところ、綱引きの列から離れた一人の男が体を拭いながらこちらへやってきた。

「ふぅ、熱い熱い。」

まさかぼくが立派なドカタになる日が来るなんて、まだこのときは知る由もなかった。

ドカタ一章-終-

2007-04-09

http://anond.hatelabo.jp/20070409000914

国会の答弁でもたびたび問題にされてるし、何度も裁判沙汰になってるんだが、一体何を見てるのやら。

政教分離の原則は宗教団体政治活動を制限しない、というのが政府公式見解。

制限してしまうと、いかなる団体よりも強力かつ正確な票読みの可能な各宗教団体の支持を受けられなくなるので、多くの政治家にとって損だから。創価学会だけが宗教団体ではないということ。

たとえ叩こうとしても、靖国問題という必殺の返し技が存在するので、そのどちらとも関係を持たない連中しか思い切って叩けない。彼らのバックグラウンドはアカだったり組合だったりで絶賛衰退中なので影響力が無い。たまに背中ががら空きなのもいるが、まあドンキホーテそのものでご苦労様といったところ。

政治憲法に基づいて動いてるのではなく、圧力団体綱引きで動いているのだな。

2007-03-17

みんなって

anond:20070317015151

みんなってあんたとあと誰、という煽りはおいといて。もちろんそれが使いやすさの総量(ユーザの全員が10点ずつ持ってデザインに対して使いやすさを投票する)という意味であれば、そのスコアが一番高くなるのは、マジョリティが満足するデザインということになるから、みんなそうでしょ、という言い方は妥当だと思う。

しかしそれだけではない。ある一定の足かせをかけないと「自由な」デザインというのはどこまでも自由になってしまう。結果marqueeみたいなタグが生まれたりとか。

最大多数の最大幸福だけではないんだ、というと、「慈善事業じゃねぇだろ」という人がいる。しかしそれは飛躍だと思う。価値というものは2方向の綱引きではなく、いろいろな方向に向けて実現されていくものと考えたほうがいいと思う(だから、デザイン優先/障碍者優先という二分法は水掛け論だと思う)。最大多数の最大幸福によって実現される価値もあることは認める。しかし自由なデザインに対して常に煩いことを言う人もいていいし、そのことによって多少なりとも別の視点からの価値が達成できれば、それでいいんじゃないかと思う。

煩がられても言うことを言うだけっす、ということじゃないかな。「じゃぁ自由にしてユーザが減ればいいんだな」というのは一種の脅しであり、フェアではない。

なんか社民党みたいなこと言ってるか。まぁいいや。

2007-02-01

生き方と世渡りと仕事

そろそろ来年度の人事体制などで振り回されるサラリーマンの人も多い時期とお見受けします。私も綱引きに加わってるつもりが、知らないうちに上のレベル綱引きの綱本体になってたりしてー。……笑うしかないですな。

さて、今回はそうやって笑ってすますことができない人たちへの苦言です。

「ホント、世渡り上手ですねー」

「○○くんはいいよな……、俺はほら、生き方が下手だから」

馬鹿かおまえらは。私はな、世渡り上手でも生き方上手でもなく、仕事が上手なんだよ! そしておまえらは世渡り下手でも生き方下手でもなく、仕事が下手なんだよ! なに自分の都合のいい逃げ道作ってんだこの馬鹿どもは!

なんてこと思いつつも、決して口には出さないところが、私が世渡り上手と見られる所以かもしれない。

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