心配しなくてもいいよ。それは「無形の募金」なんだから。
そもそも「募金活動よりてめーらが働け」って意見があるけど、本当は募金活動の最大の目的はPRなんだよね。駅前で何人もが声を合わせて何かやってれば人目につくでしょ。そうやってPRして自分たちの意見を広めることと、さらになにがしかのお金を払った人が自分たちに賛成する意見を述べること、を期待してる。
普通、「盲導犬育成に賛成ですか反対ですか?」と聞かれて「反対ですよ」と答える人は少ない。だから「募金するのとしないのとどっちが?」と問われればそりゃ募金する方が正しい、という感じになるね。
でも、政治の場で「小学校を建てるか、盲導犬育成施設を建てるか」って言われたら微妙でしょ? 政治的意見というのは本当はそういう微妙な綱引きの渦中にあるわけ。けど、最初の問いを受けて募金した人は、そこで「当然小学校でしょ」とは言いにくくならぁね。PRというのはそんな風に力を発揮するわけさ。
ティッシュ使うのも、自転車に反射板貼るのも、PRだと思えば分かりやすいっしょ? つまり、快く募金に協力したあなたは、それらのグッズを配られたことで「さらなる無形の協力」をお願いされてるわけ。あなたがそれを使用することで、彼らが駅前に立つのの何分の一かの効果が期待できる、と。
まあそういうわけだから、それほど気に悩む必要はないよ!