はてなキーワード: ネズミ講とは
民主党のマニフェストINDEX 2009 が発表され、論議を呼んでいる。選挙で政策が大きな争点になるのはいいことだが、その内容は旧態依然たる分配の政治で、違うのは自民党が財界や業界団体に配っていた金を中小企業や労働組合に回すことぐらいだ。こういう「政策転換」は、30年ぐらい前に行なわれたことがある。東京都の美濃部知事を初めとする「革新自治体」が全国に生まれ、「大資本中心の政治から福祉中心に!」とのスローガンのもと、老人医療の無料化など、巨額のバラマキ福祉が行なわれた。
その結果は、放漫財政と公務員のお手盛り昇給と財政破綻だ。組合の強い大阪府は、いまだにその後遺症に苦しんでいる。それでも自治体は、起債の限度があるため、破綻が早く来やすい。国の場合は問題を先送りできるので、夕張のようになるのは10年以上先だろう。しかし破綻したときは取り返しがつかない。IMFも指摘するように、消費税を30%から60%ぐらいに上げないと、公共サービスが維持できなくなる。与野党ともに、今の高齢者の「安心」については語るが、若い世代の将来への不安には関心がないようだ。少子化の原因はこの不安であり、子供手当による将来の負担増は、むしろ問題を悪化させるだろう。
高度成長期には、競争力の高い製造業などの成長部門が創造した富を農村などの衰退部門に再分配する所得移転が政治の役割だったが、この構造は90年代以降、決定的に変わった。日本経済の停滞によって再分配すべき原資が減り始めた状況で、今後も再分配を続けるには、将来世代から現在世代への所得移転が必要になる。900兆円にものぼる政府債務とそれを上回る年金会計の破綻は、団塊世代からロスジェネ世代への「つけ回し」だが、このネズミ講はいずれ破綻する。
こういう問題は、経済学者がいくら抽象的な数字をあげてもだめで、日本経済が本当に夕張のようになるまで、政治家にはわからないだろう。しかしマーケットはそれを知っている。もう概算要求も出た段階で、鳩山政権が歳出削減をやろうとしても、官僚のサボタージュで来年度予算も大幅な赤字になるだろう。それを見越して、長期金利がじりじり上がり始めている。国債が増発されたら、資本逃避やインフレが起こるおそれも強い。民主党がマニフェストに明記した「製造業の派遣禁止」が実行されたら、製造業は工場を海外に移転し、雇用はさらに減るだろう。
いま問われている真の争点は、どうやってこのネズミ講を終わらせ、福祉の原資となる成長を維持するかという問題だ。「官僚中心の政治の転換」などというのは、その手段であって目的ではない。自民党は31日にマニフェストを出すそうだが、民主党の分配政治に対抗して、規制改革やイノベーションによる成長戦略を打ち出せば、勝ち目もあるかもしれない。
厚生労働省の最大の問題は、年金や保険といったビジネスをやってしまっていて、図体が大きくなりすぎている点にある。これを、再分割して細かく分けようという話らしいが、もともと、国営でやる事が間違っているネズミ講である年金を抱え込んでしまっている限り、そこが最大の予算を食う場所になる事は変わらない。
国営ネズミ講を破綻させるか、個人や家族名義での積み立てを消費するという形式へと誘導してソフトランディングさせない限り、分割は、社会保障に縦割りを発生させるだけである。
縦割りで間違った活動をしてしまうのは、問題を省庁に投げる人の資質のせいであり、問題を投げつけられた省庁としては、上からの命令である以上、何かの結果を出さなければならないが、どうやってもまともな結果が出せるわけが無いのだから、省利庁益の為に働くしかないという事になる。官僚が政治家を馬鹿にしてまともに働かないのは、政治家の側にも問題があるのである。
駐車違反が目障りなのは、駐車場・駐輪場が十分に無い店舗の側の問題であって、取り締まる警察の問題ではないのに、駐車違反だから警察だろうと問題解決を押し付けたら、取締りを民間に丸投げして天下り先を作ってしまった([2003.3.28])。車が無ければ生活できない地方において、運転代行という事業が発生し、タクシー会社が営業妨害だと陳情したら、運転代行に二種免許が必要になり、結果的に、飲酒運転が増えてしまい、挙句の果てには飲酒運転を厳罰化してみたりという、世情に疎いお坊ちゃんやエリート様が、問題文に含まれている単語に脊髄反射して処理担当を割り当てた結果、社会が混乱するのである。
行政の改革は必要であり、その手段として、厚生省と労働省を合併させた巨大省庁を発生させ、国民の生活や人生設計に国家が直接介入する状況を問題視させるという手段に対し、直接介入を止める方向に進むというのが国民の認めた正しい道だというのに、わざわざ分割して時間を浪費しようというのだから、筋が悪いにも程がある。
一般に"優秀な人"という評価の正統な解釈は、他人の下で使われている状態で優秀な人という意味である。そういう人がトップに立つと、変化に対応できず、反動保守という懐古趣味に走り易い。問題解決の役に立たないばかりか、解決の為に変化させた事を、改革の痛みや出血と称し、ことごとく否定するようになる。無論、改革手法の選択ミスや行政機構の企みで、一般市民に痛みや出血が発生するように捻じ曲げられてしまった制度がある事は事実であるが、そういった制度に対しては、何ら対策を講じようとせず、既得権益層の痛みや出血にのみ、大盤振る舞いをして支持をつなぎとめようとする行為は、国民の支持を不要と言っているに等しい。
オレの場合は落としたんじゃないからまあ、お前のせいだろって言われたらその通りなんだけど、セルフのガソリンスタンドに置き忘れてそのまま持って行かれた。店の人が防犯カメラの映像を見せてくれたんだけど、俺の次に来た軽自動車に乗ったいかにも風体の悪い男がしっかり持っていった。ナンバープレートは映っていなかった。次に来た人が、白いメルセデスにのった上品そうな女の人で、もしかしてこの人だったら、ちゃんと届けてくれたんじゃないかと思って悔しさ20倍界王拳だった。まあ、正直その夜は泣いたね。俺も元増田と同じで、財布や、セカンドバックや、とにかくそういうものは届けていて、善意はきちんと世界を回っていると思っていたんだけど、んなもん嘘だな、と強く感じたし、あなたと同じように日本人は盗人民族で信じられないとか書きなぐったよ。でもふと、今の状態は原初の悪人が善人を落胆させて、その善人が悪人に転じてまた善人を落胆させて…というネズミ講が招いた現実なんじゃないかと思った。だから、そんなのに負けないように、オレは善人を貫こうと。逆に、善人が悪人を感化させる、善人のマルチを展開していこうと。そう思ったのでありんす。
だから、もし、次にお前の財布を拾ったのがオレだったらさ、ちゃんと届けてやるから、気分なおして免許証を取り戻してこいよ。サラ金とかに行かれたらもっと悔しいぞ。そして免許取り戻して海でもいけよ。
まあ、正直言えばオレの財布盗んだ「アイツ」は最も苦しんで死んでほしいけどね。
ホッテントリから。
『保護が弱者を生む構造』http://mojix.org/2009/04/02/chintai_hoshounin
…とか読んで「パターンだなあ…」と思う。要するに「弱者保護とか善人ヅラきめぇwww競争したらむしろ規制解放されてみんなメシウマなんだから厳しいことゆうオレ様の方が科学的に正しんだよ偽善者ざまぁwwwwwww」って話だと思うんだけど、やまほどブクマついてるとこみると未だにこういう人が多いのかなと心配なんでちょっとだけツッコむよ。
この人は結局
というだけの当たり前な話をしてるわけで、それは正しい。つーかメリットしかない策があったら世界中そうするだろJK。
…って感じで良い具合にオツムがストップしちゃってるとこなんだよね。なんで
ということに気づかないのかしら? どこかに魔法のように素敵なウマイ話があるという幻想から抜け出せなくて、永遠にネズミ講に食い物にされ続ける困った人のように、あちらがダメならこちらで全解決、みたいな与太話にすっかり欺されてると思うんだよね。
マーケットが無限に拡大していく見込みの中では、原理的には、ネズミ講だって成立するように市場主義だって成功できる。でも実際問題として世界は有限だしマーケットは縮小傾向だ。その状況で市場主義とか自由競争っていうのは、要はサバイバルゲームしましょうってことでしょう。つまりおれたちはとっくに『バトロワ状態』に追い込まれてるわけだよね。
無人島、追い込まれた状況、不確定な未来。そんな状況で「殺し合い」と「助け合い」のどちらが正しい選択なのか? 「競争したらそれだけ利益が増える」って(魔法のような)言葉が現実にはどういうことを意味するのか。要するに弱者が死んで食い扶持が減りラッキーってことだよ、それは。
「そんなことはない!競争で耕地が増えて結果として食料が増えて弱者もご飯が食べられるようになって…」←だから『土地が無限にあるなら』それは正しい。でも土地は無限には無いんだよ、現実に。イノベーションとか横文字使って煽ろうが何しようが、この『有限性』につきあたったとき、世界はもう新しい段階に入ったんだよ。これは純然とした経済の問題であって、変な思想とかそーゆーのとは一切関係の無い話。
最初に引用したリンク先のような話に欺されそうな人には、一度問題をシンプルに考えてみることを勧めたい。今更遅れてきた市場主義者の口車に欺されないように。
(追記)
最初に書いてるとおり、もちろん弱者保護にもコストがかかる。けれどもたとえば競争主義が蔓延ることで失われる「安心」、そして失った安心を取り戻すための社会的コストというのも、けっして馬鹿にできないレベルのコストだ。いずれどちらの策でもコストはかかるわけで、一方の側のコストだけを強調するような主張は、それだけでじゅうぶん誤りだって。単純な話なんだけどね。
http://www.nta.go.jp/kohyo/tokei/kokuzeicho/minkan2007/pdf/001.pdf
平成17年度と19年度に微増しているが、この時期に伸びている企業の収益に比べれば、マイナス成長といっても過言ではない。
しかし、雇用においては微増が続いている。
http://www.stat.go.jp/data/shugyou/2007/pdf/youyaku.pdf
増えたのは、高齢者と女性である。この二つの階層に共通しているのが、低賃金という条件である。高齢者は厚生年金と給料との二重取りを行う為に、フルタイムであっても低賃金の方が都合がよいし、女性は家計の補助という建前から、もともと低賃金労働者であった。
この二つの階層の労働者が増加すると同時に、派遣・偽装請負の一般化によって、若年層は、フルタイムで働いていても低賃金という状態になっている。
これが、労働者数が増えているのに、企業が支払った賃金総額が減少するという構造の正体である。
この構造は長続きしない。
長続きしない理由の一つは、厚生年金はネズミ講であり、それを受け取れる高齢者にとっては年金と賃金の二重取りが、企業にとっては厚生年金を低賃金で労働者を使える補助金として利用する事が、それぞれ合理的になるが、年金を支える若年・中年齢層が低賃金・不安定な労働環境に置かれる事から、ネズミ講が回らなくなる上に、消費が冷え込んで不況になる。
高齢者は支払った以上に受け取って逃げ切れるかもしれないが、支えさせられている若年層にとっては、踏んだり蹴ったりであるし、厚生年金を賃金の補助金として使う企業が少数派であるうちは問題は表面化しないが、統計的に有意なデータが出てしまう程に使われると、年金制度自体が不況の原因であるという解釈をしなければならなくなる。
夫婦で共稼ぎというのも、男女平等と言えば聞こえは良いが、共働きが一般化すると、労働者の過剰から、共働きでなければ生計が維持できない程度にまで賃金水準が下がっていく事になる。これも、共働きが少数の内は収入を増やせる裏技であるが、統計的に有意なデータとして出てしまう程になると、共働きでなければ生計が維持できない程の低賃金が常識となってしまう。
共働きになれない若年労働者は、親離れできない低賃金労働者でしかなく、共働きをしている夫婦においても、妊娠や病気や老親の介護といった問題が発生すると、途端に生計が破綻する脆弱性が存在するようになってしまう。
共働きや、年金と賃金の二重取りを禁止する事は不可能であるし、女性や、一定の年齢に達した人に、賃金を受け取る労働をしてはならないと決める事も不可能である。国会議員や医者だけは別というのは、成立しない。年金と賃金の二重取りを無くすだけならば、年金のネズミ講である部分を廃止するというのが、妥当な対策となりえる。
社会保障を、ネズミ講や丼勘定から自分が積み立てた分を受け取るだけという金額を明確にする積立方式に変えることで、年金と賃金の二重取りという発想は消え、共働きにおいては社会保障口座への義務的積み立て額を増やす実質的な増税策によって、低賃金での労働力のダンピングという発想は消えると思われる。
共働きが問題なのは世帯収入における不平等であるが、世帯が直接老親の経済的扶養義務を背負うのであれば、働くならば稼ぎの大部分を老親を支えるのに吸い上げ、働かないのに老親が居るならば借金が増えていくというやり方で、労働力のダンピングを止めさせられる。
同様に、定年退職して退職金を受け取ってから嘱託として低賃金で労働市場を荒らし、賃金と年金の二重取りをする高齢者を無くす事ができるようになるのである。
学生だけれども、小遣い稼ぎに年末年始日雇い派遣のバイトをして過ごしてみた。
と言う順序で人が集められているらしく、什器業者のスタッフが10名程なのに対して60名程度のバイトが集められていた。
自分が申し込んだ人材派遣業者からは10名程集められていたけれど、そいつらの半分が凄まじいクズばかりだった。
仕事中だというのに自分が人材派遣業者の寮には入れるかどうかの心配しかしていない奴、しかも頭が猛烈に悪いのか什器を運ぶ際に指示されたことも出来ない。
また20代中盤の奴は、バイトの間中自分がやっているネズミ講アフィリエイトの勧誘と自分が売っている健康グッズの宣伝をしていた。
そんな連中に、什器業者のスタッフはもちろん怒る訳だけれども、怒られても反省することなくぶつくさ文句を言っている。
そして、自分たちが動かないせいで仕事が進まないのに、什器業者スタッフの仕事の段取りが悪いと責任をなすり付けている。
仕事の出来不出来に体力差は関係なく、若い世代程しっかり働いていて、歳を取った奴ほど機転が効かず言われたことも出来ていなかった。年を食ってこんなバイトをやってる奴は、ほとんどがクズなんだろう。少なくとも一緒に働いて、まともに普通のところで働ける人材だとは思わなかった。
ちなみに、こういう所に流れてくる人達はやはり派遣先をクビになった人達ばかりだった。
こんな働きしかしないんだと、派遣もクビになって当然だと思った。
育てたパラメータだけが成長する
使ったら使った分だけ能力が上がりやすくなるし適正もある
ex 愛がアップ!
イベントをやるという選択肢とやらないという選択肢があってそこから結果が出る
知らないうちに選択肢を選ばされている
敵とは戦っても逃げても良い
時には逃げる諦めも肝心だが
逃げても戦闘回数は加算されてしまう
序盤から逃げまくってると後半鬼のような雑魚敵に全滅を繰り返し街から出られないことに
ex http://d.hatena.ne.jp/narima01/20050731
中盤で見切り技をとっておかないと後半きついことに
ex ピコン「ネズミ講商法を見切った!」「スピリチュアルを見切った!」
勝てないボスには闇雲に特訓するよりもインペリアルクロスでパリイをしよう
ラピッドストリームでなぎ払いを連発しよう、ファイアストームには炎の壁で
ex http://anond.hatelabo.jp/20080816045217
全滅してもセーブしたところからやり直すことになる
恐竜に囲まれたところで、七英雄の目前で
http://d.hatena.ne.jp/muffdiving/20080808/1218296728
ネズミ講は違法ですがネットワークビジネスは違法ではありません。
っていう弁をよくきく。
野田聖子がカジノを合法化しようと活動しているようにマルチを合法化しようとするひともいるだろう。
問題なのは有権者がそういう活動にすら気がつかないままさらりと制度が変わることだ。
ネットワークビジネスという雑誌をみて、PCのネットワーク系の雑誌だとおもって買ったら、
マルチの本でした。ちらりと読んだんだけどわからなかったんだよ。
よくわからずに買ってしまう人はすくなくないかもしれない。
保険のおばさんの勧誘などは健全なマルチネットワークといえる気もしなくもない。
おばさんは人脈を駆使して商品を売る。
コメント欄とかトラックバックが開いてるわけないもんなあ。開いてたら歌詞とかmidiをbase64にしたやつとか尻集を大量につっこめばよいかしらん。でJASRACやACCSに通報。それともエンコードした児童ポルノ突っ込むか?まあ普通開いてないからダメだ。
既存ブログからまるまる複製してアフィ先変更するタイプなら汎用攻撃手段「著作権」を使って運営に通報しまくるしかないわな。コピー元を発見して、コピー先を特定して、コピー元の方に連絡を取って、ブログ提供業者へ連絡を入れてもらう?めんどくっせえなあ。
ブログ潰すよりか「金にならない」方へ誘導する方が良いか。Googleやyahooに「スプログ引っかかってウぜーんだけどどうにかして」って意見を継続的に出したり楽天やAmazonへ「迷惑行為してるこの人のアカウントを停止していただけないでしょうか」ってお願いして回る?他力本願くせえけど。
でも俺Googleで検索しててスプログにぶつかったことないんだけど。偉いなグーグル。yahooは使ってないから知らん。スプログ見たのってうぜえ検索トラックバックとかがとんできた時ぐらいだ。
なんにせよあっちはツール(ワードサラダとかいうんだっけ?)で自動、こっちは手動じゃまにあわんわなあ。田代砲撃ったってこたえるのはホスティング業者でスプログ野郎じゃないしなあ。てゆっかとてもわかりやすく業務妨害だし。たとえ炎上したってそもそも自分の作ったブログ見てねえんだから、あいつら。
つっかそもそもみんなスプログからもの買うんか?日本語の体をなしてないようなスプログから。怖くてリンク踏めなくねえ?例のとこじゃブログ7千個で4千万とかいってるけど、俺はてダで自分が買ったものに感想つきでアフィリエイトのんびりはってる日記作ってて、数年でのトータル千円もいかねえんだけど。ホントかよ4千万て。
あの金持ちヒゲ野郎(色々な意味でうらやましいぞ)みたいに一点集中でかつ顔出して識者パワー見せつつ頻繁に熱心に紹介するんなら、もの買うのもわかるんだけどさあ。
なあ、「スプログつくったら儲かるよ!」っての情報商材っぽくねえ?スプログ作成マニュアルとツールを売るという形の一種のネズミ講。本当は大して儲からないのに、儲かることになってないと困る奴がいるんじゃねえ?
カウンターに座っていた女二人。
右側はオレンジの服。左側は白い服。
オレンジ:それでいくらもらえるの?こっちは月平均100万はいくよ?
白:だって、店長になれるかもしれないって・・・
オレンジ:それが何?面倒なこと押し付けられてるだけじゃない?どれだけ時給上がるの?喫茶店のバイトなんか、バカじゃないの?
白:でも、いままでがんばってきて、やっと上向きになってきたから・・・
オレンジ:上向きになってきたからこそ新しいチャンスにチャレンジするんじゃないの?
白:でも、お金かかるんでしょ?
オレンジ:商品を買うだけよ。それを口コミでひろめればいいの。(中略)
絶対大丈夫だって。私だって周りの友達だってやってるんだから。
白:それってネズミ・・・講じゃないの?
オレンジ:あんた!ネズミ講って何だか分かって言ってるの?(中略)
マルチ商法っていっても、悪いマルチ商法といいマルチ商法があって(中略)
アメリカは一番進んでるからネットワークビジネスがさかんで、日本は10年遅れてるからこれからなのよ!
白:でも年金とか払ってるからこれ以上の出費はきついし・・・
オレンジ:年金なんかそれこそ一番ネズミ講じゃん!絶対返ってこないってわかってるのに。
白:確かに返ってこないかもしれないけど・・・
オレンジ:しれないじゃなくて、絶対なの!
白:でも、今生きてるおじいちゃんやおばあちゃんのために払ってると思えば意味があるから・・・
オレンジ:あんた、NHKの受信料とかも払ってるんでしょ?あれだって正にネズミ講じゃない!あんたどれだけNHK見てるの?
オレンジがトイレに行ったら、よっぽど白のところに駆け寄って行って「ダマサレルナ。ヤメトケ。ツイデニソイツトエンヲキレ。」ってメモを渡そうかと思ったけど、
トイレに行ったのは白の方だった。
それからしばらくして、二人は店を出た。