はてなキーワード: ディープ・ブルーとは
相変わらず受け売りを紹介してるだけで細かいところは適当だったりこじつけだったりするのが厄介。
ディープ・ブルーのCMを知らない人の揚げ足を取りたかったんだろうけど、あのヒロインはハリウッドストーリー的に死ぬ役だろ誰が考えても。大きな目的のために非人道的手段を取った科学者は普通生き残らない。
LL・クール・Jに驚かされたっていうけれど2年前の同じジャンルの映画アナコンダで、同じくラッパーのアイス・キューブが普通に生き残ってる。SFホラーのスピーシーズでもフォレスト・ウィテカーは生き残ってヒロインは死ぬし。
ディープ・ブルー前の10年間だと他にもダイ・ハードでフラグが立った黒人が生き残って、エイリアン3でヒロインが死んで、キャンディマンで黒人が殺人鬼などの例がたくさんあるのに、「本当に驚かされたのは」と語るのは気取りすぎだし牽強付会。いつものことだけど。
チェスにおいてコンピュータ「ディープ・ブルー」がチャンピオンのカスパロフを破ったのが1997年だろ。
この時点で、将棋や囲碁はチェスよりも複雑だから、コンピュータが人間に勝つのはもっと後になるだろうというのが定説だった。
まあ、別のところでは「将棋は他のゲームと比べてAIとの適応性が高い」と言われていたのかもしれんが。
2020~2030年くらいのあいだで予想する人が多かったんじゃないかな。
コンピュータ将棋の強さは2005年頃で「アマチュアトップクラス」という程度だったようだ。
そこに現れたBonanzaの最大の特徴は「評価関数のパラメータを自動生成する」という点で、
まあ俺も詳しくは説明できないところなんだが、それまではプログラマーの棋力が大きく影響していた部分が、プログラムによって決定されることになった。
これがブレイクスルーとなって、コンピュータ将棋のレベルが一気に上がった。
Bonanzaは確かに「取捨選択」よりも「総当り」を選んでいたものの、決してパワーでゴリ押ししたのではなかった。
高性能なワークステーションで参加する者も多い中、Bonanzaは一般向けのノートパソコン (VAIO SZ-90S)、筐体を冷却するのは小型USB扇風機と、低スペックの環境での優勝であった。
むしろ取捨選択よりも総当りを選んだこと自体が「画期的」であった、らしい。
以降、コンピュータ将棋の強さが認められ(しかし未だプロには及ばないとされていた)、
そして2013年の電王戦にて現役のプロ棋士にコンピュータ将棋が初勝利、
というわけで、
「画期的なプログラムが発明されたんじゃない」というのは間違ってるし、
コンピュータ将棋が実際にプロ棋士に勝ってしまった光景がネットで生中継されたんだからそりゃ騒ぐし、
それを2014年の今になって騒ぐのも遅れている。