気持ちが女性だから…お腹下して3回」書店の女子トイレに侵入 従業員目撃し56歳"自称教員"の男逮捕
https://news.yahoo.co.jp/articles/f92c6f6a4b54d7e86b02db86a9b1ee94d589a6d4
このニュースに関して「トランスジェンダーがのさぼるとロクなことがない」というような意見が過熱している。
なので一人の当事者(性自認が男性・戸籍が女性のFTM)として、状況を整理したいと思う。
一般には、このように立場が対立していると認識しているだろう。
①トイレや浴場に異性が入ってきたら怖い。特に女子のスペースに男性が入らないでほしい。(世間)
②性自認は尊重すべき。誰がなんと言おうと自分の性別は認めて欲しい。(トランスジェンダー)
しかし、自分も含め、身の回りの当事者の中で②のような考え方をしている人は見たことがない。
むしろ行き過ぎた主張のせいで肩身の狭い思いをしているというのが現実だ。
そして②の主張をしているのは、日本の当事者ではなく欧米的な過激派リベラルがメイン層だと思う。
自分の周りの当事者の意見を総合すると、人によって多少差はあれど
・性同一性障害の診断があっても、多目的トイレがあればそちらを優先してを使いたい
・ただしどうしても男女トイレしかない場合は状況によって使い分けるしかない
・ホルモン治療により見た目が変わり、性機能も低下している人については例外的な扱いを認めてほしい
・公衆浴場には入りたくもない
といった具合だ。
でもこれは、欧米の過激派リベラルに言わせると差別的思想らしい。
・第三者である医師に性自認の何がわかるというのか。性別を決めるのに診断が必要なのは差別だ。
・性自認と見た目は一致していなければいけないのか。それはジェンダーの押し付けであり、ルッキズムとも繋がる。
つまり、男性のような見た目で男性として振る舞うムキムキマッチョなおじさんでも、自分を女性だと言い始めたら誰にも止められない。
(ちなみに、リベラルがさらに行き過ぎると今度は逆に「男女に性差は存在しないので性同一性障害も存在しない」となるらしい)
うーん。
理解できない。
個人的に、落とし所としては
・医師の診断書があるか、ホルモン治療をしているかどうかなどでトイレの扱いを決める
このあたりかなと思うものの、活動家いわくそれも差別になってしまうらしい。
非常に困る。
とりあえず、もし差別禁止法案みたいなのが成立したとしても、自称しているだけの人はどんどんしょっ引いてほしい。
Xジェンダーなど、診断が受けられないギリギリのラインの人にしてみればしんどい部分だとは思う。
でも、どの病気や障害でもボーダーで苦しむ人は存在するので、そういう時は個別の案件として調べるしかないだろう。
本来リベラルは、その道を進めば進むほど社会から差別が無くなり、マイノリティが生きやすくなるはずの思想。 欧米のリベラルがその道から外れているのなら、彼らは本当のリベラル...