2021-04-19

学校責任って言うけど

具体的にどうすれば責任がとれるんだろう。

自分の身に置き換えて考えてみると、部下同士が不倫したのは上司責任って言われても知らんがなとしか言いようがない。当該社員の降格や配置換えなどの対応はできるだろうけど、「不倫事実会社調査して謝罪しろ」って言っても会社として出来るのは「不倫はやめとけ」と口頭注意するくらいか

学校だって生徒同士で校外トラブルが起こっても基本的には「知らんがな」としか言いようがない。体育の授業中の事故教室の中の殴り合いならともかく、校外の出来事までいちいち真摯対応していたら確実にキャパオーバーすると思う。ただでさえ万引きしたとか夜の街をうろついていたとかLINEで仲間はずれにされるとかそういうのも学校指導してくれと投げられても、担任としては「もうやるな」と言うくらいしかできないのではないか加害者生徒に頑張って指導しても「うぜえ」とLINE愚痴られて加害者生徒たちが結束して担任の車に傷をつけたり親ぐるみで「ちょっとやりすぎよねぇ」と噂を流されたり子供がいた場合はそっちに加害がいくなどして担任自身自殺レベルで病む恐れもある。保身と言われても先生たちだって人間だ。明らかな過失ならともかく、それなりに対応していたトラブルがうまく収束できなかったら「私が悪いって言うんですか」くらい言いたくなるだろう。先生がしゃしゃってきて解決するいじめならとっくに解決している。

問題なのは学校無責任ということではなく、こういう子供同士のトラブル解決できる機関がないことだろう。大人なら調停なり裁判なりで片付けることが、子供同士だと出来ない。学校にその権限はないし、警察にもトラブルの内容では限界がある。児童相談所地域の家庭支援系が近いけれど、既にパンク寸前だろうしそもそもトラブルを抱えている加害者側が積極的支援を求めるか疑問だ。

例の事件、実際学校はどう動けばよかったんだろう。弁護士も入れて「後は当事者同士好きに訴訟でも何でもやってください」にしておけば被害者の傷も少なかったんだろうけど、加害者家族から被害者学校が恨まれて今後の指導が出来ないデメリットもある。「加害者を庇う」と散々あるけど、どんなにクソでも学校は全ての生徒の味方をしなくてはいけない。そこが学校限界だ。いじめ断罪するのは学校ではない。

私刑以外にどういう再発防止策があるか考えたけど、「子供トラブルに特化した警察下部組織を立ち上げてそこに全面的に任せる」のがいちばん良さそう。スクールポリスかい胡散臭い奴じゃなくて、いじめ問題の他に盗癖や性犯罪みたいな疾病レベル問題児の相談とか、児相連携して虐待発見とか登下校の指導とか出来そうなことはたくさんある。児相学校寄りの機関という位置づけだけど、仕事過酷そうだから成手がなさそう。ごめん今の話なかったことで。

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