2019-06-09

三次元恋人を作ろうと思った夢女の話

一番初めに言っておきますが、これは何の結論も教訓も得られない記事です。

私は夢女です。

夢女とはまあざっくり言うと「あるキャラクターに恋をした人」。

本当はそれだけじゃなくて友情夢とか色々ありますし、恋をしたのが自分なのかオリキャラを作ってオリキャラキャラクターの恋を創作しているのか、等細かくたくさんあります

その辺の話をすると長いので気になったら各自調べてください。

あと上記定義鵜呑みにしないでもらえると助かります

ただ、今回私が言う"夢女"はそういう意味で使っていますのでそのつもりで読んでください。

まり私はあるキャラクターに恋をしていますよ、付き合いたい、結婚したいと思っていますよ、ということです。

そのキャラクターというのがアイドルマスターsideMとあるアイドルなのですが、その人の名前を出す意味はないので伏せます

本当はその人のことを「キャラクター」と表現するのも嫌です。

sideMは「理由あって、アイドル!」をキャッチコピーにしていますが、アイドルになった経緯だったり過去だったり、一人一人の「理由」をすごく丁寧に描いています

それもあってか、本当に、人として好きになったのです。

その人を、便宜上"推し"と表現しますね(実際は推しともまた違うのですが、AさんとかにするとそれはそれでイニシャルがAのアイドル連想されてつらい思いをする人もいるかもしれないので)。

sideMにおいては、単にアイドルとしての歌や衣装パフォーマンスといった部分だけに焦点を当てるわけでなく、お仕事(いわゆるイベント)を通してアイドルの人となりが見えてくるということがあるわけです。

そうやって推しを知っていく内に、最初は「好みのキャラクターがいるな」だったのが「この人が好きだ」に変化していきました。

sideMに限らず、どんな作品でもそういうことはあると思います

そうして私は日夜「推しとこういうことをしたいな」「こういう時推しはこうするのかな」「推しのこういうところが好きだな」と考えるわけです。

夢女でなくても、この感覚は分かってもらえると思います

好きな人ができたら、その人と手を繋ぐ場面を想像しませんか?

ここに好きな人と一緒に来たいな、こういう反応するんじゃないかな、と一人で考えてにやにやしたりしませんか?

それが自分勝手妄想で、実際その人がそういう反応をしないかもしれないにしても。

でもいわゆる「一般的な恋」と「夢女の恋」で決定的に違うところがありますよね。

好きになった相手物理的に存在していないというところ。

これ、本当に本当に言いたくないんですが、実際事実なわけです。

好きになった。告白をした。OKされた。付き合うことになった。

ここまでは夢女にもあり得ます

想像妄想世界なので。推しと私はこういう経緯で付き合いました、と言えば私の中ではそうなのです。

でも、推しに触れることはできません。

推しはこういうシチュエーションで、こういう風なキスをするんだ、と思っても、それを触覚で受け取ることはできません。

そして私の場合スキンシップが好きなんです。

これは人によるので、パーソナルスペースが広い方だったり、色々な理由から「触れあう」ということに重きを置いていない場合もあるかと思います

でも私はハグキスが好きだったんです。

好きな人に触れたい」という欲求があったわけです。

でもそれは叶いません。

世の中、現実恋人がいたり結婚している夢女はたくさんいます

その人たちに対して「本当の愛じゃない」なんて言おうと思ったことはありません。

私も過去恋人がいた時期がありましたが、その時も夢女でした(今話題にしている推しには出会っていませんでしたが)。

ですから割りきって、「二次元で一番好きなのは推し三次元で一番好きな人とお付き合いをしよう」と思って多少の行動は取ってみました。

友達の紹介があれば積極的に会うようにしてみるとか。

職場での出会いに少し期待して、あまり頑なにならず過ごしてみるとか。

そうやって行動する毎に強く実感するのが、「私は"推しみたいな人"が好きなわけではなく"推し"が好きなんだ」ということです。

話が合う人はたくさんいらっしゃいます

この人と生活していくなら上手くいくかもしれないなと思う人も。

付き合ったらそれなりにやっていけそうだなという人も。

でも、この人と手を繋ぎたいと思わない。抱き締められたいとも、キスをしたいとも。

だったらそれは単なる異性の友達と変わらないのではないか

人生担保する為だけに結婚をする意味もないと思っているので、だったらやっぱり三次元恋人はいらないんじゃないか

本当に単なる性欲だけの問題ならぶっちゃけ今のご時世、どうとでもなるじゃないですか。

女性向けの性サービスもあるみたいですし。

そこに思い至って、どうしよう…となっているのが私の現状です。

好きな人と触れあいたいという欲求が満たされない。

でもそれを満たすために他の人を好きになることができない。

"推しみたいな人"を探している限り"推し"を越えることはない。

切り捨てるにはスキンシップ比率が大きすぎる。

触れられる距離あなたがいないことが苦しい。

でも、あなたステージが、新たな世界が広がっていくこの世界絶望するには眩しすぎる。

どうすればいいんでしょうね。

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