2019-04-22

大阪都構想を実現するのは「掃除」かもしれない話

2015年5月大阪都構想住民投票が行われた。

結果:

賛成:694,844票(得票率:49.6%)

反対:705,585票(得票率:50.4%)

この結果になったのは、結局、理屈じゃなくて感情だったのだと思う。

ふんわりと反対した人の理由・・・

住所の名前が変わるのが嫌だ(特に湾岸区が不評)

別に今のままで困ったことはない

区役所が遠くなるのはいやだ

上西小百合けしからん

(→個人的には上西小百合の件がなければ賛成多数になっていたと思う)


大阪維新の会ができて様々な改革が行われた結果、大阪の街は変わってきた。

街がきれいになってきたし活気もでてきた。役所改革を行って子育て世代にも投資を行うようになった。高校無償化中学3年まで医療費を実質無料、小中学校へのクーラーの設置、中学への給食実施などだ。


この結果、大阪維新の会の子育て世代から支持率はとても高い。

大阪維新の会は、選挙期間中以外でもタウンミーティングを数多く開催して大阪都構想への理解を深める活動を続けている。ホームページSNSでも他の政党に比べて格段にわかやす説明している。


から大阪維新の会は、地元大阪での選挙はとても強い。

よく東京メディア維新の人気をポピュリズムとか言っているが、全く違う。

他の政党と比べ物にならないくらい、地道な活動選挙期間以外も積み重ねている結果なのだ


今回の大阪市長・知事ダブル選挙でも維新支持層候補者への投票率はすごく高い。

でも、意外に「支持政党なし」の人からの得票率は高くない。

https://twitter.com/hikanorerere/status/1114901876758081536


大阪維新の会は、タウンミーティング街頭演説で丁寧に大阪都構想説明を積み重ねている。大阪の街も活気が出てきて支持も高まっている。

次に住民投票をしてら可決されると思いがちだが、住民投票は「賛成」か「反対」の2択だけだ。そこが普通選挙とは違う。

大阪市内の有権者大阪都構想理屈理解して賛同している人はたぶん約50万票、強固に反対する人は約40万票ぐらいだと思う。市長選投票率ぐらいならこれで賛成多数となるが、住民投票投票率が上がる。残りの50万票は、そんなに深く考えずに感覚感情投票している層だ。

反対派が、いろいろアピールすると感情的に「今のままでいいか・・・」というふうになる人が増えてくる。


じゃあどうすればいいのか?。

今の大阪維新の会理論理屈が先行しすぎだ。

これは創立者の橋下氏の影響が大きのかもしれない。

本当に大阪都構想を成立させたいのであれば、感情も動かさないといけない。

感情を動かすにはどうするのか?


それは「掃除」だ。

タウンミーティング街頭演説する時に、ゴミ袋とゴミばさみをもって付近掃除するのだ。

大阪はいまだに全国での犯罪発生率ワーストワンである

京都神戸に比べても、明らかに街の中に落ちているゴミが多い。

街がきれいになっていけば犯罪発生率自然と低下していくはずだ。

から街頭演説タウンミーティングの時に、必ずゴミ掃除をしてする。

大阪の街をキレイにして犯罪ワーストワンを返上しよう!」というキャッチフレーズを叫んでいる。

こういうことを積み重ねていけば、理屈ではなく、「あんゴミ掃除している人の言うことだから信用できる」と感情が動くことになる。

なんで、こんなことを感じたかというと、この前、居酒屋で隣におっさん2人組がいた。

「昔の天王寺公園青空カラオケとかあって大阪しかった。今の天王寺公園キレイすぎて味気ない」という話をしていた。

理屈でいったら10年前の汚くて治安も良くなかった天王寺公園より、今のキレイな方が良いに決まっている。でも人は理屈だけではないのだ。

こういった、過去哀愁を感じる高齢者層を動かすのに、今の理屈で攻める方策では難しい。若年層・子育て世代には今の戦略でいいだろうが、高齢者投票行動を変えるには感情しかない。

から掃除」で感情を変えるのだ。

この文章大阪維新の会の方に届くことを願う。

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