少し前になるが、転職活動の一環で難易度が高いと言われているニュースの会社をリクルーターを通して受けてみた。
SNSや勉強会を通じて、優秀な人材がいることは事前に分かっていたし、勉強会で実際に話してみるとただ有名なだけのエンジニアとは違い、技術にもビジネスにも明るく仕事が出来る事が直ぐに感じ取れたからだ。相手は自分のことなど覚えてはいないと思うが。
時を同じくして同僚も受けていた事が分かり、同僚も辞退をしていたのでどんな感じだったか情報交換を行った。
面接を通してミスマッチが発生しなくて良かったと思っているので、その記録を残してみる。
私のキャリアは、ソフトウェアエンジニアを約10年ほどサーバーサイドのプログラムを多く書いており、十数名規模のマネジメント経験がある。
応募ページを見ると、大量にポジションが無尽蔵に羅列してあり、何が何なのか正直よくわからなかったのでポジションサーチというやつに申し込んだ。
まずここでミスマッチが発生した。先方からはフロントエンド関連のエンジニアのポジションを提案され、戸惑いながらも面接に進んだ。経歴書にはフロントエンドも業務で取り組んでいたと書いたためであろう。なお、面接の前にオンラインで簡単なコーディングテストが行われた。
面接は1日に連続して数人と行うスタイルで、このやり方は初めての体験だった。
最初の人は現場の人だったのであろう。非常に初歩的な事を聞かれた。技術的に深いコミュニケーションが出来ず、少し深ぼった話をすると逆になんですかそれはという反応をされたので、レベルが高くない人なのかと察し適当に流すことにした。
なお、コーディングテストの結果はどうだったのか評価を教えてほしいと伝えると、自分もこの問題はよく分からないからと言われた。一体何のために行っているのかテンションが下がる話である。
次はマネージャーとの面接だった。どういうチームがあるのか組織的な事を説明され、相手の会社のアーキテクチャを説明された。その上でどう改善するかという問題を出された。
こういう面接の方法もあるのかと思いつつ、もし前提がこうであればこう改善したほうが良いという提案を何個かしたが、それはこういう理由で出来ないや、今は忙しくて取り組めないという事を返された。隠れた条件を後付けで出されるので、なんかズレてるなと感じ、組織的な課題を聞いてみたところはぐらかされた。
面接によくある、最後に何か質問はありますか?と問われたときに、面接の中で聞かれたことを逆質問し、その課題にどう取り組むかの意見を聞いたところ、適当な感じに返された。
この時点で微妙な人たちが連続して続いたので、私の中では辞退をしようと決めていたのだが、是非2次面接に進んでほしいという案内を受けた。
てっきり1次と2次を連続してやったと思っていたが、この日に受けたのはどちらも1次面接らしい。
リクルーターには別のポジションで受けたいこと、可能であればもっと優秀な人か勉強会で登壇した人と面接をしたい事を伝えたが後者は叶わなかったので辞退を申し入れた。辞退の理由は、面接した人と一緒に仕事をする事になると心労が絶えない事を直感的に感じ取ってしまったからだ。
同僚はバックエンドというポジションで直接応募しており、情報交換した感じでは面接官は別の人のようだった。
聞いた話なので詳細を書くことは出来ないが、Kubernetesの本に関わっている有名な人が出てきたようだったが、そのプロダクトの話をしても全然詳しくなく、実際にサービスで使っている自分の方が詳しくてがっかりしたそうだ。今取り組んでいるプロダクトの課題や目的、背景を聞いても、よく分からないと返されてしまい、萎えてしまったために辞退した模様。その同僚はフリマの会社も受けており、きちんと分かっている人が出てきたのでそちらに行くらしい。