東京医大で点数が引かれていた件とか、女子大の意義とか、そういうのを見ながらしばらく前から思っていたこと。
念のため最初に書いておくけれどもこの増田でもって女性叩き、男性叩きを助長したいわけではない。
私の出身県(東日本、非首都圏)の高校以降進学率は男女でだいぶ違う。
これが「大学進学率」となると、男性40.9%、女性38.0%。
「大学等」と「大学」の差は県内にある女子大の存在の差が理由のひとつではないかと私は思っている(4年制1校、2年制4校。この理由の裏付けは取ってない)。
単純に高卒後の学歴をつけるという意味だけで進学させようとしたときに、
②県外にやる金銭的余裕はない
④本人にとって県内に興味のある学部はあっても行ける学力がない
という4条件が揃ったとき、男子は女子より不利になるという状況は、県内においてひとつの現実ではないだろうかと思う。
41%と38%の差は「ほぼないもの」という仮定で、もし県内に「男子短大」があったら、男性全体の進学率はどう変わるんだろうか。
④だけの場合、勉強しろっていうそういう話でもいい。それはそれで現実だと思うから。
で、③に②の条件がそろった場合なんとかクリアできるかもしれない状況って、男性の方が有利なのかとも思ってしまう。
でもそういう条件がより多くの男性がクリアできるのだとしたら、県内出身男性の大学等進学率はもっと上がっているのではないか。
この差はどうやって埋めるべきなのか。埋めるべきものなのか。
これが性別逆だったら、それなりに問題になるのではないかと思ったりするのだ。
お茶女の学長の話は、全文ではないがかいつまんで読んだ。女子大の必要性は理解できるし、必要だと思った。
無条件に女性が大学入試で点数を引かれていいとは間違っても思わない。
女性であっても男性であっても、浪人生だからって点数を引かれていいとは間違っても思わない。
某九大にいる地元出身女性の一部が、本当は東大とかに行けるレベルなのに外へ出させてもらえなかった、という話をtwitterで見た。
これを聞いて思ったのは、大学のレベルは天地ほど違う私が行った駅弁大学の地元出身生。この中での女性比率。
たまたまかもしれないが、学科同期だけで見た場合地元出身者は女性の方が多かった。
彼女たちの進学理由に「地元だから」というフィルターがどの程度あったのかはわからない。
どこをどう変えていけばいいのか現状わからない。
くどいようだけど、この増田でもって女性叩き、男性叩きを助長したいわけではない。
そもそも偏った見方しかできていないという思いもあるし、全体を見渡せた考え方をしているとは思えない。
女性差別に関わることと、地方の教育環境や教育機会のことを同時に考えてるから私の中でまとまらないのではとも思う。
まとまってはいないのだけれど、とにかく、考えている人・考えようとしている人の中に何かのとっかかりになればいいと思って書き残しておく。
追記:コメントで指摘があったので。数字は今年度(2018年3月卒)の速報データです。指摘ありがとう。そうだよね、必要な情報でした。私自身はそこと10年くらいの年齢差があります。
親世代の関わることは年齢年代を残したほうがいいのでは
データの年代のことであってる?ちがったらごめん、データ自体は2018年のデータでした。