2017-08-28

アイマス文化SideM

最近燃え燃えているSideM界隈。きっかけは3rdライブの発表、そしてこのはてな匿名ダイアリー投稿されたエントリわたしSideMのPとしてどうしてもこの流れに乗って意見を残しておきたいと思った。

すこし掻い摘んで今の界隈の現状を記しておく。アイドルマスターSideMは待望の3rdライブツアーを開催することが決まった。そして、ツアー初日となる幕張公演1日目では、2ndで揃うことが叶わなかったJupiterを含めた15ユニット46人全員が出演することが明かされた。これにはSideMのPだけでなくアイマス界隈全体が沸き立ち、キャパ8000とも言われる幕張公演はチケットの熾烈な争奪戦が行われることは容易に想像がついた。

そんな中、今までのリリイベライブでの体験をこぼす人がいた。他マスのPにあまり良くない発言や態度が見られたというものだった。具体的には、

「他マスのPでSideMはよく知らないけど参戦した」「ユニットアイドル名前を間違えて覚えていた」「出会い厨紛いの輩がいた」などであった。過激意見として、「SideM興味ないなら来るな、SideMのPにチケット譲れ」「課金順でチケットを用意して欲しい」という明け透けなものもあった。

しかしそれに対する苦言なども飛び交い、いつもの論争に発展しているというのが今の現状である

SideMが本当に好きな人にだけチケットが用意されて欲しいというのはおそらくSideMファンなら誰しも思うだろう。口には出さなくても、みんなチケットが欲しいのだから蹴落とすなら他マスのPだと思うのはまあ不思議ではない。

しかしこの問題が大きくなってしまった原因はこれだけではなく、男性Pと女性Pなどと主語が大きくなり始めていることだ。

男性Pの大きなコールが耳障りだ、という意見や先述した名刺交換の場に出会い厨が現れるなどの事案は確かに女性ターゲットにしたSideM現場において特有のものであるしかし、「男性P」と主語を大きくしてしまったことにより純粋SideMという作品を楽しんでいる男性からの怒りを買う結果になってしまい、大きく火がついてしまったのではないかと推測する。

この一連の流れを見て、SideMそれからSideMファンはおそらくアイマス文化に順応できていないのではないだろうかと考えた。アイマス系譜に乗らないことが悪いのではなく、乗れないコンテンツだと認めなければならない。理由は明確であり、SideMファンの大多数は女性であることがあげられる。

アイドルマスターの名を冠するシリーズは、キャラ世界線などをそれぞれのシリーズ別にしながらもファン同士は薄く繋がりがあるものだった。アケマスからのPがデレPになることや、デレステから入った新規Pが765の曲を聴いてみる、などということは往々にしてあるものだと思う。だからこそライブというPが多く集まる場では習慣や文化が同一になるものも数多くあった。UOの使いどころやコール文化名刺挨拶など、前身となるアイマスコンテンツ文化をそのまま受け継いでいる例は少なくない。そして、Pが流動的に他マスにも触れられるという気軽さもあり、コンテンツ同士の隔たりは強固なものにしない、という考えが生まれていた。それはアイドル事務所越境二次創作が親しまれていることからも容易に推測できる。

しかし、SideMターゲットにされている女性はこの考え方を受け入れられない人は多い。そもそも男性向けコンテンツだった他マスで作られた常識は今ひとつSideMのPには向かないのだ。一番好きなジャンルではないけど何となく手を出してみる、という行動が純粋理解できない人は多い。だったらそのジャンルが一番好きな人に譲れという意見過激ではあるが多くの人が共感してしまうのはそういうことだ。

もはやSideMはただアイマス文化継承した男性ノアドルマスターではない。SideMSideM独自文化を築いている最中であるから、あまり既存アイマス文化押し付けすぎない発展を続けていければと思う。コールに関しても、こっちでは許されたかSideMでもやろう、ではなく、SideMという畑ではどうするのが最良なのかライブに参加する人全てに考えて欲しいと、勝手ながら願っている。

  • 適当なでっちあげの体験談を加えて「アイマスハラスメント」や「SideMハラスメント」って言葉を作れば 男女間の断絶をいっそうおいしく煽れそう

  • これだけ読むと従来のアイマスPは紳士だったのに、SideMの女性Pだけ狭量なように見えるが

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