調布FMで新春アニソン三昧を聞いてアニメソングの良さを再認識した。
音楽は「物語」と「技術」という2つの要素によって構成されている。
音楽は表現の手法なので大部分の音楽は物語を詰め込まれている。
純粋に演奏者や作曲者の技術をアピールすることや聞いていて心地良いことをひたすらに追求した音楽もあるが。
アニメソングのような何らかのテーマソングは物語の部分において非常に有利な立場にいる。
大抵の音楽は表現者のバックグラウンドやその時代時代の情景を切り取ることによって物語性を生み出している。
だけどそれが何を意味しているかに受け手が気づくのには時間がかかる。
もしかしたらずっと聞いていても半分も伝わらないままかも知れない。
それこそ音楽を聞く前から受け手と表現する側の間にどういう物語が歌われているのかが半分ほど共有されている。
たとえばオリンピックのテーマソングなら挑戦する事や努力する事の素晴らしさが歌われるのだろうと予想がつく。
これがアニメソングになるとそこにOPやEDの映像まで付いてくる。
音楽のPVなんて半分ぐらいは何をやっているのか分からないような映像が流れているものだがアニメソングの場合は少なくとも作品の内容と一致したものが流れる。
そして大部分のアニメソングはある程度はその作品のテーマに沿った物語を歌っている。
そのため映像を見ることによって視聴者が受け取る作品のイメージと、その作品のテーマとリンクした歌の内容は自然とリンクしていく。
更にその映像の後で本編が始まるのだ。
本編を見ることで視聴者の中に溜まっていったアニメの物語は次にOPやEDを見るときに歌の中の物語と少しずつ共鳴していく。
そうした行為が十数回(1クールアニメ、または1クール毎に主題歌が変わるアニメの場合の例)に渡って繰り返される。
当然視聴者はただその音楽を聞いた場合とは比較にならない程その音楽の中にある物語を噛み砕くことになる。
時に歌詞の内容を物語の展開とリンクさせ、キャラクターの心情とリンクさせて自分の中でこの歌はこういう事を歌っているのだなと咀嚼していく。
そうして次にその曲を聞くときは聞いている側の頭の引き出しからそうしてそれぞれ向けに調整され終わった物語が音楽に合わせて流れるようになるのだ。
つまりほぼ完全に聞く側が音楽で歌われる物語とシンクロした状態で曲を聞くことが出来るようになってしまうという事なのだ。
何度でも言おう、これは大きな強みだ。
聞く側がほぼ完全に曲の内容を理解して音楽を聞くことなんてそうそうあることじゃない。
そりゃ普段から音楽を聞きまくっている人間ならそれぐらい普通なのかも知れない。
だけど流行りのJーPOPをちびちび聞いているだけの人間たちからしたらそうそうある事ではないのだ。
ただOPとEDを飛ばさないでアニメを見るだけでいつの間にか聞き手は歌詞やメロディーとシンクロ出来る様になる。
元旦の丸々半日をアニメソングに捧げているあいだ150近くものアニメソングを聞いていたものだが、そのうちアニメを見たことがある物のほとんどでその歌詞が何を歌っているのか理解できた。
エルフェンリートみたいな元ネタが小難しい奴はちょっと自信がないけど。
この「理解のしやすさ」こそがアニメソングの大きな魅力だと再認識した。
何度も何度も聴きこんで聴きこんで歌詞を頑張って噛み砕けというのではなく、アニメのテーマを思い出しながら聞いてみればなるほどこういう歌なのだなと理解できる取っ付きやすさ。
音楽にどっぷり浸かっている人達からしたらえっそこまで手取り足取りしないと駄目なのと思うかもしれないけどそうなのだ。
聴きこんで聴きこんで理解するという行為をサポートしてもらわないと正直しんどいのだ。
それをしんどくなくやってくれるアニメソングは実に素晴らしい。
しんどくない余暇の過ごし方が出来るのは本当に素晴らしいよ。
案外アニソンに特化してる職業作家連中のほうが作品への思い入れとか意識薄いかもよ オタがうまいこと連想して意味合いを補ってくれそうなワード当てはめることに長けてるから
作品の評価に「愛」を持ち出す奴は低能
熱意があるかじゃなくて、 極端な話、一夜漬けで山を張るときみたいに台本からぱらぱらっと目についたワードかいつまんだり、 あらすじぐらいしかリサーチしてない状態で想像で書い...
愛こそすべて。高能さまはせいぜい経営者の尻でもなめてろこの使える包丁野郎のロボット野郎!
そばかすとかどうなるんだよ 「思い出はいつも綺麗だけど~~♪」とか歌ってる後ろで剣心が変な刺客に襲われて振りたくもない剣振ってるんだぞ。
00年代半ばまでのソニーのアニメタイアップは事前に教えてくれただけでもまだましなほうで レコーディング終わってから知らされることもざらにあったらしいな
そばかすもそうなんだけど 昔アニメ誌の読者投稿コーナーでビーイング系の曲がアニソンなのかどうかってのが 軽い論争みたいになってたことがあって今でも印象に残ってる ああいう...