年100万アクセスをコンスタントに超えることになったのはここ数年ですが、自分なりに「どうやったら10年続くのか」を考えてみました。
ブログの内容は完全に趣味で、でもその世界では一定の信頼を得ることが出来てると自負してます。
そりゃ広告を沢山入れたり、ステマしたり、扇情的なタイトルをつけたり、Google AdSenseやAmazonアソシエイトを貼り付ければお金を儲けられるかも知れませんが、そうやっちゃうと生活をブログに依存せざるを得なくなってしまって、日々のブログ更新が苦痛になります。自分が気が向いたときに適度に更新するぐらいが本当にちょうど良いと思います。また広告入れまくると表示が重くなり、結果的に見る人が少なくなる。ちなみにこのブログでの収入は全部合わせても月3000円から5000円程度。
上と関連しますが、扇情的なタイトルや記事を入れずに、色々と調べながら地道にブログ更新してたら、とてもじゃないけど生活出来ません。逆に本職を持って、趣味としてブログを書く程度が息抜きにもなるし、何より読んでる方にストレートに響いて、ブログ主への信頼感が増すと思います。
あまりに過激なコメントは掲載しませんが、ブログに対する真っ当な批判はそのまま掲載します。正直精神的にも辛いですが、読んでくれている人にも「この人は自分に不利な情報も隠さず公開してくれる」と、さらにブログ主への信頼感が増すと思います。またサイレントマジョリティとはよく言ったもので、批判的なコメントを書く人は本当にごく一部で、殆どの読者がブログ主を応援してくれています。ただそういう批判コメントが並ぶと表向きは擁護してくれないだけで、見てくれる人は見てくれています。
長年ブログを書いているとそりゃ間違いは起きます。その時には正直に謝ったり、「追記」という形で情報を追加します。何度も書きますがバカ正直にブログ運営をすれば、見てくれる人はちゃんと見てくれると思います。そういうことを淡々と貫けば、読者の大多数がより信頼してくれるはずです。
ある程度アクセス数があって、ずっとブログを書いていると、2ちゃんねるでは相当悪口を言われているようですが、本当に少数の人が一日中パソコンに張り付いて悪口を書いているようなので、文章も滅茶苦茶だし、何より事実関係に間違いが多い。
読者の大多数は「まともな人」なので、検索してそういうスレを見ても、「なんだこの人たち・・・」となって、(結果的に)ブログ主に同情してくれます。繰り返しになりますが、読者の大多数は「きちんと書いてくれるブログ主の味方」だと思います。
上に書いたような「批判に対する対処メンタル術」みたいなのは自然と身につくし、「他人に読んで貰う文章力」「事実を調べる調査力」と言ったものも身についたと思います。それは結果的に「本業」にも役に立ってくると思います。
人脈も広がります。私のブログは匿名ですが「あのブログを書いている○○さん」と徐々に認識されて、例えば全く知らない業界の話について「誰かご存じの方、教えて下さい」とブログに書くと、その筋のプロの方からアドバイスなり「お助けしますよ」と連絡をもらいます。
アクセス解析を見ると分かるんですが、趣味のブログだと読んでいる方は本当に多種多様で、一流企業、官公庁、クリエイター、大手弁護士事務所、各種業界の専門職、雑誌の編集者等々、地方の名産品のメーカーなど各業種の方が見てくれているようなので、その方から助けてもらうことも結構あります。
ブログを10年続けるとなると結構大変で、最初に書いたような批判や、2ちゃんねるの罵詈雑言なども沢山ありますが、誠実に、地道に、ちゃんと調べて書けば、見てくれる人はきっと見てくれます。そういう意味では現実社会もネット社会もそう違いはないはず。
ブログのアクセス数が年100万ともなると、読んでいる方の視点をおろそかにしてしまいがちですが、読者の大多数の方はきちんと読んでくれます。その方々を裏切らないように、間違ったことは間違ったと正直に書くことは古今東西変わらないと思います。
特段目新しい「メンタル術」でもないですが、本当に実感としてそう思います。ブログを始めてみようと思ってる方、ブログ運営で大変な思いをしている方の参考になれば幸いです。