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はてなキーワード: 橋下知事とは

2009-05-06

生まれて初めて出来た彼女が父親に性的虐待されてた(※2009/5/6 16:18追記)

【2009/5/6 16:18追記】

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たくさんの暖かい言葉ありがとうございました。

この国、いや世界中から子ども虐待が無くなります様に。

やらはたの僕に生まれて初めて彼女が出来た

所謂やらはた(二十歳を過ぎても童貞)だった僕に生まれて初めて彼女が出来た。

モデルみたいに可愛い年下の彼女。僕は幸せの頂点だった。

「この子の為なら死ねる」そんな臭いセリフ脳内でつぶやいてみては悦に浸っていた。

性的虐待事実を知る

そんな幸せは長く続かなかった。彼女が父親に性的虐待を受けている事実を知った。

彼女は夜な夜な父親に犯されていたのだ。

何不自由なく育ってきたボンボン大学生の僕はどうしたら良いか見当も付かなかった。

父親から彼女を奪え!

気付いたら、彼女自分の部屋にかくまっていた。

(最初高1だと言っていた彼女は、実は春に中学を出て高校に進学していなかった)

自分の手元から彼女が居なくなって、父親は半狂乱になって娘を探したらしい。

一週間で僕の家に乗り込んで来た、無断拝借したトラックで玄関の扉を破壊しながらw

彼女は連れ戻された。でも、このまま彼女を父親の元に置くなんて耐えられない。

次に彼女は、自分を置いて男と逃げた母親の元に向かった。

「しばらくこっちに来なさい」そう言ってくれたそうだ。

彼女に逃げ場なんて無かった

数日後、彼女は痣だらけになって僕の前に現れた。

母親と同居して居る間男に、サッカーボールのように蹴られる暴行を受けたらしい。

挙句の果て、寝て居る彼女の布団に潜り込んで性的な悪戯をしようとした。

それで、真夜中にタクシーを拾って逃げて来たらしい。

途方に暮れた。

僕の部屋は父親にバレて居る。

母親の元に行けば今度は間男から暴行を受ける。

父親の元に行けば父親から性的虐待を受ける。

どうしたらいいんだ?

彼女といっしょに駆け落ちすればいいのか?

パチンコ屋の店員にでもなれば、

贅沢は出来なくても彼女と慎ましく暮らす事が出来るはずだ。

悩んだ末の結論、僕は逃げた

数日間悩んだ末(その間、彼女は友人の元を転々としていた)

僕は児童相談所に全てを話した。何故かけおちしなかったのか?

白状すると、自分可愛さに逃げただけだ。

大学生としての自分、将来国家資格を得れば最悪食うには困らない。

そんなアドバンテージ彼女の為に手放すのが惜しかった。

「この子の為なら死ねる」そんな臭いセリフ、大嘘だった。

相談所の職員はそんな卑怯な僕に

「もう大丈夫、私達がなんとかするからね。君は十分がんばったんだ。」

と、優しい言葉をかけてくれた。

涙が出た。自分の将来が無茶苦茶にならなかった安堵の涙。

僕は汚い。

児童相談所と僕と彼女の嘘

すぐに児童相談所の職員が彼女の父親の家を訪れた。

彼女の父親は虐待事実を全否定した。そして彼女自身もそれを否定した。

自分を犯す父親でも世界でたった一人の家族、離れ離れで暮らすのは嫌。

だから、私の自作自演だったことにして。あなたも私達に口裏を合わせて。

そうすれば、全部全部元に戻るから。」

彼女にそう頼まれた。

僕は「分かったよ」とだけ答えた。でも嘘だった。

犯されても家族なんて理解できなかった、

何よりも僕は彼女が今後も夜な夜な父親に犯されるという現実から

逃げたかった。

とりつかれたように彼女虐待されている証拠を集めた。

その甲斐あって、虐待事実は認められ、彼女保護施設行きは決定した。

彼女保護施設行きが決まって

電話彼女罵倒された

「アンタに何の権利があって、私達父娘を切り裂くのよ!

アンタなんか赤の他人なのに!永遠にずっと私を哀れんで、

可愛がってさえいればそれで十分だったのに。

もう、友達だってひとりも居なくなる。

私はひとりぼっちだ。みんなみんなアンタのせいだ。」

体中の血が逆流したような感覚、怒りとも悲しみとも恥ずかしさとも、

なんとも形容しがたい感情が僕を支配した。

それまで一度も彼女に向かって声を荒げたことがない僕は、

ヒステリックにのどが痛くなるほどの大声で彼女に向かってわめき散らした。

「僕は、君の現実逃避の道具じゃない。心があるんだ。

君を幸せにしたかったし、今でも君を幸せにしたい。

今のままじゃいつか君の心は壊れる。

これは全部君のためにした事なんだ。」

「全部君のため」なんて欺瞞だ、大嘘。

しょせんは単なる自己満足

僕は一人の男として自分の所有する雌が、

他の男に犯されるのが嫌だっただけだ。

今でも思うこと

虐待された子供は、自分子供にも虐待してしまうんだよ。

だから私は一生子供は産まない、産めない」

そう言っていた彼女は元気だろうか?

幸せになっているだろうか?そうか幸せになっていてください。

今までそうじゃなかった分、幸せになるべきだ。

その権利があるはずだ。

追記

もしここを読んでいる人の中で「もしかしたら、

僕/私は虐待されてるんじゃないか?」とちょっとでも思う人は

ぜひ近くの児童相談所に相談してみてね。

自分から相談する勇気のある人を相談員さんは決して見捨てたりしません!

(相談所が虐待ありと認定した場合で、児童本人からの相談から発覚した時は

緊急を要するケースとして優先的に対処するそうです。

相談員さんから聞いた話です。)

参考リンク

子ども性的虐待について

 http://selfishprotein.net/shelter/

 「子ども性的虐待に関する正確な情報の普及。これ以上無知によってより深刻な被害が起こらないように。

  また、子どもの時虐待を受けた大人と現在虐待状況にある子どものために、

  ネット上のシェルターを提供できれば、と考えています。」

■「本当に全部ボクが悪い」と自責する子供を健気だと妄想するだけに止まり、条件反射母親を叩くから虐待の連鎖は止まらない。 - こんぶダイアリー

 http://d.hatena.ne.jp/makinamikonbu/20080823/1219439610

橋下知事 「小4女児死亡事件…虐待の疑いあれば、過剰なまでに通報して。虐待勘違いだった、となる方がまだまし」 : ニュー投

 http://newtou.info/entry/1145/

  ※相談所の職員さん曰く「実際は通報があっても、相談所の人手不足案件に優先順位をつけざるを得ない。

   優先順位を間違えれて、時には手遅れに…」なんて事も多いそう。

   国の税金の使い方は弱者に冷たすぎるよね?

準児童ポルノ規制の前に「父親教育」を - zettpekiの日記

 http://d.hatena.ne.jp/zettpeki/20080314/1205491814

  ※準児童ポルノ規制ばっかり声高に叫ぶのは、児童虐待政党政治の道具にしてるようで胸糞悪いです。

2009-04-30

http://anond.hatelabo.jp/20090430115018

育ちや慣れの問題もあるかもしれないけど、「大阪」というか、

京阪神京阪奈エリアが、僕にはちょうどいい。

大阪出身京都在住の俺だけど、大阪の中心はそんなにいいところだと思わんな。

上方の粋な文化なんてものは、既に死に絶えて、DQNが暴言を競う世界のように思う。飯もうまくないし。

大阪は、DQNに揉まれて、橋下知事のような強い人間に育つための場所であって、こころ安らかに暮らしていくなら、京都神戸奈良だと思う。

2009-04-06

大阪府立大学入学式橋下知事が来た

本日大阪城ホールで行われた大阪府立大学入学式に、橋下徹大阪府知事が出席した。橋下知事は、「大阪府立大学に対する補助金を削減」「大阪府立大学大阪市立大学」を統合する」といった旨の発言もしており、一部の府立大関係者からは反感も買っている。そのような中での出席だ。公務多忙のため、壇上に来賓席はあるもののそこには一度も座らず、壇上に登場したのは祝辞を述べるときだけだった。以下はその祝辞の概要である。別に録音していたわけではないので細かなところはいい加減である。以下は、大まかな流れとして考えて欲しい。

――――――――――――――――――――

入学おめでとうございます。新入生の皆さんには学問に励んでいただきたいと思います。大学人材養成就職までの猶予期間を過ごすための場ではありません。そんなことを言っていられるのは僕が大学生だった時代までのことです。

僕は、私学助成障害者福祉、医療関連の予算、府公務員給与など、さまざまなものを削減してきました。大学に対しても例外ではありません。現在大阪府立大学に対しては100億円超の補助金支出しています。つまり府民の税金で君たちは通っているのです。だから、君たちはその成果を府や府民に還元しなければなりません。梅田難波で人々に尋ねれば、多くは府立大学の存在を知りません。確かに、府立大学は大きな成果をあげています。最近では、シャープトヨタ提携しました。しかしそれだけではいけません。もっと府民にそれを周知しなければなりません。君たちにはその点を覚えていて欲しい。もっと府立大学の成果を宣伝しなければなりません。井の中の蛙ではいけない、ガラスのコップの中に閉じこもっているだけではいけない、ガラスのコップを割る勢いで、新入生の皆さんには学問を頑張って欲しいと思います。

僕は府立大学を、府民の税金を使うのに値するか、厳しくチェックします。君たちはとてつもないポテンシャルを秘めている。しかしそれを発揮しきれていない。それを君たちには発揮して欲しいのです。そして、府立大学を日本一、いや世界一大学にして欲しいと思います。

2009-03-20

Mr.マリック記憶術を仕事に応用する方法

Mr.マリックが去年「学校へ行こう」というバラエティー番組記憶術を披露していました。いつもの超魔術と銘打ってはいたものの、要は覚え方のコツというかノウハウでした。

おもしろそうだったので実際に自分で試してみたところ、これが非常に効果的だったのです。これは仕事でも使えると試行錯誤を繰り返し、仕事への応用方法を自分なりに確立できたので紹介します。

といっても万能の方法ではありません。それなりの努力も必要ですし、効果も限定的です。しかし、非常に高い「確実性」を誇るのがポイントです。

Mr.マリック記憶術のやり方自体は簡単です。

下準備として、自分の体の部位にあらかじめ番号をふっておきます。

例えば

1:頭頂部

2:おでこ

3:右目

4:左目

5:右耳

6:左耳

7:鼻

8:口

9:アゴ

10:首

といった具合です。

よかったら試しに1~10までの割り振りを覚えて下さい。割り振りっていうか順番ですね。基本的に上から下へ、右から左へという法則なのですぐに覚えられると思います。

頭頂部から首まで順番に手で触りながら覚えるとあっという間です。

覚えるべき事柄と体の部位とを組み合わせたイメージで覚える。この時、出来るだけ痛かったり悲惨だったりするイメージをつくり出すのがポイント

試しに日本国憲法の章立てを覚えてみましょう。

1:(天皇天皇陛下笑顔であなたの頭頂部にかかと落としして頭頂部がめり込んで血がブシュー!

2:(戦争の放棄)戦争の放棄→太平洋戦争日本兵連想日本兵があなたのおでこに銃剣を突き立てて血がドバー!

3:(国民の権利および義務)国民の権利といえばやっぱり選挙権でしょう。選挙に浮かれるあまり、うっかり投票用紙の角が右目にささったイメージで。紙で指をすっと切ったら痛いですよね。ちゃんと自分の右目をイメージしてリアル想像してください。あれで切れたのが指じゃなくてあなたの右の眼球だったらと思うとイテテテテテ!

4:(国会国会議事堂の特徴的なシルエットは誰でもすぐに思い浮かびます。国会議事堂のあのとんがっている部分が左目にぐっさりささって目が潰れてアワワ!左目めがけて凄い勢いで突き刺さってくる国会議事堂!もちろんすさまじい衝撃で頭から後ろに吹っ飛びます。その衝撃を左目に可能な限りリアルに感じて!

5:(内閣内閣といえば総理大臣麻生さんがあのひんまがった口から舌をちろちろ出してあなたの右耳をなめ回します。右耳に至近距離というか密着して聞こえてくるびちょびちょという音と生暖かさとくすぐったさをリアル想像して!

6:(司法司法といえば裁判官裁判官が「静粛に!」とかドラマでやっているあのコンコンやる木槌を力一杯握りしめて、何をやるかと思ったらあなたの左耳めがけてフルスイング!すさまじい衝撃!鼓膜ポーン!血がブシュー!

7:(財政財政といえば一万円札イメージで。福沢諭吉があなたの鼻の穴に指をかけてあの1万円札の表情をまったく変えずに鼻フック攻撃

8:(地方自治地方自治といえば今は橋下大阪府知事でしょう。橋下知事ラグビー経験を生かしてあなたの口めがけて頭からタックル!あなたの歯はボロボロに折れたけど、橋下知事の頭にも折れた歯が刺さって血だらけでえらいことに!

9:(改正改正ってイメージしにくいので、ひっくりかえして「セイカイ」で。ちょっと苦しいけど細かいことは気にしないのがポイント児玉清が「正解!」って言いながらクールに素早い膝蹴りをあごにぶち込んでくる。アゴがこなごなに砕けてあなたがぐにゃんと反り返りながら吹っ飛ぶ様子まで想像しましょう。

10:(最高法規日本最高峰富士山樹海首吊り自殺サイコーホーとサイコーホーキ。いや、オヤジギャグとしてはレベル高い方だと思いますよ。澄み渡った空に浮かびあがる富士山と、その下に広がる薄暗い樹海で今まさに首を吊るあなた!首にロープがぐいぐい食い込んできます。思わず助けを呼ぼうとしますが、声は出ません!く、苦しい!!

この文章を1回読んだだけで10章までの章立てを覚えてしまった人も少なくないと思います。

では、さっそく試してみましょう!

1:頭頂部は何だっけ?ですぐに思い出しません?

2:おでこがどうなったんですっけ?

3:右目がすんごい痛いことになっていましたよね?

4:左目も痛くってほら!何が突き刺さったんですっけ?

5:右耳は気色悪いことになってましたよね?

6:左耳には理不尽な攻撃が加えられていましたよね?

7:鼻の穴にあんなことをするのがあの人ってことは?

8:口がえらいことになってましたよね?

9:あごという人体の急所に強烈な攻撃が!

10:首をどうしたんでしたっけ?

ね!?覚えていたでしょ?

今度は試しに、何も見ないで頭頂部から首まで順番に自分で思い出していってみてください。

どうでした?

もしかしたら1回目は詰まっちゃったかもしれませんが、少なくとも2回目はほとんどの方が全部思い出せたと思います。

漫然と「体の部位と結びつけてイメージして」という記憶法はよく見かけますが、少なくとも私はそれでは覚えられませんでした。ところが、マリックの場合は「悲劇的」という言い方をしていたと思いますが、要は「体の部位の痛み」と結びつけると不思議とくっきりとイメージできて、とにかく忘れにくいのです。

ヒッチコックの怖い映画を見たときの感覚って、その場面のほんの一部をちらっと思い出しただけであのゾクゾクする感覚まで鮮明に蘇って来るじゃないですか。痛い!とか怖い!という感覚はすごく原始的な感覚ゆえなのか、強烈に記憶に刻み込まれるのだと思います。

そして、簡単には忘れないし、どんな状況でも確実に思い出せるのがポイントです。

試しに、先ほど覚えた日本国憲法の章立てを、明日の朝起きてすぐに思い出そうとしてみてください。自分でもびっくりするぐらいすらすらと思い出せますから。

この覚え方のノウハウだけでも十分にびっくりしますが、本当の問題はこれを実際の仕事や生活にどう生かすかです。

リック記憶術はMr.マリックがこれまでテレビ番組で何度も紹介してきたので、覚え方のノウハウ自体を知っている人がけっこう多いと思います。しかし、これまでずっと単なる余興扱いされてきたようです。たしかに、応用できる場面が非常に限定されているのでそれも仕方ないとは思いますが、実際の仕事に使えないわけではないですし、場合によっては非常に強力な武器になります。

Mr.マリック記憶術の特長は、

一定の期間は絶対に思い出せるという「確実性」

に尽きます。「痛み」という根源的な感覚を利用している故か、本当にどんな状況でも思い出せるのです。実際に試してみた人は分かると思いますが、まさに体に刻みつけられる感じです。

もちろん弱点もあります。最大の弱点は、

イメージ作りにけっこう時間と手間がかかる

ということです。

Mr.マリックテレビでこの記憶術を披露する際は「3分以内に被験者全員が15のキーワードの羅列を覚える」という実験をやることが多いようです。その際に、被験者に対してすべてのキーワードについての「痛い」イメージをマリックが提示するのがいつものパターンです。日本国憲法の章立てを覚えた方なら、確かにそれなら15のキーワードを3分で覚えるのは簡単なことだと思うでしょう。

ここにちょっとしたトリックがあるわけです。良くできた「痛い」イメージ自分で一から考えていたら、けっこうな時間がかかってしまうのです。もちろん慣れてくると3分で15個分イメージを考えて覚えるところまで可能ですが、マリック記憶術を体験するのが初めてという被験者には無理でしょう。それを、マリックから被験者に対して良くできた「痛い」イメージを提示してしまうことで初心者でも3分以内で15個というスピードを可能にしているのです。

私はマリック記憶術にスピードを求めるのは見当違いだと思っています。より「痛い」イメージをしっかりとつくるために、ある程度時間がかかるのは仕方がないことです。しかし、よく出来た「痛い」イメージがいかにくっきりと体に刻みつけられるかは、日本国憲法の章立てを覚えた人には分かってもらえると思います。

他にも弱点があります。最大で40程度のキーワード限界です。そして、あまりにも強烈に刻みつけられるがゆえに、キーワードのセットを短い期間で次々と切り替えるのは難しいといった問題があります。私の場合は少なくとも1週間は経たないと前に刻みつけたキーワードを引きずります。

ということで、マリック記憶術のポイントはとにかく高い確実性なのです。

では、どうやって仕事に生かすか?

実は、Mr.マリック自分自身が本当にマジックショーの仕事に使っているノウハウを披露したのだと思うのです。

* お客さんを前にして極度に緊張せざるをえない状況

* 手順をひとつ忘れてしまったり前後してしまうだけで失敗してしまうマジックショー

* 手順を書いたカンニングペーパーを見るわけにはいかない状況

ね!?この状況でマリック記憶術こそが威力を発揮するのは分かりますよね。

人前で何も見ずにしゃべった経験のある人は分かると思いますが、しっかりと覚えたはずの記憶でも、緊張によって「真っ白」になってしまうものです。私も昔お笑いをやっていたので何度も経験があります。

ポイントになるのが、往々にして忘れるのは「内容そのもの」ではなくて、「手順」だということです。「内容そのもの」については自分一生懸命考えるのが普通ですから、ある程度は覚えていて当たり前なのです。ただし、「手順」については、例えばAという結論を言う前にBというエピソードをひとつ挟んだ方が効果的みたいなことについては、後から色々と作戦を練って考えたものだったり、色々な都合で仕方なくそうなったものだったりして、もちろん自分で考えた手順なんだけど、必ずしも自分自然感覚に沿ったものでは無かったりします。だから、忘れるのです。

だから、Bという内容そのものは覚えているんだけど、「Aという内容の次に話すべき内容はBである」という手順の方だけをいわゆるど忘れしてしまって、ワケの分からない状態になって、冷や汗ばかりが吹き出して、口ごもるばかりで…なんてことになってしまうわけです。

例えばこれが「工場見学の案内」みたいな仕事だったら、歩いていく順路に従って説明するしかないわけで、ド忘れのしようがありません。

対して、ステージの上に自分が主役として立っていて、「すべての手順を自分コントロール出来てしまう=しなければならない」という状況においては、自分が事前の準備で練り上げた手順というものが、ある意味で足かせとなって「頭真っ白」という状況を生み出すのです。

この頭真っ白になる可能性は、鍛錬によって確率を下げることは出来ても、ゼロにすることは難しいです。いつも決まった会場や状況だったりしたら、あるいは何とかなりそうな気もしますが、普通は会場や状況は毎回変わるわけで、人間の鍛錬=パターンの刷り込みはそうした変化に弱いものです。

ところが、マリック記憶術なら、あれ?何だっけとなった場合でも、まさに自分の体がカンニングペーパーになったような感覚で「手順」を思い出すことができるのです。「右耳の次は左耳だから…」と落ち着いて思い出せば、そういえばそうだったと思い出すことができるのです。

ということで、マリック記憶術が威力を発揮する場面を整理すると

* 準備にある程度時間をかけられる状況

* 人前で発表するなど極度のプレッシャーを強いられる場面

* 紙資料などを手元に持てない場面

といったところです。

私の仕事は人前でプレゼンする機会がけっこうあって、ここ一番の時にはマリック記憶術を使っています。プレゼンの際にパワーポイントや紙資料が手元にあれば、手順はパワーポイントや紙資料を見ればいいわけですが、本当に勝負をかけているプレゼンの時には、私は手元に何の資料も持たずにプレゼンにのぞむようにしているのです。

非常に大変ですが、こちらの誠意はめちゃめちゃ伝わるので、大きな成果を上げてきました。

また、職場の朝礼や飲み会挨拶などで、ちょっと気の利いた論理展開をしようとする時にも便利です。せいぜい5つくらいの項目で展開するわけですが、普通にやっているとこれがけっこう忘れてしまうんですよね。

結婚式でのスピーチなど、紙を持ってもおかしくはない状況でも、マリック記憶術を駆使して何も持たずにさらりとこなせると、出来る奴と思われること請け合いです。

ということで、実は普通に働いている分にはマリック記憶術が活躍する機会ってめちゃめちゃ少ないです(笑)

正直、そりゃそうです。毎回毎回覚え込んでプレゼンなんてやってられません。

でも、ごくたまにしかない機会だからこそ、いざめぐってくると猛烈にプレッシャーを感じて、何かすがるものが欲しくなるものです。そして、何時間も何時間もかけて覚えたところで、頭が真っ白になる恐怖は結局無くなりません。

でも、マリック記憶術を知っていると、とにかく「痛い」イメージを練り上げて、その「痛み」を何回か繰り返しイメージするという明確な「やるべきこと」が見えるというのが大きいです。自分なりのゴールを設定できるので、私は非常に精神的に楽になりました。結果的に非常にリラックスしてそういう場に臨むことができるようになると思います。

ということで私なりの具体的なやり方です。

1. プレゼンする全体を内容によっていくつかの項目に分ける。

2. 分けたそれぞれの項目にタイトルというかキーワードをつける。

3. そのキーワードと体の部位とを「痛い」イメージで結びつけていく。

4. 何回かリハーサルをして自信をつける。

5. 本番

といった感じです。

リック記憶術の副産物として、プレゼンの内容とそれぞれの項目の意味合いについて自分なりにあらためて考えることができるというのがけっこうデカイです。逆に言うと、本当に勝負をかけるプレゼンだったら、資料を見ながらやる場合でも、2のキーワード付けの段階まではやっておいて損は無いと思います。

細かいテクニックとしては、私は体の下の方から優先的に貼り付けていくようにしています。というのも、人間は何かを必死で思い出そうとすると上を向いてしまうもので、そんなとき、体の下の方の部位と結びつけておけば、上目遣いを中和できるからです。ということで、私はたいてい右足の裏で何かを踏んづけてしまうイメージから始まって、肛門に何かが突き刺さるイメージくらいで終わりになることが多いです(笑)

そして、内容自体は自分で地道に一生懸命覚えるしかないです。というか、自分で覚えられない程度のインパクトのない内容だったら伝える価値が無いと思って、その内容自体を練り直した方がいいと思います。

あくまで「手順」を「確実に」覚えられることにマリック記憶術の意味があるのです。そして、その「手順」を「確実に」覚えられることの価値がいかに大きいかは、人前で何も見ずにプレゼンした経験の多い人ほど分かってもらえると思います。

さあ、あなたもマリック記憶術を始めてみませんか!?

2009-03-15

行政の無策により「処分」される史料

別に橋下だけを非難しようとは思わないが、橋下の名を借りてこういうことやる連中には愛想が尽きる。

橋下知事江戸期以降の産業遺産2万点廃棄決定http://d.hatena.ne.jp/Thsc/20090314/p1

明治以前の史料から戦後復興期に至るまで「ものづくり」を支えてきた歴史史料を、しかも民間から好意の寄贈を受けて、結局全てゴミにした、これは犯罪的行為、いや犯罪行為そのものだ。

素晴らしい史料の数数は以下のサイトで見ることができるが

【再録】幻の産業技術博物館 ~ 大阪万博公園に眠る2万点の産業遺産http://stroller.blog.eonet.jp/stroller/2008/11/2-6b9b.html

これが全部、明日には廃棄処分されることになる……

総工費600億をかけて速攻で4年でゴミにした「私のしごと館」の予算の何十分の一があればコレは救えたのか。その「ものづくり」に関する教育価値歴史価値はどちらがどれくらい上か、公務員が、その想像も出来なければ知識も無い馬鹿ばかりだとは思わないが、結果的には馬鹿ばかりそろっていたのと同じ結果になってしまった。

関係者の猛省を強く望む。もっと勉強せい!馬鹿ども。

2009-03-04

大阪府立大っていらなくね?って橋下知事が言ってた件

http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20090303

国立大学を半分潰せよ」って言い出すと、「その前に底辺私大潰せ」って意見が必ずでるけど、

http://anond.hatelabo.jp/20090304230525

上から潰そうが下から潰そうが結局のところ学校数が減る=入学の枠が減るってことで学生レベルの底上げにはなるはず。

教員だって例えば東大廃校にしたところで、優秀な人材は他の大学椅子を見つけるし、椅子を奪われて出世の道が絶たれた人は他の大学に移るし、そいつが他の大学で誰かの椅子を奪ってまたひとりところてん式押し出され・・・

ってわけで結局職にあぶれるのは無能な研究者だと思うな。

もちろんすぐメリっとところてんにはいかないけど、長い目でみればそんなだと思う。

まあ、学問って重要だと思うよ。

個人がエウリピデスについて勉強するのも悪いことじゃない。

シェークスピアについて勉強したっていい。

就職してなんに役立つんだなんて野暮なことは言いたくない。

でも、国の予算でそれやられてもね。

貧乏人が大学に行けなくなるじゃないかっていうけどさ、そもそも大学が貧困から脱出する手段になりえるかっていったら、医学部とかだけじゃないかな?

そうすると、お金のためなんかじゃなくて純粋に学ぶ喜びをって話になるけどさ、うん、だからそれは税金投入してまで道楽に付き合うのはどうかと。

2009-02-23

http://anond.hatelabo.jp/20090223033533

橋下知事人格がどうだなんてことは別にどうでもいいYO!

個別の事例についての評価が知りたいんだYO!

結局橋下さんは凄いのか酷いのかわからない

橋下知事の今までの政策について超論理的に批判してる記事や超論理的に評価してる記事を読みたいです。教えてください。

2009-02-11

大阪府に痛みを押しつけ大阪府庁を黒字にした橋下知事

橋下知事が、大阪府財政を黒字にしたってニュースになってるんだが、府民はどうして評価してるんだろうね~。

俺も県庁公務員だから常々疑問に思ってることがあって、府や県って何なのさ?ってことだな。

仮に「大阪府」が大赤字で苦しんでて、大阪府民が皆、裕福に暮らしてるとすれば、どうだろう。

この場合、「大阪府の危機」ってのは、「大阪府庁の危機」に過ぎないんだよな~。

このとおり、「大阪府」と「大阪府庁」は違うのに、「大阪府庁」が黒字になったことで府民が喜んでるのはなぜだろう。

公務員給料も減らしたけれど、「大阪府民」に行き渡るお金も大きくばっさりと切られているはずなのに。

いわば、橋下知事は「大阪府」に痛みを押しつけ、「大阪府庁」を黒字にしただけ。

ここでさっきの府や県って何なのさ?って疑問に戻るけど、大多数の府(県)民にとって、府(県)庁は何をしてくれるところなのか。

すぐに答えが出てくる人がいたら、すげぇと思う。

俺の実感では、税金を取るだけで、あんまり何もしてないんじゃないかと思ってる。

それは公務員仕事していないんじゃなくて、一部の人しか府(県)庁の恩恵に蒙っていないってこと。

公共事業をやってる会社助成金をもらうNPOや文化団体、生活保護を受ける人々にとっては、府(県)庁のお金は大変重要

それ以外の一般の会社や人々にとっては、府(県)庁は縁がない存在

もしあなたが府(県)庁に行ったことがなければ、あなたは間違いなく府(県)からそれほど恩恵を受けてないと断言できる。

だから、府(県)知事選挙って、その地域リーダーじゃなくて、府(県)庁からお金をもらう人々が自分たちのリーダを決めるものになる。

こうやってみると、橋下知事を評価する府民が多いことには納得がいく。

多くの府民にとって、府庁が何をしようと関係ない。むしろ、府庁スリム化で税金が安くなるなら大歓迎。

痛みを押しつけられたのは、一般の大阪府民じゃなくて、一部の大阪府民にすぎない。

逆にいえば、今までどれだけ一部の府民のために税金が使われてきたかってことだな。

公務員叩きもいいけど、一般国民のツラをして皆から集めた税金を食い物にしてきた人々に、もっと目が向けられるべきだと思う。

http://d.hatena.ne.jp/buyobuyo/20090210/p1

橋下府政の「結果」を支持するとも「手法」を支持するなかれ。

http://anond.hatelabo.jp/20090211111554

そこはちょっと違和感あるなー。

良い結果が出たとしても、それは手段の正当性を証明したことにはならんでしょう。手段が正当でなかったことを(多少なりとも)免罪はするかもしれないけどさあ。で、そうやって良い結果が出たことを理由にして「あの手段を評価する」ということはやっぱり「度し難い」と評されても仕方の無いところではないかしら・・・。超たとえ話地獄に陥る可能性を恐れずに言うならさあ、雨乞いして雨が降ったからって、雨乞いってスゲーな!まじ最高雨乞い!ってならんでしょ。(や、これも明らかに間違った言い方なんだけど。少なくとも予算削ったことと財政黒字だしたこととの間には因果関係があろうし。どっちかというと例えるなら家族の誰かを生贄、とかそういう方向で考えた方がいいかな)

そりゃまあ、結果よければ全てよしと思いたいとこではあるけど、飽くまで認められるのは「結果的にオッケーだった」ということであって、その「手段が正しいかどうか」ってこととは全然違うし、ごっちゃにしたらいかんポイントではないかなあ。良かったのは結果だけよ、という。(ありむー的には、その結果にしたって長期で見たら信用ならねえよ、という話を併せてしているけど)

もしそういう「手段」の正しさを認めちまうなら、橋下知事とは比較にもならんような悪党が、何かあったときにそういう「手段」を悪用してしまうことに繋がりかねない。だから、結果から手段を正当化しちゃいけねえよ、ってことを言ってるんじゃないかなあ。

ここ、結構大事なとこじゃないかしら。

http://anond.hatelabo.jp/20090211111014

うーん、教育・福祉予算を減らすことによって財政黒字が達成できたにしても、その「教育・福祉予算の縮減」は必ずしもああいうポピュリズムに則ったやり方、世間を煽るやり方でなければ実現が不可能だったものかね。(や、まあ俺は大阪府民じゃないから、現場の人から、長年そういうぬるま湯に浸かりきった体質を甘っちょろいやり方でどうにかするなんて不可能ですからボケ!ガタガタ言ってるけど橋下のがよほどエライわアホ!と言われたりすると反論不能ではあるんだけど)また、「縮減するための予算」は本当に教育・福祉予算からでなければならなかったのか、ということも大事じゃないかなあ。どうも見てるとその辺おざなりになってそうだから・・・。

あと、破綻したら全てを失うのだから、手段を問わずに受け入れろ、つー手法は、いくらでも悪用が利くから安易に認めちゃまずいって。こーゆー言葉はあんま適当じゃない気がするし、またぞろ論争を巻き起こしそうだけど、トリアージを実施するときだって、黒タグ付く人に「全員診てたら全員助かんないから君諦めて」って面と向かって言い放ったりはしないでしょ。削られざるを得ない立場の人に対する慙愧の念みたいなもんはあるわけで。

そこを正当化しちゃって、削らざるを得ない立場の相手を「お前が甘い」「おかしい」と説教するのは何か政治お仕事ではないと思う。行政道徳やったらいかんて。まして、福祉・教育予算を受ける相手って基本的に強者じゃなくて弱者なわけでしょう。中学生泣かせちゃったのとか、ああいうのを通じて支持を集める政治手法って相当ヤバくみえるわけです。おれが過敏なのかな。

橋下知事が、こうした手法を駆使して予算を削ろうとしたのでなかったなら、同じように教育・福祉予算が削られたとしても、橋下知事批判は相当に穏当なものとなったのではないかしら・・・(無論、それでも左翼的な視点からは批判しうる余地は残るけどさ)。

橋下知事の評価

まともな予算を削らないと破綻するんだから、まともな予算を削ってまでもまず黒字化を優先すべきだ。

「なんでもかんでも削れば黒字化するに決まってる」というのは当たっているが、

「削るだけなら誰でもできる」というのは間違い。

これまでの知事は削ることができなかった。

橋下でないとここまで壊せなかったということは素直に評価に値する。

ただ彼にはまともなものを創りあげる能力がない。

単なる壊し屋に“再建”まで任せるのは危険

適当なところでお引取り願うのがベストだ。

http://anond.hatelabo.jp/20090211013227

手段は結果で評価するしかないとおもうが。

ちがうだろうか。

結果には過程で傷ついた人も含まれるだろうけど、総合して手段を結果で評することの何が問題?

無論、手段は結果によって評価されることとなるだろうけど、そこに至るまでの過程に適正さを求めることは変なことじゃないのでは?

法治国家に求められる適正なプロセス制度を十分に尊重した上での福祉の縮減と、「民意」を盾に、適正なプロセス制度(とされてきたもの)を軽視した上での福祉の縮減では、両者を「結果」だけ見て同様に評価することは出来ないと思うなあ。で、引用されたブコメの主旨は、後者のやり方が、そうやって得られた結果以上の大きな何かを毀損する可能性がある、という危惧なんじゃないかね。橋下知事が福祉・教育予算の効果に対する無理解と痛罵を繰り返し、かつ法治国家にあるまじき独自の視点から行政について語ったことは事実なわけでしょう。それが政治家として望ましいやり方か、ということが問われるのは納得行かないことかな、そんなに。

今までの橋下氏のやり方って、使いようによったら「民意」を盾に適正なプロセス制度(とされてきたもの)をすっ飛ばし、少数派の意見封殺する手法に使われうるわけで(ってゆうか既にそういうやり方に使われてるんじゃないか―というのが橋下知事批判者の意見だと思う)、そういう手法に対する疑問を一切持たないのであれば、それは法治国家民主主義国家人間としてはマズいんじゃないかなあ(俺も生半可な理解しかしてないから、自身を持って断言はできないけどさ・・・)。

民意」が常にまともであるとは限らないわけで、それがうっかり暴走して自分やどこかの誰かを不幸にするかもしれない・・・そう考えたら、手放しで橋下知事の手法を肯定は出来ないよ、俺は。どこまで行っても、それは「結果として」上手く行っただけだよ、ってことは言わなきゃならんと思う。もし「民意」がそれを望んだときに、自分の「福祉」「権利」が大きく損なわれようと構わない、というほどには俺は割り切れないから。自分マイノリティになったとき、切り捨てられてもオッケーって、胸を張って言う自信はないよ。それに、その「結果」にしても、長期的に見て肯定的に捉えられるかどうかは未だわからないわけだしね。

橋下知事の支持者の中には、その辺を割り切った上で知事を支持しているというよりは、自分達に被害が及ばないから、既得権益層が痛い目を見るだけだから支持している、という雰囲気が感じられることがあって、ちょっと嫌な気持ちになることがあるな・・・全員がそうだとは言わないけど。まあ、苦しんでいる人間を横目に楽をしてきた(ように見える)人間が懲らしめられるのを見るのは、「公正」を求める府民には嬉しく思えるのも分かるけどさ(だから、橋下知事の支持者を一括りにしてストレートに罵る気にはならん)。

でも、時にはマイノリティ側の視点に立って物事を見るようにすると、手続って奴の重要性が分かるよ・・・。

2008-12-20

携帯電話を持たせるか否かだけでなく、持たせても良い携帯電話の議論

携帯電話:県教委が方針、持ち込み原則禁止 運用学校に一任 /香川

http://mainichi.jp/area/kagawa/news/20081218ddlk37040461000c.html


最近色々と話題になっている携帯電話学内持ち込み論。

むしろ、いままで携帯電話の持ち込みを

許可していたところがあったなんてと、驚かれずにはいられなかった。

自分らのときは持ち込んでいる→即没だった。


今月頭くらいに橋下知事がこれを提言したことによって、

結果的にそれが音頭だったように他の所も取り組みだしたみたい。


個人的には、GPS機能と通話のみ(連絡先3つまで)に絞り、

外観は最新機種(キッズケータイに一番抜けている所)であれば、

一定の需要は見込めて、親も学校も安心して持たせられるのではないかと。

2008-12-13

http://anond.hatelabo.jp/20081213142237

ただ、就職したら似たようなことはしょっちゅう起こると思うよ。

って、何でも「民間並み」を言いたがる大阪橋下知事にちょっと似てると思った。

大学の教室という場が「民間並み」になってもおまえらのほうが我慢しろ、みたいな感じで。

2008-12-05

中学校校長先生

大阪府枚方市のある中学校校長は、橋下知事の方針を高く評価する。

 授業中は机の下でメールばかり。顔を上げたと思えば今度は携帯で教室内を写真撮影〓〓。そんな生徒たちに手を焼き、学校への携帯電話の持ち込みを禁じたのは数年前だ。だが、持ち込む生徒は今も後を絶たず、保護者を呼んで注意すると逆に「他校では許可しているのに、うちはダメなのか」と抗議されるという。「これからは保護者にも『府全体で決まっていることだ』と説明できる」と校長は歓迎する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081205-00000010-yom-soci

この発言が本当に校長先生の話だとすれば問題。

自分言葉で説明しよーよー。誰かが言ってるからそうしろ、じゃなくてさー。

2008-11-04

橋下知事ダブルスタンダード

 高校生らが「公立は定員があって落ちる子もいる。見捨てるんですか」と詰め寄ると、知事は「義務教育までは平等に扱う。その先は定員があってずっと競争。それが世の中の仕組みだと自覚しないと」と答えた。 
asahi.com:橋下知事、高校生と熱く議論 財政難訴え「皆で我慢を」 - 政治

橋下知事は、このやり取りの前に「大阪府借金を減らすためには、私学助成削減は仕方ないことだ」ともいってはいるが、私学助成金削除する理由として、自己責任の原則を挙げている。なるほど、「義務教育以上の教育自己責任でどうぞ」というニュアンスだ。

また、橋下知事はこうも言っている。

 文部科学省や府など主催の「全国産教育フェア大阪大会」で、開会式は約500人の高校生が出席。橋下知事は「僕は39歳だが、受けてきた教育は何でもかんでも生徒の自由。日の丸君が代もまったく教えられなかった。結果を出しても評価されず、差がつくこともだめ。そういう教育はおかしい」などと不満をあらわにした。
橋下知事:「国旗・国歌を意識すべきだ」 高校生の大会で - 毎日jp(毎日新聞)

橋下知事によれば、日の丸君が代の意義や歴史公教育で教えるべきで、そのような教育を享受できなかったことが不満らしい。しかし、高等教育において自己責任の原則を挙げた橋下知事は「日の丸君が代」の教育においてどのような自己責任を果たしたのだろうか?図書館にいけば、それこそ日の丸君が代に関する書物には自由にアクセスできる。自衛隊の式典や一般参観に参加すれば、国旗国歌が厳かに扱われている儀式の雰囲気をリアルに感じ取ることができるだろう。

橋下知事は、「日の丸君が代」を重要さを学ぶためにどれだけ努力したのだろう。それこそ大学受験司法試験なみに努力したんだろう。そうですよね。そうだと言ってください。

邪推しよう。橋下知事はこう考えているのではないか?「安定・安心して生きるために必要な高卒資格自己責任でどうぞ。でも無かったとしても大して不利益にならない(註1)『日の丸君が代教育に関しては充実させるべきだ」と。

デジャブを感じませんか?

「出来ん者は出来んままで結構、エリート以外は実直な精神だけ持っててくれればいい」「限りなくできない非才、無才には、せめて実直な精神だけを養っておいてもらえばいいんです」「魚屋の息子が官僚になるようなことがあれば不幸になる」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%B5%A6%E6%9C%B1%E9%96%80

(註1)不利益があったとしても、2chあたりで「国際儀礼プロトコールも知らないDQN」と煽られるくらいです。

2008-10-27

http://anond.hatelabo.jp/20081027031948

んー、「抽象的な人生論・精神論」で相手をまるめこむのを議論と勘違いしている…という批判は鋭いと思うけれども、橋下氏に対する評価をそういう一色で塗りつぶすのもどうかな?自分も別増田橋下知事の批判をしているけど、

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/localpolicy/156795/

橋下知事は治水の必要性を認める一方、「府は財政立て直しのため医療や福祉、教育などの行政サービスに切り込んでおり、国とは施策の優先順位が違う。国の事業は国だけで何とかならないか」と、地元財政負担を求める国直轄事業の矛盾点を指摘した。

この辺りの国への詰め寄り方はまあ割と上手いし、論理的にぶっ飛んではいないかなと考えてる(賛同するか、という次元ではまた話は変わってくるけど)。個別の例における「非論理性」から飛躍して、橋下氏の行動全体・支持者に至るまでを「非論理的」と称してばっさり斬って捨ててしまうのはあまりよろしくない手法じゃないかしら?論理・非論理的という批判は、あくまで個別の政策・判断に対して行う方が話がこじれないと思う。

その辺をきっちり切り分けしないと、結局ファナティックな橋下ファンを増やすだけじゃないかなー。どうかしら、その辺。

P.S 別増田引用繰り返しみたいな感じで申し訳ないんだぜ…。

http://anond.hatelabo.jp/20081027030221

ご指摘ありがとうー。行政分野に強いわけではないから、こういう指摘をもらえると助かるよー。

第二京阪道路は法定受託事務で、削りたくても削りようがないものなんだ、という話なんだね?そういう事実があるのならば、そのことを根拠に「だから私学助成を削らざるを得ない」という主張はもっと説得的になると思う。(※1)

ただ、それを根拠とする場合、

「橋下知事、負担金を「まけてとはいえない」 第2京阪道の整備促進」政治も‐地方自治ニュース:イザ!

関西都市基盤にとって必要なものは必要と声を上げていかなければ」と述べた。府が今年度支払う、約210億円の国直轄事業負担金については「こちらが要望してつくってもらおうとしている道路で、まけてほしいとはいえない。払ってでもつくってほしい」と述べた。

こうした報道をどのように解釈すれば良いのかのかわからなくなるなあ。この報道では、道路の必要性を私学助成の必要性よりも高く評価しているように見えて、ちょっと首を捻ってしまう。(※2)

いやまあ、そういう産業都市基盤を重視し、道路の整備を重視したスタンス政治というのは当然ありうる(左派に多く見られがちな「道路はさして重要ではない」という主張は必ずしも適当とは言い切れないと思う)けど、橋下氏はそういう公約を掲げて当選したわけではないのだから(※3)、優先順位として産業都市基盤の整備>財政再建>私学助成文教予算となっているのは奇妙に思うのだよね。この辺りが(橋下氏が悪意でやっているのでなければ)具体的なイメージを欠いている・科学的根拠に欠ける印象をより強めてる。

上記のようなバックグラウンドを踏まえるならば、

二つの道路が受託事務(政府からするように言われたもの)だったら、削りたくても削りようがない。

ことを私学助成削減の根拠とするのは、自分にとってはかなり混乱した主張に思える。悪意に取るならば、二枚舌。まあ、そもそも現状では知事はこうした判断の理由について言及していないように見えるから、「二枚舌」なんていうのは仮定の上に仮定を重ねた話に過ぎないんだけどさ。しかし、二枚舌以前のところで話が止まったまま、私学助成の削減の話ばかりが進んでいる状況に「諸手を挙げて賛同」している人が数多く見受けられる現状はちょっとよろしくないんじゃない?そういうのって、小泉改革のときに懲りたんじゃないのかなー。

道路の方が教育より重要というのなら、それを正直に説明すればいいと思うし、少なくとも、その部分についての議論を避けるべきではないよね。そうやって具体的な判断の根拠を突き詰めていって、議論を深めることは、橋下派・反橋下派を問わず、歓迎されるべきことと考えるんだけど、どうもセンチメンタリズム・反センチメンタリズムの軸でしか話が進まないのはなんでなんだろうか。

(※1)詳しく調べればその辺りの背景がもう少し分かるかなと思って

第二京阪道路 - Wikipediaや、

緑立つ道はどんな道?

に目を通してみたのだけど、正直さっぱり分からなかった罠。あたまがわるい人生に苦労するね…。しかし、「国からの受託事務だったら、削りたくても削りようがない」なんていうけど、これって財政健全化を実行する上での目の上のタンコブなわけだよね?そうした状況を抜本的に変えるために、国へ現状の改善を訴えるパフォーマンスがあっても不思議ではないと思うのだけど、橋下氏がそうした行動にさほど積極的と思えないのは少々不可解ではある。彼は府民の利益を代弁する弁護士のはずなんだけどな。

まあ、その一方で、「橋下知事「国の仕事は国で何とかならないか」」政治も‐地方自治ニュース:イザ!←こういう要求もしているようだから、交渉を行っていないわけでもないんだろうけどさ。反橋下派が知事の酷さを誇大に認識している、という可能性も十分ありうると思う。

(※2)報道の方の勇み足・ミスリーディングという可能性も当然考えられるけど、それを否定する明確な根拠が確認できないのなら、知事の行動を好意的に見積もる態度もまた、権力者が被統治者に対して常に善意で、かつ賢明政治的判断を行うという「甘ったれた」前提に立っているんじゃないだろうか。

(※3)橋下氏の公約は(抜粋だけど)ここで今も確認が出来る

(財)関西社会経済研究所:テーマ別一覧:大阪府・大阪市ポリシーウォッチ

http://anond.hatelabo.jp/20081026025416

ただ、橋下知事の言動を今のところざっと見た限りだと、その政策を実行に移した際の具体的なイメージや、その判断を行うに至る科学的根拠を示しているように見えないんだよね(※2)。知事がどう判断したか、という結果しか伝わってこなくて、なぜその判断なのか、ということがいまいちはっきり感じられない(世の中がどうの、というような話は説教ではあっても自らの判断の根拠とは言えないんじゃないか)。どうしてその政策を知事は妥当だと思ったの?道路建設に掛かる費用と比べて遥かに低い費用でしかない私学助成から積極的に削減を行う判断の根拠はどこにあるの?ということはもっと問われて然るべきだと思うのだけどなあ。

二つの道路が受託事務(政府からするように言われたもの)だったら、削りたくても削りようがない。

2008-10-26

http://anond.hatelabo.jp/20081026114550

橋下知事の要求は「Aせよ」

マッチョモテの要求は「Aせよ、おいなんでAするんだ?Aするな」

http://anond.hatelabo.jp/20081025221007

増田だが、

ものすごい疑問なんだけど、日本、今すんごいピンチって煽られまくり、実際ピンチだと思うんだけど。

それでも「駄目な人間は駄目なままでいい、政府が救うから駄目でいいよ!」って、何で?

というのも、世の中の大部分の人間は駄目で、でも、駄目でも努力してるから日々の生活が何とかなってるわけで。

この例でそういう意見が出てくるのがよくわからないなー。

どっちかというと私学助成の削減の方が「駄目な人間は駄目なままでいい」的発想だと思うんだけど。というか、教育予算を削減したら、もっと駄目になりそうな気がするよ…。「予算が削られた方が、創意工夫をする生徒が増える」と言いたいのかもしれないけど、ちょっと楽観的すぎるんじゃないの(何か裏づけとなる統計や資料があるのなら話はまた別だけれども)。もちろん中には貧しい中から成功してのける人間も居るのだろうけれども、それを一般論として扱うことは出来ないんじゃない?それとも、もしかして公立高校に入学できないような馬鹿はそのまま沈んでいっても仕方がない、って考えているのかな?(※1)

だとすれば、ちょっとどうかなと思うよ。どんなにアホな人間だろうと、それが社会を構成する一員であることに変わりはないのだからさ。もし私学助成の削減によって、高校を出られない人間が増えるとすれば、そうした不安定な人間が増加したことによるトラブルコストは、最終的に社会が引き受けることになる。このことは橋下知事も「最後は生活保護がある」と主張しているから、当然の前提(のはず)だよ。仮に生活保護を付けないにしても、自殺者・無宿者・犯罪者の増加は社会全体に大きな影響を与えるよね。ここからは個人的な意見だけど、どんな駄目な奴でも、生活保護をただあてがったり、そのまま放置するよりかは、適当に働いてもらって、その給与経済の循環に役立ててもらう方がお得だと思うな。その基礎となるのが教育じゃないかしら。

とはいえ、

「駄目な人間は駄目なままでいい、政府が救うから駄目でいいよ!」

みたいな言論への反感というか、「お前ら無責任なこと言うなよ…」という増田の気持ちは分からなくもないんだけどさ。諸々のデメリットを勘案した上で、私学助成予算を削減することによって得られるメリットの方が大きい、とみなす政治スタンスは有り得る…というのは確か。

ただ、橋下知事の言動を今のところざっと見た限りだと、その政策を実行に移した際の具体的なイメージや、その判断を行うに至る科学的根拠を示しているように見えないんだよね(※2)。知事がどう判断したか、という結果しか伝わってこなくて、なぜその判断なのか、ということがいまいちはっきり感じられない(世の中がどうの、というような話は説教ではあっても自らの判断の根拠とは言えないんじゃないか)。どうしてその政策を知事は妥当だと思ったの?道路建設に掛かる費用と比べて遥かに低い費用でしかない私学助成から積極的に削減を行う判断の根拠はどこにあるの?ということはもっと問われて然るべきだと思うのだけどなあ。

だから、この件で諸手を挙げて橋下氏支持を訴える人は、(橋下氏支持の主張を変える必要はないから)その判断に至る過程と、その根拠にもう少し目を向けるべきではないかね。高校生が泣いたとか泣かないとか甘いとか甘くないとかで政策を判断するのは、旧来の価値観とは逆の意味センチメンタリズムに囚われているように見える。芋畑の件もそうだったのだけれども、反センチメンタリズムに囚われるのは、結局センチメンタリズムに基づく判断と何ら変わりないんじゃないだろうか。

(※1)「努力」を判断基準にしても、どんなに頑張ったって全員が全員公立高校に入学できるわけじゃないし、相対的な学力の差によって振り落とされる人間は必ず出て来る。頭の出来にはそれぞれ違いがあり、教育に対する意欲も家庭環境による影響は大きいわけだから(所謂インセンティブディバイドの問題)。努力を定量化して評価するのは凄く難しいよね。

(※2)まあ、府民ではないので突っ込んだところまでは調べ切れていないから、もしかしたらどこかで主張はしているのかもしれないけど。もしそういう根拠となる点を知っている増田ブックマーカがいらっしゃったらご教示頂ければ幸い。一応、府政だより・大阪府財政再建プログラム案はざっと斜め読みしてきました。

2008-10-25

http://anond.hatelabo.jp/20081025183952

こんな高校生いたら格好良すぎるww

希望の国のエクソダス』思い出した。

大阪市民じゃないので全然ニュース見てなかったんだけど、確かに、橋下知事の発言は10代の少年少女にこれはちょっと…というような受け答えかもしれないね。

橋下がやけに賞賛されてるけど

痛いニュースなんかでは、やれ女子高生が泣いた、男子高生が「いじめられたから私立しかいけなかった」とかよくわからないことを言ってる高校生とバッサリ切り捨てる橋下しか書かれていないが、高校生も一応言うこと言ってるんだよな。まあ、確かに、稚拙ではあるが。

「ちゃんと税金取っているなら、教育医療、福祉に使うべきです。アメリカ軍とかに使ってる金の余裕があるのなら、ちゃんとこっち(教育)に金を回すべきです」と涙ながらに訴えると、橋下知事は「じゃあ、あなたが政治家になってそういう活動をやってください」と切り捨てた。

さらに高校生が「それは、わたしが政治家になってすることじゃないはずです」、「高速道路なんか、正味あんなたくさんいらないと思います」と税金無駄遣いがあると指摘すると、橋下知事は「それは、あなたがそう判断しているだけで、わたしは必要な道路は必要だと思っている」と反論し、一歩も引かなかった。

道路とかまずなんとかすべきでは?」にたいして

「それは、あなたがそう判断しているだけで、わたしは必要な道路は必要だと思っている」

ってこれ、反論じゃないよォオオオ!?

なぜ必要か根拠も示さない。議論になってねぇw

一方が「こう思うのだが」(まあこの高校生も、もう少し具体的に指摘するなどしたほうがよかったんだけど)と言ったら「それはあなたの意見。私はこう思う」って、反論じゃねぇw「意見交換」って銘打ってるのに、意見全然交換する気ねぇw何て意味のない場なんだ!

そこはしっかり、きょうは議論したいと思いますので

って言ってるのにこれっておまw

議論してねーよw

初めから「俺の意見はこうだ。あ?高校生意見はそう?ああそう、でもおれはこう思うから」

って意味わかんねーよw議論じゃねーよwジャイアンリサイタルだよw

大体こいつ、反論なんてほとんどしてない。高校生高校生で何言ってるのかわからんのも多いが。「16歳は壁にぶつかって、ぶつかって」とか「今は自己責任が基本!」とか、反論でもなんでもない。だいたい言ってることがイメージ的すぎ・曖昧すぎ。議論でもなんでもなくて、「オレの考え発表ショー」でしかない。だって高校生が「反論」(稚拙だが、むしろ高校生の方が一応「反論」はできている)したら「それはあんたの考え、オレは思わない」んじゃ議論もへったくそもねーだろがwで、挙句の果てに「だったらお前がこの国変えれば」って、結局「オレはこう思う。だから従えよ。従えないなら出てけよ」ってちょwww独裁国家ktkrwww民主主義びっくりwwww

橋下徹の、『オレが日本を変えてやる』ディナーショー」はもう腹いっぱいだよwwwwww

これに「そのとおりだ!」「正論だ!」っていってるやつはなんなんだよw

小泉の「痛みを伴う改革!」

「え?痛みって具体的になによ」

「痛みは本当に伴わねばならないのか?」

「ていうか漠然としすぎじゃないのか、結局具体的には何やるんだよ?」

等と本来は皆が冷静になり疑問に思わなければならなかったのに

「確かになんか、改革するっていったら痛みは避けて通れない感じするなぁ」

感覚レベルでついていった日本国民の地は結局未だ変わっていないw

「確かに、自己責任だよなぁ」「学生は甘えたこといってないで勉強しろ!」

何も議論なんかねぇ。初めから心地よい一般論をただ主張してるだけ。

ニホンジン、ギロン、デキマセーン。

この高校生たちはこう応対すればよかったのに。

「やっぱり16歳はぶつかって、ぶつかって」

橋下知事、失礼ですが、僕は知事の個人的な人生観を聞いているわけではありません。

具体的な言葉で説明をお願いします』

知事道路にはメスをいれない改革派ということで有名ですが

教育財政を削る以前に、不必要と思われる道路等の財政の見直しが先ではないでしょうか。

知事の発案された「大阪プログラム案」を調べましたが、

道路ダムなどの大型公共事業予算はそのままで、教育医療などの予算は大幅削減する、という内容になっています。

例えば新名神高速道路なんかは、あまり必要性の低い道路であると僕は考えますが、これは1キロ180億円もの金額がかかります。一方、私学への助成金は、28億円です。

勿論、大阪府財政状況が大変厳しいものであることは、僕たちもニュースを通じて知っています。本当にどこをどう削ってもこれ以上どうしようもない、私学の助成金も削らざるを得ない、そうであれば僕たちも勿論大阪府民として了承せざるを得ないとは思います。

しかしながら、あまり必要とも思えない道路放置し、一方で国の基本ともいえる教育の、それも道路一キロ分の6分の1ほどの財政を細々と削るというのでは到底納得できるものではありません。

知事はそのあたりについてどうお考えなのでしょうか』

「それは、あなたがそう判断しているだけで、わたしは必要な道路は必要だと思っている」

『はい。私はそう判断しているだけです。しかし知事のご判断も、それはそれで知事がそう判断しているだけですね。

その知事の判断の理由、妥当性について私は問うているのですが。なぜ、必要だと思っているのか、それを問うているのです。道路が必要にせよ不必要にせよ知事が必要だと考える理由、根拠。必要だとしても教育より優先すべきか、という議論。その辺をしたいといっているのですが』

『失礼ですが、この会は意見交換の場だったのではないのでしょうか。僕は僕なりに僕の考えの根拠を示し、知事に提示しました。知事がそれに反論するのなら、それ相応の根拠と説明をもってしてもらわなければそれは「反論」にはなりえません。

最初から「高校生はそう思うのかもしれないが、知事である自分はこう思う、だからそれでいい」のならば、意見交換以前の問題ではないでしょうか。知事はさきほど「議論をする」と言っていた記憶がありますが、知事の言う「議論」とは最初から知事の考えをゴリ押しする、高校生が何かを言ってきても「それはお前の考えだ、自分は違う」と切り捨てることだったのでしょうか、ご返答お願いします』


日本自己責任が原則」

生徒『それは新自由主義者の考え方ですね。そういった考えが、今日本・米国を初めとして

主流であるのは認めますが、日本憲法にそう示されているわけではありません。

知事個人の思想を、大阪府政治に持ち込まないよう深くお願いいたします』

「いいものを選べば、いい値段がかかる。条件を比較して、あなたが選んだのでは」

生徒『僕はこれだけの助成金が支払われている私学を、その通り比較して選んだわけです。

その前提を知事が変えようとなさっているので、こうして反対しているわけです』

「最後のところを救うのが今の世の中。生活保護制度がちゃんとある」

生徒『知事、その台詞生活保護制度が実際にきちんと実行されているのが前提で言える言葉ではないでしょうか?』

「今の世の中は、自己責任がまず原則ですよ。誰も救ってくれない」

生徒『それは、日本国憲法にそう書いてあるのですか?漠然とした感情論精神論はやめていただきたい。また、知事個人の思想政治に持ち込まぬようお願いします。また、知事の言う自己責任とは何でしょうか、きちんと定義をした上でお願いしたい。僕は自己責任というのは、そもそもその個人が自由に選択をできる場が保証されているのが前提で起きるものだと考えます。例えばですが、一種類の道しか目の前にない、あらかじめ他の道を実質削除されているのに、その道を進んだ結果起こった事が全部お前の自己責任だとするのは、それは本当は他者の責任であったものも、ある一人へ全て背負わせているだけの、ある種の「甘え」ではないでしょうか?勿論これは一つの例であり、僕たちが全てこうでるとは言いません。僕たちの責任もあります。しかし現状を全て自己責任自己責任と切り捨てるのでは本当の問題が見えてこないのではないでしょうか?自己責任だといって、知事権力のもと、ただ切り捨てるのは簡単ですが、それは独裁政治とどう違うのでしょうか。知事はどういうつもりで自己責任という言葉をお使いになっているのでしょう、お聞かせ下さい。それを聞いてからでないと、何かと言えば「どれもこれもあれも自己責任」では、初めから議論にも何もなりません』

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