はてなキーワード: おもしろ映像とは
この記事を読んでの感想で、この人に向けたものではないことを書く。
私は小学生の頃ひょうきんな子どもで、他人を笑わせることに全力を尽くしていた。
市のホールで行われた謎の大会でコントに近い芸をしたこともあって、その様子は家族ビデオに残り、ローカルTVで放送され、大会はDVDになり無料配布された。
それを元に私は大勢にからかわれたし、後悔したし、性格に多大な影響を及ぼされ、その出来事を知っている人に会う恐怖に震え、結果地元には一切帰らなくなり家族とすら音信不通になった。
私は「性的」でないだけで、リンク先の彼女と何が違うのだろうか。
「判断力のない児童が行った過去の出来事が、映像あるいは思い出として今も残り続けて苦しんでいる」という点では同じではないのか。
彼女は「児童の性的搾取」という社会問題として扱われるが、過去の私のような小学生はおそらく社会問題にはならない。
リンク先のブックマークコメントには「かわいそう」「親に愛されなかった」というコメントが並ぶが、私の場合はどうだったんだろう。
「将来後悔するだろうからやめておけ」と止めなかった親は、私を愛していなかったのだろうか。
性的なものであるかの違いはあれど、構造としてはポルノだと思うし、小学生のイメージビデオを見て興奮する変態と、当時の私に好奇の目線をぎらぎらと向けていた大人たちは、ポルノを消費しているという点で同じだと感じる。
これって、要は「そういうことって誰にでもあることだろ何言ってんだ」ってとこに落ち着くわけで、そうでなければ「社会は子どもが将来傷つくであろう行為をすべて回避させなければならない」みたいな方向にいくわけで、どうにかしたいわけではない。
私が解せないというか気に入らないのは、性的な児童ポルノは子どもを守るために禁止され、性的でない児童ポルノはおもしろ映像として歓迎される点だ。
正直「小学生イメージビデオ」を求める人ってかなりマイノリティな一方、「おもしろ小学生」を消費したい人の方が圧倒的に多いわけで、そっちほうが悪どいのでは、とすら思う。