2024-09-21

ぴえん系ライター

学がなければ地頭もない。常識もないし体力もない。そんな私は、人の話を聞いてそれを文章にしてお金をいただいて生きている。職業ライターだ。

特に何か学んで就労したわけではない。未経験から応募できたアルバイトきっかけ。やり始めたからずっと続けてる感じ。大手広告代理店かにいるようなキラキラコピーライター とは比べもんにならん。学生時代の成績表はずっと3とか4。国語社会数学も苦手。専門学校は誰でも入れるような学科でぽやんと過ごしてた。

そんな私だが、何故かライターとしてはそこそこ高評価。それなりにキャリアも積んできた現在、恐らく相場よりは随分と高い値段で取引させていただいており、尚且つここ何年かは私宛の依頼が途切れない。人生やり直したって入れないような大手企業さんとやりとりしたり、リピートをいただいたりしている。なぜだ。

わたしゃほんとに学がない。IoTとか物流とかの言葉意味もよくわからないし、昔々はBtoBがなにを示してるのかすらわからなかった。パーセントの割引は計算機じゃなくてネットパーセント計算機!みたいなのじゃないと確信持って計算できない。

ぶっちゃけ言葉文法よく知らない。体言止めしかわからん状態で始めて、最近形容詞がわかるようになった。

どの仕事もほぼ毎回「ぴえん、明日取材資料何書いてるか全然からないよう」ってなりながら臨む。相手から話聞いてもなんもよーわからん

まりにわからないので、わかるまで話を聞いたり、わかるように調べたり、わからなかった言葉自分がわかるような言葉に置き換えて仕事してたら次第に書いたものが「わかりやすい」「伝わりやすい」と評価してもらえるようになった。

まあそりゃそうか?私みたいなんがわかるように書いてるんだからわかりやすいだろうよ。

しかし、やればやるほど仕事難易度も上がっていく。年齢も重ねるし。やってもやっても、いつまで経ってもぴえんが止まらない。

株主向けの資料なんてまるでわからん。車の部品会社なんてもっとわからん。何ミクロンの何を作ってるって???純利益って何よ。買収したら何が起きるのよ。インフラシステム構築…(宇宙猫)そーゆーのにぶち当たるたびに、試しに株買って株主になってみたり、工場見学に行ってみたり…

こんな私の書いたものを、たくさんの優秀な方が褒めてくれる。ほんまに??ほんまにこれでええんか?

まあ納品されて世の中に公開されてるのだからええんやろう。

クライアントのみなさんの言ってることは相変わらずよくわからない。でも、根気よく向き合って、なんとか人並みのふりして生きている。

さあ来週はグローバルでご活躍されてる大手企業の方への取材だ。ぴえん。事前にいただいたPDFは5%くらいしか理解できない。まじで何これ。ぴえん。ディスイズアピエン。

 

でもやるしかいから。

さー、ええもん書くぞー!わっしょいわっしょい!

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