2024-02-05

推し活してたら推しから「ウチで働かない?」って言われた

好きなバンドができた。

ローカルバンドで、ローカルラジオテレビに出たりもしていてそこそこの人気があるが、知らない人は全く知らないだろう。そんなくらいの認知度だ。

DTPオペレーターをしていた時、残業時間が80時間を超えてぶっ倒れてうつ病になった。去年の春は休職していた。

そんな時に彼らの歌は聞いていて楽しかった。

うつ病で外に出るのも厳しかったが彼らのライブがあるたびに友人に介護を頼んで外に出られた。

わたしはそのうち少しずつ元気を取り戻し、推し活をし出した。うちわギミックをつけたり勝手に彼らを模したデザインTシャツを作ったりした。

それが目に止まったらしく認知された。

去年の秋ごろ、会社意向DTPオペレーターをやめることになった。Twitterになんの気無しに「退職することになった〜」と呟いた。

推しはそれを見ていたらしく声をかけてくれた「うちの会社入らない?」と。

わたしは速攻承諾した。推しと働くってなんて夢小説だよ!?!?と興奮した。

推し社長に取り計らってくれて面接にこぎつけた。

うつ病であること、メインはオペレーターなのでデザインはまだまだであることなども告げたが採用された。それで去年の12月中旬あたりから働き出した。

で、普通に働けたらよかったんですが。

まず直属の上司がめちゃくちゃ塩対応で忙しそうで相談もできる雰囲気はない。わたしにはとてつもなく冷たく、他の人には普通対応をするので何もしてないが初手からなぜか嫌われていたためどうすることもできなかった。

概要も知らされず突然会議に出されたりデザインやってと言われるのに客と話をさせてくれなかったりしてどう考えても仕事ができる状態ではなかった。

デザイナーというほどではないがデザインするのはコミュニケーションがかなり必要なのにそれを阻まれるのがきつく、上司ともコミュニケーションが取れず困っていたら「もう他の人にやってもらいます」と取り上げられてしまった。

こんなことがあってさ、などと友人や元職場の人に話すと「パワハラじゃん」とみんなが口を揃えて言われた。パワハラなのか。

まあわたし勉強不足も否めないのでそれは間違いなくあるし、と思い他の仕事を黙々とやることになった。

が、突然社長からこの貢献度だとうちの会社には置いて置けないと言われてしまった。

おいおい、仕事奪ったのはあっちやぞ!?と抗議したがもう2週間後には辞めてくれみたいな感じで取り付く島もなかった。

新しく入ってきた人がその人と上司が談笑してるのを見て「わたしがここにいなければ完璧だったな」としみじみ思い、退職する意思を固めた。

一応推しにごめんと謝り、話をしていたら、ぽろぽろと涙が止まらなくなった。「俺が泣かしてるみたいじゃん!」とオロオロする推しは可愛かった。大好きだなあと思った。

ももう本当はずっと辛かったのを我慢して働いていたことどうにもならないことわたしなんていなくていいのを実感しながらあと2週間も働くのはむずかしかった。

社長ライン退職したい旨を伝えると爆速OKが来た。相当辞めて欲しかったんだろうな。常識のない辞め方をしてしまったが許して欲しい。死の二歩手前くらいまで精神が追い詰められていたから。死ぬよりは常識なくしても辞めたほうがマシだ。

会社からパソコン携帯支給されないから私用のを使うのも嫌だった。

Adobe契約もしてくれないか個人契約したのも腑に落ちていない。

LINEワークスやサイボウズなどを使用したらいいのにと思う場面が山ほどあった。

短い期間に嫌な思い出がありすぎる。

とりあえず全てのグルチャから抜けて社長上司ブロックした。(推しLINE交換してなくて本当に良かった)

Twitter推し専用アカウントも消した。

直近であった推しライブも見に行けなかった。

チケットを取ったライブもあるが多分キャンセルするだろう。

推しのことは変わらず好きでもよぎるんだよ会社の嫌なことが。

いつか消えてなくなってくれればと思うけどきっともう会うこともないだろうなあ。と思う。

ファンでいられなくてごめんなさい。

ああこんなことなら断っておけばよかった。

大好きなままでずっと応援たかった。

わたしの心が弱いせいでごめんなさい。

1人のファンが消えても気にしないでほしい。

たくさんファンがいて、きっと増えるはずだからわたしのことは全部忘れてください。

さようなら

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