2023-05-20

AI絵師をしている

絵心ゼロ学生時代美術はずっと低成績、そんな自分まさかこんな時代が来るとは……

かれこれインターネットに携わって20年以上になる。

いまはWeb制作会社で働いていて主に制作ディレクターをしている。

クライアント意図を読み取ってデザイナーやら外注エンジニアに指示したり、素材撮影をしたりライティングをしたり。

まぁそんな感じでこのまま老化していくんだろうなぁとか思っていた矢先のAIブームだ。

ゲーム用にちょっといいビデオカードを買っていたのもあって、

Stable Diffusionをいじり始めたときまさかこんなことになるとは思わなかった。

AI絵師というやつである

要は英語テキストで指示を打ち込んだらその通りの絵が出力されるというアレ。

「両手をあげて」「真横から」「煽り気味で」「デニムを履いて」

スカートをなびかせて」「わき見せて」「尻を突き出して」

自分の好きな指示をすることで破綻もあるけど枚数稼げばほぼほぼ思ったものが描けるようになった。

自分性癖を満たせるようになると、誰かに見てもらいたくなるのは人間の性であるわけだけど

俺はお作法なんかフル無視で渋にアップし始めた。

するとどうだ、いいねブックマークフォローがどんどん増える。

まさに承認欲求が満たされて脳汁がドバドバ出る状態になった。

そりゃそうだ、今までプロモ写真撮影などでクリエイティブディレクターをしてきたこともあって、

受けるポーズや表情のバリエーションや見せ方の引き出しはものすごい、

たまたま英語もそこそこできるのでプロンプトのための単語もドバドバでてくる。

すごい多い数ではないけれども、「誰かが自分の考えた絵を見てくれる」という実感がすごい。

当たり前だけど自分の絵で抜いてる。なんかわかんないんだけど、

これが人の絵で抜くのとは訳が違う快感を得られることもわかって何回も抜けてしまう。

性癖ドンピシャなのもあるけど、自分自分のために作ったと思うと段違いに精神が高揚してしまうのである

のものもドバドバ出てくる。

今の仕事でも満たされていないわけじゃなかったけど、自分の絵が承認されるというのはこんなにも満たされるものなのか……

絵を描けるやつってのはこんな感覚を味わっていたものかとものすごく感動した。

ブログいいね数とは違うベクトルの満たされ方を間違いなく感じている。

余談だけどChatGPTも使い始めて、最近ではやりたかったWebサービスを作ったり、

IoT機器を作ったりとAIフル活用でめちゃくちゃ楽しく過ごしている。

何せ「自分が思ったことを人にやってもらう」仕事をしてきたわけで、

その言語出力能力はかなり高いつもりである

お願いするのが生身の人間からAIになっただけでやってることはほぼ変わりないのだが、

人間じゃないか性癖丸出しの絵を描いてもらったり、

エンジニアからの「また仕様変更かよ!!!」の叱責を恐れずに何度も仕様変更してもらったりとやりたい放題だ。

世の中、やりたいことはあったけど技術や才能が不足してできなかった人も多いと思う。

性癖特殊で開放できなかった人もいると思う、

そんな人は是非ともNVIDIAお布施してビデオカードを買うべきである

たかだか数万円でこんな楽しい世界が開けるとは……

ChatGPTも今すぐ課金すべきである

ITずっとやっててよかったと心から感謝する毎日である

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