2022-01-08

やはり横断歩道歩行者優先とか大々的にキャンペーンするべきではなかった。

もともとは英国人Twitterから発生した今回の運動

それは素朴で善良で、そしてありふれた思いだった。

英国では横断歩道に人が立っていれば、車は止まる。

しかし、日本では止まらず通行する場合が多くてびっくりしている。

そのツイートは取り上げられ、折しもオリンピック開幕前の政府関係者気持ちを刺激した。

海外から来たオリンピックに合わせて来日する外国人日本の悪印象を残してはインバウンドに悪影響を与える。

これは防がねばならない。

そんな金勘定をもとにした打算がひとりの善意を種にして間違った道を歩み始める。

 

私は言いたい。

それぞれの国にはそれぞれのやり方がある。

日本という国が車社会になって半世紀以上過ぎた。

その間に慣習となった行いは日本という国にジャストフィットしているものなのだ

 

映像で見る外国交通事情

無数のバイク自動車ルール無用運転をしているように見える。

 

無茶苦茶だな。彼らは馬鹿なのか?

そんな風に感じる。よく事故を起こさないな。

そう、事故を起こさない、のだ。

この部分がいちばん重要なところだ。

一見、無法と感じる交通の仕方でも、それで事故が起きないのならば

それは最適解なのだ

 

しかし忘れがちなのは、その最適解はそれぞれの国や地域によって違うものなのだ

日本人が外国交通を見れば無茶苦茶だな、と思う。

欧米人横断歩道で人が待っているのに車が止まらないのはおかしいと感じる。

それは間違っていない。

正しいと言っていいかもしれない。

しかし、大事なのは最適解ではない、ということだ。

 

最近、おそれていた事態が起こりつつある。

私が車を運転していてよく通る道がある。

そこは30メートルほど先に行けば横断歩道があるのだが

人の流れからはずれているのでほとんど使われおらず

実際の横断は2車線道路を横切る形で行われている場所だ。

そこでお正月ことなのだが、私の車の前方の2台先を走っている軽トラック

突然飛び出してきた自転車に対して慌てて急ブレーキをかけ、急停車した。

あぶない。

危機一髪だった。

「コラ!!どこみて走ってるんだ!!ちゃんと止まれ馬鹿野郎!!」

そう叫んだのは、車の運転手ではなくて自転車運転手の方だった。

流石に軽トラの運ちゃんも頭にきたのか何事か言い返した。

それに対しての返答が

歩行者が横断しようとしてたらちゃんと止まらアカンの知らんのか!!ホケカス!!」

 

やはり恐れていたように人々の意識が変容し始めている。

わたしたちの知能というのは人それぞれである

これはほぼ生まれつきのもので多少の訓練により改善はされるものの、

その訓練はほぼ仕事職場環境によって培われるものである

そういった経験がないまま成長する人も多い。

その人達と、私達では同じ情報を受け取っても理解の仕方が違うのだ。

これは非常に重要事柄なので覚えておいて欲しい。

私達が情報を発信する時、それが生死に関わる事柄であるなら

もっとも知能が低い人達がそれを受け取ったときにどのような反応を起こすのか

よくよく考えねばならないのだ。

 

わたし心配でならない。

今まで上手く機能していたもの

それを否定されたことで

新しい秩序が構築されるまでに

失われるであろう命のことを。

しかし、私の懸念善意否定されるだろう。

それがわかっていても訴えずにはいられない。

命を大事に。

自分のみを守れるのは自分だけなのだ

それだけは忘れないで欲しい。

  • 横断歩道で停車せずに歩行者をはねたら殺人罪が適用されるべきだ

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